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入学祝い金の記憶はあまりない
学生の頃に頂いた入学祝いのお金についてはあまり具体的な記憶がありません。ただ、必ずくれるとわかっている人が来てくれた時は強烈に嬉しかった。そういうのはよく覚えています。
むしろそれ以外のこと。勉強が嫌いで、嫌な先生の授業は最悪で。でもテストの点は気になって、悪いとめちゃくちゃ腹が立って。友達と毎日会えるのが楽しくて、でもやっぱり勉強は嫌いで。
学校に登校するたびに早く休みが来ることを願い、休みになるとみんなの顔が見たくなり。遊びまくっていつも母親に怒られて、100点取るととても喜ばれて。
そんなこんなで子供時代の記憶はそれなりに残ってはいますが、上述の通り、お祝い金に関してはあまり記憶がないんです。
おそらく、親が受け取っていたか、自分で受け取っても親に管理してもらっていたからかもしれません。
贈る立場になって改めて感じたのですが、子達へのプレゼント機会って結構あるんですよね。
入学祝い・卒業祝い・お誕生祝い・お年玉などなど
頻繁にそういうことをしていた時は、金額をどうして決めていたのか、実はこれもよく覚えていません。誰かに聞いたのか、それとも自分が経験したきた環境から適当に決めたのか。
但し、うちの子たちが頂いた場合は完全にそれが基準になって、何かの機会のお返しや向こうのお子さんのお祝い金の金額になっていたと思います。
もちろんケースバイケース、それぞれに諸事情もありますし一概には語れないのでしょうけれど、今時の入学祝いの金額ってどうなのでしょう。
今も昔も変わらないのは贈るお金の頭はだいたい1・3・5のどれかなんですよね。7はあまり見聞きしません。70,000円は昔、結婚式の受付をしていた時に見たような気もしますが。
入学祝いの金額は2つの条件で決まる
- 対象になる子は小学・中学・高校・大学のいずれに入学するのか?
- その子と自分の関係は何か?
ほとんどこの2つの条件で大体決まってくるのではないでしょうか。
親が渡す場合
もしお祝い金を渡すのであれば
小学入学 10,000円
中楽入学 10,000円
高校入学 10,000円
大学入学 なし
しかし、親は金銭のお祝いをするのでしょうか。たとえ公立の学校であっても入学の準備にはそれなりの出費が伴います。まして大学ともなると目から火が出ますよ、ホントに。
そういった事を親としてきちっと出来たら、それ自体がお祝いに代わるものと言えないでしょうか。
私の場合、親からの金銭のお祝いはなかったです。友達同士でもそういう話はしなかったので他のお家の状況も記憶にありません。
うちが貧しかったということも大きな理由であったかもしれません。
自分の子に対しては「新入学」に関するもののリクエストを聞いてそれを渡していました。
年上の兄弟が渡す場合
下との年齢差がかなりあって、あなたがすでに就職している場合は、あなたの給与事情や兄弟との精神的距離も影響するでしょう。もしお祝い金を渡すなら
小学入学 3,000円
中楽入学 5,000円
高校入学 5,000円〜10,000円
大学生 10,000円
私は3人兄弟の長男で、長女とは2歳違い、次男とは5歳違いで金銭的お祝いをした記憶がありません(全員が成人してからはありますが)。
それどころか、かなり幼少の頃からしっかり者の妹に弟共々毎年借金をしていて、正月にお年玉をくれた両親の前で「返せ」と酷い取り立てを受けてました。
新年早々お年玉が右から左の生活ですから、お祝いとかいう発想すらなかったような気がします。
祖父母が渡す場合
それぞれのご家庭の事情や関係により幅がありますし、内孫か外孫かでも違いがあるようです。
また親が後ろで祖父母に金額の上限を超えないように依頼しているケースもあるようです。
あるいは祖父母が事前に孫たちにリクエストを聞いて物品プレゼントでお祝いとしている場合も多いと聞きます。
金融機関のリサーチによるとこの方々の渡す金額が一番多いそうです。
小学入学祝 5,000円〜10,000円
中学入学祝 10,000円〜30,000円
高校入学祝 10,000円〜50,000円
親戚が渡す場合
一口に親戚といっても、ほぼ疎遠の先もあれば、日頃から親しくお付き合いしている先もあるでしょう。
日頃から交流のある親戚との場合、お互いに子供がいれば、お祝いのやり取りもあるでしょう。
金額は
- 親戚(渡す人)の年齢や収入状況
- 親しさの度合い
などが多寡決定の要因になるでしょう。
小学入学祝 3,000円〜5,000円
中学入学祝 3,000円〜10,000円
高校入学祝 3,000円〜10,000円
知人や友人が渡す場合
これも親戚の場合と同様に親しさの度合いが大きく影響してくるでしょうし、親しくないのに大きな金額を渡せば、かえって変な感じになるでしょう。
知っている例では、金額が大きすぎると判断した親が知人に返したケースもあります。そんなことになるとお互いに気まずくなるので、やや控えめがいいようにも思います。
日本人は割と拘りなくお年玉をあげる習慣があります。金額の多寡はともかく、そういう感覚ですんなりいくのかな、とも思います。
小学入学祝 3,000円〜5,000円
中学入学祝 3,000円〜5,000円
高校入学祝 3,000円〜10,000円
親戚にしても知り合い友人にしても、相手に対象になるお子さんがいれば当然こちらもお祝いをするわけえです。
ですからその辺を考慮すれば、やはりやや控えめがいいように思います。
渡す時期
ズバリ、2月から3月上旬です。頃合いでしょう。
ただし一つだけ覚えておいた方が良いのは、受取手が大学生の場合です。これは時として非常に難しい場合があります。新大学生の性格にもよりますが。
もし、本人の希望通りであれば何の問題もありません。しかし、第二志望以下で不承不承の入学である場合は、落ち込んでいる可能性もあります。
なので、フライングは避けて、事前に親に聞くのが良いと思います。
お返し
贈り手が祖父母の場合は「お返し」自体は不要でしょう。
既に心や物品の交流はあるでしょうし、特別お返しというよりは折につけということではないでしょうか。
贈り手が親戚縁者知り合いなどの場合、相手にお子さんがいて、こちらもお祝いをする場合は直接には不要。そうでない場合も基本的にはお礼の言葉のみ。
ただ、また接する機会もあるでしょうから何かのチャンスに、ということはあるかもしれません。「感謝の気持ちは忘れてませんよ」みたいな感じで。
贈り手とお祝いを受け取る子の関係にもよりますが、その子のお礼の言葉以外のアクションは感動を呼んだりします。
例えば、頂いたお金で買ったものの紹介とそれを使っている様子をお礼の言葉を添えて写真で送るとか。
5分とかからない作業がとても意義深かったりします。
親が考える小中学校の入学祝い人気商品
お祝い金の話じゃないのですが、お祝いとして贈るものについての記事が面白いので御紹介します。
カシオ計算機株式会社が、小・中学生の子供がいる30〜49歳の親500人に対してアンケートをとりました(2014年3月リリース)。その結果がなかなか興味深くて面白いです。
「入学祝いとして子どもに贈りたいものは何か?」という問いに対し
- 1位 57% 学習関連品
- 2位 29% 現金
- 3位 27% 腕時計・洋服などの装飾品
- 4位 24% 自転車
- 5位 16% スポーツ用品
- 6位 13% パソコン・スマートフォン
- 7位 5% ゲームなどの娯楽用品
という結果で半数以上の方が「学習関連品」と答えています。当然といいますか妥当といいますか^^
じゃあ「学習関連品」の中の人気商品はというと
- 1位 65% 図書カードなどの商品券
- 2位 57% 文房具
- 3位 52% 参考書や図鑑などの書籍
- 4位 44% PCソフトや電子辞書などの電子学習機器
という結果でしたが、過去の定番であった学習机や本棚などの「学習家具」は25%しかありませんでした。
4位あたりは時代相応かな、と妙に納得していますが、この1位はどういう意味合いが含まれているのでしょうか。
現金だと生々しい? 用途を限定したい? 用途を完全に限定した「物」ではないので無難?
逆に、親が子供時代に残念だったと記憶しているお祝品は、ゲームソフトや洋服で自分の趣味に合わないと感じたものだそうです。
大人同士でもそうですが、センスを問われるプレゼントは避けたほうが無難ですね。もし外れだった場合は、何もしないよりもっと残念な結果になりますし。
最後に
自分の記憶では、お誕生祝いにせよお年玉にせよ入学祝いにせよ、くれる人というのはだいたいわかっていて、ひたすらお待ちしてました^^
しかし、ある時母親がポツリと言った一言がとても記憶に残っています。
「そのお金、全部お母さんがあげてるのと同じよ」
当時は漠然とながら心苦しいような気もしました。すぐに忘れましたが。今はよくわかるし、ちょっと苦くもあります。
もらいっぱなしはありえないでしょうし、お金の行き来も交流の一つの形なんですよね。
さて、お祝い袋については「入学祝い 書き方」で画像検索をかければ、一目でわかる例が一杯出ているので参考にしてくださいね。
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