目 次
一台のキーボードで三台のデバイスを操作できる
この記事はマルチデバイスキーボードK780の紹介を目的として作成しました。
複数のデバイスに接続できるキーボードの中でも、今回、あえてK780を推しています。当然、それなりの理由があるからですが、以下順次細かく述べてまいります。
私は根っからのAppleデバイス・ファンなので、iPad・Macの接続を想定して説明していきますが、WindowsやAndroidそしてChorome OSも接続可能です。
中でも、特に、iPadとMacを一台のキーボードで操作できるメリットは非常に大きいと実感しています。
もちろん、iPad用のキーボードはAppleからもその他からも発売をされており、私自身(Appleのはめっちゃ高いので)Logicoolの製品を持っています。
しかし、こう↓使うよりも
この↓ほうが、一台のキーボードで操作できて、すっきりとスペース節約でいいでしょ!というのがこの記事最大の強調点です。
では、早速具体的な特徴を述べてまいります。
ペアリング方法は二種類
Fキーの1〜3をペアリングキーとして割り当てています。つまり、3台とペアリングができるわけです。
で、各デバイスとの接続方法はこの↓二種類です。
- Bluetooth接続
- USBを通したUnifyingレシーバー接続
今の世の中、ありとあらゆるデバイス同士の無線接続は、基本、Bluetooth接続です。デバイス以外に物理的なものが一切不要なのが便利です。
では何故Unifyingレシーバー接続があるかというと(私の解釈ですが)Bluetoohは往々にして不安定な時があるからです。
または、Bluetooth不対応な機器があるからかもしれません。
パソコンのようにUSBポートがあれば、ここにUnifyingレシーバーを差し込みペアリングを行うことにより、非常に安定した接続状態が維持できます。
しかし、iPadやiPhoneにUSBポートはないので、マルチペアリングという意味ではUnifyingレシーバーを利用した接続はあまり意味がないように感じます。
それに、例えば、MacとWindowsの同時作業という場合(以前よくやっていた)も、Unifyingレシーバーが一つしかないのだから、やっぱり基本的にはBluetooth接続なのかなと思います。
Bluetoothでペアリング
ペアリングは簡単です。
- 各デバイスのBluetooth設定を開いておく
- 任意のEasy-Switchキーを長押しするとLEDが高速点滅するのでそこで指を離す
- 各デバイスのBluetooth設定にK780が表示されるのでクリック(タップ)する
- 画面にパスワードが表示される
- そのパスワードをキーボードに入力しenterキーを押す
- 各デバイスのBluetooth設定でK780との接続が表示される
これで接続完了です。
そしてペアリングを完了した後の切り替え運用ですが、非常にスムーズです。
私の場合、Mac(F1)とキーボードに立てかけたiPad Pro(F2)の切り替え運用が主ですが、ファンクションキーの1と2を押し変えるだけで同時に使えるのが便利すぎます。
また、Bluetoothでの接続なら、ペアリング時に自動的にOSを判別してくれます。
PS4との接続
PS4とはBluetooth接続ができません。以前使っていたSatechiのキーボードはできたのですが。
でも、PS4にUnifyingレシーバーを差し込むことで接続が可能になります。
デバイスのスタンドが不要
再度申し上げますが、K780を推す理由の一つがここにあります。
Macしながら「その」キーボード前に立てられたiPadを「その」キーボードで操作できる。これが実際に経験してわかる、マジで感激する仕様です。
別にね、なんてことないといえばなんてことない。キーボードの後ろに溝があって、そこにデバイスを立てることが出来るというだけの話です。
しかし実際に体験すると、想像を超える快適さなのです。
一方、iPhoneでキーボードを使うことは実際にはあまりないでしょう。
でも一緒に立てかけておくと、電話がかかってきたり通知が鳴ったりしたときに、全く顔を動かさずにチラ見できて、これまた便利なんですよ。
Appleデバイスとは関係ないですが、15.6インチのモバイルディスプレイもほぼピッタリ立てることができますよ。
K780の重量
キーボードスタンドにiPad Pro 12.9や15.6インチのモバイルモニターを立てかけて転倒しないの?という疑問が湧いてくるかもしれませんね。結構大きいし、重さもそれなりだし。
全然余裕です。つまり、そのためにキーボード本体の重量がそこそこあるのです。
- 本体の重さ:875g
因みに、現在私がメインで使っているフルキーボードMX Keys for MacはK780より明らかに大きいにも関わらず810gです。
キーボードの特徴
テンキーを備えつつも幅を抑えている
フルキーボードのMX Keys for Macの幅は43cmで、これに対しK780の幅は38cmです。
なんで5cmも節約できたかというと、この部分↓をすっぱり取ってしまったからです。
仕事で使う場合、特に、NumbersやExcel使いはテンキーがないと仕事にならないですが、↑はなくてもなんとかなります。
そこを犠牲にして5cmも横幅を抑える方が、狭いデスク上では助かるという方も多いと思います。ただ、その分カーソルキーが随分窮屈になって使いずらいことも確かです。
いずれにしても、テンキーが備わりつつこのスッキリ感は多くの人を魅了するのではないでしょうか。
キーピッチとキーの形など
キーピッチは標準的な19mm、そしてキーの形はまん丸です。
この「まん丸」が打鍵のマイナス要素になるかどうかがちょっと心配でしたが、実際使ってみたら全く打ちにくくないし無問題でした。
キーストロークは浅くて、ちょうどノートPCのキーを打つような感触です。しかし、Macbookのキーのペチャペチャ感はないです。
打鍵音はノートPCと同じようなものです。色んなキーボードの口コミを読んでいると、かなり音を気にする方もおられるようですが、K780に関してはカチャカチャした音はしないし、特にうるさくもないです。
キー配列
キー配列は日本語JIS配列のみで、しかもどちらかといえばWindows用寄りの仕様です。
再度写真をご覧ください↓。キー上の印字はMac用が淡い色になってます。これが思いの外見難いです。
なのでキー上の印字を見ながら打つ方は、慣れるまで少し時間が必要かもしれません。
Fキーとショートカット
上述の通りK780のFキー1〜3はEasy-Switchキーという接続デバイス切り替えキーになっています。
その他のFキーは其々のキーに記されているアイコン通りのホットキーです。
では、Fキーとして使うにはどうすればいいのかというと、スペースキーの両側にあるfnキーと同時押しでFキーとなります。
ここで問題になるのがWindowsのExcel使い。セル入力の際にはFキーを頻繁に使うとのこと。特によく使うのはF2でしょうか。
それを一々fnキーをセットでないと使えないのは大変辛いみたいです。
その件の解決、そして、ショートカットを使えるようにするためには、Logicool Optionsというアプリをインストールする必要があります。(MacかWindowsのみ)
Logicool Options
ファンクションキー
インストールしたアプリを立ち上げK780を指定したら以下の画面↓になります。
画面左下の「F1、F2などのキーすべてを標準ファンクションキーとして使用」にチェックを入れるとfnを押さなくてもFキーとして使えるようになります。
ただその場合は注意が必要です。
当然ながらデバイス切り替えにはfnを押しつつF1〜F3を押す必要があるからです。これを忘れてしまって、F2を押してもデバイスが切り替わらないと困ったのが私です。
ショートカット
Logicool Optionsを入れることによりショートカット↓が利用できるようになります。
その他のショートカットとしては以下のようなものがあります。(私はこれメッチャよく使う)
- Fn + 9 :page up
- Fn + 3 :page down
- Fn + 7 :home
- Fn + 1 :end
電池とUnifyingレシーバーの収納場所
キーボード本体を裏向けると真ん中にその蓋があり、これを開けると電池とレシーバーが見えます。
そうなのですが、この蓋がありえないくらい開けにくいので注意が必要です。
コツは、写真上側、本体と蓋の間に両手の爪を挟み、下に引くと開けられます。最初は要領がわからないから少しずつ力を入れてください。
電源ON/OFFスイッチの場所
わかりずらいですが、本体右側にあります。
Logicoolの取説
こちらが取説です。読みたい方はどうぞ。
まとめ
Logicoolのキーボード、K780を紹介しました。
特に新しいキーボードでもないのですが・・・
- デバイス3台切り替え可能
- テンキー付き
- デバイススタンド付き
- 手の届きやすい価格
この四点セットで名機になっています。
もちろん足腰がしっかりしているという前提があるからですが。
スタンドの関係で重量はありますからモバイル用途には不向きで、デスク専用ですね。
で、置いてみれば実感するのですが、なかなか落ち着いたデザインでどんなシーンにもマッチします。
ただ、個人的には後部のスタンドも本体と同色ならもっと良かったと思います。
ともあれ、Macのキーボードとして、そしてスタンドにはiPadとiPhoneを設置し、このシチュエーションが実に使いやすいことを実感しています。
あなたがお使いになっても、きっと、随分ストレスが少ない作業環境となるでしょう。
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