クレジットカードの更新期なのに新カードが届かない理由



新カード到着待ちの心境

あなたが今使っているクレジットカードには、必ず有効期限があります。当然ながら、その期限が過ぎるとカードは無効になります。

だから、特別な事情がない限りは、期限の到来する前に、必ず更新された新しいカードが郵送されてきます。

しかし、もし、更新時期が近づいているのに新しいカードがなかなか届かなければどうでしょう。

ちょっと不安になったりしますよね。結構ドキドキしたり、原因をいろいろ考えたり・・・

  • 「そういえば8月には、口座の残高が不足して、少し延滞したからなぁ」
  •  「1ヶ月ほど前にサービスセンターに質問した時、対応してくれた人にイラっとして、ちょっとキツイ言葉で喋ったからなぁ」

 

結果的に新カードが届けばいいですが、届かないと、特にヘビーユーザーは大変です。心情的には「手持ちの他のカードを使えば良い」というものでもないでしょう。

そこで今回は、クレジットカードの期限更新にまつわる、あなたも気になる様々なことを一緒に見ていきましょう。

 

 

クレジットカードが新しくなる理由

カードの更新時期に新しいカードが届く届かない以前に、どうして更新をしなければならないのか? という疑問もあるでしょう。

  • 手持ちのカード、傷んでないしまだまだ使えるのに、どうして新しいカードに変える必要があるのだろう?
  • 解約するまで1枚のカードが使えるようにしたらいいのに、なんで有効期間を設けるんだろう?

ですよね。でも、それには確固たる理由があるのです。それは・・・

  1. カードホルダーとして適格者かいなかを定期的にチェックする
  2. カードのセキュリティーを最新のものにする
  3. カードの物理的品質を一定以上に保持する

というような理由が考えられます。もう少し詳しく説明しますと・・・

2. セキュリティー

よく海外旅行ののち、身に覚えのない請求がカード会社から届いた、という話があります。つまり、スキミングなどですね。こういった年々巧妙化する犯罪手口に対してカードも最新ガード技術を備えなければなりません

3. 物理的品質

手持ちカードの状況はホルダーにより様々でしょう。カード会社は、個別の状況は把握できないし、それぞれのカードの磁気トラックやICチップの状態もわかりません。

そこで、一定の期間が過ぎたら、新品カードを送りそれを使ってもらうことによって、エラー発生を回避しています。

1. 適格性チェック

しかし、期限を設けている中でも一番の理由は、定期的な適格性チェックであることは間違いありません。ここで不適格と判断されると新しいカードはお手元には届きません。その詳しい説明は、また後にします。

ということで・・・

カードには利用期限があって、その都度新しいカードにしていかなければならないの理由がある事、わかってもらえたでしょうか。

次は、カードはいつ届くのか? というお話です。

 

新しいクレジットカードが届く日

それでは、新しいカードは手持ちカード期限のどれくらい手前で届くのでしょうか。何れにしても郵送なのでどのカード会社も「更新の何日前までに」というような「到着日の確定」はできないですよね。

この点について、私が使っている三井住友カードの質疑応答欄では

通常、新しい期限のクレジットカードは、有効期限の約1ヵ月前より順次お送りしております。万が一、有効期限の月末までに届かない場合は、カード発送状況などをお調べいたしますので、カード名義のご本人よりカード裏面のお問い合わせ先にご連絡をお願いいたします。
※ETCカードは、新しい期限のクレジットカード発送後、約2週間ほど遅れてお送りいたします。

と記されています。

また、JCBカードの質疑応答欄では

新しい期限のカードは、有効期限の2ヵ月前より順次お送りしております。
具体的な発送日についてのご質問や、万が一有効期限の月末までに届かない場合は、
カード裏面に記載のカード発行会社までお電話にてお問い合わせください。

と答えられています。

ですから、そういう感覚で待って、期日が近づいてきても来ず不安になったら、あなたのカード裏面にある電話番号に電話して直接確認するのが良いと思います。

また、三井住友カードの回答にもある通り、ETCなどの別カードは少し遅れて発送されるようです

 

新しいクレジットカードが届かない理由

では次に、新カードが届かない場合の理由について説明しましょう。もし届かないとしたら、その理由はなんなのでしょうか?

不在

カードは簡易書留で来るので不在であれば当然持ち帰られます。

一番多いのがこのケースでしょう、昼間はみんな仕事に出ていますから。

不在票が置かれているので失くさないようにします。そしてご自分の都合のいい日に再配達を受けましょう。2つの方法があります。

  • 郵便局に電話をして、不在票をもとに話をし、再配達依頼をする。
  • ネット上で必要事項を入力し再配達申込みをする。(配達お申し込み受付

引越しをしてカード会社に住所変更の手続きをしていない

この場合も当然「宛先住所に宛名人がいない」ということで返されます。しかもカードは転送ができないので、郵便局に住所変更届を出していてもそれだけではダメなのです

この場合は、現在手元にあるカードの裏に記載している電話番号に取り急ぎ電話をして事情を話しし、届出の住所を変更してください。

再発行審査で引っかかった場合

審査の結果カード会社が「再発行はしない」と結論づけてしまうケースです。この場合、審査結果は絶対的で、電話をして話し合いでどうこうなるものではありません。

したがって諦めるより他はないのですが・・・

翻って、カード会社はカードホルダーに何を求めるのかを考えてみたいと思います。カードを持つことはカード会社との契約であり、契約をする以上、相手を知ることも大切だと考えます。

 

カード会社が望むホルダーとは

これはカード会社にとって最も重要な問題です。カード会社にとって有難い利用者とは・・

  • 一年を通して利用してくれるホルダー
  • 利用金額の多いホルダー
  • カード会社への支払いでトラブルのないホルダー
  • 理不尽なクレームをつけないホルダー

このような利用者がカード会社にとっては有難い利用者なのです。ということは・・・

  • 利用限度内で普通に利用する
  • 決済日には必ず口座には必要金額以上がある
  • 住所や電話番号が変わったらすぐに変更登録する
  • 客観的に見て不合理だと思われるクレームをつけない

以上のような人には間違いなく更新日の1ヶ月前後前に、新しいカードが届きます。特別なことは何もありません。普通であれば新しいカードは届くのです。

そして、新カードが届くということはカード会社とは、自動的に契約が更新されているということです。

面白くない考え方

カード会社の立場に立って、カード会社の都合を説明されるって、なんか面白くない。

「私には関係ないわ」と感じたあなた。それは誤解です。先にも述べました通り、契約である以上相手の考え方を知ることは、あなたにとって大切なのです。

それでは次に、契約が更新されないケースとはどのような場合かを見ていきましょう。

 

 

契約が更新されない理由

主な理由は以下の通りです。

  1. カードを利用していない
  2. 異常なクレームをつけた
  3. 自分以外の人に利用させるなど規約違反があった
  4. 再審査に通らなかった

では、それぞれについて説明していきます。

1. 全くカードを利用していない

たまにでも使っていれば、まだいいのですが、一契約期間中(3年間とか5年間)に一度もカードを使ってなければ、これは契約更新されない可能性もあります。

なぜなら、使ってもらって初めて商売になるカードなのに、使わなければ単なる経費増要因だからです。結構経費はかかりますよ。データ管理、カード作成、郵送費などなど。

だからあなたにとってそのカードが必要ならば、たまには使いましょう。

2. 異常なクレーム

ここで言う「クレーマー」とは、常識を逸する、話し合いができない、一方的で異常な文句を執拗に言ってくる利用者のことです。

実際にこう言う人たちを銀行員時代に何度か相手にしたことがありますが、トーンが変わるほど大きな声で顔をしかめて理不尽の限りを尽くし、話し合いなんてできたものではありません。

もし、あなたがお店の経営をやっていて、こんな人が来て文句を言い始めたらどうします? あなたが口を開けば開くほど相手は意味もなく加熱する。

どうです? 「もうお金いらないから帰って」となりますよ。カード会社だって当然再契約には慎重にならざるを得ません。そういうことです。

3. 規約違反

普段はあまり意識をしませんが、当然カードホルダーはカード会社と契約を結んでいるのです。あなたも私も。

その契約、つまり数々の約束したことについて、それを反故にしたら再契約されないこともありますよ〜ということです。

では、どんなことをしたらしなかったら規約違反になるのでしょうか?

他人にカードを使わせる

当然ダメです。たとえ自分の子供であってもダメです。ですが実際のところは、特にサイン不要なら、誰が使ったかなんてわからないし、カードホルダー自身の管理内であれば、支払いに問題がなければセーフです。

でも、使わせないほうがいいですが・・

現金化目的

カードホルダーがお金に窮して、カードで買った商品を転売して現金にするようなケースです。当然規約違反でダメに決まってます。

複数のカードで自転車操業していたとしても、極めて換金性の高い商品を継続的に多く買っていた場合には、途上審査が入る可能性も考えられます。

その他

多分これをもって契約打ち切りとかにはならないでしょうが

  • カード裏面に署名しないのは契約違反です
  • 自分の属性、住所や電話番号などを最新にしておかないと、これも規約違反です

気が付いた時にちゃんとしておきましょう。

4. 再審査に通らなかった

これについてはこの記事の最重要部分なので、別に詳しく解説します。

 

再審査

カード会社では、少なくとも契約更新期には、「途上審査」と呼ばれるチェックを契約者に対してします。契約期間中に複数回の途上審査を行なっているカード会社もあります。

「カード会社が望むホルダーは」でお話ししました通り、普通に使い普通に入金していれば「途上審査」なんて全然気にする必要はないのです。

しかし、そうでない方にとっては当落の要なので内容を知ることは意味があります。

で、何をチェックしているのかと言いますと・・・

自社カードの延滞実績

カード会社への支払日に口座から引き落としができなければ支払延滞となります。各カード会社に限らず銀行でも、この延滞は非常に厳格に管理しています。

それは当然のことです。

顧客にカードを使ってもらって、その代金が決められた日に口座から引き落としされて。それが順調に繰り返されることによりカード会社は事業が成り立つのです。

もし、こういったカード会社と顧客の契約上の「いろは」の「い」が守られなければ、そういう顧客をたくさん抱えれば抱えるほど、カード会社の経費は増えていきます。

以上のような事情で、延滞を繰り返す人は再審査を通らない、つまり新しいカードが来ない可能性が高いと言えます。

その可否については、およそ・・

  • 延滞の回数
  • 入金までの日数

が考慮されていると考えられます。だから、たとえ一回の延滞であっても、入金までに何十日もかかっていれば契約更新をされない可能性があります。

延滞を何度も繰り返せば「ルーズである」と認識される可能性が高いでしょう。例えば10回の延滞がいずれも1日だけであっても、こんなに何度もしてれば、更新どころか強制中途解約になる可能性もあります。

一定以上の借入残高

クレジットカードに一定の枠で「キャッシング」や「リボ払い」の機能が付いている場合、これらの残高が一定以上ある場合は、毎月「途上与信」という審査を受けることになります

それでも、他社の保有カードも含め、延滞などの問題を起こしてなければ「契約が更新されない」ということにはならない可能性が高いです。

支払可能見込額

ここしばらく年を追って、多くの機関から多重に借入をした上に返済ができない人が増え、社会的な問題となってきました。

そこで「貸金業法」及び「割賦販売法」という法律が改正されて、キャッシングやリボ分割払い・ボーナス払いのトータル上限が見直され、それ以上のキャッシングその他ができなくなりました。

カードの新規入会時や更新時の審査も上記に基づいたものとなっています。

しかし、あっちのカードもこっちのカードも、どれもこれも使いまくり、というような事態になっていなければ、特に更新時の心配はないケースがほとんどでしょう。

他社の利用状況

クレジットカード会社では、新規申し込み時でも更新時でも、とにかく審査をするときになくてはならないのが個人信用情報機関です。

何故なら、自社の取引内容はわかっても、個々人が他社でどのような取引内容や実績があるかはわからないからです。

そういった情報までも含めて総合的に信用判断・審査を行うことは、カード会社にとっても利用者にとっても大きなメリットがあります。

私にはメリットがない

「そんなものを利用して審査されたおかげで継続を却下された。メリットないじゃないか」と思われた方。

完全に間違っています。もうカードを使える状態じゃないことをカード会社が把握して継続拒否をしたのです。

それでも使おうとすれば、その先に待っているのは何ですか? よくよく考えてください。

では、カード会社は主に個人信用情報のどういう点を見てチェックしているのでしょうか。それは・・・

ブラックであるか

「ブラック」と記されているわけではありません。

個人信用情報の「返済状況」項目に「異動」と記されていれば、これがブラック状態です。では何をもって「異動」と判断されるのでしょうか? その条件はおおよそ以下の3つです。

  1. 返済が長期延滞状況にある(およそ2ヶ月から3ヶ月)
  2. 保証会社が借り入れ人に代わって代位弁済している
  3. 任意整理や自己破産などが行われている

上記の3つをよく読んでください。一口にブラックといっても、ひょっとしたら全額返せるかもしれない人から、債務を放棄せざるを得ない人まで、状況の深刻さには相当の開きがあります。

そうですが、でもやっぱりブラックはブラックです。

しかも一旦ブラックとして登録されれば、カードが更新できないばかりか、今後利用するかもしれない・・

  • 別会社でのクレジットカード新規申し込み
  • 商品の分割支払い購入
  • 住宅ローン申し込み

など、どれもこれも、すべての信用取引の審査を通りません。

ブラック評価されたら?

もしお金が十分にあれば、自分を著しく不利にするブラック評価を受けるような行為はしないのです。逆に言えばブラック評価を受けるような経済状態は一朝一夕には改善しないとみられます。

ですから、一旦ブラック評価を受けたら、すぐに信用取引が再開されることはありません。どうしようもないです。

であれば、「異動」と登録されたら開き直って放置すれば良いのでしょうか?

もちろん違います。大至急とにかく一旦全部返しきることです。なんでもいいので借り入れ状態を全力でなくすことが大切です。

なぜなら、完済した或いは解約した、そこから起算して基本5年間は「異動」が個人情報に残るのです。5年過ぎてやっと消えるのです。ですから、早く全額返して「5年間」のスタートラインに立たないと、いつまでも「異動」のままです。

異動」が情報として残っている限りは何年経っても・・

  • クレジットカードの新規申し込み
  • 割賦販売の申し込み
  • 住宅ローンをはじめとする各種ローンの申し込み

どれもこれもできません。一切できないのです。

なお、国内の信用情報機関は・・

  1. CIC
  2. 全国銀行個人信用情報センター
  3. 日本信用情報機構

の3つがあって、クレジット会社や銀行や信販会社などは、必ずどこかに加盟しています。しかも、「異動」というような事故情報は3つの機関が共有しています(←ここ大事)

細かいことを調べて抜け道を探したりすることは、なんのメリットもありません。それよりも自分が苦しまない、他に迷惑をかけない生活に戻ることを最優先すべきです。

(カード会社に支払いをするための)入金の履歴

過去2年間の毎月の入金状況が、7種類の記号で記録されています。これもカード更新審査の際には極めて有力な情報となり、クレジットヒストリーと呼ばれています。

一番はっきりとしているのは「本人都合による支払遅延」は「A」と記されますが、「A」が3回連続すれば、ほぼ確実に「異動」となります。

しかし、返済の状況に「異動」と記されてなくても、入金履歴が綺麗でない場合は、更新拒否(新カードが届かない)は十分に考えられます。

極端な話をしますと、毎月きちっと入金している人と、毎月1日遅れで入金している人との差は、100点と0点の差です。

全クレジットカード保有の状況

極端に保有枚数が多くなければ複数のカードを持っていることは、個人情報内容に延滞実績や「異動」記載がなく、正常な取引ばかりであれば、契約更新に有利に働く可能性が高いです。

取引履歴は非常に重要な参考指標で、審査をする上では有力な判断手がかりになります。ですから、複数枚のカードを持って取引していて、そのすべての情報が綺麗であれば・・・

  • 期日に返済する意思がしっかりと確立されている
  • 期日に返済するお金を有している

という事実が確認できて、当然カード会社はホルダーの信用を疑わないでしょう。

現金主義できた人は微妙

今まで分割払いやクレジットカードを使ったことがない人が、人生で初めて新規申し込みをした場合、つまり今まで現金支払いのみで生活をしてきた人の申し込み審査はどうなるのか? です。

この場合は、クレジットヒストリーなどの信用情報が全くない事になり、つまり有力な判断材料の一つがないことになり、特に問題がなくても、カード会社の判断は微妙になる可能性があります。

また、今まで現金で生活していた人が、どうしてカード利用の申込みをしたのか? という疑問を持つかもしれません。

こういった場合は明白な理由を先に説明しておけば、ガラッと話の展開が変わることもあります。

申し上げたいことは、信用情報は、それくらい重要な判断材料だ、ということです。

クレジットカードの多重申込み

多重申込みとは、一時に沢山のカードや分割払いの申込みをすることです。

個人信用情報には過去半年間の申込み実績が記録されており、審査する側からすると、これも非常に有力な判断材料となります。

それはそうです。普通に暮らしていていれば、わずか半年間に幾つも幾つも申込みをする理由が生まれるわけはないのです。

ですから、短期間の多重申込み実績は、大きなマイナス判断要因となります。

自分の個人情報

今まで申し上げてきた個人信用情報は、手数料さえ払えば、自分で自分のものを見ることができます。カード会社など金融機関だけが観れるブラックボックスではないのです。

もし、実際に見て確認したい場合は、上に記述した内容を参考にして、以下のサイトで手続きをしてください。簡単です。

例えばCICの場合は、サイトで説明されている「お手続き前の確認事項」の内容を十分に理解して、必要事項をすべて入力すれば正確な情報が出てきます。

  • 電話番号を変更していればそれらを全部
  • 住所を変更していれば前住所も現住所も

全部入力してください。この点を十分に留意して、ご活用ください。

 

3つの管理

新カードが届かない理由として、「審査」の説明に多くの文字を割いてご説明しました。つまり、極端な話、そこだけ気をつけていればなんの心配もないのです。

逆に言えば、再審査で再契約不可とされて新カードが来な買ったら、精神的にも結構厳しく辛い筈です。まして、「ブラック」認定でもされようものなら経済活動で大打撃を受けます。

だから、普段からそうならないようにしなければいけません。そのほかの事も含め、自己管理が非常に大事なのです。ということで、おまけとして「管理方法」についてお話をします。

カード利用状況の管理

クレジットカードを作ったら絶対にすべきこと。それは、そのクレジット会社のサイトで自分を登録することです。

自己管理という意味において、この登録の効果は絶大です。

毎日1分間、サイトを覗いて、自分の利用状況を確認します。どのカード会社でも、使用明細利用合計額がで表示されます。毎日見ていると、

  • 何に使ったのか
  • 使いすぎでないか

そういった事に対して自然に頭が働くようになります。結果、だんだん、無造作に無計画に利用する事が減ってくるでしょう。

そして、仮に身に覚えのないカード支払いがあったとしても、いち早く発見できます。

また、時々は登録している自分の情報も確認するようにします。

  • 電話番号が変わった
  • 引越しをした

こういう場合すぐにネット上で変更する癖をつけておくと、新カードが届かないといった原因の一つを消すことができます。

支払口座管理

支払口座についても、その金融機関のサイトに登録しておく事が極めて有益です。

やはり毎日1分間眺める習慣をつけると良いです。入金出金そして残高を把握すると、自分の経済能力が自然とわかるようになります。

そのためにも、とっても大切なことは

  • 給料などのお金の入り
  • 公共料金・スマホ代・クレカ支払

などなど、つまり入金のパイプ支払のパイプも、一つの口座につけてしまうことです

これは本当に大切です。

そうやって出来た口座の動きを毎日眺めることは、自分の経済活動を眺めることでもあります。

もし仮にその口座が残高不足に陥るような事があれば、それはつまり、能力を超えた支払いをしている事になりますが、ここで解説している2つの管理をしっかりしていれば、そんなことには決してならないはずです。

家計管理

最後は現金も含めたトータルな家計管理です。これをきっちりできるようになれば、カードの利用上の不安なんていっぺんに飛んでいきます。

めんど〜なことなんかありませんよ。そのために使う時間なんて本当にしれてます。

 

新カードが届いた時にすること

さて、特に問題もなく更新時期の1ヶ月ほど前に、新しいクレジットカードが届きました。その時にすること、考えることはなんでしょうか。

旧カードの処分

新カードが来たら即日使えますので、その時点で旧カードは処分しなければいけませんが、その際、幾つかの注意点があります。

  • カード番号がバラバラになるように
  • 磁気部分がバラバラになるように
  • ICチップ部分がバラバラになるように

このようにハサミを入れて捨てます。百均に行けば「硬いものを切るハサミ」を売っています。

新カードは何か変わる部分があるのか?

カード番号そのものは変わりませんが、基本的に変更になる部分が二つあります。

  • カードの有効期限(表面に「月/西暦年の下二桁」のように表示されている)
  • セキュリティーコード(裏面に表示されている)

カード利用の自動支払いはどうなるか?

基本的に公共料金や保険料の支払いには影響しないので気にしなくていいです。

が、中には届けているカード情報を新カードに合わせて更新(新期限や新セキュリティーコード)する必要がある場合もあります。

ですから、カード更新期にはカード自動引き落とししている一覧を作ってチェックする必要があります(←これ大事)

 

まとめ

今回は、クレジットカード更新期に新しいカードが来ない件について、順序を追って説明してきました。その内容を大きくまとめると・・・

  1. 何故カード会社は一定期間ごとに契約の見直しをするのか
  2. 新カードが届かない場合はどういう理由が考えられるのか
  3. カードを健全に利用していく上で大切な3つの管理
  4. 新カードが届いた後の処理

この4点でしたね。

更新カードが届かない理由の中で「更新拒否」が一番大きな問題です。ですから、今回の記事で私が一番力点を置いたのは、カード会社の審査・再審査の説明と対処についてです。

でも、この記事をしっかりと理解していただいて、適宜必要な行動を取っていれば、まず不安な事態にはならないだろうと思います。

健全なカードライフを送る上で少しでもお役に立てたら幸いです。



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2 件のコメント

  • とにかく、勉強になりました
    直近でクレカの問題に直面しているわけではないのですが
    今やクレカは日常生活の一部となっている以上
    一般常識、一般教養として有効な知識だと思います。

    あと冒頭の目次も好感が持てました。
    最近は増加傾向とは言え
    長文のブロクでも目次がなくて
    全体図がわからないブログも多いですからね。
    こういうところも製作者の思考や読者への親切心かなぁ
    と思ったりしています。

    いろいろと
    ご教授ありがとうございました。

    • 通りすがりさま、身にあまるお褒めの言葉をいただきありがとうございます。
      サイト運営者としてこんなに嬉しく励みになることは他にはございません。

      幼少の頃は作文が嫌いで、銀行員になってからも稟議書の作成は苦痛でした。
      それがどうして今になってこんな道を歩いているのでしょう^^

      でも、下手なりに、わかりやすさや読みやすさにはすごく気を使っています。
      また参考になればと、どの記事にも沢山のリンクも貼っています。

      この世界の右も左も分からない時に、私の先生が仰ったことは
      「一番大切なことは読者のためになる内容の濃いいい記事作成することだ」です。
      ですから、これだけは忠実に守っています。

      今後も良い記事わかりやすい記事を作成すべく頑張っていきたいと考えています。
      本当にありがとうございました。

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