高雄観光 懐かしい場所を中心に一挙15スポットを紹介!

古き良き高雄

 

 

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高雄市の紹介再び

旧高雄駅

旧高雄駅

ちょうど半年ほど前に高雄市の観光案内として、代表的なスポットの記事をアップしたところ、非常に多くの方に読んでいただけました。ありがとうございます。

高雄市の歴史や基本的な事項については前記事に紹介しておりますので、よろしければそちらも併せてお読みください。(【台湾旅行】絶対に満足する 高雄観光 オススメスポット10)

さて、この記事は続編となります。今回特に意識したのは「日本統治時代の高雄」です。ちょっと長文になってしまいましたが、楽しく旅行できるように多角的に捕まえて説明しています。

文章とともに、それぞれの場所の写真も数多く撮っていますので、下手くそですが雰囲気は掴んでもらえると思います。

では早速参りましょう。

 

 

 

旧高雄市街

塩埕地区

塩埕地区

地図を見てみるとよくわかるのですが、高雄市は愛河で東と西に別れています。西が旧市街、東が新興地域です。

旧市街地区は日本統治時代に高雄港が発展するにつれて開けた場所で、昔ながらの小さなたくさんの商店、大活躍した鉄道と貨物倉庫が公園や新スポットとして蘇っています。

成長の中心位置が変わってしばらくは時間が止まっていたこの地区が、近年自治体や地元の頑張りで再び脚光を浴びつつあります。

何か歩いていると昔の香りがしてルンルン気分になって大好きです、こういう場所が。高雄で一番好きかも。

では、塩埕地区と呼ばれているこの地域を紹介いたします。

 

 

 

打狗鉄道故事館(高雄鉄道博物館)

この博物館は日本統治時代に台湾南の玄関口として作られた打狗停車場であります。

打狗停車場は打狗駅、高雄駅、高雄港駅と改称を繰り返しましたが、2008年に時代の変遷からその役目を終え廃止されました。

当局は広大な跡地に新たな商業施設を作って観光の目玉にしたいようですが、市民の保存運動もあって、現在は博物館と公園になっています。実際広い公園内を歩いてみると、市民の憩いの場所だなあと感じます。

日本統治時代の鉄道関係品が数多く残されており一見の価値があります。また博物館の前に広がる線路広場には、電化以前に活躍した蒸気機関車も野外展示されています。

打狗鉄道故事館6

打狗鉄道故事館 蒸気機関車

実は、元の高雄港駅は大戦中に連合国軍の空爆で焼失しており、現在の博物館の建物は戦後に建てられたものです

博物館の仕事場や駅長室に入ると、或いはそこにある展示物を見ていると、当時の華やかだった様子が浮かんでくるようです。

 

高雄駅と高雄港駅

ちょっとややこしい話ですが、今ある高雄駅が元来の高雄駅ではなく、この高雄港駅こそが元来の高雄駅そのものなのです。

1940年に旅客用の高雄駅が現在の位置にできたために高雄港駅と改称して貨物駅となったのです

敗戦後日本と入れ替わりにやってきて統治を始めた中国国民党は、学校で台湾の近代史を教えなかったために高雄の人もこういった変遷を知らないケースが多いです。

 

 

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駁二藝術特区

港の倉庫群を再利用しています。当然といえば当然ですが、高雄鉄道博物館から続いています。

若いアーティストが集まってきて自由でユニークな空間を創造しています。アートギャラリーやインディーズバンドのライブハウスがあり、敷地内の路上にはオブジェが、倉庫の壁面には巨大な絵が描かれています。

また、意匠を凝らしたショップが沢山あって、その一つ一つの店内を覗いて廻るのも、また楽しいものです。

HPを見ればわかりますが、3つのエリア、即ち蓬莱区・大勇区・大義区に分かれており、相当に広いです。

駁二芸術特区10

駁二芸術特区10

海沿いにというか岸壁沿いに東に歩いて行くと高雄85ビルが眼前に近づいてきます。そして軍の船が停泊していれば真側で見ることができ、迫力を肌で感じ取れます。

 

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西臨港線自転車道

他の記事でも推奨してますが、晴れていればレンタサイクルが最高です。MRT駅前などで容易にお店を見つけられるので、是非一度利用してみてください。

この西臨港線自転車道ですが、昔の線路上をサイクルロードにしているみたいです。この塩埕地区を出発して、駁二藝術特区を通り、ずっと東の夢時代まで行けます。走行中の景観がめちゃくちゃ素晴らしくて、この体験しなかったら何のために高雄に来たの?っていうくらいです。

ただ現在はLRTと合わせ湾岸沿いは大規模な工事をしているので、しばらくは駁二藝術特区より東側はいけないようです

ちょっと間は残念ですけど、でも専用道なんて気にせずに好きなところを走ればいいんですよ。

高雄は台湾第二の都市であり、どんどん変化しています。特に湾岸の新興地域側は積極的に工事をしており、どのように変化発展するのか楽しみです。

 

 

 

昔懐かし喫茶店・一二三亭

高雄では最初に古民家を改装して営業を始めた喫茶店です

MRTオレンジラインの終着駅西子湾駅から徒歩5〜6分くらいの古い町並みの中にあります。建物の2階が喫茶店で、初めて行くとちょっと入りにくい印象ですが、全然問題ないです。

是非写真をご覧ください。なかなかいい感じでしょう! アンティーク感を作り出しているというより昔そのままな雰囲気がいいです。

オーナーはどんな方なのでしょう。日本の本が沢山飾られているのですが、これら全て読まれたのでしょうか。

天井は梁むき出しでよく見ると大黒柱?に上棟式によく見る、日の丸と幣束のようなもの(呼び方を知りません)が貼り付けられています。

ますますオーナーがどんな方なのか気になります。

一二三亭10

一二三亭

ここで一番気に入ったのが「音」です。ジャズですが、再生装置もさることながら、おそらく部屋の構造の影響だと思いますが、音の回り方がめちゃくちゃにいいです。

長時間でも疲れない音の空間です。これだけの立体感ある音にはなかなか巡り会えません。落ち着いたアンティークな空間と素敵な音って喫茶店の条件としては最高ですよね。

コーヒーはサイフォンで注文してからたててくれます。私は食べてないのですが、なかなか他所では味わえない料理が食べられると高雄の人がおっしゃってました。

住所:高雄市鼓山區鼓元街4號2樓
電話:07-531-0330
営業時間:10:00-22:00
休日:毎月曜日
フェイスブック:https://www.facebook.com/cafehifumi

 

 

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昔懐かし喫茶店・小堤珈琲

塩埕地区の裏路地にある昭和テイストな喫茶店です。ずっと以前は日本人夫婦が経営していましたが、その後を今の経営者が引き継いているそうです。

一二三亭とは違い完全に裏路地にあるので最初は探しづらいかもしれません。

姉妹のお姉さんが経営しているそうですが、私が行った時は妹さんが切り盛りしてられました。妹さんは妹さんで日本書籍店を経営されているそうです。

妹さんは日本語をしゃべられます。

お店に入るとタオル地のおしぼりを出してくれて「日本式」と言って微笑んでおられました。メニューはなく純粋な珈琲店です。注文を受けてからサイフォンでたててくれました。

高雄で昭和へタイムスリップってどうですか? そして昔から今日までの話に耳を傾けるのもいいんじゃないでしょうか。

小堤珈琲2

小堤珈琲

一応休日は決めているのですが、実際にはもう何年も休んでないそうです。地元民の憩いの場なのですね。

その場の空気に浸らなければ感じることのできない、独特の時間の止まったようなフィーリングがあり、文章が拙くてお伝えできないのが残念です。まさか台湾高雄でこんなお店に出会えるとは。

住所:高雄市塩埕區塩埕街40巷10號
電話:07-551-4703
営業時間:8:30~20:30
休日:第2第4日曜日

 

 

 

ちょっと塩埕地区から離れましょう。

紅毛港文化公園区

ここは高雄港に突き出した細長い土地の最先端です。40数年前までは高雄市で最も古い村のひとつである紅毛港村がありました

詳しい事情はわからないのですが、高雄市当局との長い交渉の末に、この場所を保存することを条件として、紅毛港村は2007年に別の場所に移されました。

その跡地には高雄港洲際コンテナセンターができるとともに、この中の一番先端に紅毛港文化公園が出来て漁村当時の文化を残しているのです。

公園内の施設は

  • 野外展示区
  • 展示館
  • 展望台
  • スカイウォーク
  • 回転レストラン

などがあります。

紅毛港文化公園9

紅毛港文化公園

展示室では、紅毛港の伝統的な建物が再現されていて伝統家具なども配置されており、当時の様子がよくわかります。

四棟の伝統家屋は屋根と内部を取り払っているので、外観と構造だけがわかります。

展示館では高雄港100年の歴史を映像や写真や模型などでわかりやすく教えてくれます。また、高雄港の船舶の様子がリアルタイムでわかるパネルなどもあり、なかなか興味深いです。

スカイウォークはかつての大林火力発電所が石炭を運送した外観を利用して人が通れるブリッジにしています。

紅毛港文化公園スカイウォーク1

紅毛港文化公園スカイウォーク

スカイウォークも展望台も高雄港を見渡す絶好のスポットで、船舶航行の様子や貨物の積み卸し風景のダイナミックな様子が手に取るように見渡せます。

また、私は体験できていないのですが、晴れていれば、夕日が落ちる頃から夜にかけての夕景が一段と綺麗だそうです。

360°見渡せる回転レストランは、この雄大な高雄港を眺めながら食事ができる場所です。メニューの写真を撮ってあるのでごらんください。

さて、高雄港周りは全て観光地なわけですが、中でもここは一番不便な場所にあります。MRT高雄国際機場駅から市内と反対方向に一駅、小港駅から専用バスかタクシーで20分くらいかかります

「同じ高雄港なんだし、わざわざ時間かけてここまで来ることもないか」と思うでしょ。ところが違うんですよ。

紅毛港文化公園20

紅毛港文化公園

公園内はよく整備がされて、潮風を受けての散歩はとても気持ちがいいし、勉強になり楽しめるようにコンテンツの工夫がされているし、何より港の景色が他所とはぜんぜん違うんですね

またこの公園発着の港内遊覧船もあります。是非時間をとっていらしてください。

住所:高雄市小港區南星路2808號
アクセス:MRT小港駅から紅毛港シャトルバス
入園料:99元(1歳以上6歳未満または65歳以上は49元)

平日:の月~木 10:00 -18:00(12:00-13:00だけチケット発売中止)
休日:と金~日 10:00 – 20:00

ウェブサイト:http://hongmaogang.khcc.gov.tw/home01.aspx?ID=1
バスの時刻表:http://hongmaogang.khcc.gov.tw/home02.aspx?ID=$6000&IDK=2&EXEC=D&DATA=1078
遊覧船の種類と時刻表:http://culturalcruise.khcc.gov.tw/home02.aspx?ID=$2001&IDK=2&EXEC=L

 

 

 

再び塩埕地区の方に戻りましょう。

愛河西岸遊歩道

愛河は現在の状況からは想像もできないのですが、昔、工業の進展に伴い大量の汚染水が流されるようになって、汚くて臭くてどうしようもなかったそうです。

それよりももっと以前、日本が統治するまでの愛河マングローブが茂っていたそうですが、日本が高雄港の建設を始めてから状況が激変したそうです。

さて、高雄市は1979年頃から水質改善事業が行われ続け、やがて家庭汚水をコントロールする下水道も整備されるに至って、愛河の水は見違えるように綺麗になったのです。

愛河西岸遊歩道21

愛河西岸遊歩道

近年は高雄のシンボルとして街路樹が植えられ遊歩道が整備されて、本当に美しく生まれ変わり、市民の憩いの場となり観光スポットとしても注目されています。

高雄市は「海洋都市」を標榜し「水岸花香」を市政の中軸として、一貫して水辺の環境や景観改善に取り組んできました。

ですから10年15年と通い続けていると、高雄市はびっくりするくらい変化しています。現在も海岸沿いには積極的な投資をしていて、将来がより楽しみです。

愛河西岸遊歩道4

愛河西岸遊歩道

なんか私、高雄市の広報みたいになってますが、それほどに水辺は良くなってきました。特にこの愛河の西側と塩埕地区は私の一押しなんですね。

「愛河の西側」で紹介したいのは中正四路の中正大橋あたりから海側です。

北側から、高雄市音楽館・高雄市歴史博物館・高雄市二二八和平公園・高雄市電影館と公共施設が並んで、そして五福四路高雄橋へと出てまた公園があってその先の真愛碼頭へと続きます。

この川辺の歩道がすっかり整備されていい感じなんですよ。夜にはライトアップされて綺麗ですよ。また台湾といえば屋台、そう、屋台も沢山あります。週末は屋台全開で賑わいますよ。

この近くのホテルに泊まったなら、朝の静かな閑散としたこの遊歩道が散歩に最適です。

ただ現在、ヤングカップルの撮影スポットだった真愛碼頭から海側が大改修工事中なので、実質、五福四路までとなります。工事終了後が楽しみです。

もし、愛河西側の遊歩道に来られたら、是非高雄市歴史博物館高雄市電影館にもお立ち寄りください。無料です。

 

高雄市歴史博物館

この建物こそが日本統治時代の高雄市役所なのです。それだけでも日本人として中に入ってみる価値はあるんじゃないでしょうか。

高雄は良くも悪しくも日本時代なくして今はありません。展示のあり方を通して、今の市政府の考え方というものも見えてくるでしょう。

さらに、歴史博物館ですから高雄の歩みがたくさん詰まっています。特に二二八事件に関しては常設展示で力が入ってます。

二二八事件については別記事「台湾旅行のおすすめスポット 台湾八景をご案内します」の「高雄市愛河」にて説明しています。

住所:高雄市塩埕区中正四路272號
電話:07-531-2560
開館時間:9:00〜17:00
休館日:毎月曜日

 

高雄市電影館

高雄市電影館は高雄市歴史博物館とは違ってリラックスした雰囲気です。2001年に建てられ映画フィルムや関係する書籍などが多数あります。

また、昔の映画のポスターがたくさん貼られていて、これらを眺めるのも楽しいです。実際の映像を見ることもできます。

1階は喫茶スペースがあるので、愛河散歩のお茶休憩にちょうどいいですね

住所:高雄市塩埕区河西路10號
電話:07-551-1211
開館時間:13:30〜21:30
休館日:毎月曜日

 

 

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労工公園と新堀江商圏

労工公園は地元住民の憩いの場所です。体操している人がいればトラックでジョギングをしている人もいます。

中にあるモニュメントは若者の手だそうで、人々の信じる心を表しているそうです。

で、なんといってもここをお勧めする理由はフラワーマーケットにあります。日曜限定で9AMから6PMまで開かれているそうです。

労工公園

労工公園

残念ながら私は開催日に行った頃がないのですが、高雄の友人によると、お花好きにはとってもいいそうです。

フラワーマーケットは台北市にもあって、こっちは行ったことがあります。まあ、お花があるという意味では日本と変わらないのですが、もし時間が合えば行ってみてください。

値段が安くてびっくりしますよ。特に台湾はランの花が安いです。これらの価格を見ていると日本の値段は「あれはなんなんだ」と思いますよ、きっと。

もちろん買っても持って帰国することはできないのですが。

場所はMRTレッドライン獅甲駅3号出口の真ん前です。

 

新堀江商圏は台北市の西門に対する「高雄市の」みたいな場所です。衣服からファッション雑貨に至るまでそれ関係の店が一杯、若い子もいっぱいです。

ホテルから遠くなければ夕方にでもふらっと散歩代わりにどうですか? MRTレッドライン中央公園駅を上がってすぐです。

新堀江

新堀江

もし、台湾の商店街を見歩いたことがなければ、ここはデビュー場所として最適です。台北よりもなんとなく雰囲気がまったりしてますよ。それに、じっくり見れば日本とは随分違う様子がわかるので、なかなか面白いですよ。

 

 

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次は屏東県まで行っちゃいますよ〜

池上一郎博士文庫

台湾鉄道の高雄駅から普通電車で小一時間行くと屏東県の竹田駅に到着します。車窓から見える景色の変化でも気づくのですが、竹田郷あたりまで来ると相当のどかな雰囲気に包まれています。

台湾旅行で有名観光地や美味しいものを一通り経験したら、更にもう一歩踏み込んだ体験をしてみませんか? ということでご紹介するのが竹田駅にある池上一郎博士文庫です。

その前にまず「竹田駅」についてですが、現在は電化された複線高架上にコンクリートの駅があリます。

ところが駅を出た途端にもう一つの「竹田駅」がすぐ目の前に見えます。これこそが日本統治時代1919年に作られた木造駅舎「竹田駅」なのです。

旧竹田駅

旧竹田駅

その他当時の井戸や浴場なども保存され、竹田驛園という名の公園として綺麗に整備されています。まさに歴史の宝庫となっています。

行政としては普通、高架にした時点で旧駅舎なんて潰すと思うのです。単なる田舎の一駅舎なんだし、日本統治時代のものだし。

それが現実に保存されているのは、これ全て地元の方達の意思なんですね。意思の集合力が結果として形になるところが凄いです。少し胸が熱くなります。

そして同じ駅の敷地内にあるのが「池上一郎博士文庫」です。

池上文庫1

池上文庫1

池上博士は日本統治時代の1943年に一九七一二部隊野戦病院院長として当地に赴任しました。当時物資状況厳しい折ながら、軍関係者のみならず地元の方達も同じように診たそうです。

そんなわけで池上博士は現地の方々から大変慕われていて、帰国後も台湾から来る留学生を支援していたそうです。

池上博士は戦後竹田に蔵書を寄贈しました。地元の方は竹田駅のそばの当時倉庫であった建物に手を加えて図書館に変えたそうです。これって、台湾鉄道と地元の民意が結集しないと実現しませんよね。

室内には日本語蔵書がたくさん置かれてあります。また壁には大きな日本国旗に来訪者の氏名が沢山書かれていました。私も新しい日本国旗に氏名を書かせていただきました。

開館して15周年を迎えるそうですが、その間、劉耀祖理事長と曾貴珍館長のお二人が中心となって守ってこられました。現地でお二人にお会いして、もう胸が一杯になりました。

幸い劉理事長からお話を聞かせていただくことができました。早稲田大学卒の氏はご高齢にもかかわらず大変にお元気で、図書館の歴史から広く東アジア全体の政治問題に至るまで非常に流暢な日本語でお話し下さいました。

この図書館には日本語世代の方達もよく来られるそうで、タイミングが合えば日本語で貴重なお話が聞けるかもしれません。

以上ですが、是非いらしてください。日本にいてはなかなか分からない台湾の方達が心に刻んでいる歴史を確実に体感できる場所です。

住所:屏東縣竹田鄉履豐村豐明路27之1號
電話:08-771-1647
開館時間:8:30-11:30/14:00-16:30
     土曜・日曜及び7/1〜8/31は午前のみ開館
休館日:毎月曜日

 

 

 

次は高雄の山の中に入ります。

佛光山

台湾には四大仏教というものがあり、その一つが佛光山です。高雄市に星雲大師が開いた総本山があって南台湾では最大規模を誇るそうです。

佛光山の寺院数は世界約60か国合計300寺院ほどだそうです。日本にも東京や兵庫県にもありますね。私は関西在住ですが、阪神大震災の折には宝塚にある佛光山には大変お世話になったと聞いています。

台北にも有名な寺院はいくつもあって、観光で訪台しても必ずどこかには行くでしょう。その時に感じると思うのですが、台湾の人って信仰心が厚いですよね

仏教全体の信者数も相当に多いのが肌で感じ取れます。素食文化が発達しているもの関連があるのではないでしょうか。

ただ日本のそれとはちょっと文化が違う気がします。無信仰なので偉そうなことは言えないのですが、台湾の多くの寺院に行って台湾の人たちを見ていて、うまくは表現できませんが何か違いを感じます。

佛光山大雄寶殿

佛光山大雄寶殿

さて佛光山ですがものすごく広いです。ものすごく豪華絢爛です。是非あなた自身の目で確認してください。きっと唖然としますよ。

今まで3回行ってるのですが、いつも都合で、まだ全体をゆっくりと見たことがありません。大きくは2つのスペースに分かれていて、一つは所謂総本山。でもう一つは佛陀紀念館であります。

無信仰の私から見れば宗教施設というよりは巨大な仏教版USJみたいな感じです。ですから、仏教に関心がなくても来れば何がしかの満足は得られると思うのです。

そういえばスタバなんかもあるんですよ。

漢來蔬食健康概念館

佛陀紀念館にある漢来ホテルが経営する素食レストランです。

ところで、台湾では多種多様な料理を15年以上にわたって食べてきました。美味しいお店もたくさん知っています。勿論競争率が一番高いのは台北で、お店の数もキラ星のごとくあり、料理人も優秀な人が結集しています。

しかし、じゃあ一番はどこだ? と聞かれたら残念ながら台北の店ではないんです。実はこの漢來蔬食健康概念館の料理こそが台湾一だと自信を持って言えます。

大根餅

大根餅

美味しくて驚いた店は沢山ありますが、ここほど感銘を受けた店は他にありません。例えばどこにでもあるような大根餅や水蓮菜炒めでさえ、ここで食べるとほっぺが落ちそうになります。

レストランや食堂は他の記事でも紹介してますし、これからも紹介していきますが、一番は間違いなくここ漢來蔬食健康概念館です。

もし高雄まで足を運ばれる機会がありましたら、忘れずに漢來蔬食健康概念館にお越しください。口は百人百様なので、あんまり惚れ込んだ宣伝はリスキーですが、それを承知の上で一番と申し上げます。

住所:高雄市大樹區統嶺里統嶺路1號
電話:07-656-3033
休館日:無休
交通手段:幾つかあるようですが、一番わかりやすいのは左営駅から義大客運のバスがいいと思います。交通事情にもよりますが約1時間程度で到着です。

 

 

 

次はMRTに乗って北上します。

台湾精糖博物館・十鼓橋頭文創園区

日本統治時代に後藤新平長官は、精糖業を台湾の基幹産業にすべく、アメリカにいた新渡戸稲造を殖産局長として迎え近代化を託しました。

そうして日本の財閥や皇室までもが出資して「台湾精糖株式会社」ができたのです。光も影もありますが、何れにしても製糖業は台湾の重要な柱たる産業となったことは間違いありません。

戦後日本が退いた後は、新国民党政府が日本時代の4つの精糖工場資産を合わせて「台湾糖業公司」を作り、やがて製糖業そのものは下火となりましたが、立派な現役の会社として今も存在しています。

さて今回ご紹介する台湾精糖博物館・十鼓橋頭文創園区は、MRT橋頭糖廠駅から歩いて5〜6分くらいのところにある元台湾精糖工場です。

入り口周辺が台湾精糖博物館で、向かって左手奥が十鼓橋頭文創園区となります。

駅を降りた途端に独特の雰囲気があります。入り口までにある引き込み線の跡、古い建物の数々が過去の繁栄を忍ばせます。

私が訪問した時は2月だというのに無茶苦茶に暑くて、駅前でアイスを買って食べながら歩きました^^ ただ一つ残念なのは日本語の説明がないことです。実際日本人の訪問者も少ないのかもしれませんが・・

 

台湾精糖博物館

敷地内は相当に広く主に線路帯工場事務所宿舎倉庫群で構成されています。

日本にはない大木の並木路がとっても素敵でここを歩くだけで来た甲斐がある気分になります。また日本統治時代の建物が一杯あって、見ればわかるのですが戦時用の工夫をしている部分もあります。

そういえば防空壕も残っていますね。十鼓橋頭文創園区の方にもあります。中に入ることもできますよ。

線路上には当時活躍した車両がいくつも置かれてあります。工場に引き込まれた線路がこれだけダイナミックに残っている風景はなかなか見れないと思います。それと線路の幅がね、、気がつくでしょうか。

糖業博物館4

糖業博物館4

また、工場は中に入れるところもあって、サトウキビから砂糖になる過程が分かるようになっています。倉庫はテーマ別に整えられており、歴史・文化・技術・生活などが展示物とともに説明されています。

糖業博物館16

糖業博物館16

日本統治時代に日本人社長が建立した観音様が今もあります。色形とも日本の観音様そのものですね。戦後、よく処分されなかったなあと思います。

その他、工場内の廃材を利用して作ったオブジェの公園や休憩所などもあり、日常から解放されて、ゆっくりゆったり巡りながら過去に想いを馳せる、そんなとってもいい場所です。

住所:高雄市橋頭區糖廠路24號
電話:07-611-9299
営業時間:9:00〜17:00(無休)
台湾糖業公司:http://www.taisugar.com.tw/chinese/index.aspx

 

十鼓橋頭文創園区

2000年に結成された十鼓撃楽団という太鼓演奏集団があります。日本では今一つ知名度に欠けますが、世界中で何千回という公演活動を通じて得た評価は相当に高いそうです。残念ながら私はまだ聴いたことがありません。

工場敷地の北西側一帯の倉庫を利用して独自の施設として展開しています。同じ工場敷地内ながら博物館側とは随分雰囲気が異なります。

それは内面を近代的に改装して明るくしていることと、敷地そのものも綺麗に整備しているからです。

十鼓橋糖文創園区7

十鼓橋糖文創園区7

単に演奏場があるだけではなく、展示場、売店、練習場、会議場、宿泊施設、レストランと一通りあります。

あまりに閑散とした平日に訪問したために、宿泊施設なんかがどのように運営されているのか、よく分からないままになってしまいました。

少々団体客なんかがいても、やはり週末の施設全開状態の時に行った方がいろんな意味で満足感はあるでしょうね。

住所:高雄市橋頭區糖廠路24號
電話:07-611-9629
営業時間:9:00〜17:00(無休)
十鼓文創:http://www.tendrum-cultrue.com.tw/information.php?cmpID=2

 

 

 

以上で観光地紹介は終了で、次は美味しいお店紹介です。

高雄のお勧め食事処

国民市場魚丸

国民市場魚丸 店舗

国民市場魚丸 店舗

国民市場魚丸

国民市場魚丸

台湾のスープの大きな特徴の一つは、肉にせよ魚にせよすり身団子が入っていることです。いかにも台湾に来たって感じで美味しいですよね。もちろんそれ以外のも色々ありますが。

すり身団子と言っても、多くのお店では、工場で作って大きなビニール袋に入ったものを買ってきて、自店のスープに入れているケースが多いです。夜市のお店ならほぼ100%そうでしょう。

国民市場魚丸 ショーケース

国民市場魚丸 ショーケース

今回紹介する「国民市場魚丸」は、魚のすり身団子を自店に作っているので美味しさが全く違うし臭みも一切ありません。地味ですが、すり身団子ファンには外せないお店です。

総合魚丸湯

総合魚丸湯

お勧めは魚すり身団子全種類入りの「総合魚丸湯」です。麺入りや飯入りもあります。めちゃ美味しいですよ。

烏賊のフライとエビのフライ

烏賊のフライとエビのフライ

写真入りのメニューがあるので日本語なしでも心配不要です。

住所:高雄市林森一路243号
電話:07-236-0867
営業時間:11:00〜21:00

 

 

福客来中餐庁

福客来 看板

福客来 看板

福客来 正面

福客来 正面

このお店はなかなかいいムードです。台湾に来て、毎日夜市とか食堂で食事をしていたら、「一回はいいでしょう!」という感じの、超豪華ではないけれど料理もインテリアも十分満足できるお店です。

料理3

料理3

台湾料理と仰ってましたが、ちょっと違うというか、もっと幅がある気がします。

料理4

料理4

とにかくメニューが豊富でどれも癖のないしょっぱすぎない味付けで、しかも値段も高くなく、4人以上くらいで行くとたくさん注文できて、みんな満足すると思います。

料理5

料理5

落ち着いて談笑しながらの食事どころとして最適です。

住所:高雄市三民区自由一路203号
電話番号:07−312−9926
営業時間:11:00〜14:30、17:00〜21:00

 

 

新台湾原味

このお店は台湾のテレビにも何度か登場している結構有名なお店です。

新台湾原味7

新台湾原味 これも室内

まあ写真を見てください。昭和テイスト全開でしょ! しかも街か店の中かわからないような作りがまたユニークです。

新台湾原味13

新台湾原味13

オーナーの半端ない趣味が思いっきり反映されていて、思わず笑みがこぼれます。また展示物の点数も相当なものですよ。

こういった時代に対する感覚はここのご主人の特異性では決してないんですね。その辺が、1945年に敗戦国日本と入れ替わりに台湾にやってきた中国国民党の人たちと、元からの台湾人とでは決定的に違うのです、当然ですが。

排骨と芋ご飯セット

排骨と芋ご飯セット

台湾料理を中心としてメニューです。私はたまたま一人で行ったので写真通りの地味な注文となりましたが、周りは鍋料理を食べている人が多かったです。

場所はMRTレッドライン凹仔底を下車し左営駅の方へ数分歩いたところで、非常に便利です。美味しいし、いい体験になります。是非一度いらしてください。

住所 高雄市鼓山区明誠三路1号
電話 07-522-8852
営業時間 11︰00~22︰00
休業日:無休

 

 

 

終わりに

とんでもない長文となってしまいましたが、最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。

過去の日本が残っている高雄と日本が今も心にある台湾の人がいる事をわかっていただけましたら幸いです。

今回ご紹介した場所は広範囲にわたっており、おそらく一回の旅行で全部回るのは難しいと思いますし、無理して駆け足で回ると良さが飛んでしまいます。

幸い台湾は、特に南部は旅行者のお財布に優しい場所です。

一度と言わず、二度三度といらしてください。そしてじっくりと高雄の良さを目と耳と口で感じ取ってください。

きっと満足していただけると確信しています。

 

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5 件のコメント

  • 8月15日高雄訪問です。日治時代父、祖父母が高雄市前金560に住んでいました。場所がよく判りませんが尋ねてみようとおもいます。詳しい解説非常に参考になりました。

    • Kojiさま、コメントありがとうございました。

      実は今日、大阪の中之島公会堂で台南観光局主催のイベンントがありました。
      そこでも話題になっていましたが、夏の高雄の太陽は尋常ではありません。
      御身お大事に、くれぐれも気をつけて下さい。

      前金560とはどこなのでしょうか?
      愛河の東側一帯なのでしょうか?

      帰国後、またお教えください。

      • 城市光廊の近くの現在の高雄市前金区文東里付近としか判りませんが面影も無いでしょうから雰囲気だけでもと思ってます。

        • 場所がだいたいわかりました。
          中央公園の南側、東に新堀江商店街があり、南には高雄85大樓がありますね。

          高雄は台湾第二の都市で、いつ行っても再開発であちこち工事をしています。
          そんな中にあっては、Kojiさまが目的とされている場所はまだ落ち着いています。

          もし、お年寄りにお声をかけられる お話をされるチャンスがあれば
          日本語で昔話をしてもらえるかもしれません。

          • ありがとうございます。地元の方々とのふれあいも旅の醍醐味ですね。塩埕地区華王大飯店に宿泊しますのでご紹介の一二三亭、近くの祖父の勤務先だった高雄警察も訪ねます。又別項でご紹介の故宮博物館南院も予約しており参考にさせていただいております。

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