目 次
高雄市について
今までに作成してきたた台湾観光の記事は主に台北とその周辺についての紹介でしたが、今回は南に飛んで高雄を紹介します。
台湾は九州ほどの島国で、北に位置するのが台北、南に位置するのが高雄です。台北は亜熱帯、高雄は熱帯に属します。僅かな位置差に思えますが、気温はかなり違います。高雄では冬でも天気の良い日中であれば、普通に半袖のTシャツで過ごせる日があります。
また、台北には1945年に中国から来た外省人と呼ばれる国民党の人たちが多く住み、高雄は本省人と呼ばれる昔ながらの台湾人が多く住んでいます。この分布違いはそのまま政治や感情の差にもなっています。
実は台湾という国は九州くらいの大きさにもかかわらず16の原住民と本省人・外省人・客家人(それ以外も)と多種な人たちが暮らしており、感情も抱えている問題も非常に複雑ですがここでは触れません。
高雄は日本統治以前は「打狗」(ターカウ)と呼ばれていました。中国語で「狗」は「犬」の意味ですが「打狗」は、勿論「犬を打つ」ということではありません。原住民の一つ平埔族の言葉で「竹林」を意味する「ターカウ」を漢民族が「打狗」と当て字したのです。
日本統治時代に入ると「打狗」は発音が似ている「高雄」に変えられます。恐らく日本政府は字面が悪いと考えたのでしょう。そして現在、日本統治時代の「高雄」は残っていますが発音は中国語発音に変わっており「ガオシオン」と呼ばれています。
じゃあ「打狗」という単語は完全に消滅したのか?というとそうではなく残っています。心の隅に置いて高雄を歩いてみてください。どこかで発見するかもしれません。
さて、高雄は日本統治以前より貿易港として発展し、統治後日本は南方への拠点の意味合いもあって、さらに開発に力を入れました。現在でも高雄港は台湾最大であるだけでなくアジアでも有数の港であります。
台湾を支える巨大港を抱える現在の高雄市は台湾第2の大都市で、面積は台北市の10.8倍もありますが人口はほぼ同等(約278万人 2014/12現在)です。
交通について
日本から高雄への飛行機は東京・大阪その他直行便が出ており、LCCの登場で料金が画期的に安くなりました。便利で安く、まさに隔世の感があります。
また、なによりありがたいのは高雄国際空港から高雄市中心部の美麗島駅までMRT 一本で行けることで、所要時間もわずか15〜6分ほどです。これは大きい。
さらに台北・高雄間には台湾高速鉄道(日本でいう新幹線、通称高鉄)が走っており、高雄から台北までわずか1時間半で結んでいるので、1回の訪台で高雄観光+台北観光も十分可能です。
この高鉄は日本の新幹線技術が海外で使われた初めての例で、車両がプラットホームに滑り込んでくる姿を初めて見たら「あっ日本の新幹線だ」と、ちょっとした感激を覚えるかもしれません。
ただ一つだけとっても残念な事があります。高雄市では、他の台湾紹介記事で何度もオススメしている悠遊カードがMRTで使えなくて、その都度現金を支払うか、別の一卡通という買取式のカードを買うしかないのです。
悠遊カードはチャージ式で運賃割引が適用され、しかも台湾全国のセブンイレブンで使用可能という本当に便利なカードなのです。2016年より高雄でも使用可能になるとのことですがどうでしょう? ちょっと迷走ぎみのような気もします。
悠遊卡が使えるように!!
いつもブツブツ文句を言っていた私ですが、ついに2016年7月1日より悠遊カードが高雄MRTで使えるようになりました!!
旗津フェリーは元から使えるし、こうなったらLRTで利用可能になるのも時間の問題でしょう。
やったね、嬉しい!!
それでもそれでも、いつ行くの? 今でしょ!!
MRTとライトレール(LRT)
高雄市内の移動手段はMRTかバスかタクシーが一般的です。バスは旅行者にとっては敷居が高いので、できればMRTかタクシーで済ませたいところ。幸い台湾の交通費は日本に比べると非常に安くお財布には優しいですね。だから、どんどんタクシーの利用をとは言いませんが、必要な時にはためらわず使いましょう。
さて、新たにライトレール(LRT)という路面電車の建設が進んでおり、2016年中には第一次路線が運行されそうです。全線が開通すると高雄市をぐるっと回る輪のような路線になる予定です。
LRTが全線開通すると、ちょうどMRTといい感じですし、更に悠遊カードが利用可能になると高雄市も台北市に負けないくらい便利になるでしょう。
LRTの最大の特徴はパンタグラフがないんです。ということは送電線というか架線もありません。各停車駅にごく短い架線があって、停車のたびにパンタグラフを出して急速充電をしているのだそうです。 全線でこのシステムを採用するのは世界ではじめてです。かなりスッキリしていてカッコいいですね。
2015年後半から籬仔內站(C1)・凱旋瑞田站(C2)・凱旋瑞田站(C3)・凱旋中華站(C4)の間で試験運転をしていています。台湾初の路面電車で電車やそこに係る人たちもあるでしょうが、何せ車の運転があれですからドライバーも十分に慣れないと危なくて実用運転できないでしょう。
LRT第1期区間が正式に開通
乗り方や周辺の観光スポットをご紹介しています。特に、愛河東南側の駅周辺の解説は必見!!
さて、市の略歴と交通網の簡単な説明の次は、いよいよ観光スポットのお話をします。
旗津風景区
旗津は元々半島だったのですが、港の拡張工事に伴い根元を削り取られ、今では島になってしまいました。この旗津のおかげで高雄港は極めて特徴的な形状となっています。
ここに行くには海底トンネルを通って車で行く方法もありますが、観光の場合はフェリーを使うのが情緒があっていいでしょう(悠遊カードOK!!)。
MRTオレンジラインの西側の終点西子灣駅で降りて、10分足らず歩くと鼓山輪渡站というフェリーターミナルがあるので、ここで乗船して約10分ほどで旗津輪渡站に到着します。
たった10分ほどですが、通勤電車と同じ意味合いを持つフェリーで、地元の人たちと潮風に吹かれながら高雄港を渡るのもいいものです。フェリー上からは、高雄のランドマーク高雄85ビル(347m)も綺麗に見えます。
旗津で回れるところはそんなに広くはなく、名物の人力車に乗るか、貸自転車にのって回ってみるのも悪くありません。また、海岸線が長くて夏は海を見ながらパシャパシャ歩くのもいいかもしれません。勿論泳げます。
そして何と言っても旗津の楽しみは海鮮料理です。フェリーを降りると海鮮料理屋さんがたくさん軒を連ねており、どこで食べようか迷います。店先にいっぱい並んでる新鮮魚介を選べば(値段見ながら!)、その魚介にあった料理法(お任せ)で作ってもらいます。ピチピチプリプリの魚介を楽しみましょう。
旗津の海鮮屋でエビの皮をむいて口に放り込み、そして台湾ビールを飲んでいると「あ〜高雄まで来たんだな〜」って感じます。
打狗英国領事館文化園区
上で紹介したMRTの西子灣駅からバスの99番で行けますが、タクシーの方がいいでしょう。5分くらいです。運転手さんに「打狗英国領事館文化園区」と紙に書いて見せれば大丈夫。
清朝時代に英国が建てたこの建物は丘の上下に2つあり、上が官邸で下が領事館です。当時の文化や歴史がよくわかり、見ていると結構興味が湧いてきます。お土産屋さんも特色的な商品があってよいです。
日本統治時代は海洋観測所になりましたが、終戦後やがて破損が進んだものを高雄市が修復し更に2003年から本格的に改修し復元しました。本当に綺麗に修復されていてよくここまで出来たなと感心します。
台湾海峡に面した小高い丘に洒落た洋館があって、その庭から向こうを見れば広がる海と海岸線。何とロマンティックな・・ということで地元の人の定番デートスポットになっています。
台湾でわざわざイギリスの元領事館に行く意味ないと思ってず〜っと無視していました。2015年になってやっと行ったのですが結果的にはよかったです。
特にオススメなのが元官邸にあるカフェで紅茶をいただくことです。雰囲気がとてもよくてオシャレです。そして裏庭に回ると高雄湾と高雄市がびっくりするくらいよく見えます。あまりの見栄えに感動しました。この景色を見るだけでもここに来る意味があります。
忠烈祠前の展望台
打狗英国官邸裏庭から見る高雄が一番綺麗だと思っていたのですが、こちらのほうがいいかもしれません。打狗英国官邸裏庭がある丘の裏側に位置し、寿山動物園を超えて登っていきます。新しいデートスポットとしてに脚光を浴びているらしいです。
高雄港のクルージング
高雄港を巡る遊覧船乗り場は一つではありませんが、打狗英国領事館文化園区のすぐそばから出発する船の紹介です。
打狗英国領事館を出てすぐ道向かいに高雄港を遊覧する船の乗り場があります(「旗津風景区」に貼った地図を参照してください)。ここはコースに種類があったかどうかはよく覚えていないのですが、1.船上から高雄港を見て回るだけ 2.どこかで降りて、観光・ショッピング・食事をする を選べるはずです。
貿易港らしく巨大な貨物船・コンテナ船が行き交う中を巡ります。港で作業をしている様子や海から見る高雄市もなかなかいいのもです。また、高雄港は軍港でもあるのでいくつもの軍関係の船を見ることができます。
鄧麗君紀念文物館
鄧麗君とはテレサ・テンの中国語名で、ここはテレサの記念館です。彼女のお兄さんが高雄にある台湾鉄道の使用していない倉庫を改造して、衣服や装飾品などの他調度品やベンツなどの遺品の展示。テレサが使っていた部屋の再現し、また、たくさんの写真パネルが飾られています。
テレサ・テンは日本では特定の方向性でプロモーションしていたためにある種固定観念ができている気がしますが、実際はどんな分野の歌も歌えるオールマイティーで本当に稀有な歌手でした。
台湾や中国そして世界中の華僑に熱狂的に支持され、その影響力を中国共産党も本当に警戒し一時は禁止していたほどです。それでも中国人は歌を聴き続け、テレサの歌のテープは嫁入り道具の一つとさえ言われた時代もありました。
彼女は若くして亡くなりましたが、台湾での葬儀は国葬でした。国旗がかけられたその棺は国軍兵によって担がれ墓地へと向かいました。また同時に4つの褒章が授与されています。いくら人気があったとはいえ、一歌手がここまでされるものでしょうか?・・というわけでその人気の凄さは日本人の想像をはるかに超えたものです。
テレサ・テンの記念館の存在意義と多くの台湾人・中国人が訪れる理由がわかっていただけたでしょうか。そんなわけで、今でも人気の衰えない鄧麗君の紀念文物館には大型観光バスが4台5台と並びます。
ファンの方は是非行ってみてください。ファンならではの感慨を受けるはずです。ただ、最近は台湾のどこに行っても言えることですが、もし中国からの団体客がどっと入ってきたら、流石に煩わしいかもしれません。
また、ちょっと不便な場所なので行く場合はタクシーを使うことになると思いますが、帰りの問題もありますのでホテルで相談してください。
(→http://www.teresa-teng.org)
テレサテン記念館は閉館中(2015年11月末現在)
久しぶりに行ったら閉館状態だったのでびっくりしました。調べると、2015/10/8〜2016/1/10の間は台北市政府内の台北探索館内にて「鄧麗君文物紀念展」をやっているらしいです。
そこで展示をするために閉館ということらしいですが、じゃあそれ以後再オープンするのかというと閉館の状況が一時的な感じではなく、ちょっと不明です。
記事に見る柯文哲台北市長の発言が、盛り記事でないとしたら、鄧麗君紀念文物館そのものが台北に移されるようにも感じます。いづれにしても現時点では不明です。
台北の「鄧麗君文物紀念展」は台北市政府の正面玄関を入って、すぐ右側の2階に台北探索館があり、そこでやっています。展示スペースはそんなに広くなく、高雄にあった遺品のごく僅かなものだけが展示されています。
館内は撮影禁止なので写真でお伝えすることができません。
今回の目玉はテレサテンの歌っている動画がホログラムで立体になっている点らしいです。行くと1階正面右側で整理券みたいな紙をくれます。私は時間の関係で見ることができませんでした。
お出かけの際はMRT淡水線の台北101/世貿駅で降りて徒歩5〜6分くらいです。
テレサテン記念館続報(2016年1月14日現在)
本日改めて台北市政府に確認をしたところ
- 現在市政府内で行っている催しは1月22日まで延長するとのことです。
- 新しい記念館については台北市長が積極的であり、現在各部署で調整中とのことです。従って再び高雄に帰ることはなく、時間はかかるかもしれないがいづれは台北市にできるようです。
蓮池潭周辺の見所
高雄といえば「ここ!」というくらい超定番スポットです。確かに写真写りが良くて、よくはわからないけれど大きい虎やら龍やらがいて、なんとなく派手な中華文化満開という感じでしょうね。台湾というより中国の観光地に来たような気になります。
蓮池潭はパワースポットで沢山の塔や廟が立ち並んでいます。ここまで来られたなら、ちゃっちゃっと龍と虎の写真だけをとって帰るのではなくて、そんな勿体無いことをしないで、是非じっくりと回ってみてください。
鳳山縣舊城 城壁跡
龍虎塔の西、直線にすれば200mもないところに鳳山懸舊城の北門と城壁跡があります。この左営地区は17世紀頃は城郭都市だったそうで、その名残で城壁や城門を今でも見ることができます。写真の門サイドには石段があって城壁の上に登ることもできます。高雄の長城!
もう少し南に行くと東門と南門があって所々城壁も残っており、全体を想像するに、ある程度の規模があったように思います。塔や廟があまりに派手なのでちょっと地味感は拭えませんが、歴史に思いをはせることができる貴重な場所だと思います。
龍虎塔
1976年に造られた蓮池潭で一番有名なスポットです。池の上には、手前に大きな龍と虎がいて、奥に2つの塔があります。なんともカラフルで見栄えがしますね。
直角に左右と曲がった橋を渡ると、龍と虎の口から出入りができますが、必ず龍から入って虎から出なくてはなりません。間違うと龍か虎の中にいるオバちゃんに注意されるかもしれません。龍は「善・良」で虎はそれに対峙するもの「悪」らしいです。
龍と虎の体の中に、儒教思想の強い親孝行本「二十四孝子」やどちらかというと中国文化の色彩が強い仏教世界が描かれたトンネルになっています。
龍から出て塔を登りますが、塔は写真の通り細長い7階建てで階段が螺旋状で結構厳しいです。上まで上がって外を見ると、池周辺の景色がよく見えてとても綺麗です。(一番上までは登れないはずです)
しかし、隣にもう一つの塔も合わせて両方登るとなると足に相当くるでしょう。これ7月とか8月に登ると汗でぐちゃぐちゃになるのでオススメはできません。
春秋閣
蓮池潭の北側すぐそばにある春秋閣は春閣と秋閣という2つの塔があります。武聖と関羽を祀っているそうで1953年に建てられました。
ここのユニークな点は、龍虎塔と同じく龍がいてその口から入るのですが、龍の上に騎龍観音と呼ばれる観音様が立っているのです。雲間から龍に乗った観音様が現れたという言い伝えがあるそうです。
龍の中はやはり仏教関係のお話が非常にカラフルに描かれてたトンネルです。龍から春閣に出て秋閣へとすすみます。蓮池潭と同じで時計回りです。こちらの塔は龍虎塔より低い4階建てで、外観はかなり違います。もちろん登れますが、やはり階段は急で注意が必要です。
春秋閣の間には小さな池があり物凄い沢山の亀がいます。この狭い場所にあまりにごちゃごちゃいる姿を見るのは個人的にはちょっと苦手です。
さて、春秋閣の間をまっすぐに池の中心へ伸びる橋の先には五里亭という東屋があります。春秋閣の位置から見るとものすごく見栄えばいいんですよね。思わずシャッターを切りたくなります。
北極玄帝
春秋閣のさらに北側に位置するのは、北極星の神様で北の方角を守る玄天上帝です。池の中心へ伸びる橋の先に高さ21mの神像が鎮座しています。そばで見ると非常にデカイです。かなり遠くからでも視界に入るので迷うことはないでしょう。
玄天上帝は台湾各地に祀られていますが、その像は必ず亀と蛇を踏んでいます。この亀と蛇は、彼が神様になる時に地上に忘れてきた自分の胃と腸で、地上で悪行を働くから踏んでやっつけてるんだそうです。
ちょっとややこしいのは、この話はもともと風水の四神の一人北の守り神「玄武」の亀と蛇から来ていて、本線からはずれてますが台湾で発生した独自の物語なんですね。
というわけでここには生きている亀と造られた白い大蛇がいます。また橋の両側には玄天上帝に仕えた三十六神将が守っています。
孔子廟
ご存知、学問の神様(儒教の神様?)孔子の廟です。台湾でも屈指の規模を誇る非常に立派な廟です。廟以外にここを訪れる理由は、非常に良い写真が撮れることです。湖に浮かぶ北極玄帝なんかがとても美しいです。
(観光局紹介サイト)
是非下にあるフォトコレクションをご覧ください。
台北市にも素晴らしい孔子廟があります
三牛牛肉麺
蓮池譚の最後を締めくくるのは観光地ではなく牛肉麺のお店です。たまたま乗ったタクシーの運転手さんがしきりに「高雄一美味い牛肉麺の店を教えてやる」と言ってきました。
高雄まで来て別に食べたくもなかったのですが、あまりに熱心なので「じゃあ一緒に行きましょう」となって連れて行ってもらいました。お店の回し者か?とも思いましたが結果的にはそうではなく、親切心と自慢が混じった発言だったと思います。
写真をみてください、想像以上のボリュームです。お腹に響くのは牛肉の量が多いからです。間違いなくめちゃ美味しいですが我々のように副菜を頼むと残してしまいます。最後の締めにお立ち寄りください。味は最高です。
住所:勝利路85号 電話:+886 7 588 7264
蓮池潭おすすめコース
紹介してきた場所以外にも近隣には多くの廟があります。これらをまとめて順序良くまわりましょう。そこで、コースの紹介をしておきます。
左営駅から孔子廟まで2Kmくらいで、孔子廟から最後の龍虎塔まではやはり2Kmくらいです。左営駅から龍虎塔まで全部歩きでも、大目に見ても5〜6Kmくらいなので歩けないことはありません。
でも、左営駅→孔子廟間、龍虎塔→左営駅間はタクシーが無難だと思います。全所要時間は、見て回るスピードにもよると思いますが、半日の予定がいいと思います。
注意すべき点は気温です。高雄は熱帯地方なので、こういうハイキングは時期を選ぶ必要があります。ベストは11月〜3月です。特に6月〜9月はおすすめできません。
ちょっと変わった、ある意味台湾らしくないとも言えるカラフルなパワースポットを楽しんでください。回る順番は下記の通りです。
左営駅→孔子廟→天府宮→北極玄帝→元帝廟啓明堂→春秋閣→五里亭→慈済宮→鳳山懸舊城城壁跡→龍虎塔→三牛牛肉麺
六合夜市と瑞豊夜市
高雄の夜市といえば六合夜市と瑞豊夜市です。大雑把に言うと、六合夜市は観光夜市で瑞豊夜市は地元の人が行く夜市です。
もちろんどっちにいったってかまわないのですが、瑞豊夜市は通路が狭くて地元の人が多いので、ちょっと敷居が高い気がします。観光案内本に載っているのも六合夜市です。
ちょっと落ち着いてまわりたいなら六合夜市、いやいや地元の濃い雰囲気を感じたい、言葉通じなくても平気と仰る方は瑞豊夜市に行ってもいいと思います。
六合夜市はMRT美麗島駅に隣接して超便利、瑞豊夜市もMRT巨蛋駅から歩いて5分と便利です。
六合夜市の非常に良いところは「行人専用徒歩區」つまり歩行者天国なのです。台湾では非常に珍しく、観光客にとってはとってもありがたいです。一般的に、台湾ではどんなに人が大勢いてもバイクが入ってくるので危ないし臭いです。その点六合夜市は安心安全です。
高雄市の夜市の特徴は食べ物に関しては2つあって、1つは海産物がとても豊富です。大きなエビの串焼きとかリーズナブルに食べられるし、エビやイカなんかがゴロゴロ入っているお粥なんかも最高ですね。アワビのお粥にもアワビがゴロゴロ。
もう一つの特徴はバナナやマンゴなどの本場なのでそれらも含めフルーツが豊富です。2015年7月に屋台のおばあちゃんから買ったでっか〜いマンゴ1つが35元でした。こんだけ円安でも35元×4=約140円とありえない安さです。ホテルで食べたら、ほっぺたが3回くらい落ちる激ウマでした。
おさらい
今まで紹介してきた場所を地図上に記しましたので参考にしてください。
愛しの高雄フォトコレクション
高雄で撮った写真のコレクションです。このコレクション以外にもたくさんありますが、記事に関係しないものは省きました。また新しい記事ができたらその時に公開します。是非見ていってください。
もっとディープな高雄を追い求めて
もっともっと高雄観光を求めるあなたに以下の記事も併読をお勧めします。
最後に
今回はこれで終了です。毎度申し上げてますように台湾観光は台北が中心なのですね。でも南の方にも足を運んでください。きっと満足されます。
記事ではあまり触れていませんが、高雄のベイエリアはすごい再開発ラッシュです。それにともなって新交通機関LRTも整備されています。
どんどん新しくなる高雄。古いものを大切にしながら発展していく高雄。今後どんなふうに変化していくのか楽しみですね。益々目が離せません。
一方、そういったこととは関係なく、高雄や台南は台北よりもずっと人情味があり親日度が高いです。この目に見えない我々にとって嬉しい部分は、今後も変わることなく高雄の人の心に残っていくでしょう。
尚、高雄空港から市内へのアクセスについては以下の記事をご覧ください。
高雄空港・MRT・台鉄新高雄駅の繋がりを詳しく解説
今、高雄にいます。
参考にします。
ありがとう
bibikusuさん、高雄にいらっしゃるんですね。
あまり刺激はないけれど、古き良き時代がいっぱいあります。
心に残る旅になることを祈念いたします。
ゆうさん
充実した情報をありがとうございます。
4〜5日ほど台湾に個人旅行する予定なのですが、これに出会わなかったら台北周辺しか回らなかったと思います。ぜひ参考にさせていただきます。
河村様、嬉しいコメントをありがとうございます。
大好きな台湾へ旅行される皆様のお役に立ちたいといつも思っています。
つたない文章で申し訳ないのですが、本当に一生懸命書いています。
もし、今回高雄に行かれるのであれば、是非
高雄観光 懐かしい場所を中心に一挙15スポットを紹介!
https://retrygogo.com/takao2/
も読んでください。
帰国後のご報告も楽しみにお待ちしています。
気をつけて行ってらっしゃい。
今日、高雄から帰ってきました。
台北には3回行ったことがあるのですが、熊本との定期便が就航したので、今回初めて高雄に行きました。ゆう様の2つの記事が参考になりとても楽しい旅行になりました。ありがとうございましたm(__)m
三牛牛肉麺も食べ、旗津の海鮮料理屋さんにも行ってきましたよ~。どちらも美味しかったです(#^.^#)
あるてしあ様、おかえりなさい。
高雄よかったでしょう〜!
なんか、台北と違って時間の流れがゆったりしてるんですよね。
熊本との定期便!! いや〜熊本は素晴らしいなぁ〜。
三牛牛肉麺も行かれたんですねぇ、あんな地元色の濃い店に。
でも美味しいんですよね、あの店。
また高雄に行ってくださいね。仏光山とか池上文庫とか、ちょっと渋いところも是非!!
ご報告、ありがとうございました。
先々週高尾で5日滞在しました。ほぼ有名な場所は回りました。
が1日のみ台風14号(台湾名獏蘭帝)に見舞われました。瞬間風速85メーター、MRTの駅からホテルまで命からがら戻りました。翌日台南日帰り観光は最高に楽しめました。
齊藤さま、帰国報告ありがとうございます。
先日の台風は大きかったですね。
心配で高雄の友人にもメールで確認したんですが、本当に酷かったみたいです。
でも、齊藤さまは大きな災いもなくいい台湾旅行をなさったみたいでよかったですね。
また気が向いたら再訪してください。
もしまだでしたらこちらも参考になさってくださいね。
<高雄観光 懐かしい場所を中心に一挙15スポットを紹介!>
https://retrygogo.com/takao2/
初めましてこんにちは
僕もゆうと申します笑
今丁度高雄に居ます〜!
情報ありがとうございます
高雄エンジョイしてきます!!!
ゆう様、コメントありがとうございます。
同名なんですね。ゆうという名の人に悪い人はいません^^
高雄、いいですね。私、高雄大好きです。
特に湾岸部の開発が活発で、大規模な工事が続いています。
一方、古い日本がいっぱい残っていて、人も優しいです。
ゆう様、どうか存分に楽しんできてくださいね。
今月末、初高雄です。台北には何度も行っていますが、こちらのサイトを拝見し高雄が楽しみになりました!
ちあき様、コメントありがとうございます。
高雄いいですねえ。
潮風香る港町。
空港にMRTの駅があり、しかも街中まで近く、アクセス抜群!
高雄は日本と感情的な結びつきも強く
日台の歴史に興味をお持ちであれば、尚感慨深く観光ができると思います。
ちあき様の今回の旅行が意義深く楽しいものになることを祈念いたします。
役立つ情報を写真付きでご掲載頂き、ありがとうございます。
高雄と台北との気候の違い、夏は暑くて歓迎できないこと、
空港から市街地への行き方、観光地、
台湾に来て元英国領事館を見てもしょうがないと思ったが行って良かったという感想、
台北と比べて台南高雄の人は人情味があって親日的、
最後に紹介した観光地のおさらい等いろいろな情報が、
これから観光する人に読みやすく分かりやすく公開してあり、参考になりました。
繰り返し読むと、行く前から高雄へ観光した気分になります。
台湾にも実質的な日本人学校があるようですが、
高雄の日本人向け商店やサービス施設などを
機会があればご紹介いただけると、今後も頻繁に行けそうです。
将軍様、コメントありがとうございます。
日本人学校は台北と台中と高雄にありますね。
もし、高雄の日本人学校に興味をお持ちであれば
http://www.kjs.kh.edu.tw/
を覗いてみてください。
台北は高級住宅地区の天母にあって、ここの前は何回か通ったことがあります。
それから、高雄の日本人向けの商店やサービス施設については全く知りません。
申し訳ございません。
高雄旅行の事前知識としては本記事ともう一つの
「高雄観光 懐かしい場所を中心に一挙15スポットを紹介!」
だけでも相当な情報量になると思いますが、いかがでしょうか。
では、今後とも楽しい台湾旅行をされることを祈念いたします。
もうすぐ高雄に着きます。半日で帰る予定で、この情報を見てました。
孔子廟と牛肉麺、台北まで今日中に帰られれば、夜市に顔出せれば、と、思います。
観光ガイドブックよりコンパクトにまとまっていて、体験者の感想もあり、すごくわかりやすいです。
ありがとうございます。
みや様、コメントありがとうございます。
そう仰っていただければ記事を作成した甲斐があります。
本当に心から嬉しいです。
さて、一日で台北から高雄へ行って台北に戻られるんですね。
すごいエネルギー!!
台北の夜市ですが、もしまだ行かれてないなら饒河街観光夜市がおすすめです。
人は多いですが一本道の往復なのでややこしくなくていいです。
往復で約1kmくらいなので規模もそこそこあり、夜市定番は揃って入るので満足されるでしょう。
その他いろんな角度で台湾を紹介しているので、別の記事も合わせてご利用くださいね。
お体に気をつけて楽しい旅をなさってください。
ありがとうございます。アドバイス通りに左営駅からタクシーで孔子廟に着きました。ひざ痛いので無理しなくて良かったです。助かった~🌠
では、ゆるりと、回ります。
最悪、22時の新幹線に乗ればいいから夜市に行けそうです。
高雄、いいお天気です。
夜市アドバイスありがとうございます。
孔子廟、立派でしょう! ここから見る蓮池潭がまた物凄く綺麗ですよね。
日本語のできるボランティアがいればいいですね。
牛肉麺~瑞豊夜市まで行きました。
ゆうさんが観光ガイドさんみたいで心強かったです。
昔の神社の境内の夜店がでかくなったみたいですね。
暑かったでしょうに、すごい行動力!
いい感じで台湾楽しまれてますね。
残された日もその調子で行きましょう。
ゆう様
初めまして。
来月、仕事ですが初めて台湾の高雄に行きます。
食に関して、個人的な問題ですが、アジア料理全般がダメという…
現地のビジネスパートナーが日本人ですので、頼りきりになる事が予想されます(笑)
食べれない分、観光は楽しみたいと思います。
仕事もちゃんとしますよ。
また何かありましたらよろしくお願いします!
なみてんさま、コメントありがとうございます。
初めての高雄なんですね。
それでしたら、この記事ともう一つの姉妹記事を読んでくだされば、相当お役に立てるはずです。
また、台湾は歴史的に見ても多くの国の料理があります。
さらに、高雄は日本統治時代の香りがたくさん残る町でもあります。
どうぞ、楽しんできて下さい。合間にちょこっと仕事も^^
ありがとうございます!
参考にさせて頂きます(´∀`)
9月1日から大学生の娘、息子と台湾旅行する予定です。くわしい情報、大変ありがたく読ませていただきました。9月1日だとまだまだ現地は暑いんでしょうね。フリー旅行で高雄に一泊、台北に二泊の予定なんですが食事代、交通費など一人いくらぐらいみておけばいいでしょうか?
かおり様、コメントありがとうございます。
お子さんと一緒に行かれるとのこと。さぞかし出発まで待ち遠しい日々でしょうね。
9月は相当暑いです。覚悟しておいてください。
とともに台風がよく来る月でもありますので、交通機関への影響で予定に狂いが生じる可能性もあります。
次に現地で必要な交通費や食費の合計ですが、これは人によって大きく変わるのでなんとも言えません。
新幹線の料金はこちらで確認できます。
http://www.thsrc.com.tw/jp/TimeTable/SearchResult
その他、多くの記事を出していまして、必要な情報はかなりカバーしていると思います。
トップページからインデックスで確認してみてください。
まだまだ先の話なので、時間のあるときにじっくりと読んで備えてください。
事前勉強にかけた時間はあなたを裏切りません。
では、良い感動的な旅になりますようにお祈り申し上げます。
3月に高雄に行きます。昨年、台北に行ったときに、太極拳ウェアを武具店で買いました。周りの人に評判がよかったので、高雄でも是非買いたいと思っていますが、ネットで調べても売っている店が分かりません。ご存知でしたら、お教えいただければ幸いです。
今村様、コメントありがとうございます。
お尋ねの件ですが、私にはわかりません。ごめんなさい。
答えにならないのですが、どうしても知りたい情報であれば・・・
私なら、高雄市の市役所に行って、日本語ができる人に聞きます。
若しくは、ホテルのフロントで調べてもらいます。
お役に立てなくて申し訳ございません。
良いご旅行になりますように御祈念申し上げます。
この夏、初めて高雄2泊しました。旗津、歴史博物館、六合夜市、駁二藝術特區、愛河船、を一人で。もう高雄はいいかな、なんて思いましたが、ゆうさんの記事を読んで、再訪したくなりました。全ての記事の熱がすごくて感動です。台湾への愛を感じます!
まっきーさま、コメント、ありがとうございます。
真夏に高雄とは・・・暑かったでしょう。おつかれさま。
私の記事はある意味恋人自慢みたいなので、ウザく感じる人はいるでしょうね^^
それは覚悟して、正直な気持ちで作成しているのですが・・・
それでも、まっきーさまのように「台湾への愛を感じます!」なんて言われると
とっても嬉しいです。
また行ってくださいね。
食文化も奥が深いのでどんどんチャレンジしてください。