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HDMIケーブル簡単接続で実現する大画面テレビの恩恵
あなたもパソコンをテレビの大画面で見たいと思ったことが一度や二度はあるでしょう。
百聞は一見にしかずで、15インチのノートPCで見ていたYOUTUBEやHuluの動画を60インチのテレビで見てください。ま〜信じられないくらい迫力がありますよ。
それ以外にも、パソコンにストックしている写真やPDF書類や電子書籍なんかもテレビの画面で見ると、大きくてはっきりくっきり、嬉しくなります。
いえいえ、普通にブラウザでネットサーフィンをするにも、テレビの大画面はやっぱり大きくて見やすくて病みつきになります。
更に、ゲーマーにとってもPCゲームが大画面で迫力いっぱいなら、今まで以上の感動と興奮を経験できますよね。
しかし、テレビの大画面がいかに魅力的であっても、パソコンとの接続方法や設定手順が煩雑であれば、「手軽に」ってわけにはいかなくなります。
ご安心ください、実は超簡単なのです。
たった一本の「HDMIケーブル」で双方を繋ぎさえすれば、それだけでパソコンの大画面化が実現します。しかも、デジタルですから画像も音質も劣化しません。
それにしても、一昔前と比べれば信じられないくらいリーズナブルになりました。今や60インチのテレビがなんと10万円台で手に入るのです。50インチなら実に10万円未満ですよ!!
誰もが手軽に安価に、その恩恵を存分に受けられるようになりました。
ただ、安価に簡単に実現できるとはいえ、HDMIケーブルを繋いだのに「映らない」「画面からはみ出てる」というようなトラブルもあるので、少しは仕組みや対処法の理解も必要です。ですから、そのあたりも含めてご説明いたします。
では早速、用意すべきケーブルや接続方法をご案内しましょう。
出力・入力端子の確認
パソコンとテレビがあれば、そのほかに用意すべきものはHDMIケーブル一本、ただそれだけです。
でもケーブルを購入する前に、「ちょ〜っと待ってください」(テレビ通販でよくある文句^^)。
まず、先に確認すべきことがあります。それは・・・
パソコンとテレビそれぞれにHDMI端子がついているか?です。端子がなければケーブルが刺さらない!!
あなたが手持ちのパソコンとテレビの端子を確認してください。私のものの写真をアップしますので見てください。
はい、パソコン・テレビともHDMI端子があることを確認できたらケーブルの購入に進みましょう。
HDMI端子がついてない場合
テレビ
もしあなたのテレビにHDMI端子がついてないなら、それはかなり古いものではないでしょうか?
上述の通り、今のテレビは薄くて低消費電力で、何より値段がものすごくこなれて買いやすくなっています。
あれこれ悩むより新しく買い替えたほうが、結局は良い結果を生むという事もあります。
パソコンをテレビの大画面で見ることができたのはいいけれど、かなり違和感を感じる場合があります。その大きな原因の1つは、画面上のマウスポインタの動きが遅れることにあり、結構ストレスがたまります。
特にパソコンゲームをテレビでする方にとっては大問題です。
もし新しく買われるのであれば・・・今の液晶テレビは応答速度も十分に早いのですが、最適さを追求するなら、とにかく遅延の少ないものを選ぶようにしてください。遅延が0.05フレームくらいなら最高です。
また最近のテレビならどのメーカーのものであっても画面のモード切替がついており、「ゲームモード」に設定しておけば遅延はほぼ感じないはずです。
パソコン
テレビとは違い、新しいパソコンでもHDMI端子のないものは結構あります。そんな場合は、そのパソコンについている端子をHDMIに変換するアダプタを購入して対応します。
もしあなたのパソコンにHDMI端子がなくても以下のような端子がついていれば変換アダプタで対応できます。
- USB(2・3・C)
- Displayport
- Mini DisplayPort
- DVI
- VGA
HDMIケーブルのバージョンとケーブルの長さ
バージョン
現在販売されているHDMIケーブルのバージョンはVer.1.4かVer.2.0です(古いもので1.3の商品があるかも)。
これ、見た目は一緒なのですが、何が違うかと言いますと・・・
- 伝送速度
- 最大解像度
- プログレッシブ
- 最大オーディオサンプリングレート
といったあたりに違いがあります。Ver.2.0が最も滑らかでキビキビとした美しさで且つ綺麗な音を出力することができる規格です。
バージョンごとの違いを表にしましたのでご覧ください。
ケーブルの長さ
HDMIケーブルの長さを選ぶ時は慎重に決定しましょう。
- テレビに対してパソコンをどこに置くかを決める
- パソコンのHDMI端子とテレビのHDMI端子間の距離測定(接続部分に変な張力がかからぬように、ある程度の遊びを見込んだ長さ)
しかし、ケーブルがあまりに長いと伝送劣化に繋がったりノイズが乗ったりする可能性が出てきますので、できるだけ5m以内にするのがいいでしょう(10m以内という解説もありますが、経験上)。
買うべきHDMIケーブルはどれか?
しっかりしたケーブルを選ぶのは想像以上に大切です。
私はMAC使いでケーブルもたくさん使い分けてますが、正直、純正ケーブルはかなり高いです。
ところが見た目は同じようでも、被覆を剥いてみると安物と純正ではその作りがまるで違います。驚くほど違います。もちろん材質も全然違います。
ということで、ケーブルは予算が許す範囲で一番いいものを買いましょう。
ここで幾つか具体的に商品の紹介をします。全て4K60pのフルスペック映像対応製品です。
それから、比較のために一応価格も載せてはいますが、あくまでも記事作成時点のもので、今後変動があることについてはご了解ください。
価格重視
HDMIスリムケーブル 3m 4K ver1.4 4k対応(MacLab.)
- HDMIバージョン:Ver.1.4
- 長さ:3m(799円)・5m(899円)・10m(1399円)
- 対応:HDMIポート搭載のPC・Apple TV・各種ゲーム機器
まずは、超安価製品の紹介です。値段だけで探すならこんな程度のものもあるよ、と。
極端に安く、スペックを見ているとそこそことは感じますが、安定した4k画像はないと考えた方がいいです。
どんな商品においても、価格に比べ桁外れに優れた性能のものはないと考えておく方が無難です。もちろんお勧めではありません。
配線しやすさ重視
エレコム ハイスピードHDMIケーブル スリムタイプ・シリーズ
- HDMIバージョン:Ver.2.0
- 長さ:1.0m(2121円)・1.5m(2808円)・2.0m(2732円)
- ケーブル:直径4.5mmとスリムなケーブルを採用しているため取り回しが楽でスッキリ配線が可能
- 特徴:コネクタを大幅に小型化したのでテレビ裏にスッキリ接続できる。ノイズ耐性を高めている。プレミアムHDMI認証プログラム合格ケーブル。
- 対応:イーサネット・3D・4K/60P・ARC対応
安定性重視
サンワサプライ プレミアムHDMIケーブル・シリーズ KM-HD-P
- HDMIバージョン:Ver.2.0
- 長さ:1.0m(2696円)・1.5m(2576円)・2.0m(3677円)・3m(3742円)・5m(4120円)
- ケーブル:直径5.7mm
- 特徴:ケーブルの中心から3重シールを施しノイズに強い。金メッキプラグ採用により接触抵抗を低くし経年劣化による画質・音質の劣化を抑える。プレミアムHDMI認証プログラム合格ケーブル。
- 対応:イーサネット・3D・4K/60P・ARC対応
高品質重視
パナソニック ハイスピードHDMIケーブル・シリーズ RP-CHKX
- HDMIバージョン:Ver.2.0
- 長さ:1.0m(4211円)・1.5m(5699円)・2.0m(7216円)・3m(9860円)・5m(12947円)
- ケーブル:フラット形状で直径6.5mm
- 特徴:ダブルバインド構造により安定した高速伝送。ソリッド銅線とダブルドレインアース採用によりノイズを抑えた定位感あるサウンドの伝送が可能に。24金メッキプラグ採用。プレミアムHDMI認証プログラム合格ケーブル。HDMI規格「HIGH SPEED」認証済
- 対応:イーサネット・3D・4K/60P・ARC対応
抜け落ち防止機能のついたケーブル
ハイテクインター(株) メカニカルロック式HDMIケーブル
- 特徴:ケーブルの自重や予期せぬ負荷(耐荷重8kg)がかかった時、外的振動などによるコネクタの緩みや抜け落ちを防止するロック構造になっています。
- 長さ:2.0m(10,800円)・5.0m(12,960円)・10.0m(19,008円)
- HDMIバージョン:Ver.2.0
以上で商品の紹介は終わりですが、DTMという言葉さえない時代から私は音楽録音をやっており、その経験から言いますと・・・
画像や音を扱うケーブルはアナログ信号であれデジタル信号であれ、差し込む端子も含めてかなりデリケートです。ちょっとしたことでトラブったりします。
そのため今回は、いつでもメーカーに相談できるように日本製品をご紹介しています。
一方、世の中には1000円以下の商品もたくさん出回っていますので、安価第一であれば、お勧めはしませんがそういう商品を買う選択肢もあるかもしれません。
テレビとパソコンにHDMIケーブルを繋ぐ
HDMIケーブルが手に入ったら、いよいよテレビとパソコンにつなぎましょう。
テレビ・パソコンそれぞれのHDMI端子にHDMIケーブルのコネクタ(プラグ)を差し込むだけですので非常に簡単です。
まあそうなのですが、もう少し丁寧に手順をご説明します。
手順
尚、私のテレビはSHARP AQUOS LC-60US40なので、そのリモコンや画面を元に説明いたします。他社製の場合も全く同じではないでしょうが、同様のことができるはずなので参考にしてください。
- テレビとパソコンの電源をオフにする
- HDMIケーブルのコネクタ(プラグ)をテレビとパソコンのHDMI端子に差し込む:今回は例としてテレビ側は「入力3」にケーブルを差し込んでいます。
- テレビの電源をオンにする
- テレビのリモコンで画面を「入力切替」にする
- パソコンからのHDMIケーブルを挿したテレビのHDMI端子入力番号を選択する:2.でケーブルをテレビ裏のHDMI端子「入力3」に差し込みましたが、その番号に合わせます。ここで間違うとパソコン画面は映りません。
- パソコンを起動する
今時のテレビとパソコンなら、これでテレビにバッチリとパソコンの画面が見えているはずです。しかし、もう一手間かかる場合もあります。
パソコン画面の一部がテレビに表示されていない場合
つまり、見た目テレビ画面よりパソコンの表示が大きすぎて、全部がテレビ画面に入り切れていないような状態ですね。
こういった場合はテレビ側の「画面サイズ切替」からドットバイドット表示に切り替えて対応します。
AQUOSの操作では・・・
- リモコンの「ツール」ボタンを押す
- 画面に「ツール」メニューが表示されるので「8.画面サイズ」を選択
- 「画面サイズ切替」メニューの中の「アンダースキャン(ドットバイドット)」を選択
- リモコンの「戻る」ボタンを押して完了
以上の操作で、はみ出していた部分がキッチリと収まるでしょう。
他社のテレビにも同様の機能はついているので、ここでモードの違いを説明しておきます。
- フル:16:9から4:3に圧縮された映像を、元の16:9に戻して画面いっぱいに映します。
- アンダースキャン:入力信号通りの映像で映します。
- スマートズーム:通常の4:3映像をより自然に拡大して映します。両サイドに、若干、映像のないエリアがでます。
- ワイド:通常の4:3映像を画面一杯に映します。実際の映像より横長になります。
- シネマ:シネスコまたは16:9サイズの映画ソフトを画面一杯に映します。
パソコン側の設定
以上の操作で問題なく表示されていれば特にパソコン側の操作は不要ですが、パソコン側の操作でトラブルが解消する場合もあります。
表示切替(Windowsの場合)
パソコンを複数画面で見る場合の設定を簡単にできるのでこの際覚えておきましょう。そのためにショートカットを1つ実行します(Windowsの場合)。
「Windows」キー+「P」キー
すると4つの選択メニューが以下のように現れます(カッコ内はWindows7の場合)。また「Windows」キーを押したまま「P」キーをポンポンと押し変えますと、その都度選択項目が切り替わります。
- PC画面のみ(コンピュータのみ)
- 複製(複製)
- 拡張(拡張)
- セカンドスクリーンのみ(プロジェクターのみ)
各選択メニューの説明
- PC画面のみ(コンピュータのみ):これは文字通りパソコンのメインディスプレーには普通に出力されますが、テレビには何も表示されませんので要注意です。もし双方をちゃんとHDMIケーブルでつないでいるのにテレビの画面が真っ黒になっている場合は、ショートカット(「Windows」キー+「P」キー)で「PC画面のみ(コンピュータのみ)」になっていないか確認をします。
- 複製(複製):このメニューは、パソコンのメインディスプレーとテレビの画面を同じものにします。講演会などはこれを使います。講師はノートパソコンのメインディスプレー画面を見、受講者は前の大スクリーンを見るというお馴染みの風景ですね。当然、双方とも同じ絵が写っています。
- 拡張(拡張):このメニューは、パソコンのメインディスプレーとテレビの画面を合わせ、1つの画面とします。パソコンのメインとサブのディスプレーを並べ、全体を大きな画面として作業効率をあげるような使い方が一般的です。もちろんテレビの大画面に資料を出して、それを見ながらノートパソコンのディスプレイで作業をするという使い方もできます。
- セカンドスクリーンのみ(プロジェクターのみ):このメニューは「PC画面のみ(コンピュータのみ)」の逆で、パソコンのメインディスプレーは真っ暗で、テレビにだけ表示する場合に使用します。テレビの大画面を使う場合は、ほとんどがこの使い方になるんじゃないかと思います。
Macの表示切替
Macで同様の操作をする場所を表示するためには、以下の順でクリックしていきます。
リンゴマーク>システム環境設定>ディスプレイ
上記「各選択メニュー」をMacに当てはめて説明します。
- PC画面のみ(コンピュータのみ):他のモニターに接続している場合、Macはこの選択枝がありません
- 複製(複製):Macでは「ミラーリング」と表現しており、「配置」タブ内の「使用可能な場合はメニューバーにミラーリングオプションを表示」にチェックを入れる事で実現。
- 拡張(拡張):ミラーリングにしていなければ自動的にこのモードになっています
- セカンドスクリーンのみ(プロジェクターのみ):Macがノートブックなら「セカンドスクリーンのみ」と同様のことが実現できます。詳細はアップルのサポートページをご覧ください。
解像度の変更
解像度とは表示される細かさです。解像度が高ければたくさんの情報を表示でき、ディスプレーの大きさは変わらないので、結果として文字は小さく画面は綺麗に表示されます。
逆に解像度が低ければ画面は精細さを欠き粗くなります。
また、解像度の選択肢はディスプレイとパソコンそれぞれの能力に依存するので、環境によって変わります。
事前に、どれくらい精細に出力できるかはパソコンに搭載されているグラフィックボードの能力に依存します。
例えば、外部出力時の最大解像度が1280×960しかなければ、4Kテレビに接続しても、それ以上の解像度では表示されません。(4Kは3,840×2,160)
確認方法は、以下のように辿っていけば簡単にわかります。
- Windows7・・デスクトップの何もないところで右クリック>画面の解像度
- Windows10・・設定>システム>ディスプレイ>ディスプレイの詳細設定
- MAC・・リンゴマーク>このMACについて>ディスプレイ
解像度が表示されている画面に到達できれば、選択肢をクリックするかスライダーを動かすことで、解像度が簡単に変更できることがわかるでしょう。
マウスとキーボード
大画面テレビでパソコンを見る場合は、配線の関係で、テレビの近くにパソコン本体を置くケースが多いでしょう。
一方、テレビの画面が50インチ・60インチと大画面になれば、テレビからある程度離れて見るはずです。
ということは、手元で操作するマウスやキーボードはパソコンから結構離れざるを得ないことになります。
以上の事情を考慮すると、マウスとキーボードはワイヤレスにするのがスッキリしていい訳ですね。ところが、そうやすやすとはストレスフリーな環境にはならないのです。
ワイヤレスのタイプは2種類ありまして・・・
- USBレシーバーをパソコン本体のUSB端子に挿して使うもの
- Bluetooth対応のパソコンでペアリングをして使うもの
実は、私の経験だとどちらの方式の商品を使ってもあまりうまくゆかないんですね。プツプツとよく途切れる。
一方、同じ商品でも側にパソコンがある机上で利用すると、通信方式に関係なく、機嫌よく操作できます。何が原因となっているのでしょうか?
色々と試した結果、USB方式の場合はマウスやキーボードからパソコン側のUSBレシーバーが見える場合(直線で結んだ時に遮るものがない状態)は、3〜4m程度離れていても問題はありません。
しかし、テーブルが邪魔するような場合はたったそれだけで極端に不安定になります。手持ちのどのUBS無線方式の商品も同じです。
もう1つのBluetooth方式の場合は全然ダメです。今までにBluetoothマウスは、LogicoolのAnywhereとM557そしてMx Master 2Sと利用してきましたが、全部使えませんでした。ペアリングすらできませんでした。
今の所、Macの最新Magic Keyboardだけが、特別なことをしなくても、全く障害なく利用できています(でもこのキーボードは作業用なのでテレビの前にはありません)。
これらの話がどこまで一般化できるのかはわかりません。また、私が使っているパソコンはMacbook ProとMacbook AirでWin機ではありません。
結局私のテレビ前の環境は、美しくない有線キーボード(コードが長いもの)と、パソコンから延長コードをテーブルまで伸ばしてそこにUSBレシーバーを差し込んで無線マウスを使うという、これまた美しくないことをしています。安定性には勝てない(´_`。)
以上、結論は出せませんが、「こういうこともあるんだ」ということを覚えておいてください。
4KテレビでフルHD画面を見たら何故より綺麗に見えるのか?
無事パソコンをテレビの大画面に見ることができて大満足! これ以上の知識はいらない、と思われる方は、以下は飛ばしていただいてもいいです。
でも読んでいただいても損はないと思います。
パソコンが出力するフルHD画像はフルHDテレビで見るより4Kテレビで見たほうがはるかに綺麗です。パソコン店などで、同じサイズのフルHDディスプレイと4Kディスプレイで同じ画像を見比べてください。
全然違う美しさです。でも、これって何故そうなるのでしょうか?
物理ピクセル
テレビの仕様表とかスペック表を見ると、必ず「画素数」とか「解像度」という項目があって・・
- 「4K」あるいは「3840×2160」
- 「フルHD」あるいは「1920×1080」
というふうに表示されています。これってなんでしょう?
テレビの画面は赤・緑・青(RGB)三色の点(ピクセル)で構成されています。
- 4Kであれば、横3840×縦2160個のピクセル(総数8,294,400個)
- フルHDであれば、横1920×縦1080個のピクセル(総数2,073,600個)
という数のピクセルが画面を作っています。
もし画面の大きさが同じであれば、4Kテレビの方がフルHDテレビよりもはるかに多くのピクセルを詰め込んでいるわけですから、1つあたりのピクセルは小さいということになります。
このように、テレビ(ディスプレイ)を構成するピクセルを物理ピクセルと言います。
論理ピクセル
上にも述べましたが・・
- WIndows:デスクトップの何もないところで右クリック>解像度
- MAC:リンゴマーク>システム環境設定>ディスプレイ>解像度>変更
これでパソコンの解像度がわかるのでしたね。そのパソコンの能力に応じて、いくつもの解像度が表示されていました。
2048×1536 とか 1920×1080 とか 1600×1200 とか 800×600 などなど
これを論理ピクセルと言います。物理ピクセルとどういう関係があるのでしょう?
なんかややこしいですね。でも大切なんです。
例えば、解像度がフルHDのパソコン画像(論理ピクセル)を4Kのテレビ(物理ピクセル)で写すと、上記の通りフルHDのピクセル2,073,600個を4Kのピクセル8,294,400個で表現することになります。
これは言い換えるとパソコンの1ピクセルをテレビの4つのピクセルであらわしますから、当然滑らかで綺麗わけです。
ここから何がわかるかと言いますと、テレビは物体で大きさは変わりません、従ってそのピクセル数(物理ピクセル)も変化せず当初から持っているスペックのままです。4Kは4K、フルHDはフルHD。
ところが、パソコンの解像度(論理ピクセル)は能力の範囲で変化させることができます。
つまり、決まっているピクセル(点)の数(テレビ)で色んな解像度(パソコン)を表すという関係にあります。
理想の環境
全ての方には必要ないかもしれませんが、今まで述べてきた事柄から、私が考える理想の環境を整理しますと・・
- 遅延の少ない50インチ以上の4Kテレビ
- フルHD解像度以上のグラフィックボードが搭載されているHDMI端子のついたパソコン
- 高品質なVer.2.0のHDMIケーブル
まとめ
パソコンの画面を大きなテレビで見る方法はHDMIケーブルで双方を繋げばいいだけ、という記事でした。
トラブらなければ、そして特に探究心もなければ、それで目的達成!
なのですが、実は結構奥が深くて、ある程度その奥を理解しておくと非常に役に立つこともわかっていただけたと思います。
現代はまさに、スマホ1つで何でもこなす時代ですが、今回ご説明した環境を整えると、スマホでは到底味わえないような感動に出会えたりするのもまた事実です。
しかも、それがたった一本のケーブルで実現するのですから素晴らしいですよね。
最後に、くどいですがHDMIケーブル選びについて、ネットで調べるときら星の如く多くの商品が目に入ります。どれを買おうか迷います。
もちろん安い商品が必ず粗悪品とは言いません。しかし本文中でも申しました通り、音にせよ映像にせよ、データを通すケーブルは信頼できるものを、いざという時には電話相談できるメーカーのものを使ったほうがいいです。
これは、何十年とそういうことをやってきた私の実感です。
以上で記事は終わります、ありがとうございました。
あなたもテレビを使って大画面の楽しさを、また、2画面利用の便利さを是非実感してください。簡単に実現できますよ!!
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