台湾の免税店は安いか? そして払い戻しの方法は?

免税店

買い物に際しに知っておくべきこと

台湾では2016年5月に、外国人旅行者に対する税金還付の要件を緩和しました。今回は、その還付手続き方法などについて述べていきます。

いわゆる免税店(タックスフリー)で一定の要件を満たす買い物をすると税金の還付を受けられるというお話ですね。

まず、買い物の際に知っておくべきことですが・・

退税
  • 税金還付シンボルマーク(TRS)を掲示するお店でショッピングをすること(加盟店一覧
  • 1日同一店舗での累計支払いが2,000元以上となるショッピングをすること(以前は3,000元以上が条件だったので緩和されたことになります)
  • ショッピングの際には領収書(統一発票領収書または電子発票証明書)還付明細申請書を必ず受け取ること
  • TRS税率は5%

 

 

 

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還付手続きの際に知っておくべきこと

以下のことについてはあらかじめ知っておいてください。

  • 購入した日から数えて90日以内にその商品を携帯して出国すること
  • 当然ですが、機内持ち込み制限にかかるものはダメ(台湾観光局サイトの「出国規定」を参考にしてください)
  • 税関での審査が必要な場合は必ず税関に行く(上記「出国規定」を参照)
  • 税金還付サービス手数料14%が差し引かれた金額が払い戻される

 

 

 

手続きに必要なもの

還付手続きに必要なものは以下の通りです。

  • パスポート
  • 還付明細申請書
  • 領収書(統一発票領収書または電子発票証明書)
  • 未開封の当該商品

 

 

日本人に優しい台北のホテル:東京国際飯店

手続きの場所

  • 税金還付サービスカウンター
  • 電子化自動税金還付機(KIOSK)

上記のどちらでもいいのですが・・2016年5月の改正でやっとタックスリファウンドが自動化されました。ぜひKIOSKにトライしてみください。

KISK
KISK

時間がない!

税金還付サービスカウンターで列をなしていたら、時間が読めません。飛行機の出発時刻が迫ってくると、気が気ではなくなるので、わずかな手続き時間で済むKIOSKを使ってください。

 

KIOSKの使い方・手順

  • パスポートのスキャン
  • 還付明細申請票のスキャン
  • 還付対象の商品を選択

ぜひ使い方の動画をご覧ください。まさに「百聞は一見に如かず」です。北京語での説明ですが、いかに簡単かよくわかるはずです。しかも日本語が選択できます。

日本語で手続き可能
日本語で手続き可能

 

KIOSKの設置場所はこちらから確認してください
→http://www.taxrefund.net.tw/ttr/kiosk

サイトが開いたら・・・
1.右上の「JP」(日本語)をクリック
2.左側「空港」で調べたい空港を選択

 

KIOSK利用時の注意点

非常に大切な注意点ですが、KIOSK操作の終盤で還付方法を聞いてきますが、選択肢は以下の3つです。

  1. 現金
  2. 小切手
  3. クレジットカード

もしクレジットカード以外を選択すると、さらに、別の場所で「受け取る」必要があります。これは人的サービスなので列ができていると時間が読めず焦る可能性があります。

ぜひクレジットカードを選択しましょう。後日送金されてきますし、この選択をすることによってKIOSKのみで手続きが完了します

 

現金を受け取る

もし「それでも良い、今現金を受け取るんだ」という方は、KIOSKで発行される税金還付明細査定表を・・

  • 空港内の金融機関
  • 現金払い戻しカウンター

のいずれかに持って行って払い戻し手続きを受けてください。

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか? 今回の改正のポイントは

  1. 同日同一店舗での累計支払いが2,000元以上に緩和されたこと(以前は3,000元以上)
  2. タックスリファウンドが自動化されたこと

の2点です。利用者にとっては嬉しいお話です。

しかし・・・

日本との比較においては、実はそんなにワクワクするようなことでもないんですね。なぜか?

この記事でそんなことを言うか!?って指摘されそうですが・・・

今の日本では「タックスフリー」店は街にいくらでもある普通のお店なんですね。対して台湾では加盟店一覧を見ればわかるように、百貨店などの一部にとどまっています。

台湾の百貨店で買えてショッピングモールやスーパーマーケットで買えない商品は、実はそんなに多くないし、ショッピングモールやスーパーマーケットで買ったほうが相当に安いわけです。

以上の理由で台湾のタックスフリーはあまりお得な感じがしないのです。台湾のタックスフリーは発展途上かな? というのが正直な感想です。

もし光華商場のようなレベルのところがタックスフリーになれば、これはかなり爆発する可能性があると思いますよ。

 

タックスフリーとデューティーフリーの違い

外国から輸入した製品で関税がかかっていないものがデューティーフリー。「保税区域」にあって輸入はしていないという状態の商品。

対して、自国商品或いは関税納付通関手続きが終わって国内で流通している内貨にかかる消費税(付加価値税)が無税なものがタックスフリー。