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動画ダウンロードしたい人が求めるもの
動画のダウンロード・ニーズは多いです。自分の都合のいい時に都合のいい場所でゆっくり見たい。ですよね。
私も、特にノウハウものの動画はシリーズ全部を揃えて、オフラインであっても見られる環境を得たいです。
では、ダウンローダーとして何を使うのが一番なのか?
- 出来るだけ沢山の形式に対応している
- 操作が簡単
- 無料
あなたも私も、そして多くの方もこういう性能を求めてるんだと思います。ところが・・・
ググっても、宣伝記事は多いけれど、純粋に相対評価してくれているサイトが少なくて、どれを採用していいのか、判断をする根拠がなかなか見つかりません。
過去、私自身も手探りで、何度も何度もアプリを入れ替えました。使っては捨て、使っては捨て・・・
そんな経験を経て、現在何とか定着しているやり方が二つあるので、この記事ではそれを紹介します。
なぜ二つか?
それは動画のURLがわかる普通のケースと、どう頑張ってもわからないけれど、それでも残しておきたいケースの2パターンがあるからです。
結論から申しますと、
- URLが分かる場合:Video DownloadHelper(これはWinPCでも利用可)
- URLが分からぬ場合:shift+command+5(MacOSのみ)
この二種類の使い分けですね。
これだけでほぼダウンロードに関して困ることはないはずです。マニアックではない一般的なニーズには十分に応えられると思います。
では、具体的な説明をしていきます。
Video DownloadHelperとは
これは、独立したアプリではなく、ブラウザのアドオン(機能拡張)として働きます。
もとももとFirefoxのアドオンとして登場しましたが、2013年からGoogle Chromeにも対応しました。
詳しい総ユーザー数は不明ですが、多数のサイトの情報から非常に多いことがわかります。また、そこそこ歴史のある中で危険性を指摘する意見は見たことがありません。
さて、その特徴ですが・・・
- ダウンロードできる動画サイトの数が非常に多い
- コンパニオンアプリを同時インストールすることによりDLの幅が広がる
- 選択した動画に圧縮率の異なるものがある場合は一覧で表示されて好きなものをDLできる
- 最低 2クリックでダウンロードをスタートできる
ということで、圧倒的に簡単便利です。
一方で若干の不便というか欠点もあります。それは・・・
- Chrome版ではYoutube動画のダウンロードができない(Firefoxでは出来る)
- YoutubeをDLする際の一覧でADPと表示されているファイルをDLし再生すると画面左上にQRコードが表示される
- ADPファイルをDLした場合、続けて「集約」という作業が行われるが、これにすごく時間がかかる
1.については、YoutubeがGoogleに買収されたのでその辺の影響かと思います。まあ大人の事情なのでしようがないです。
2.については有料登録すれば解消されるのですが、それが嫌な方は、QRコードが見えるのを我慢するか、ADP以外をDLするかです。
3. については、おそらく動画ファイルと音声ファイルの結合か何かを行なっているのかな、と理解していますが、何れにしてもウンザリするくらい時間がかかります。
ということで不便な点もあるのですが、それを勘案しても、あまりにも操作が簡単で便利なので、一度利用したらなかなか手放せなくなります。
また、使用するブラウザについては好みの問題ですが、私は使い分けが面倒なので、ダウンロードに関してはFirefoxオンリーにしています。
まあ無理でしょうが、将来、仮にGoogle Chrome でYoutube動画のDLができるようになれば、私はGoogle Chromeに戻ります。
URLがわからない動画のダウンロード
アプリでダウンロードしようにも、動画のURLがわからない、アプリも探すことができない。で、どうしようもないことがあります。それでも残しておきたい・・・
プログラミング言語なんかに詳しければ別ですが、一般の方はダウンロードする方法がありません。さて、どうしましょう?
そんな時でも動画を残す手段があって、それがここで説明する方法です。
macOS が Mojave になって新しく実装されたのですが、それがスクリーンショットを撮るための機能であり、画面上の動画を録画する機能です。
これらの機能そのものはMacのOSに以前から備わっていたのですが、より便利に使えるように統合されたのです。
以上の説明からお分かりでしょうが、ダウンロードできない動画を残す方法とは、画面上で再生されているところそのものを録画する、いわばスクリーンレコーディングという方法です。
以下に手順を述べますが、まずは VideoDownloadHelper の解説から進めましょう。
VideoDownloadHelperのインストール手順
上記の通りGoogle ChromeではYoutubeのDLができないので、動画のDLに関してはFirefoxを専用にしてもいいと思います。
ということで、ここではFirefoxを使っての説明をしていきます。
箇条書きで説明します。文章で説明すると長いですが、実際にやってみるととっても簡単で迷うところがありません。短時間でサクッと終わってしまいます。
- Firefoxブラウザ右上のメニューボタンをクリック
- メニューが表示されるのでアドオンをクリック
- ブラウザにアドオンマネージャータブが現れる
- 画面上にある検索窓に VideoDownloadHelper と入力する
- 検索結果のタブが出るので VideoDownloadHelper をクリックする
- 次の表示ページで「Firefoxへ追加」ボタンをクリック
- 確認を求められるので「追加」ボタンをクリック
- 追加成功の表示になれば「OK」ボタンをクリック
- ブラウザのアドオン表示欄を見るとVideoDownloadHelperのアイコンが出現している
ここまで問題なく進めたと思います。あとは設定ですね。
各種設定
ブラウザ右上にあるVideoDownloadHelperのアイコンをクリックするとプルダウンが出現して、その右下に歯車マークがあるのでクリックすると設定画面が開きます。
設定画面は4つのタブがあって・・・
- 全般タブ
- 外観タブ
- 動作タブ
- 詳細タブ
細かく設定できますので、お好みに応じて設定すればいいです。私は何も触らずデフォのまま使っています。
VideoDownloadHelperの利用手順
いよいよ利用手順に入ります。Youtube動画を例にとって説明しますが、他もほぼ同様手順でダウンロードできます。では進みましょう。、
- Youtubeの中のDLしたい動画を1秒以上再生する
- するとブラウザ右上にあるVDHのアイコンがグレーからカラーに変わる(録画OKのサイン)
- VDHアイコンをクリックすると動画のサイズが数種類表示される
- あなたの都合にあった動画を選択して ↓ をクリックする
- もし「ダウンロード方式」という画面が出て選択を求められた場合は「コンパニオンアプリを使用する」を選択する
- ダウンロードされたファイルはデフォでは dwhelper という名のフォルダに保存されるが場所は「ユーザー名」の直下
VideoDownloadHelperの操作は、実質、3.と4.だけなので、なんと2クリックで操作が終了するお手軽さ! これがVDHの大きな魅力です。
録画のファイルサイズが選択できて2クリックで完了って、かなりイケるでしょ!? まあ使ってみてください。納得されると思います。
注意点
動画の選択画面の中でADPと表示されているファイルは上でも説明しましたが、基本、ダウンロードしないほうがいいです。その理由を再度述べると・・・
動画の画面を録画する
動画のURLがわからず、どうしても保存しておきたいのにDLの方法がわからない。「Webページのソースを調べる」ってなんのことかわからない。
こういう場合はどうしましょう? という問いに対する答えがスクリーンレコーディングです。そう、指定した画面そのものを録画するのです。
まあ一回試してください。元の動画が720pとか1080pくらいなら、結構そこそこなものが録画できますよ。
やり方説明の前に、一つだけ準備が必要です。それは、SoundFlowerというソフトをインストールしておくことです。
というのも、ただスクリーンレコーディングを行うだけでは音声がついてきません。なので、動画収録と同時に録音もできるようにしようという趣旨です。
SoundFlowerのインストール
また手順を箇条書きで説明します。
- macOS Mojaveに対応しているインストーラーをダウンロードする
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックする
- Soundflower.pkgを実行する
- 「”Soundflower”は、開発元が未確認のため開けません」ダイアログが出る
- 環境設定の「セキュリティーとプライバシー」の「一般」タブを開く
- 左下の鍵を解除し、右下の「このまま開く」をクリックする
- 再度インストーラーを起動して完了まで持ってゆく
- 無事インストールできたら環境設定の「サウンド」の入出力画面で「Soundflower」が入っているか確認する(ついでに「メニューバーに音量を表示」にチェックを入れておくと便利)
これで完了。準備バッチリです。
スクリーンレコーディングの方法
さて、では動画画面の録画をしていきましょう。手順は以下の通りです。
- メニューバーの音量アイコンをクリックして出てくるプルダウンメニューの中で出力装置をSoundflowerにする
- 録画したい動画をスタンバイする
- キーボードで左手で shift+command を同時押ししつつ右手で 5(テンキーじゃない方) を押す
- 横長のメニュー現れる。メニューは左から・・・
- (1) 画面全体を取り込む
- (2) 選択したウインドウを取り込む
- (3) 画面全体を動画で収録
- (4) 選択部分を動画で収録
- 今回利用するのは(4)の「選択部分を動画で収録」なのでこれをクリック
- メニューのオプションをクリックするとプルダウンメニューが出るので必要に応じて設定する
- 出現した設定枠を動画画面ぴったりに合わせる
- セットが完了したらメニューの一番右の「収録」ボタンをクリックする
- 収録が終了したらメニューバーに出現している「録画停止」ボタンをクリックする
- メニューバーの音量アイコンをクリックし出力装置を元に戻しておく
以上です。実際にやってみれば実に簡単であることがわかります。
この「shift+command+5」は覚えておくと非常に役に立つので、この際是非自分のものにしておいてください。
有料だが最も簡単な方法が実は別にある
有料なので(しかも大嫌いなサブスクリプション方式)載せなかったのですが、思い直して、それでもいい方のために一応追記します。
今から説明する方法はおそらく最も簡単な方法でしかもブラウザに左右されません。では以下に手順を説明します。
- Parallels Toolbox 販売サイトで購入しMac上に展開する
- 画面上のメニューバーに表示されるようになる
- クリックすると一覧が出現する
- 必要に応じて「ビデオダウンロード」か「音声をダウンロードする」の何かを選択する
- ダウンロードしたい動画または音声のURLをコピーする
- 上記選択したアプリをアクティブにした状態でcommand + V(ペースト)を実行する
- そうすると即ダウンロードが始まる
まあ、実際にやってみれば分かりますが、あまりにも簡単すぎて拍子抜けします。私はこれ以上に強力な方法を知りません。
問題はサブスクリプション。多機能とは言え、そんなものは求めているかどうかにかかわらず勝手にセットされているものです。
という事で、もし「それでもよい」とお考えであればご利用ください。(尚、Parallels Desktopを購入するとToolboxが3ヶ月無料で使用できます)
まとめ
この記事はVideo downloadhelperというブラウザの拡張機能型のダウンローダーそれから shift+command+5 について説明しました。
ごく一般的なMac使いであれば、今回紹介した2つの方法さえ知っていれば、ほぼ困ることはないと思います。
動画の世界は奥が深くコーデックの種類も豊富ですが、downloadhelper なら800以上のサイトでダウンロード可能です。
しかし、発信者が不特定多数の方にダウンロードされないようにコピーガードをつけたりストリーミング配信したりしています。
ですから、downloadhelper がいかに幅広く対応しているとはいえ、当然ながら、DLできないサイトもあります。
そういう時はMac使いの必殺技 shift+command+5 を利用しましょう。
尚、なんとなく不承不承ながら、でもお知らせしておくべきかと思い、記事作成時から時間が経ちましたがParallels Toolbox を追加紹介しました。URLが分かっていればこれを利用するのが一番簡単ですが、如何せんサブスクリプション!
そういえば再生アプリについて一言も言及してなかったですね。無敵で無料ならやっぱりVLCでしょう。対応ファイルが多いし、バージョン更新もまめにやってくれているし。もしまだなら、とりあえず入れといてください。
最後にダウンロードと法律についてですが、個人が自分で楽しむ分には、その限りにおいて法をもって問われることはありません。また、問いようもありません。
しかし、それを再アップするのには細心の注意が必要です。特に著作権を侵害している動画の再アップは絶対にNGです。
またJASRACが絡む動画も再アップはやめたほうが無難です。
ということで、今後も尽きることなくネット上に出てくるであろう動画を楽しく便利に、そして安全にご覧ください。
MACで写真編集するならこれしかない!!
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