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買い物天国台湾
台湾旅行といえば、超多彩な食べ物もさることながら、こちらでしか購入できない素敵なお土産が魅力ですよね。
出発前から決めていたものや定番と呼ばれるもの、はたまたブラブラしていて偶然見つけたもの。そういった品物を土産として買ったら幸せになるでしょ。
買い物がもたらす「幸せ効果」って確かにあります。単なる散財じゃなくて、買った後もずっと納得が続けば、これは本物の価値であり「幸せ効果」も持続するでしょう。
一方、グローバル化が急速に進んでいるのですから、わざわざ台湾に行かなくてもなんでも日本でも買えし行く必要ないでしょ! そんなふうに思っていますか?
半分は正解ですね。でも日本で買えないものは山のようにあるのですよ。
広くは出回らなくても独特の価値を保有する商品がたくさんって、それらは日本では購入することができないのです。
台湾に行ってあなたのお気に入りを見つけましょうよ、買いましょうよ。そして「幸せ効果」で胸を満たしましょう。
ということで今回の記事は、過去私が買った物の中で、あまりメジャーではないけれどとっても好印象が残っているものばかりをご紹介しています。
中には指向性の高いものもあって、必ずしも万人向きとはいえない商品もありますが、とりあえず覚えておいてください。
いつか「この人なら喜んでくれる」って思いつくこともあるでしょう。なんせ逸品揃いですから。
それでは早速自慢の商品をご紹介します。
鹿窯菇事
台湾のお土産といえばドライフルーツやドライベジタブルといった干物系が有名で非常に人気がありますよね。
そこで今回シリーズの一発目は干しキノコスナックです。思いっきり優れものですから期待して以下を読み進めてください。
「鹿窯菇事」(ルーヤオグースー)という単語を見たことがありますか? おそらくほとんどの人はないと思います。
実は「鹿窯菇事」は台中市に本社を置いている「森岳股份有限公司」という会社のブランド名なのです。
この会社はキノコ製品の生産・加工・販売をやっている会社です。「生産」というのは「キノコそのものを一から作っている」という意味で、ここを読むと相当のこだわりを持っていることがわかります。
そして長年の苦労の過程で、無農薬の肉厚で良質なキノコを安定的に収穫できるノウハウを蓄積していったようです。
現在販売されている商品の一覧は、以下をクリックすれば表示されます。
そんな拘りのオーガニックキノコ製品の中で、今回ご紹介する商品はドライキノコで椎茸とヒラタケの2種類です。
味は表現しにくいですが、旨味いっぱいの淡い塩味で、とにかく食べ始めたらやめられません^^
キノコ嫌いの人は、特に干し椎茸は出汁の素にするくらいだから個性があって、絶対に無理と思うでしょう!?
ところが特有の人を選ぶ匂い・クセはほぼ全くありません。
実際口に入れて噛んでいて、「これ本当にキノコか?」と思うくらい。それよりもとにかく美味しい。私のようにビール好きにはたまりません。もちろん上品な塩味はお茶請けにも最高です。
コリコリポリポリ・・・硬すぎず柔らかすぎず最高の歯ごたえ。なんせ38時間もの間、何度ももひっくり返しながら焙煎する凝りようです。
期待が高まるでしょう!!
では、次に販売している場所の紹介です。
直営店は1店舗のみで「誠品松菸店 鹿窯菇事」
そのほか台北市内の販売店は、下をクリックすれば表示される19店舗です。
私が購入したのは「好、丘・信義店」です。このお店はやはり
でじっくり紹介していますが、台北101のすぐ横にあって、歴史的にも素晴らしい環境なので、ベーグルやオーガニック関係に興味をお持ちなら一度は行かれることをお勧めします。あと、「好、丘・圓山店」も花博公園内にあって、天気が良ければお勧めです。場所は・・
八田與一烏龍茶燒酎
「八田與一」という名がついた焼酎のご紹介です。
八田與一は日本統治時代、台湾で烏山頭ダムを造った人で、台湾では発展に最も貢献した日本人として有名です。
八田はダムと並行して嘉南大圳という灌漑設備を作り、長年治水問題に苦しみ安定した農作物の収穫ができないでいた嘉南平野に画期的な変化をもたらし、豊かな穀倉地帯へと変貌させたのです。
大沢たかおが八田與一役で出演してますね。関連記事も読んでみてください。
さて「八田與一」という烏龍茶燒酎、もうお察しだと思いますが、上記の嘉南平野で取れた米を使ってます。また烏龍茶は日月潭の南西部・鹿谷鄉で摘まれた高級茶葉を使用しています。
「日本起源の焼酎を、今や非常に優秀で豊富な台湾の農作物、それも日本と所縁が深いものを用い、全て台湾人が作った焼酎」というような事でしょうか。(焼酎が日本起源というのは」ちょっと疑問かも^^)
「八田與一烏龍茶燒酎」は2種類あります。
- 瓶のラベルが黒で黒烏龍茶使用の度数35°・・・1360元
- 瓶のラベルが白で烏龍茶使用の度数25°・・・1160元
私が今回購入したのは「黒ラベル」だけで飲み比べはしていないので両者の差はわかりません。で、肝心の味ですがとってもまろやかで爽やかです。
実は私、日本では焼酎は全く飲みません。特に好きではないからです。しかし、そんな私でも美味しくいただけました。個人的にはソーダ割りとかじゃなくてロックがうまいと思います。
実は、飲む前は烏龍茶のブレンドってどうなの?って思ったりもしてました、台湾のフルーツビールを想像して。私はフルーツビールは美味しいと感じません。
ところが実際に飲んでみると、烏龍茶の香りが適度で上品で何の差し障りもありません。全体として完成度が高く味わい深く、ま〜上手に作ったね、って感心します。
味に角がなく、あまり人を選ばない逸品ではないでしょうか。ちょっと高いけど^^
これを企画し商品化して「八田與一」と命名してくれた台湾の製造元には感謝いたします。歴史を知っている日本人にプレゼントすると、より喜ばれるのではないでしょうか。
販売しているところは台北市内だと・・・
- 圓山飯店 文創館 台北市中山北路四段1號
- 趣活大稲埕(10:00〜18:00) 台北市迪化街一段100號
- 茶樂樓(9:00〜18:00,日曜は13:00迄) 台北市大同區民生西路400號1F
- 北投加賀屋溫泉飯店 台北市北投區光明路236號
飲めるお店もありますよ・・・
- 五右衛門焼酎Bar(18:00〜3:00,日曜定休) 台北市林森北路107巷35號1樓
というところで、販売所や飲めるところの最新情報はこちらでご確認ください。
ちなみに、私が購入したのは「趣活大稲埕」という迪化街にあるお店で、試飲をさせてくれます。
「趣活大稲埕」は、もし迪化街に行かれるなら是非一度は立ち寄ってください。いい感じのお店ですよ。
お買い物好きのあなたをがっかりさせない、しゃれたオリジナル製品がいっぱい並んでいます。
「八田與一烏龍茶燒酎」のfacebookには楽しい動画があります
奇古堂のお茶
台湾は押しも押されもしないお茶大国です。台北でも猫空(マオコン)に行けば豊かな茶畑を間近に見ることができます。
従ってお茶を販売するいいお店が沢山あります(もう二度と行くか!という店もありますが^^)。
過去このブログでも「迪化街」の記事中で名店中の名店「有記名茶」をご紹介しています。
また本記事の「八田與一烏龍茶燒酎」の項では「茶樂樓」をご紹介しています。「茶樂樓」も安心して買える本当に良心的なお茶屋さんです。
さてここにご紹介する「奇古堂」は勿論超良心的なお茶屋さんですが、他では体験することができない大きな特色を持っています。
だからもしハマれば、今後あなたが経験する全台湾旅行の中でも、Aランクの思い出ができるはずです。
何が他店とそんなに違うのか?
奇古堂店主の沈甫翰さんは・・・
- 日本統治時代の生まれているので非常に流暢な日本語を話され、こちらの話も完璧に理解されます。
- お茶について独自の理論を構築されており、その実践と普及に長年情熱を注がれています。
- 本当に良いお茶だけを扱っておられます。今では自ら仕入れはせず、沈さんに売れるものだけを業者が卸販売にくるのでそれを見定めて買うのだそうです。
実は、日本でも高く評価されていまして、沈さんにそのお話を聞かせていただいて、かなりびっくりしました。
- 京都の萬福寺で行われる「全日本煎茶道連盟主催の大茶会」で長年お茶席を持たれており人気があるからいつも人集りだそうです。
- お茶の水女子大や早稲田大学などでもお茶を教えられた実績をお持ちで、今回はその写真をお借りしました。
で「何が違うか」に戻りますが、ご自身の理論を大学のゼミで教えられたように、お店で高級茶を振舞われながら(実践しながら)お茶の極意をお話になるのです。
お茶を販売したいがための話ではなく「エコ茶」や「不流茶叙」といったご自分で確立された概念と実践のお話です。
「短時間で伝えることはできない」と仰ります。あなたに時間があれば、半日でもお話を続けられるでしょう。それ自体は無料です。
お話の内容はここで私が纏めるべきものではないと思います。是非美味しいお茶をいただきながら、目の前で沈さんのお話を直接お聞きください。
一つだけ書いておきましょうか。
「本当に良質の茶葉であれば一人前0.5gで十煎以上入れても美味しくいただけます」
少し心配なのは、ご高齢で足がお悪くいつまでお店に出られるのか?という点です。
さて、興味を持たれ行こうと思われる方に二つ注意点を申し上げます。
- 「本当に興味がありゆっくりと時間をとって聞きたい」と望んで初めて成立することです。
- 置かれているお茶は全て本当に良いお茶で決して安くはありません。
適当な価格でちゃっちゃっと買い済ませたい場合は、他に適した店がいくらでもあります。
本当に良いお茶を最適な淹れ方で一番美味しく飲む方法を、こんな欲張りな思いを叶えたい方は是非ともお尋ねください。貴重な体験と本当の高級茶を手に入れることができます。
奇古堂藝飾有限公司
住所:台北市仁愛路3段160号 福華大飯店B1
電話番号:02-2706-6247
営業時間:8:00〜22:00(無休)
Facebook:https://www.facebook.com/kikodo.tw/
クレジットカード:AMEX,JCB,マスター,VISA
注意:場所は福華大飯店B1ですが、上の地図上の星マークの位置は間違いで、実際は西側にあります。
豐味果品の鳳梨乾
台湾一の乾物街迪化街。台北の台所であり、また日本人の好きなお土産の多くが揃ってしまう、便利で楽しい迪化街。
迪化街についてはすでに
で詳しくご説明しています。今回は迪化街の中でまだ紹介していないお店豐味果品と商品(ドライフルーツ)についてお伝えします。
「ドライフルーツなんて迪化街にいくらでもあるじゃない!」
はい、おっしゃる通りですね。でもここで紹介する限りはそんじょそこらのものとはワケが違うのです。最後までお読みください。
お店の場所は迪化街のどちらかといえば北寄りで、南から歩いて行くと通りの右手にお店があるのですが、店先に目立つ看板があるわけじゃないのでちょっとわかりにくいかもしれません。
このお店の特徴は・・・
- 無農薬有機栽培に徹底的にこだわり
- 農家に直接出向き購入することで
- 本当の意味で美味しい果物をあまり高い価格でなく販売することです
老板(社長)とも少しお話をしましたが、いい商品に対するこだわりと自信は相当なものです。
今回は芒果乾(ドライマンゴー)を求めてやってきたのですが、今年のマンゴーの収穫自体がまだなので6月中旬以降出ないと販売できない、と言われました。
保存料無添加なので年中あるわけではないのですね。そんなことすっかり忘れてました^^
豐味果品の芒果乾の美味しさはね、半端じゃないんですよ。でもないものは仕方がない。
というわけで、豐味鳳梨乾(ドライパイナップル100g180元)と愛花果手工烘焙綠色學院の木瓜乾(ドライパパイヤ80g170元)を購入しました。
自然にこだわり続けており安心して食べられる商品を提供してくれてます。
で、今回購入した2商品の味ですが、結論から言いますと、芒果乾が欠品でよかったです。両方とも味がギュ〜っと凝縮されていて濃くて美味しいです。食べられてよかった。同じようでも、ちゃんとしたものはやっぱり味が全然違いますね。
ラーメンを食べると人工調味料多用で舌が痺れるような変な感覚がする時ってあるでしょ。そういうものが全くないんですよ。ただ濃くて美味しいだけ。
とりあえず自分用に買って食べてみてください。絶対にお土産としてあげたい人の顔が浮かんできますよ。
またお店の2階は飲食スペースなので、フレッシュフルーツ盛り合わせやフレッシュジュースがいただけます。(代金先払いで商品を自分で持って上がります)
豐味果品
住所:台北市大同区迪化街一段219号
電話番号:02-2557-6763
営業時間:10:00〜19:00(無休)
クレジットカード:不可
日本語:不可
HP:http://www.fflavour.com/fflavour/index.php
兄弟冶印の開運印鑑
次にご紹介する、良いと思う商品は兄弟冶印の開運印鑑です。
兄弟冶印は開業が1973年ですから、もう40年を超える業歴です。店主の劉良國さんは非常に温厚で物静かな方です。口調も穏やかで、日本人には馴染みのない畳み掛けるような喋り方をする商売人とは一味違います。
日本語で最低限の会話はできますが、プラス英語があればよりスムーズに意思疎通ができます。落ち着いてあなたの要望を伝えれば適切に答えてくれます。
今回私が作成してもらった印鑑は下の写真の通り「紫檀」素材のものです。鉱石は嫌いなので「木」でお願いしました。非常に美しい自体でとっても気に入っています。価格は4,000元。
私は姓名判断も風水の五行も知らないけれど、出来上がったその字体に見惚れてしまいます。印材の価値もさることながら、彫った「字」そのものに大きな価値があると思います。
さて、あなたが実際に印鑑作成をお願いしたい場合の順序ですが・・・
1.印材を決める
予算の上限を最初に伝え、その範囲で印材を見せてもらい説明をよく聞いて一つ選ぶ。ここが一番肝心です。
不明な点はちゃんと質問して納得してください。もしあなたが特に強く望む運勢があるならそれも伝えておきましょう。
印材と一言で言っても、ものすごく種類豊富です。質問しまくりましょう。
その上で「価格と材質の自分なりに思うバランス」が取れてないと判断したら、さっさと店を出ましょう。
この段階で、もやもやを抱いたままで先へ進むと、ひょっとしたら大きく後悔します。もう一度言います。店主は絶対突っ込んできたりしないので、落ち着いて納得いくまで質問をし話を聞きましょう。
印鑑は価値がわかりにくいし、悪質なお店もあるので、こういう商品購入に関する口コミをかなり読んでみました。それでわかったのは、後悔している人はみんな上に述べたステップを踏み外しているのです。
やるべきをやらず支払いをした後でグズグズ説得力のない御託をネット上に並べて何の意味があるのか?とわざととんがっておきます^^ あなたにはそういう思いをして欲しくありません。
2.字形を決める
- 紙に氏名を書き
- 一つ一つの字の画数を書く
- 姓の合計画数を書く
- 姓の最後と名の最初の文字の合計画数を書く
- さらにボロボロに使い古された本を見ながら更に数字を追加する。
最後の追加の数字は、私の解釈が間違いでないなら、印枠と文字の接点の数です。全ての画数と接点数で「吉」になるようにしているのだと思います。
そして、印鑑原稿の作成です。写真を見てください。これ全部筆で劉さんが書いてるんですよ。商売とはいえ上手いですわ。
印枠というかマル枠との接点の数が大事なんですね。劉さんは何回も数え直していました。
もしこの段階で気に入らなければ、どうして欲しいのかはっきりいえば、原稿の作り直しもしてくれます。
ここでも、どんな小さなことでも質問があればしてください。快く教えてくれます。
3.彫刻開始
決めた印材に原稿に基づいて彫刻をしてくれます。劉さんは何十年もこれをやってこられ、それはまあ見事なもんです。
4.出来上がり
出来上がりの確認。私のは写真の通りです。まことにくっきり鮮やか。画数の説明書とともに受け取ります。説明書き通りな人生になる程甘くはないでしょうが、でも何か嬉しい。
たった一本の印鑑を作っただけなのに心が豊かになるから不思議です。
劉さんは台北の一等地・中山北路で40年以上も事業継続してきただけあって、芸術的な技量と人を惹きつける器の持ち主です。
もしあなたが印鑑を新しく作ろうと考えておられるのであれば、場所も便利ですし一度行ってお話ししてみてください。知りたい事を聞いてみてください。
兄弟冶印
住所:台北市中山北路二段77之3號
電話番号:02-2511-1522
営業時間:10:00〜22:00(旧暦大晦日と正月5日まで)
フレジットカード:不可
日本語:少し可(英語はより可)
facebook:https://www.facebook.com/%E5%85%84%E5%BC%9F%E5%86%B6%E5%8D%B0-269498473399165/
カバランウイスキー
次にご紹介する自慢のお土産はカバランウイスキーのシングルモルトです。
もしあなたがお酒を好きであればどうしても飲んでみて欲しい。そうでなければウイスキー好きの大事な方へプレゼントして欲しい。そんな自慢中の自慢の逸品です。
私が初めてこのお酒に出会ったのはいつだったでしょう? もうかなり前です。「台湾でもウイスキーを作ってるんですよ」と、台北市内のどっかのバーで友人に勧められたのがカバランウイスキーだったのです。
ウイスキーといえば暖かい場所じゃないイメージを浮かべません? 北海道のニッカウイスキーとかスコットランドのスコッチウイスキーとか。
亜熱帯の地で作るのが、なんか珍しい。他に例があるのかしら。
そんなことを思いながら(正直言うと「どうせ大したことないだろう」とタカをくくっていたかもしれない)ロックを飲んでみると、これが滅茶苦茶うまい。
お尻から火を吹いて天井を突き破ってお月さんに飛んでゆくほど美味しい。
繊細で華やかで甘く柔らかいフルーティーで優しい香り、そしてしっかりとはしているけれどアルコール臭くないモルトのボディ。
スコッチのモルトをあれこれ飲んでいると、強烈にスモーキーで酸味が半端ない尖りまくっているようなウイスキーに出会うことがあって、それはそれで美味しいのですが人には勧められません。
カバランウイスキーは全くその反対で、味に角がありません。独特の個性はあるけれど、どれも優しいんですね。複雑なフレーバーとテイストだけれど一方に飛び出てないと言うか。
さて、そんなカバランウイスキーの醸造工場は宜蘭市に展開する蘭陽平野にあります。カバランとはかつてこの平野に住んでいた原住民の名称(噶瑪蘭族)からきています。
この地に醸造所を持ってきたのは、3886m!!の主峰雪山を擁する雪山山脈の美味しい湧き水を利用するためです。
醸造所誕生は2008年ですが、たった二年で国際的に有名な蒸留酒のフェアInternational Spirits Challengeで金賞を、更にアメリカで開催される世界的なお酒のコンペthe San Francisco World Spirits Competitionで金賞を受賞するという快挙を成し遂げています。
購入できる場所
主だったところでは以下で購入できます。
- 空港免税店
- 飛行機内販売
- 伯朗珈琲館(Mr.Brown)
しかし、やっぱり一度は醸造所で見学を兼ねて購入するのがいいかと思います。十分に台湾旅行のワンスポットです。それに醸造所以外では欠品がよくあります(醸造所ですらある)。
行けばわかりますが、広大な敷地に悠々と構えている建築物からはある種オーラを感じます。
醸造所見学はサントリーなんかに行かれたことがあれば想像がつくと思いますが、もっと広くゆったりしていて、敷地全体がいい感じです。
試飲もできますが1時間に一回(確か)で、その間列を作って待ちます。上記のようにカバランウイスキーとMr.Brownは同じ系列で、醸造所の中にあるMr.Brownでコーヒーの試飲も同様にできます。
1階はショップになっていて品揃えは充実しています。今回はシングルモルトのお勧めですが、あなたはもっと別の素敵なお土産を見つけるかもしれません。
ただ、難点を言うと、あんまり安くないのと箱が結構かさばります。
もし全く初めてであれば、私が購入した写真のようなミニボトルセットでお試しがいいと思います。ショップで自分で箱に詰めてカウンターに持って行きます。
これ、ウイスキー好きの方にお土産として渡されたらきっと喜ばれると思いますよ。
商品と価格一覧(全て700ml)
KAVALANシリーズ
- Kavalan Classic 希望小売価格:2,100元
- Kavalan Concertmaster 希望小売価格:1,500元
- King Car Conductor 希望小売価格:2,500元
- Kavalan ex-Bourbon Oak 希望小売価格:2,300元
- Kavalan Oloroso Sherry Oak 希望小売価格:2,700元
- Kavalan Podium 希望小売価格:2,500元
SOLOシリーズ1
- Kavalan Solist ex-Bourbon 希望小売価格:3,000元
- Kavalan Solist Oloroso 希望小売価格:3,500元
- Kavalan Solist Fino Sherry 希望小売価格:6,600元
- Kavalan Solist Vinho Barrique 希望小売価格:3,500元
- Kavalan Solist Brandy 希望小売価格:3,600元
SOLOシリーズ2
- Kavalan Solist Amontillado Sherry 希望小売価格:8,000元
- Kavalan Solist Manzanilla Sherry 希望小売価格:8,000元
- Kavalan Solist PX Sherry 希望小売価格:10,000元
- Kavalan Solist Moscatel Sherry 希望小売価格:8,000元
- Kavalan Solist Port 希望小売価格:3,500元
宜蘭駅から醸造所に行くバス
バス:噶瑪蘭汽車客運公司 752番
行き・・「宜蘭轉運站」乗車-「員山農會成功分部站」下車,西に徒歩約440m
帰り・・「金車酒廠站」乗車-「宜蘭轉運站」下車
バス:國光客運 1786番
行き・・「宜蘭轉運站」乗車 →「下深溝站」下車,西に徒歩約570m
帰り・・「下深溝站」乗車→ 「宜蘭轉運站」下車
KAVALAN
住所:宜蘭県員山郷員山路二段326号
電話番号:03-922-9000
営業時間:9:00〜17:00(無休)
入場料:無料
日本語:不可
ホームページ:Kavalan Whisky(年齢認証あり)
カバランウイスキー醸造所見学のついでに訪ねるスポット
宜蘭酒廠
非常に歴史ある酒工場です。敷地内は酒工場や倉庫の他に、全体が歴史博物館で大きなショップも何箇所かあり、家族連れでたくさんの人が遊びに来ています。
ここのショップは選びがいがあると思いますよ。お酒の種類もどれだけあるのかわかりません。紅麹関連も美容関連からアイスクリームまで、その他多種多様。
宜蘭駅を西側に降りて、右手康楽路を西にまっすぐ、続きで武営街を進むと到着。約1.1km。
宜蘭酒廠
住所:宜蘭市舊城西路3号
電話番号:03-935-5526
営業時間:8:00〜17:00(旧正月以外無休)
入場料:無料
クレジットカード:不可
日本語:不可
HP:宜蘭酒廠
金城武 中華電信4G CM撮影地を訪ねて
宜蘭文学館
合盛太平咖啡
(一針一路)チャン族の刺繍が入った小物入れ
自慢のお土産、最後にご紹介するのは「一針一路」オリジナルの小物入れです。
「一針一路」は私が台湾で最も好きなお店の一つです。別記事で詳しく紹介しています。
お店は、相当古いアパートの1室を改造(リニューアル)している、台湾ではお馴染みの作られ方で、1階とそこから降りられる地階とがあります。
1階はチャン族の刺繍が可愛いオリジナルのバッグ・財布・小物入れ、その他衣服などの布製品が中心の「一針一路」。
そして地階はmade in Taiwanのおしゃれで可愛い気の利いた小物やバッグその他お茶やドライフルーツ、そしてオリジナル商品も多い「好来」で、オーナーは同じです。
さて、多彩な商品の中で私が一押しするのが「チャン族の刺繍」が入った商品です。
実際手にとってみればよくわかるのですが、とても精巧に色鮮やかに刺繍を施された手作り感にあふれた手提げやポーチ類です。
「一針一路」のタグも縫い付けられており正真正銘のオリジナルです。
いわゆる大量生産品ではなく一つ一つが手作りであるので安くはありません。がそれだけの値打ちはあります。
あなたも是非一度手にとってみてください。
私が今回買ったポーチ(850元)はある方にプレゼントしたのですが、ものすごく喜ばれてこちらも嬉しかったです。
チャン族は相当古くから今の四川省で生活をしている少数民族で、そのチャン族の女性が代々受け継いで来た刺繍文化が「羌繍」です。
その構図や配色は非常に落ち着いた鮮やかさがあって、図案は雲と花が模様として用いられているのが清美にして大きな特徴です。
さて、チャン族に大きな災いの降って来たのが2008年5月に発生した四川大地震です。自治県の北川県が壊滅的打撃を受け廃墟となってしまいました。
震災から約2ヶ月後に「羌繍支援計画」ができて、チャン族女性の収入源確保と羌繍文化の継承保護を実現すべく動き出しました。
チャン族の女性も一度失われた伝統は戻らないとの自覚で継承には相当頑張ったようです。
そういった一連の流れと「一針一路」が取り扱うようになった「羌繍」が施された商品には浅からぬつながりがあるのです。
一針一路/好来
住所:台北市永康街6巷11号1F/B1F
電話番号:02-3322-6136
営業時間:10:00~21:30(旧正月のみ休業)
クレジットカード:可
日本語:概ね可
facebook:https://www.facebook.com/laihaotaiwan/
この記事を作成してる途中、facebookを見るとそのようなことが。で、メールで質問をしてみたところ、やはり在庫限りで完全撤退だそうです。
どうも中国側取扱会社の管理が相当にずさんで、契約上の無視できない問題がいくつか継続的に発生していたようです。
メールによると、チャン族の刺繍製品は現在60種類あって、在庫切れになるまでは販売するそうです。
もし気に入りそうであれば、一度お店で確認してみてください。
今後は全ての商品をmade in Taiwanで統一するそうです。もうオーナーのこだわりはよく知っているので、それはそれで嬉しいのですが、でも、ちょっと寂しい。
まとめ
最初はご紹介する商品に順位をつける予定だったのですが、どれも好きで甲乙つけがたく、結局やめました。
今回ご紹介の品物はこだわりのある良いものばかりで安くはないと思います。但し、それぞれの商品が有する価値との比較では決して高くないとも思います。
一方、価値は絶対的なものではなく感性によって評価が分かれます。私がどんなに良いとお勧めしても、あなたの目に適うかどうかはわかりません。
でも実際に手に取れば口に入れれば納得はしてもらえるとかなりの自信はあるものばかりです。
もしこの記事を読んで気になるものがあれば、「百聞(百読?)は一見にしかず」、是非お店にお運びいただき確認してください。
最後に・・・
カバランウイスキーの里宜蘭にまだ一度も行かれたことがなければ、思い切って台北から離れましょう、行きましょう。
きっと感動の自然があなたを迎えてくれますよ。
そうやって何かをきっかけに台北から離れれば、また新しい台湾を発見できるし、新しい物も発見できるはずです。
✈ Time for Taiwan !!
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