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神アプリで作業の効率化を!
Macで毎日作業をしていると、1日に同じ操作や面倒な作業を何度も繰り返していることに気づきます。
そういった操作を、もし、より簡単にストレスなくできるようになるとしたら素敵だと思いませんか?
例えば・・・
- ブラウザの各操作を全てトラックパッドだけでできたら!
- なんども使う同じ単語・同じフレーズのコピペをより簡単にできたら!
- 選択した単語やフレーズの検索や翻訳を一発でできたら!
- 画面裏に隠れているアプリへのドラッグ&ドロップが簡単にできたら!
こういった作業を手間なく簡単に行えたら、時間が節約できて精神的負担も思い切り減りますよね。
そこでこの記事では、幾つもの欲張りな悩みを叶えてくれるザ・神アプリをご紹介していこうと思います。
これらを全てインストールし使いこなせれば、あなたの作業環境は嘘のようにガラリと変化して超快適になること請合です。
Macでお仕事の方はみんなストレスなく仕事がしたいので、ここで紹介のアプリは既に多くの人が利用しており特に珍しいものはありません。
しかし、知らない人にとってはどこかで出会うきっかけが必要なわけで、本当に役に立つアプリを厳選して紹介するのは意味があるのかなって考えています。
では早速、一つずつ説明していきましょう。
BetterTouchTool
トラックパッドの使い勝手をマックスまで引き上げてくれる魔法のアプリがBetterTouchTool(通称BTT)です。
お使いのMacがMacBook系でなければマウスを使っている方も多いはずですが、そう、私もBTTと出会うまでは、長年ロジクール・マウスの熱心なファンでした。
ロジクールのマウスにステアーマウスが最強だと信じていたのです。いや、この組み合わせも全然ありです。ただ、最強ではなかった。
たまたまBTTの賞賛記事に出会って興味を持って、試しにMagic TrackPadを買ってBTTで設定し使ってみたら、もうマウスには戻れなくなってしまったのです。
ちなみに、Macで1日作業していたら、誰もが何度も何度もブラウザの操作をしますよね。
私は、自分で利用するChromeの基本操作のほぼ全てを、予めBTTで設定したMagic TrackPadだけで行なっています。
その内容は・・・
- 新規にタブを開く
- タブを閉じる
- タブ間を移動する
- リロード
- Webページを1画面分下にスクロール
- Webページを1画面分上にスクロール
- ページ先頭に移動
- ページ末尾に移動
- そのページの一つ前の履歴に移動
- そのページの一つ先の履歴に移動
どうですか? これ全部キーボードに触れずにMagic TrackPadだけでできちゃうんですよ。凄くないですか? もうめっちゃくちゃに楽です。
こういったアプリごとのショートカットの設定もグローバル設定も自由自在です。設定次第でMagic TrackPadがどんな風にでも使えるようになります。
まさに神アプリ中の神アプリ。Macで良かったと感じるアプリです。
最初のうちは流石に慣れが必要です。
一発で多くの設定を決めようと思わないで、設定したトリガー同士が相対的に整合性が取れていて使いやすいかどうかを確認してください。
何度も色々試してください。
私のように、一つのアプリに対し数多く設定している人もいるし、必要最低限に絞り込んで使っている人もいます。
Magic TrackPadが自分色になるまでには、ちょっとした手間と時間が必要です。
ダウンロード&インストール
BetterTouchToolはちょっと変わっていて App Store では買えないので公式サイトでダウンロードしてください。
ダウンロード後は以下のように手順を踏みます。
- .zipで圧縮されているのでダブルクリックし解凍する
- BetterTouchTool.appになるのでアプリケーション・フォルダに入れて起動する
- メニューバーにアイコンが表示される
- アップルメニュー>システム環境設定>セキュリティーとプライバシーを開く
- 鍵アイコンをクリックしパスを入力してロック解除する
- アクセシビリティ内のBetterTouchToolの左にチェックを入れる
さあ、準備完了しましたよ。あとはBetterTouchToolの設定画面でトリガーにショートカットを覚えさせれば魔法のMagic TrackPadが使えるようになりますよ。
ショートカット設定の手順
設定の前に、アップルメニュー>環境設定>トラックパッド と進んで開き、トラックパッドの動作項目で不要なもののチェックを全て外しておきます。
そして設定手順操作を行います。一つやれば後は繰り返しです。
- メニューバー上のBetterTouchToolアイコンをクリック
- プルダウン・メニューの一番上の「設定」をクリックすると設定画面が出てくる
- 設定画面左にあるアプリ一覧から設定したいアプリをクリックで選択する。別のアプリを追加する場合は左下の+をクリックする
- +ボタンを押すとトリガーの選択肢が出てくるので希望のものを選ぶ
- 真ん中の+ボタンを押すとアクション一覧が出てくるので、任意のアクションを選択するか、白窓にキーボードから直接ショートカットを入力する
以上でワンセット終了しました。あとは設定したいだけ同じ手順を繰り返します。
設定における注意点を一つ。
グローバル設定ですでに使用しているトリガーを個別アプリで使用してしまうと、挙動がおかしくなるので、確認しながらダブらないように設定する必要があります。
設定が終わったら、実際にMagic TrackPadで効果を確認しましょう。
購入方法
BetterTouchToolは当然ですが有料アプリです。(ただし45日間の無料お試し期間があります)
で、購入方法ですが、公式サイトでライセンスを購入してもいいのですが、これ正直めんどくさいです。公式サイトではダウンロードだけをします(DOWNLOAD TRIAL)。
その上でApp Storeで、兄弟アプリのBetterSnapToolを有料で購入した上でライセンスを取得します。変な感じですが、実際やってみれば簡単にできます。
後でわかりますが、BetterSnapToolはBetterTouchToolに自動的に組み込まれます。どうしてこういう購入手順を作ったのかは謎(笑)。
Clipy
Clipyはクリップボード拡張アプリ兼スニペットアプリです。
これがまた強烈に便利な神アプリなんですよ。
一度コピー&ペーストした言葉やフレーズや画像を、予め登録してた数だけ覚えておいてくれます。
ですから再度それらを使いたい時は、登録したものをショートカットで呼び出し、貼り付け作業だけをすればよくなるのです。
1日に何度もなんども繰り返しコピー&ペーストする作業が、Clipy導入で相当楽になるので、効率が上がるのはもちろん精神的にもいいですよね。
また、もう一つのスニペット機能は、よく使うフレーズを複数覚えさせておいて、必要な時にこれを貼り付けて使うというもの。
例えば、メールの定型文や、私が超重宝しているのはhtml定型構文の貼り付けです。
こういった、頻繁に使うフレーズを瞬時に呼び出して貼り付けられるのは、助かる以外の何物でもありません。
呼び出しには、予め設定しておいたショートカットを使います。
こんなに重宝するアプリが、なななんと無料なのです。作者様感謝いたします。本当にありがとうございます。
ダウンロードはApp Storeじゃなく、公式サイトから行ってください。
このアプリもBetterTouchToolと全く同じでアクセシビリティの許可が必要です。
上記BetterTouchToolでの設定文を参考にしてください。後はインストールについて難しいところはありません。
設定
以下の手順で初期の設定をします。
- メニューバー上のClipyのアイコンをクリックするとプルダウンメニューが出る。
- その中の環境設定をクリックする。
- 「一般」タブの中に「記憶する履歴の数」の右側にお好きな数値を入れる(デフォは30になっている)
- 「ショートカット」タブの中で最低「履歴」と「スニペット」は設定をする(ショートカット枠を選択した状態で任意の複数キーをキーボードを押すことにより登録する)。
- 再度「環境設定」を開き「スニペットを編集」をクリックする。
- お好きなキーの組み合わせでショートカットを登録する。
- 「スニペット」追加をクリックすると、下に「untitled snippet」と出るので好きな名称に変えて、右側スペースに内容の登録をする。
以上で使えるようになります。どんどんコピペしたら、した分だけ覚えるので(登録数が上限)、それを再度ペーストしたい時はショートカットを使って呼び出します。
スニペットの利用は、呼び出したいところにカーソルを置いて、スニペット用のショートカットを押します。するとウインドウが出現するので希望のものを選択します。
PopClip
PopClipもまた神アプリ中の神アプリで利用しない理由がないという超優れものです。やはりユーティリティ関係のソフトで、一言で言うと、コピペ機能拡張アプリですね。
あれっ、なんかすぐ上のClipyもそんなのじゃなった? ですね。兄弟アプリと言えなくもないです。でも機能はかぶりません、逆に、二つとも揃ってれば最強です。
さて、じゃあPopClipは具体的に何ができるのか、というと・・・
- 任意のテキストを選択するとポップアップ・メニューが開く。
- ポップアップ・メニューには、コピペ以外にも利用者がセットしておいた機能が並ぶ。
- 使いたい機能をクリックする。
- 以上の手順により実に様々なことができる。
だいたいこんな感じで使うのですが、「なんでそれが神認定?」って方も多いと思います。ピンとこないというか。
例えばですね、ネット記事を読んでいて、ある単語の意味がわからず検索しようと思ったら、どういうプロセスを踏みますか? ちょっと思い浮かべてください。
- 調べたい単語を選択する
- 右クリックかショートカットでコピーする
- 新しいタブを開く
- 単語をペーストする
- リターンを押す
こういう手順ですね。
次にPopClipの場合はどうなるか?
- 調べたい単語を選択する
- 自動的にポップアップ・メニューが開くので先頭にある虫眼鏡アイコンをクリックする
これだけです。これだけ!! 後は自動で新しいタブが開きGoogle検索が行われます。
普通の手順とPopClipによる手順を10回比較したらどうですか? 1000回比較したらどうですか? 凄い時間差がでますよ。目に見えるくらいストレス軽減になりますよ。だから神アプリ。
以上の説明から、ポップアップ・メニューにどんなアクションを入れるかが大切であるとわかります。利用者のニーズによって分かれるところですね。
ちなみに、私のポップアップ・メニューは・・・
- コピー
- ペースト
- 検索
- Google翻訳
- Googleマップ
- Amazon
- YouTube
などを入れてます。
購入とダウンロード
PopClipの購入はApp Storeで行うごく普通のパターンです。自動でアプリケーションフォルダに追加されるので、特に難しいことはありません。
ダウンロードされたファイルはダブルクリックで、自動的にメニューバーに追加されます。
価格が1200円とやや高く感じますが(というかちょっと見ないと上がってる)、高機能=高効率 なので、どうせなら早く導入した方がいいという結論です。
使いたい機能(アクション)の選定方法
PopClipの凄いところは、最初から備わっている機能(アクション)以外に、なんと159種類もの追加機能があるところです。上記の私の設定にも幾つか追加機能を入れています。
では、追加の方法についてですが・・・
- メニューバーにあるPopClipのアイコンをクリックする
- プルダウンメニューが出るのでアクション・タブを開く
- 一番下の+ボタンを押すとPopClip Extensionsのサイトに飛ぶ
- 好きなものをダウンロードする
- ダウンロードされたファイルをダブルクリックすると自動で追加される
以上の操作で追加したい機能(アクション)が実現します。
アクション・タブにある機能(アクション)で使いたいものにはチェックを入れてください。
何度か使って、チェックを入れたり外したりしているうちに落ち着きます。
アクション・タブの下の鉛筆マークをクリックし、機能(アクション)にURLが絡んでいる場合は、〜jpに変更しておきます。
例えば、Amazonならデフォではアメリカのサイトになっていますので、ここで変更しないと使えません。
Yoink
このアプリの機能は、ほぼ全ての種類のファイルをドラッグ&ドロップできる機能です。
なんかピンとこないでしょ。それがどうしたの? わざわざ説明するのって思います? では具体例を。
特にMacbook系で作業している時ですが、全画面表示のfinderにある写真ファイルを裏に隠れているWordアプリにどうやってドロップ&ドラッグしますか?
困りますよね。こんなことしょっちゅう発生したら時間かかるしストレスになるでしょ。
もし超簡単にできたら凄くないですか? 作業が劇的に早くなると思いませんか?
それをいとも簡単に実現してくれるのがYoinkなのです。
まぁ一回使ってください。あまりの快適さに、利用していなかった過去を恨みたくなるほどですよ。
基本的な使い方は超簡単です。
- 最前面にあるアプリやフォルダから使いたいファイルをほんの少しドラッグする
- そうすると即Yoinkの一時預かりボックスが現れるのでそこにドロップする
- 裏に隠れている(ファイルを追加したい)アプリやフォルダに移動する(command+tabを使うと一発)
- そこにもYoinkの一時預かりボックスが表示されているので、中のファイルをドラッグして持ってくる
言葉で説明すると長くなりますが、動画で見ると同じ事が僅か7秒で理解できます。
どうですか? マストでしょう! まさに神アプリ。
購入はApp Storeでできます。今現在960円(これもだんだん値上りしてる)で、やっぱりちょっと高いかも。でも、毎日のストレスが軽減されることを思えば、結局はこれも躊躇なく買いという結論でしょう。
まとめ
今回の記事は、作業効率を劇的にあげるのに一役買ってくれるユーティリティ系の神アプリを4つ紹介しました。
Clipy以外は有料ですが、ストレス軽減と時間効率メリットを考慮すれば、導入をためらう理由はないでしょう。(実際に使ってみないとわからない部分はあるので、やっぱり少しは購入をためらうかも^^)
アプリ一つ一つは黒衣みたいに超地味なんですけれどね。実際に使ってみると、どれもこれも便利すぎて笑ってしまいます。
今回、この記事で存在を初めて知った方は少しだけ投資して10倍の便利さを手に入れてください。
最後に、四つ注意点があります。
一つは、BetterTouchToolについてですが、今までマウスで作業していた方は最初かなり戸惑うかもしれません。
MagicTrackPad + BetterTouchTool が最強と今でこそ言える私ですが、マウスからの移行期は慣れるのに結構時間を要しました。
もう一つはYoinkについてですが、Macbook系じゃなく大画面のディスプレー上で作業している方は不要かもしれません。
私は通常3つのディスプレーを使って作業してますが全く不要です。(ただ、旅行に出るときはMacbook Airを使うので、その時は非常に助かってます。)
三つ目は、それぞれのアプリの環境設定についての説明は必要最小限にとどめているので、あとは使いながら習得していってくださいね。
最後に、4つのアプリともユーティリティ・アプリなので常駐させておいてください。手動で終了させてしまうと効果が発揮できなくなります。
ということで今回の記事を終了します。使えるものは何でも利用して少しでも時短かつストレスのかからない作業環境を実現しましょう。
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