プロローグ
本日は、約10年前に偶然発見したカッパ状態の頭頂ハゲを気絶寸前から立ち直り克服していった記録です。
最初に申し上げますが、私のとっている方法が良いか否かは一概に言えません。体はそれぞれ違うし微妙ですし、どうかあなた自身で判断してくださいね。
さて、約10年前、弟の家に遊びに行った時の事です。夕食前のお風呂から出て、理由は忘れましたが後頭部を見たくなったんですね。そして洗面所の大鏡の前に立って手鏡で後頭部をうつしたわけです。定かではないですが怪我をしていたのかもしれません。
唖然という言葉はこういうときに使うのでしょうか。頭頂部がまるっきりハゲてカッパ状態になっているのですよ!
小学生の頃から床屋のおじさんに「ぼくの髪の毛は硬くて多いな」って何回も言われてきました。「こういう頭はハゲないよ」とも言われてきました。
それが・・・目の前の鏡の中の手鏡にうつるものは、かなりデカいハゲそのものだったのです。現実を受け入れるのにちょっと時間がかかりました。ちょっと前まで頭全体が剛毛でふさふさだと信じていたのですから。
それとともに、ハゲが心に与える衝撃の大きさを覚えました。
立ち上がれ
家に帰って調べまくりました。「このまま終わってたまるか!」みたいな気持ちでした。
- 「ハゲ」って何なのだ?
- どうして「ハゲ」るのか?
- どうすれば治るのか?
散々調べたのにどうもよくわからない、というつまらない結論になりました。理由は、色々と説明されているけれど、結局はっきりした原因はわからないし、はっきりした治療法も確立していないからです。
書かれていた原因はだいたいストレス・睡眠不足・偏食・タバコ・不潔・洗いすぎ等あと遺伝的な要因とか男性ホルモンですか。
対策については、これといったはっきりとした治療法はないし、市販されている商品もどれも「つけないよりはまし?」という認識でした。
この時点では相当失望感一杯でしたが、それでも尚調べました。
そんな中でこの2つだけは確実に効くと信じた薬品がミノキシジルとフィナステリドでした。海外では効果が実証されており薬品としてすでに販売されている事が私にとっては大きな説得力でした。
原因がよくわからず治療法が確立されていない以上、原因に関わらずある程度実効性が実証されている薬を試す以外に方法がない、これが当時の結論でした。
実行あるのみ
いよいよ活動開始です。誰にも言わなかったけれど、内心では半分折れてました。それくらい難しいことだと認識していました。
1.日常生活
これは簡単。
まず、タバコをやめました。ハゲとタバコとどちらがいいの?それだけです。嫁にも手伝ってもらい野菜中心の料理を満遍なく食べ、薬用シャンプーで毎日洗髪しました。そして出来るだけ早く寝るようにもしました。ストレスは会社勤めである以上避けえないし、遺伝もしようがないです。
しかしこれらの行為は意味があるとしても、せいぜい進行を遅らせることぐらいだろうと考えていました。ただ、ハゲ以前にもっと根本的な人生にとって有意義なのだと思い込ませて何とか今で頑張ってきてます。(言い訳せずに続けるのはしんどいです)
2.薬品の飲用と塗布
飲用
経口薬フィナステリドの商品名はプロペシアでそのジェネリック薬がフィンペシアです。飲用開始以来1mgを一日2回服用し続けており、今使っているのはフィンペシアです。
副作用としては精力減退・勃起不全や乳房の女性化などがあげられていますがいずれも私には出てきませんでした。薬に副作用はつきものですし、量も大きな要素ですし、もし変調をきたしたらその時にどうするのか決めればよいと考えていました。
塗布
最初に使ったのはザンドロックスという商品です。これにはミノキシジルが15%入っており当時は最強だと思い、朝晩にスポイトで1mlづつつけていました。ところが未承認薬品に指定されたとかで、急に発売中止になり結構ショックでした。
現在はポラリス09を使っています。これもミノキシジル15%配合でザンドロックスに配合されていた有効成分と言われているアゼライン酸も含まれています。
副作用なのですがかゆみ・湿疹・皮膚炎等、あと鬱症状・眠気等いろいろ報告されています。私はかゆみだけ出ました。特に最初の数年は、時に猛烈に痒くて、痒みが収まるまで使用を中断したことが数回あります。
以上、生活を改善しフィナステリド系を飲み続けミノキシジル系を塗布し続けて10年が経ちました。
継続するにはそれだけの経費もかかります。変なものを掴まされる可能性だってあります。ですからできるだけ安く上げるために、できるだけ安心して個人輸入できるように、ネットでは納得できるまで多くの検索をしてきました。
当然のことですが一朝一夕には改善が見られず、毎朝毎朝鏡の中の自分に「頑張れ」といい続けてきました。
記事を書いてから少し時が経過しました。今も当然続けていますが購入店は幾つか変えてきました。塗布薬もポラリス09からポラリス11に変更しています。
09のほうは思い出したように痒みが出てきていたのですが、11に変えてからはほとんど何も感じなくていい状態です。
さらに時は経過して・・・
ポラリスが安定的に入手できなくなったので、現在は塗布薬のフォリックスFR16クリームと経口薬のフィンペシア(Finpecia)1mgを購入しています。
これは私の知る限り、今継続的に入手できる一番の組み合わせではないかと考えています。
エピローグ〜そしてハゲはどうなったのか?
ご覧の通りです。この写真、自撮りで嘘偽りはありません(もしそんなものがあるのなら記事の意味が無い)がよく撮れていますね。光のあたり方次第ではもう少し透けて見えるかもしれません。
本人としては「何とか穴埋めはできているかな」という評価です。長い道のりでしたし決して元には戻りませんが、発見した時の絶望的な穴の大きさ、カッパ状態を思い出せば、よくやったと言ってやりたいです。
上記の通り、見る角度や光の当たり方によっては写真よりも多少透けて見えるでしょうが、これくらいなら堂々となんのコンプレックスもなしに人と会うことが出来ます。
世の中には、こんなことに気を使い努力をすることを評価しない人もたくさんいるでしょう。スキンヘッドで楽しく暮らしている人も大勢います。
しかし、人は人です。私は変に髪の毛がなくなるのが嫌です。恥ずかしいです。辛いです。だから努力してきたし、現状に満足しています。
但し薬をやめると、また進行しだすとあちこちで書かれてますしやめるにやめられません。こののち、死ぬまで抵抗するのか、どこかで折り合いをつけるのか、それは本人にもわかりません。
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