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Safariで広告なしのYouTubeは見れないか?
これがね、過去ず〜っとダメだったのですよ。ところが今年に入り、遂に究極のSafari用広告ブロッカーが機能拡張として登場しました。
そこでこの記事では、この機能拡張を使うことにより、100%広告なしのYouTubeを見ることができる件についてお話をします。
私は過去、YouTube再生時だけChromeを使っていました。
その間、広告ブロッカーの機能拡張は色々入れては外しして試してきました。
Chromeでは一応、動画再生中の広告はブロックできてたんですね。ところが、動画再生前に出てくる広告というか、動画の頭に出てくる広告がブロックできないのです。
過去「完全に大丈夫かな?」とかって思ったこともあったような気がします。しかし、Gooleが、広告の表示手法というかアルゴリズムを変えてくるんでしょうね。結局は「完全」にはブロックできなくなかったのです。
実際にブロッカーとしてよく使われているのが”AdGuard”シリーズです。が、いずれにしても動画開始冒頭の広告はガードできません。或いは、ガードできたりできなかったり。
そもそもChromeは重いしメモリ喰うし、できればSafariで完全なる広告ブロックをしたうえでYouTubeを見たいわけです。
さて、ここ数ヶ月の間に朗報が二つ発表されました。
一つ目は、iOSが15にメジャーアップデートし、Safariに機能拡張が備わったこと(これめっちゃ高得点!)。もう一つは、Safariの機能拡張として”Vinegar”が登場したことです。
結論を申し上げますと、Vinegarを使えばiPhoneもiPadもMacも、広告100%完全ブロックのYouTube動画が再生可能になります。
VinegarをSafariに入れた当初は信じられませんでした。あのダメダメSafariのYouTubeがホントに広告なしで再生されるなんて。ちょっと感動しましたよ。
というわけで、では、早速具体的な話に入っていきます。
Vinegarの特徴
早速iPhone・iPad・Macにダウンロードしたいところですが、その前に、このVinegarが持つ特徴を簡単に説明しておきます。
以下のような優れた特徴を有しています。
- 見たい動画に組み込まれた全ての広告をブロック
- 画面表示は、デフォルト・シアター表示・全画面表示・P インPの4種類
- 動画の画質を選択できる(動画なしで音のみも選択可能)
- 4Kに対応している
- 15秒の早送り・巻き戻しができる
- 再生速度を選択できる
- あなたが選択肢を用意しているなら音声出力先が選択できる
- ショートカットが用意されている
主だった特徴は以上ですが、その他安全性における配慮もなされていますが、ここでは触れません。
iPhoneにおける特徴は少し劣る
上記1〜8の特徴のうちiPhoneだけないものが幾つかあります。
- シアターモードがない
- 4Kに対応していない
- 音声出力先を変更できない
- ショートカットが使えない
Vinegarは無料ではなく250円が必要です。でも、たったそれだけで、iPhone・iPad・Mac全てにインストールできます。
Vinegarは11月の初めにリリースされ、幾つか気になる不具合もあったのですが、かなり素早く修正されています。気がつけばもうバージョン2.0。
新しい改善点については、時々、App Storeで確認するといいでしょう。
変化の早い世界ですが、これは本気で期待できるかも。
iPhoneにVinegarを実装
ではいよいよ実装について説明していきます。
まずはインストールとセッティングですが、Macが一番簡単で、iPhone・iPadはちょっとだけ一手間必要です。
ここではiPhoneを例に進めます。
Vinegar – Tube Cleaner
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インストールと「設定」アプリ内のセッティング
- App Storeをタップ
- 検索窓に”Vinegar”と入力
- Vinegarをダウンロードする
- Vinegarが立ち上がるので画面下の”How to Use”をタップする
- セッティング手順が記載されているので確認する
- 「設定」アプリ>「Safari」>「機能拡張」と入ってゆく
- 「機能拡張」の中にVinegarがあるのでタップする
- Vinegarのページに入ったら「オン」に変更する
- 同一ページの下に4つサイトが示されているので、いずれも「許可」に変更する
以上でSafari立ち上げ前のセッティングは終了です。
Safariでのセッティング
もしYouTubeアプリが入っている場合は先に削除しておきます。その上で以下の通り進めてください。
- Safariを立ち上げる
- ①↓をタップするとポップアップが出てその中にVinegarアイコンがあるのでタップする
- このように↓セッティングする
これでSafariで広告なしのYouTubeが見られるようになりました。取り扱いに慣れたら、セッティングは好きに変えてください。
Safari内のVinegarセッティング・アイコンの位置
- 【iPad】セッティング・アイコンの場所
- 【Mac】セッティング・アイコンの場所
(Vinegar)YouTubeのUI
セッティングが終わってSafariでYouTubeを立ち上げてみると、今までのYouTubeとは何か違う気がする。
いえいえ、本当にUIが違います。ちょっと戸惑いますよね。順に解説します。
ショートカット
Macかキーボード付きiPadの場合は、先にショートカットを覚えましょう。その方が何かと便利です。
- スタート / ストップ・・「K」
- 早送り・・「L」
- 巻き戻し・・「J」
- シアターモード・・「T」
四つの画面モード
YouTube鑑賞の画面は4種類あります。
- デフォルトモード
- シアターモード・・動画画面の下に、グッドボタンなどと並んで”THEATER”があり、これをタップ(クリック)するとSafariの横幅一杯の画面になる
- 全画面モード・・動画画面左上に矢印二本でピンチアウトのようなアイコンがあるので、これをタップ(クリック)すると全画面モードになる
- ピクチャー・イン・ピクチャー・・全画面アイコンの隣にあるアイコンをタップ(クリック)するとp in pモードになる
その他の操作
- 早送りと巻き戻し・・動画画面左下にそれぞれのアイコンがあるのでタップ(クリック)する。ショートカットが使えるのであればその方が実用性が高い
- スピーカー選択・・動画画面の右下、ボリュームアイコンの隣にあるディスプレーのようなアイコンをタップ(クリック)すると表示されるので、例えばiPadで再生していてHome Podが表示されていればタップ(クリック)一発で音の出先が変更できる
- 再生速度変更・・動画画面右下に二重括弧記号があるのでタップ(クリック)すると再生速度の変更ができる。また動画により可能であれば「字幕」が出る
- 画面解像度変更・・デフォルトモードの時、動画画面の上側に解像度が表示されるので選択できる。また一番右の「Audio」は音声のみ画像なしである
まとめ
Vinegar – Tube Cleaner
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YouTubeの広告を完全削除してくれる機能拡張”Vinegar”の紹介でした。
まじでグッドな機能拡張だと思います。
有料ですが少額だし、鬱陶しさが完全払拭できると思えば安いもんです。
また、UIが今までとは違うので最初は戸惑うかもしれませんが、すぐに慣れますよ。
長い間「ブラウザはChrome」という方が多かったと思います。
しかし、ここに来てSafariもかなり使えるようになってきたし、YouTube広告問題も解決したとなればSafari復帰もいいんじゃないですか。それになにより軽い。
ただ、またまたGoogleが手を打ってきて、結局「イタチごっこは続く」という可能性もないとはいえないのが辛いところ。
まあ、Googleもそれが収益源なのでしょうがないですね。
いたずら電話に悩んでいませんか?
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