とにかく猛烈に働く人たちがいます。
本人の意思には関係なく、駆り立てられるように追いまくられるようにろくに食事する時間もなく滅茶苦茶な睡眠不足の中で、必死で働き続ける人たちがいます。
事情はそれぞれにあるのでしょうが、多くは時間との勝負をしているのでしょう。当たり前に食事をとり、そこそこの労働時間で退社し、翌日に残らないくらいの睡眠はとる。だが、それでは時間的に間に合わない。かなりの人が身に覚えのある事でだと思います。
しかし、この状態が続くと当然のように体が変調を訴えてきます。
もの凄い疲労感と共に抵抗力が落ちるせいか直ぐに熱が出る。風邪を引く。そうすると筋肉痛や関節痛に襲われる。
医者には行くけれど、直接的な原因は不明なままで、風邪薬や栄養剤をもらう。
もし、原因の究明をしないままこの過酷な生活を続け、また症状が出てくるという事を繰り返せば、行く末は酷い事になると思いませんか?
「そんな事はあなたに言われなくてもわかっている。私には責任がある。安易に抜け出したりできないんだ」
わかります。私自身も「基本的には」そうですから。でも、もし過労死したらどうするのですか? 残された人はどうすればいいのですか? 会社は保障をしてくれるのですか?
やはり、過度に背負い込まず、完全主義に陥らず、致命的になる前に自分の心身を自分で守るのは何より大切です。
上記のように、長期間のストレスや疲労状態に身を置き、何かをきっかけにして体調を崩し、その繰り返しによりいつしか慢性化してしまう症状を慢性疲労症候群と呼んでいます。
これ下手をすれば寝たきりになります。
不調を訴えて医者で診断を受けて各種検査をしても確たるものが出てきません。
つまり原因はよくわかっていないのです大切な事は、「勇気をもって」自分を守る行動を起こす事です。
疲労が抜けない状態が続く。すぐに熱が出る。体にこそばいような変な違和感を継続的に感じる。筋肉痛が続く。睡眠の異常を感じる。気力が落ちて気分が暗い、等々。
とにかく「おかしい」と感じたら、また周りの人のそう感じた発言を聞き逃さずに慢性疲労症候群を疑い早く対処しましょう。
元気で生き続けることが何より重要です。
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