iCloudの設定と使い方を知ればApple製品がもっと便利になる



そもそもiCloudって何よ?

iCloudというサービスは昨日今日できたものではありません。

ですが特に、お持ちのAppleデバイスはiPhoneだけという方の中には、iCloudを全く知らない、或いはそもそも関心がないという場合も多いでしょう。

そこでこの記事では、iCloudが如何によく出来ていて、使わないという選択肢がない理由を丁寧にご説明していきます。

ではiCloudってそもそも何なのでしょう?

はい超簡単に言うと、iPhone・iPad・Macなど、あなたが使っているAppleデバイスの全てのファイルや写真・動画のデータ倉庫です。

しかし、ただのデータ倉庫ではありませんよ。かなり賢いデータ倉庫です。では、どれくらい良く出来ているのか? 以下にお話ししていきます。

Windows用もある

尚、iCloudはWindows版も用意されてはいますが、この記事ではAppleデバイス用だけの説明を行います。

 

データの保管と取り扱い

Appleのアプリもサードパーティーのアプリも、その多くのデータファイルはiCloud上に保存できます。

どのデバイスからでも写真やデータファイルをiCloudにアップできるしアクセスできます。複数人で同時アクセスそして同時エディットすることも可能で、しかも自動で保存してくれます。

(データには直接アクセスできる場合とアプリを通してしかできない場合がある)

例えばAppleのアプリなら、カレンダーのスケジュール・メモの内容・Safariのブックマークなどが、どのデバイスで開いても常に最新の状態になっています。

また、PagesやNumbers・Keynotesなどは、事前にあなたがメンバーを指定しておけば、そのメンバーと一緒に同時編集ができます。

メッセージappなら、全てのメッセージをiCloudが自動保存してくれるので、iPhoneを買い替えて新しいiPhoneでメッセージappを立ち上げても会話を続きから再開できます。

Macなら、デスクトップと「書類」フォルダの全てのファイルをiCloud Driveに自動バックアップすることもできます。

ファイルapp

iOS14・iPad OS14にバージョンがアップして新しく「ファイル」というファイルを取り扱うことができるアプリが追加されました。

Macでは当然のようにできていたファイルの取り扱いですが、iPhoneやiPadでは、そもそもファイルを取り扱うという概念がなかったのです。

 

iPhoneやiPadにおいて、iCloudの中でファイルを管理したり表示ブラウザの役割をしているのがファイルappです。(厳密に言えばちょっと違うのですが、そう理解して問題はないです)

ファイルのコピー・ペーストや削除、或いは新規フォルダを作成して、そこにファイル入れたりというようななことをファイルappでできます。

Macの場合はちょっと違ってファイルappは表示されません。代わりにFinderに「iCloud Drive」が表示され、そこからiCloudで管理されているファイルやフォルダにアクセスできます。

その他にもファイルappにはできることがあり、詳しく知りたい方はこちら↓を読んでください。

 

 

写真の保管と取り扱い

特筆すべきは「写真」アプリ内の写真や動画の扱いです。詳しくは、この↓記事で紹介しています。

写真の保存

増え続けるiPhoneの写真を最も手軽に保存する方法はiCloudだ

どのデバイスで撮った写真も自動保存されるし、見れるし検索できるのですが、凄いのは、どれほどたくさんの写真を撮ってもデバイスの容量を気にする必要がない点です。

何故かというと、フル解像度の写真はiCloudが自動保管してくれて、各デバイスにはサムネールがあるだけだからです。

そして、エディットなどのためにフル解像度の写真が必要になったら、その都度その写真だけをダウンロードすれば良いのです。

また、マイフォトストリームという機能を使えば、Wi-Fi環境下で、直近30日間の写真を一時保存してくれ(期日自動更新)、しかもiCloudストレージを消費しないのが大きな特徴です。

一方、共有アルバムを作成すれば、あなたの指定した人達とアルバムにあげた写真を共有することができます。

ただ、便利であるが故にちょっと理解しにくい部分もあるので、一度はググッと理解を深める必要があるのではないでしょうか。

写真の保存

増え続けるiPhoneの写真を最も手軽に保存する方法はiCloudだ

 

 

iOS・iPadOSのデバイスのデータ自動バックアップと復元

iPhoneとiPad内のデータは下記2条件が揃っている時に、iCloudが自動バックアップを行ってくれます。

  • デバイスを電源に繋いでいる時(充電している時)
  • Wi-Fi環境にある時

この素晴らしい機能がiCloudにあるからこそ、iPhoneやiPadを買い替えた時に(破損した時・紛失した時も)、短時間で新しいデバイスに以前の状態が復元できるのです。

Macのバックアップ

一方、Macのバックアップは、iCloudではなく、独自にTimeMachineという機能を使って(多くの場合は外付けディスクに)バックアップします。

これはコレで凄くて、バックアップディスクの容量が許す限り、時系列にバックアップの世代がズラ〜っと並んで、お好みの世代のデータやディスクまるごとを復元できます。

 

 

Appleデバイスを紛失した時に見つけることができる

iPhoneやiPadやApple Watchなど各種Appleデバイスを紛失した時に、iCloudの「探す」機能をを使えば、他のAppleデバイスを使って見つけることもできます。

もし他のAppleデバイスを持ってなくても、友人等のデバイスからブラウザでiCloud.comにアクセスできるなら、簡単に探すことができます。

この機能によってセキュリーティー能力は随分と向上することになります。

こういうのってやってみる事が一番理解を早めるので、一度ご自分で確認しておくのがいいでしょう。

 

 

全てのAppleデバイスがiCloudで繋がっているデメリット

便利と不便は常に隣り合わせです。

上で沢山述べてきたように、iCloudで同期されているメリットは深く広いです。使い慣れると手放すことができません。

ところがこれ、一歩間違うととんでもなく不便になってしまう時があります。

例えば、iCloudで繋がっているiPadで写真を消去すれば、「iCloudで繋がっている全てのデバイスは最新」なので、当然iPhoneにある同じ写真も消えてしまいます。

iCloudに保管されている全てのデータも同じです。

無意識に、このようなミスを犯してしまう可能性がiCloudのデメリット?です。「iCloudの」というのはちょっと微妙ですが。

とにかく気をつけなければいけないですね。

ただし、そうなったとしても絶望的ということはないんです。削除ファイルの復元方法がちゃんとあります。

 

 

iCloudでデバイスが繋がれるために必要なこと

Apple ID

iCloudを利用するためにはApple IDでサインインしている必要があります。

というか、iPhoneにせよiPadにせよMacにせよ、利用している限りは、ほぼ必ずApple IDでサインインしているはずです。

これがキモ中のキモで、iCloudを通じて全てのデバイスが結ばれているのは、同じApple IDを使っているからです。

とにかく、あなたにとってApple IDは大切です。

それから、Apple StoreやApple Musicで買い物をしたりする時にもApple IDは必要ですね。

 

2ファクタ認証

同じApple IDのiCloudで繋がっているのは確かにこの上なく便利なのですが、個人情報を守る観点に立てばちょっと危ないという懸念があります。

そこで、リスク回避のために是非とも設定して欲しいのが「2ファクタ認証」というセキュリティー強化策です。

これは、例えば新規購入したiPhoneに初めてサインインする時、パスワードだけではなくもう一つ、別の信頼済みのデバイスに表示されるか、若くは信頼できる電話番号に6桁の確認コードが送付されるので、このコードを入力することであなたの信頼できるiPhoneとなるのです。

それから、もしウェブ上でサインインする場合は、そのブラウザを信頼するかどうかを選択できて、一度信頼したら、次回サインインの時に確認コードを求められることはありません。

以上、ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、便利になればなるほどこのような対策を軽んじてはいけないです。

 

 

iCloud同期のオンとオフ

iPhoneで説明しますが・・・

  • 設定アプリ>Apple ID>iCloud

と順にタップして入ってゆくと、こんな↓画面になります。

ここを見れば一目瞭然。アプリごとにiCloudで同期・保存ををするかどうかをオン/オフで決められます。

一つの注意点

少し下にスクロールするとiCloudバックアップという項目がありますが、これを含めそれより上は、個々のオン/オフが直接作用します。

 

ところが、iCloud Driveという項目以下のオン/オフは、iCloud Driveがオンになっていて初めて意味をなすもので、逆にiCloud Driveをオフに設定するなら、それ以下のアプリのオン/オフには関係なく、iCloud上で同期・保存はされません。

メール

iCloudの中にメールという項目があります。これをオンにすると何が同期・保存されるのか?という疑問です。

誤解されやすいところですが、メールapp全体がiCloudによって同期・保存されるわけではありません。

もう覚えておられないかもしれませんが、例えば、初めてのAppleデバイスとしてiPhoneを利用される場合、初期設定段階でApple IDの作成を促されます。

その時にApple IDとして@以下が”@iCloud.com”のメールアドレスを作成された場合、このメールアドレスがiCloudを通じて同期するのです。

Apple IDは別のメールアドレスで作成して、その後”@iCloud.com”のメールアドレスを作成することもできますが、iCloud同期に関しては同じことです。

メールappを立ち上げるとiCloudというメールボックスが出来ているはずです。

Apple IDもiCloudメールも作成しないという選択

それはそうしようと思えばできます。そういう状態でデバイスを使ったり電話をしたりは可能です。

が、著しく不便になります。実際とんでもなく不便で、iPhoneを利用する積極的な意味もないと個人的には思います。

 

 

iCloudストレージ

Appleはお試しとして5GBのiCloudストレージを無料で利用できるようにしています。

ところが5GBだけでは如何ともしがたく、どうしてもiCloudストレージの容量増加を有料ながらする必要があると思います。

iCloudストレージ50GBプランなら月額130円。200GBなら月額400円。2TBなら月額1,300円です。

例えば、写真の保存とiPhoneのバックアップだけでも最低数十GBの容量は必要です。

iPhoneにせよiPadにせよバックアップは必須です。いわば、いざという時の保険でもありますよね。手持ちのAppleデバイスがどうなろうとも、その中のデータだけは安全!!

それだけを念頭に置いたとしても月額130円・400円で可能になるなら、決して高くはないです。

というか、iCloudシステムの全体像を理解すればするほど安いと感じるのではないでしょうか。

私は200GBを契約してます。Macが母艦で、重いデータはほとんど外付けディスクに逃しているので200GBで間に合っています。

iCloudストレージの管理

iCloudがどんなふうに使われているのか、その状況をいつでも確認できます。iPhoneやiPadでは・・・

  • 設定アプリ>Apple ID>iCloud>ストレージを管理

と入ると、棒グラフで利用状況が表示されており、アプリごとの利用状況も確認できます。

更には、アプリごとにデータを削除することも可能です。

 

 

まとめ

iCloudについて詳しく説明してきました。

今まで全く関心がなかった方にも、iCloudの便利さがかなり伝わったのではないでしょうか。

ただ、便利さといっても、iCloudのどこに感じるかは人によるかもしれませんね。

私なら、何といってもデバイス間の連携作業です。

例えば、iPheneで写真を撮り、これをiPad(Procreate)で加工し、更にMac(Photoscape)で加工を加え完成させる、というような具合です。

また、Macで北京語の勉強をし、その一環として単語をAnki.appに登録し、移動中でもどこでも気軽にiPhoneでAnki.appを立ち上げ復習できるのもこの上なく便利です。

iCloudのおかげでファイルの受け渡しを気にする必要がなくなり物凄く助かってます。

 

しかし、おそらく一番大きなiCloudの価値は、自動バックアップと復元に関する機能ではないかと思います。

バックアップを全く意識しなくても、充電中に勝手にバックアップされ(Wi-Fi環境は必要)、このおかげでデバイスを買い替えても恐ろしいほど簡単に以前の環境が蘇ります。

デバイスを(特にパソコン)長い間使っている人であるほどバックアップには悩んできたはずです。

同期アプリの問題・外付けディスクの問題。しかも、何かの勘違いや、いきなりやってくるディスク不良で保存データが瞬時に飛んでしまったり。

意識しないで固いバックアップができて、カップ麺作るより簡単に復元できるってどんだけ幸せか。

以上をもってこの記事を終了します。少しでもお役に立てば幸いです。



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