目 次
台北でお買い物しましょう
台湾旅行といっても9割の人が台北に行くので、どうしても台北中心の情報になってしまうのですが、今回は買い物をする場所にスポットライトをあてます。
また、買い物と一口に言っても目的は人それぞれで
- 知人友人へのお土産を買う
- スマホなどのIT機器を買う
- 化粧品や服や装飾品を買う
- 台湾ならではの品物を探し買う
- 今晩ホテルで飲むビールとあてを買う
- 買わないけどぶらぶらしに行く
とまあ千人千色のニーズがあるわけです。
なので、具体的な商品の推薦なんかはせずに、お店そのものを紹介しようと考えています。できるだけ多くのニーズに応えられるように網羅します。
台湾旅行初心者の方は読んで損はしません。
何度か台湾に来られて贔屓のお店ができている方も、一応は読んでみてください。ニッチな狙いはないのでベタかもしれませんが、それでも行ったことのないお店が見つかるかもしれません。
ただし、太平洋そごうとか新光三越なんかのデパートは外しています。私がお話しするまでもないでしょう。
デパート業界は日本では衰退気味ですが、台湾の事情はまた少し違います。百貨店好きの人は、台湾のそごう・三越は悪くないと思いますよ。行って見てください。
それでは早速ご紹介します。
頂好超市
台北のスーパーマーケットといえばやっぱり頂好(ディンハウ)でしょう。台北市内だけで59店舗もあります。
まあ何はともあれ、一回気軽に覗いてください。
食料品が中心のスーパーですが、当然ながら、日本のスーパーの品揃えとは随分違います。
- 果物
- ドライフルーツなどの乾物
- お菓子
- インスタントラーメン
- 飲料・お酒
- 缶詰
- 調味料
- 冷凍食品
- パイナップルケーキ・カラスミなどのお土産品
ザザ〜っと見て回っても日本とはすご〜く違うのがよくわかります。これこそ百聞は一見に如かずです。
日本人にとって重宝するのは、多種多様なお土産を、手頃な値段でまとめて買える点だと思います。そういう人はよく見ます。
もちろん自分用のインスタントラーメンとかお菓子や調味料を買って帰る人も結構いますね。日本のものとは随分違って、ハマる人がいるのですよ^^
さらに、頂好超市の特徴は立地場所に制約がなければ24時間営業である点です。だから、自分の都合に合わせて好きな時に行けます。
さて、実際に行くお店はGoogleマップの検索欄に「頂好」と入れて虫眼鏡ボタンをクリックすると、地図上に所在地が出てくるので(赤丸の中に、白のショッピングカートか黄色の星)、都合の良い場所にある頂好に行けばいいと思います。
どこか一店舗推薦するなら、今回私が写真を撮った店とは違うのですが、どこにいても割と行きやすい「忠孝店」はどうでしょうか。マップを貼っておきます。
忠孝店は実際に行くとわかるんですが、出入り口が思いの外狭いんですね。百貨店のように独立しておらず、最初はわかりにくいです。
しかし、店舗は地下ですが広いですよ。そして品揃えも非常に充実しています。そのエリアは日本人がよく通うところでもありますし忠孝店がいいと思います。
ショピング時の注意点
特に2と3は必ずその場で励行してください。「その場」は、異議を唱えられる唯一の場所です。日本国内とは違い、外国では大切なことです。
- コンビニでもスーパーでもデパートでも、たくさん買っても、ビニール袋は有料で、頼まないとくれません。1〜2元。(中には要不要を聞いてくれる従業員もたまにはいる)
- レジでは操作や数字を見ていましょう。そしてレシートは必ずその場で正誤を確認しましょう。
- お釣りが発生したら、必ずその場で正誤を(特に紙幣)確認しましょう。
頂好超市の基本情報
住所:台北市大安区忠孝東路四段71号(忠孝店)
電話番号:02-2781-1008
営業時間:24時間
休業日:無休
クレジットカード:可能
ホームページ:http://www.wellcome.com.tw/(日本語なし)
☆☆2021年年初に頂好超市はカルフール(家楽福)に買収されました。順次看板の掛け替えが行われ、同年中に完了する見込みです。
昇恒昌免税店(Everrich)
エバーリッチは唯一の政府公認免税店です。ツアーで頼みもしないのに組み込まれているお店。そうそう、それです^^
しかし、「帰りに、空港の免税店で」と当日になると、フライト時刻が迫ってきて落ち着いて買い物できなかった、という経験をお持ちの方も多いでしょう。
なので、そういう方には台北市内にあって安心して買い物ができるエバーリッチは魅力があるのではないでしょうか。
場所は・・
- MRT文湖線の中山國中駅下車
- 復興北路を左に(北に)100mくらい歩く
- 民権東路との大きな交差点があるので左折(民権東路に入る)
- すぐ道沿いに出入り口がある(東側出入り口)
という具合です。
さらに、もうちょっと歩くと西側の出入り口があります。つまり、東西に長方形のお店の両サイドに出入り口があるイメージです。
もし、帰りもMRT利用なら、向こう側(西側)から入って東側から出るといいです。
お店は地下にありエスカレーターで降りていきます。どちらの出入り口から入っても、エスカレーターを降りたところにサービスカウンターがあるので、何かあった時はそこにいきましょう。
店内は結構広く品揃えは間違いなく豊富で、ブランドだけでも60を超えています。
店内の構成を書きますと・・
- GUCCIやBVLGARIのようなブランドごとのコーナー
- 腕時計コーナー
- 宝石コーナー
- 酒・タバココーナー
- 化粧品コーナー
- 香水コーナー
- 革製品コーナー
- 食料品コーナー
というふうに区分されており、お土産になりそうなものは、まあ何でもあります。
高いものばかりじゃなく、食品コーナーでは中国茶やパイナップルケーキ、その他特産品が数多く置かれてますし、民芸品コーナーでは、可愛い小物・アクセサリーなんかも一杯あります。
もし時間があれば場所がそこそこ便利なので、買う気がなくても、一度冷やかしで行くにはもってこいではないでしょうか。
それにしても、ここってなんでいいの?
品揃えもさることながら免税店だからその分安いことが最大の魅力ですよね。
今更ながら免税の具体的な話って? 大丈夫です、こちらをお読みください。
昇恒昌免税店(Everrich)の基本情報
住所:台北市民権東路3段72号B1
電話番号:02-2502-8899
営業時間:8:00〜21:00
カード・通貨:クレジットカードと円貨も利用可
ホームページ:http://www.everrich-group.com/(日本語なし)
京華城(閉店終了)
京華城は2001年11月にオープンした地上12階地下3階の総合ショッピングセンターです。少し年数が経ってますし、事実、建物を見たら相応だなと納得します。
上に貼ったGoogleマップの表示がちょっと変ですが、MRT松山線の南京三民駅の2番出口から吉祥路をまっすぐ南下すれば、右前に大きく見えてきます。徒歩で5分くらいです。
裏に回ってみると全景がわかりますが、ここ、デカイですよ〜。しかも巨大球とビルが合体してるんですね。なんやねんこれは?
確かに奇抜です。実はこれ、珠が龍に抱かれた図(双龍抱珠)なんですって。
意味はわかるにしても、しかし、なんでこんな変なデザインにしたんでしょうね。巨大オブジェじゃないんだから。いくらなんでも使いにくいでしょ。中にいても、どこ歩いてるのか理解しにくい。
しかもテナント方式らしくて、いろんな店が入っているのはいいけれど、バラバラで各階もビル全体も整合性が全く取れてません。同じ「テナント一杯」でもあとで説明する誠品とは好対照です。
とはいうものの、地元の人に聞くと、結構いい場所のようです。
衣料品や家具など多くの店は観光客向けというより、品揃えを見ても台湾の人向けなのかもしれません。
さらに、フィットネスクラブがあり映画館があり、子供たちが遊ぶ施設が充実していて、結婚披露ができて、飲食店もたくさんあります。
初めて行くと、角ビルと球ビルの境が凄い吹き抜けになっていて、下から見ても上から見下ろしても見応えがあります。
また、角ビルの4階から球ビルへ向かって、そしてその上にももう一本、空中ロングエスカレータが伸びていて、これはなかなか近未来的で乗って見たくなります。
あと、京華城は2000元以上の買い物で5%の営業税が還ってくるので、該当する場合は4階の総合服務中心で手続きしてください。
以上、あんまり褒めてはいませんが、私の好みはそれとして、とりあえず行って見ましょう。案外気にいる、買いたいものがある、ということもあります。
最後に・・
別記事の「台北観光 夜に行きたいおすすめのスポット5選(保存版)」で紹介している「中国父(China Pa)」は、まさにここ、京華城の11階にあります。
中華城は2019年11月末をもって閉店となりました。詳しくはこちらを。ここは台北の歴史の1ページなので、記事は残しておきます。
京華城の基本情報
住所:台北市松山区八德路四段138号
電話番号:02-3762-1888
営業時間:日〜木11:00〜21:30、金・土・休日前11:00〜22:30
映画館:平日10:00〜2:00、休日9:00〜3:00
休業日:無休
クレジットカード:可能
光華商場と三創生活園区
MRT板南線と中和新蘆線が交差する忠孝新生駅から400m北に歩いたところに、デジタル家電やオーディオ製品・スポーツ用品などの専門店が入る「光華商場」と「三創生活園区」という二つのビルがあります。
ここは台北の秋葉原と呼ばれている場所です。
台北を歩いていると、日本との比較で、いわゆる電気屋さんの類が非常に少ないんですね。それで困るという話を聞いたことがあります。
そんなわけで、特に台北に何度も遊びに来られる方は、一度様子を伺いに行かれるのがいいと思います。覚えておくと何かと重宝するエリアです。
光華商場と三創生活園区は陸橋でつながっているので、どちらからどちらへも行けます。だから、行ったら両方見て回ればいいと思います。
さて、この二つですができた時期がかなり違います。
光華商場は・・
相当前にできて、一度リニューアル工事をしています。1階はまだしも2階以上はかなり天井が低くく通路も狭いです。
1階は台湾大手のメーカー関連がブースを構えており、全体の半分は飲食スペースです。Subway以外は中華系で、コンビニのHi-Lifeもあります。
2階以上は、東京の秋葉原や大阪の日本橋にあるような小さなショップが一杯入ってます。
特に目立つのは・・
- スマホ
- スマホアクセサリー
- パソコンパーツ
- スポーツ用品
- アニメキャラクターグッズ
などなど、とにかくたくさんの種類のお店が入ってます。
最上6階はパソコンやスマホの修理店が中心です。
対して三創生活園区は・・
2015年5月に出来たばかりで、当然見た目も新しいです。日本の役所が建てた「子ども科学館」みたいな建物で、個人的には外観がちょっとあれですが。それはともかく・・
新しいだけにゆったりして圧迫感が感じない作りです。
三創生活園区の大きな特徴として、どの階にもカフェが入っているので、どの階でもお茶できます。
B2は飲食店が入っているスペースで、コンビニでは7-ELEVENが入っています。
- 1階は大きな多目的スペースを中心として、周りに中華電信・台湾大哥大など台湾の主だったキャリアとAcer・HTC・OPPO・サムスンなどのスマホメーカーのブースがあります。
- 2階はPCメーカー中心で、Acer・Asus・HPなどが、その他、CASIO・Seagateなども入っています。
- 3階は写真・映像関係で、NIKONやSONYやCANONなどが入っています。
- 4階はスポーツ品メーカーが多く、NIKE・Adidas・New balance・FILAなどが入っています。
- 5階にはBOSE・JBLなどの音響関係が、
- 6階には玩具やプラモ・フィギア関係、
- という感じで12階まであります。
以上、台北でIT関連のメーカーや販売店が大結集しているので、そっち系に興味のある人は相当魅力のある場所でしょう。メーカーのブースは発売前の機種も展示してたりします。
台湾は基本的にsimフリーなのでそういうスマホが溢れてます。日本にない機種も多く展示販売されているので、その辺も興味の対象でしょう。もちろんsimも買えます。
私も過去ここで、複合ポートのUSB充電器他何点か買ってます。
光華商場の基本情報
住所:台北市中正区市民大道三段8号
電話番号:1Fサービスセンター02-2391-7105
営業時間:10:00〜21:00
休業日:公休予定
ホームページ:http://www.gh3c.com.tw/(日本語なし)
三創生活園区の基本情報
住所:台北市中正区市民大道三段2号
電話番号:0809-093-300
営業時間:日〜木11:00〜21:30、金・土・休日前11:00〜22:00
ホームページ:https://www.syntrend.com.tw/(日本語なし)
誠品生活松菸店
あなたは台湾に41店舗(2017.1.20現在)を有する誠品書店という本屋さんの枠を超えたモンスター本屋さんをご存知でしょうか。
もちろん台湾人で誠品書店を知らない人はいませんし、とにかく、「こんな本屋さんなら当然足が向くわ」と万人に思わせる凄い書店です。
立ち上がりが1989年ですから、まだ30年も経ってなくて比較的新しいんですよね。
やがて誠品書店は書店の枠を超えて、カフェ併設や様々な商品も扱うようになり、また敦南店という24時間営業の店舗が登場するに至って、支持は拡大し、その地位を不動のものにしていきました。
商業施設に一つのテナントとしてはいるのではなく、施設そのものに自社のコンセプトが行き届く、その場所にセレクトしたテナントを入れるという、そういう意味でも書店の枠を超えていったのです。
従来の百貨店よりもさらに空間全体の統一感がはっきりしており、「テナントは多いけど、なんかバラバラ」というイメージが全くありません。
そんな誠品の中で今回ご紹介する誠品生活松菸店はMRT板南線市政府駅から北へ徒歩12〜3分のところにあります。
日本統治時代に造られたタバコ工場の跡地を再開発し、複合施設として、日本を代表する建築家伊東豊雄氏が設計し建てられたビルが松山台北文創ビルです。
特徴ある形
写真でもわかると思いますが非常に独創的な形のビルです。平面図を見るとそれがよりはっきりします。
そのうちオフィスを除くすべてを運営しているのが誠品なのです。ホテルまで経営したんですね。そのロビーを見たらびっくりしますよ。まるで図書館です^^
さて、商品販売空間はもちろん誠品書店もありますが、完全な百貨店になっています。しかも・・
- 映画館
- ホール
- ホテル
が同一ビル内にあり、まさに複合経営です。
百貨店部分はビルの中で地下2階と地上1〜3階を占めています。
B2・・飲食階
1F・・衣服・装飾品、カバン・バッグ、文具玩具、生活おしゃれ品、化粧品など
2F・・誠品が拘った台湾ブランドが多くあり、もう一つは、手作り体験ができる創作工房がいくつもあリます。またお土産品にできるような商品も多数あります。
3F・・誠品書店が珍しいLPレコード店も兼ねて大きく占めており、その他「迪化街」の記事でもご紹介したお茶の老舗「有記名茶」やタピオカミルクティーの「春水堂」なんかも入ってます。
ただ単にブランドが多い、入っている店舗が多い、とかそういうんではないんですね。顧客本位で美しくも優しく落ち着いた空間で、顧客が望む商品が誠品のコンセプトに基づいて並べられています。
そしてそして、なんとCNNが選ぶ「世界のクールなデパートの一つ」に選ばれたんですよ!
誠品生活松菸店の基本情報
住所:台北市信義区菸廠路88号
電話番号:02-6636-5888
営業時間:11:00〜22:00
休業日:無休
クレジットカード:可能
ホームページ:誠品(日本語なし)
松山文創園区
誠品生活松菸店に行くことをおすすめするもう一つの理由は松山文創園区の中にあるということで、ついでにこちらも見て回れるのが嬉しいですね。
まさに観光+ショッピングに最適の場所です。
上にも書きましたが、松山文創園区は元は日本統治時代に造られたタバコ工場です。
誠品生活松菸店は敷地の北東側に新しく建てられましたが、広大な敷地の他の部分は基本的にタバコ工場の建物や庭の再利用です。
都会のど真ん中にあるこんな広大な土地を・・
- 歴史の垢が一杯ついているその状態で残し
- 史跡としての価値を見つめ直しつつ
- 新しい文化創造の拠点にしてる
これってやっぱり凄いでしょ。
広さは約6.6ヘクタール、ということは約20,000坪。広いですよね〜。
敷地内は・・
- 東側に生態池があり、アヒルや魚がいます。
- 北の東側には上で紹介した台北文創ビルがあります。
- 北の西側には5つの倉庫群があります。
- 南側の大きな建物はタバコ工場と付帯施設です。
- 工場の中にはバロック式の見事な庭園があります。
この空間の中で、様々な展示や創作、劇や演奏や講演などなど、日々文化を発信しています。
工場の東北角には、台湾ブランドの楽しい可愛いグッズがたくさんある松菸小売所。そしてその向かい、池の横のCAFÉ SOLEは私のおすすめです。
五分埔服飾広場
台鉄松山車駅から南へすぐ・・
- 松山路(の東側)
- 松山路119巷(の南側)
- 中坡北路(の西側)
- 永吉路(の北側)
に四角く囲まれた場所にあるのが、台湾最大の服飾問屋街・五分埔服飾広場です。小売もしている問屋ですね。
大阪で言えば、昔の船場がこんな感じだったのでしょうか。違うかな?
場所は、MRT松山駅もしくは台鉄松山車駅から広い松山路を南に400m〜500mくらい歩いた左側一帯です。
お店一つ一つは大きくないのですが、それが1000以上もあるのですから、実際行ってみればわかりますが圧巻ですよ。
各お店には服が入っている透明のビニール袋がいくつも置かれています。格安スーパーで商品が段ボール箱に入ったまま並べられているのと同じような感じです。
エリア内の道は結構狭いところもあり、週末で混雑していたら、移動だけでも大変です。
台湾の女性に以前聞いた話ですが、夜市で売っている衣服も百貨店で売っている服飾品も、ここで買い付けているケースが多いとのことです。
それだけに流行の最先端を走る品物も含め、ありとあらゆる服飾品があるのです。ありとあらゆるとは、高級品からパチモノまでという意味もあります。
台湾製に限らず、中国やベトナム、タイ製に至るまで色々なので、相当柔軟に財布と相談できますよ。まあ、ありえないような価格の服は幾らでもあります。
当然ながらいいものも安いです。そりゃそうですよね、商売人が買い付けに来るのですから。
もちろん日本語はほとんど通じないので、納得の買い物をするには・・
- 熱意
- 笑顔
- 勇気
- 指を中心としたボディアクション
が必要です。ホントですよ。私が昔連れて行った日本人女性はすっかりハマってしまって、日本語と指を折ったり立てたり、手を上げたり下げたりだけで、確か10着近く買ったはずです。
これに何時間も付き合い、帰りは荷物持ちをする私は結構我慢強い方かもしれません^^
ということで、目利きのできるセンスある人・掘り出し物見つけ名人にとっては観光以上に魅力ある場所でしょう。
最後にトイレですが、松山進安宮という廟が(エリアの東側にある)五分埔公園の南側にあるので、ここを利用してください。
饒河街夜市
五分埔服飾広場で買い物をして日が暮れたら、饒河街夜市に行きましょう。
五分埔服飾広場からは、松山路を電車の駅の方へ(北の方へ)歩いて行くと、突き当りが松山慈祐宮媽祖という大きな廟で目印です。
そこから左側500mくらいにわたって饒河街夜市のお店が並んでいます。
台北では士林夜市について2番目の規模ですが、台湾の夜市にあんまり馴染みのない人に、特におすすめです。
何故なら道が一本しかなくわかりやすいからです。
両サイドの歩道際にそれぞれ1店と道の真ん中に2店ができるのでそれで4店。この状態が500mまっすぐ続きます。店の多さがわかるでしょ。
だから、道の北側を奥まで行って、帰りは南側を通って元の場所に帰ってくるという、迷わない間違わない回り方ができるのです。
道の真ん中に店があるし、人が多いので歩きにくくはなりますが、これが賑わっている夜市の姿でしょう。
もう一つ、道の両側には本来の商店があってここも営業しているので、ゆっくり食べたい場合はそっちで食べればいいし、物販店も数多くあるので重宝します。
ということで、五分埔服飾広場と饒河街夜市をセットにして効率よく遊びましょう。
永康街
ラストにご紹介するのはお店ではなく、永康街という街・場所です。MRT淡水線・中和新蘆線が重なる東門駅の南側一帯で、昔から、落ち着いた住宅地です。
具体的には、MRT東門駅の5番出入り口出て、そのまま、ほんの20mくらい歩き右折します(永康街という道を南下)。200mくらいで永康公園がありますが、だいたいその界隈です。
ここをおすすめする理由ですが、ある程度台北に来ていたら知らない人はいないという有名な場所なのですが・・
- 美味しい食事処がたくさんある
- おしゃれなカフェがたくさんある
- 美味しいかき氷のお店がたくさんある
- 個性的な商品を扱うショップがたくさんある
- シャンプーやマッサージなどもある
ということで観光以外はこの街にいれば大体事足りる、という大変便利な場所なのです。あんまり散らばってなくて、こじんまりしているのもいいです。
そして、何より街の雰囲気がいい、これが大きなポイントです。
有名な飲食店もありますよ。
- 別記事で何回か紹介している鼎泰豐の本店はこちらです。
- これもまた別記事で紹介している度小月は永康街にもあります
- かき氷系なら芋頭大王とか
- これも別記事で紹介したキティちゃん鳳梨酥の紅桜花食品も永康街ですね
永康街で客のいる店はどこでも美味しいので、逆に、事前情報なしでふらっと入った方がいいような気もします。って、私はいつもそうしてます^^
一方、個性的で粋なショップもたくさんあります。そんなに広くないエリアなので、是非実際に歩いて体験してください。うろうろするのが楽しい街です。
長順名茶提供のイラストマップが役にたつかもしれません。
好来
一店だけ、私が個人的に大好きなお店を紹介します。
特別にご紹介するお店は麗水街と永康街6巷の北東角にある一階地下一階からなるショップです。くたびれた家屋を改装して出来たお店の中は非常にセンス良くプロデュースされています。
一階と地下一階は、全く違うコンセプトに基づいて選択された商品の数々が置かれています。
1Fの一針一線はポーチやバッグやコースターにクッション、それにIT機器の袋などなど。どれもおしゃれで綺麗な刺繍が魅力的なデザインで施されています。
これらは全て中国四川の羌族(チャンゾク)の女性が製作したものであり、この階の陳列のメインとなっています。
一品一品丁寧な手作業で本当に気が惹かれる仕上がりになっていると感じますが、こっち方面に詳しい方、どうでしょうか?
その他、写真の通り可愛い食器や栓抜きや小物が飾られています。
一方、B1の好来はガラッと色合いが変わって、台湾テイストな商品が所狭しと並べられています。
お茶・阿里山コーヒー・パイナップルケーキ・ドライフルーツ・フルーツジャム・綺麗な花布・絵葉書・メモ帳・茶器・食器・コースターなどなど。
とても書ききれない数多くの種類の小物が所狭しと並んでいます。そしてこれらは老板自らチョイスし仕入れをしているので、ありきたりなものはありません。
まさにお土産を揃えるにはうってつけのお店だと思います。永康街にいらしたら是非お立ち寄りください。
とにかくセンスが良くて、たとえ買わなくても、見に来る価値は十分にあると思います。
お店からメールが来て、一針一線からは撤退するとのことです。おそらくチャン族の商品ももうないのかな?
7月以降のお店の様子はわかりませんがオーナーの志は同じなので、魅力ある店に変わりはないと思います。
次回訪問した後に、記事と写真は変更します。
まとめ
この記事では、様々な種類のお店やエリアを紹介してきました。
- 等身大の台湾生活が見えるスーパーマーケット、気軽にお土産や食料が買える・・頂好超市
- IT関連ならなんでも揃う台湾一の電脳ビル・・光華商場・三創生活園区
- 一世代前の華やかさを残した地元密着の大型商業施設・・京華城
- 台北市内にある唯一の政府公認免税店・・EVERRITCH
- 本屋さんが作った台北一おしゃれで垢抜けた創造性豊かな空間・・誠品生活松菸店
- あらゆる衣料が信じられない安値で買える台湾一の問屋街・・五分埔服飾広場
- 優しい空気の中に観光客がリクエストする全てを用意して待っている・・永康街
そして、ついでに行ける近隣情報についてもご説明しました。
結構盛りだくさんになりましたがどうだったでしょうか。ぜ〜んぶ覗いて見たいと思いませんか。
でしょう! とっても一回来て見て回れるものではありません。
そうです、何回も来て何回も楽しいショッピングをしてください。今や、国内旅行よりも安く済むのですから。
Time for Taiwan !!
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