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考え抜かれたイヤフォン
最近 AirPods を買って使っているのですが、抜群の安定性と便利すぎる使用感に感動しています。
デジタル機器はたくさん買ってきたけれど、久々に興奮するような製品と出会えました。このイヤフォンは傑作です。
そんなわけで俄然紹介したくなり、設定方法や使用方法、そして抜群の使用感などをお伝えする記事を作成しました。
さて、今までもBluetooth接続のイヤフォンは3つ買って使っていたのですが、どれもこれも接続状態が安定せず不満だったのと、無線とはいえ左右のイヤフォンがコードで接続されていて、そのコードも鬱陶しかったです。
ここ数年で完全コードレスのイヤフォンが普及してきて、商品もかなりの種類が出回るようになってきました。
その間にBluetooth技術も進歩して安定性も向上してきたのかもしれません。
ですから、他社のBluetoothイヤフォンを買って使用しても、今ならいい感じに使えてある程度の満足感は得られたかもしれません。
でも、Air podsの感動はそういう次元ではないのです。もっともっと深い部分まで考慮されていて、これ以上の便利さはないんじゃないのか、というところまで詰めている気がします。
それでは早速感動とともにお伝えします。
ペアリング
買ってきて、まずやるのはペアリングですね。Appleのデバイスならどれとでもペアリングができます。
- (iOS 10 以降の) iPhone・iPad・iPod touch
- (macOS Sierra以降の) Mac
- (watchOS 3 以降の) Apple Watch
- (tvOS 11 以降の) Apple TV
ここでは、一番使われているiPhoneを例にとって説明します。
- (iPhone) ホーム>設定>Bluetooth と入って ON になっていることを確認する
- ホーム画面が表示されたiPhoneの側に、本体が入ったAirPodsケースの蓋を開けて置く
- するとiPhone上に接続画面が現れるので「接続」をタップする
- 次の画面で「完了」をタップする
これで接続されます。めちゃ簡単。
同じ Apple ID で iCloud にサインインしている全ての対応デバイスに、自動的にAirPods が登録されます(だから接続変更も簡単にできる)。
また、次回からiPhone にケースの蓋を開けて近づけると、ケースとAirPodsの電池の残量が表示されます。
設定
iPhone とペアリングができたら、AirPods の簡単な設定を iPhone で行います。
(iPhone) ホーム>設定>Bluetooth と入ると、登録されている AirPds が表示されているのでその列の右の ⓘをタップし、次の画面で AirPods の設定をします。
AirPods で音を聞いている時の操作は、左右の耳に装着している状態で、どちらかをトントンと軽く指で叩きます。
その操作でできることは5つあるので、それぞれを選びます。その5つとは・・・
- Siri
- 再生/一時停止
- 次のトラック
- 前のトラック
- オフ
で、私の場合は右側が「再生/一時停止」、左側が「次のトラック」に設定してます。これで設定完了。
実際歩きながら操作すると、あんまり快適で笑ってしまいます。
「Siri」に設定すると、話しかけることで曲を再生・停止・スキップとかできるし、iPhoneのSiriと同じように色々教えてはくれますが、歩きながらそれをしてたら、なんかおかしいと思われるかも。
だから普通は「Siri」設定はないと思います。
でもどんな反応かは試してみてもいいかもしれません。ごく普通の声の大きさでちゃんと反応してくれます。
接続の切り替え
今接続している iPhone から(例えば) Mac に切り替える場合は以下のようにします。
1. (iPhone) ホーム>設定>Bluetooth と入る
2. (iPhone) 「Bluetooth」の画面で「自分のデバイス」の下にある「AirPods」の右側の ⓘ をタップする
3. (iPhone) 次の画面で「接続解除」をタップする。「このデバイスの登録を削除」が残るが、それは触らない。
4. (Mac) メニューバーにある Bluetooth のアイコンをクリックすると、プルダウンで AirPods が出るので、そこにカーソルを持っていくと「接続」が出るのでクリックする
以上の操作で切り替えができます。
音楽を聞く
ペアリングも設定もできたし、早速音楽を聴きましょう。
一度接続が出来れば、次回からは AirPods を耳に装着した状態でダブルタップするだけで、iPhoneに全く触らずとも曲がスタートします(「再生/一時停止」を設定していれば)。
聞くこと自体をやめるときは、AirPodsを耳から外すだけです。iTunesソフトは一切触る必要がありません。自動でストップします。
外出時はiPhoneがなくてもOK
もし Apple Watch を持っているなら、充電時にiPhoneをそばに置いておくと自動でApple Watch に曲が転送され、外出時、iPhone がなくても Apke Watch とAiePodsのペアで音楽を聴くことができます。
今までジョギング時に重かったスマホやコードから完全に解放されます。
音楽を聴いている状態で電話がかかってきたらSiriが教えてくれるのでダブルタップしてください。それで通話ができます。
電話を切るときもダブルタップです。
専用ケースと充電
AirPods は5時間の再生が可能で(通話は2時間)、その途中でバッテリーの残量が少なくなると音で知らせてくれます。
バッテリーが完全にゼロになるまで2回音がなります。
専用ケースに15分入れて充電すれば、また3時間再生が可能になり(通話は1時間)、トータルではまる1日以上再生が可能です(通話は11時間以上)。
ケースのステータスランプ
専用ケースの蓋を開けると真ん中に小さなステータスランプがあるとわかります。このランプは、白・緑・オレンジと状況に応じて色が変わったり点滅したりします。
AirPodsがケースに入っているときはAirPodsの充電状況を示し、入ってないときは専用ケースの充電状況を示します。
- 緑色・・・フル充電状態
- オレンジ色・・フル充電状態ではない
ただし、正確に知るには上記のようにiPhoneで確認します。その他の状態については・・・
- 白色点滅・・デバイスに設定可能
- オレンジ色点滅・・設定のし直しを示唆
ということを表しています。
ケース背面のボタン
背面にボタンがありますが、工場出荷時の状態に戻すためのリセット用のボタンです。
何か不具合が発生してリセットしたいときの手順は以下の通りです。
- iPhoneのホーム>設定>Bluetooth と進んで、AirPodsが表示されている右側の ⓘ をタップし、次のページで「このデバイスの登録を解除」をタップする
- 専用ケースにAirPodsを入れて15秒待つ
- 専用ケースの蓋を開けた状態でリセット用のボタンを長押しする(かなり長押し)
- そうするとステータス・ボタンがオレンジ色に何回か点滅したのち今度は白色に点滅するので、それを確認してボタンから手をはなす
これで初期化が完了したので、iPhone(若しくは別のデバイス)とまた一から接続設定を行ってください。
以上で基本的な設定説明を終わりますが、実際にやってみてください。本当に簡単ですから。
では次に、感想をあれこれ述べてみたいと思います。
使用感
曲のスタート/ストップ/次の曲に送る、が全部 AirPods のダブルタップだけなのが、想像以上に快適です。
コードがなく煩わしさが消えて、AirPodsをポンポンするだけでいい軽さは、やってみて初めて実感できるものです。
もう一つ驚きは、Bluetoothの接続状況が極めて安定していることです。本当に音切れがしない。
隣の部屋に iPhone を置いていても(壁の材質にもよるが)余裕で音切れしません。いくつか壁を挟むと、流石に時々音切れしますが。
今までBluetoothの不安定さではメーカーを問わず嫌な思いをしてきたので凄く嬉しいです。
上の文章は母艦が iPhone SEである場合の話です。
後日、新たに iPhone XS を購入し Air Pods とペアリングして聞いたのですが、SE では音途切れがしていた、壁を挟んだケースでも全くしません。
もう一つの例として、SE をPCデスクに置いてトイレでAir Pods を使うとやっぱり音は途切れ途切れだったのが、全く途切れなくなりました。
限界検証はしていませんが、XS おそるべしです。
持ち歩きと充電が便利
購入前、専用ケースが大きく見えて持ち歩きができるように感じなくて、5時間しか持たないのにどうするのか? と思っていたのですが、なんのなんの。
この専用ケースの大きさが絶妙で、ポケットに入れてもバッグに入れても全然邪魔にならないのです。その結果どういうことになるのか?
毎日の活動の中で一日中音楽を聴き続けるわけではないから、AirPodsを耳につけたり外したりしますよね。
で、外したら必ず持ってきている専用ケースに入れておきます。そうすると、本体がなくなる心配がないし汚れないし、いつもフル充電からスタートできます。
実際に使い続けてみると、めちゃくちゃスマートな感がしてバッテリー切れの心配もなく感心します。よくできてる。よく考えられている!
ただし専用ケースは汚れやすく傷がつきやすい(まだ傷つけてないがそんな気がする)です。
- AirPodsの重さ:各4g
- 専用ケースの重さ:38g
- 専用ケースの大きさ:44.3 × 21.3 × 53.5 mm
装着感
私はカナル型のイヤフォンが嫌いで持ってるけどほぼ使いません。圧迫感があるし、コードが体に触れる音までもハッキリと伝わって鬱陶しくてダメです。
その点、AirPodsは装着していて全く違和感がなく窮屈感もなく、文句のつけようがありません。
しかも接触しない限り落ちたりしません。ジョギングしていても全く問題ありません(防水ではないのでその点は注意)。
もし外で耳から外れてしまった場合どうしよう、と心配される方もおられるでしょうが、仮に外れ落ちても、即音が止まるのですぐに気がつきます。気づかずに困る事はありません。全く良くできてます^^
もちろん耳の形状は千差万別ですから、当然耳に合わない人がいるかもしれません。そういう場合は使えないんでしょうね。
でも、Amazon.comあたりではイヤーピースが色々出ているので、補助としてそういうものを利用すればいい結果になるかもしれませんね。
音質
音は聴く人によってバラバラの感想を持ちます。
例えば、専門雑誌で新作スピーカーの聴き比べをして数人の専門家が感想をいうのですが、同じスピーカーを聞いたとは思えないような真逆な評論が並んだりしています。
ですから音質に関しては人の話は当てにならないのです。あくまでも私の耳で聞いた感想です。それを念頭にして読んでくださいね。
私の場合、自分で作曲した曲をミックスモニターするスピーカーはdynaudioのBM5A MKII、モニター用のヘッドフォンはお馴染みのソニーのMDR-CD900STです。
で、それらとの聴き比べての話ですが、AirPodsはとってもフラットな音質です。特定の音域をブーストしたりすることなく、かなり忠実に音源の再生をしているような気がします。
少し暖かめの音なので、全く着色していないとも言えないかもしれません。
開放型で遮音性は良くないので外の音は聞こえるし、低音も密閉型と比較すれば弱いと感じるかもしれません。でもバランスは物凄くいいです。
何よりも長時間装着して聴いていても、耳が装着感でも音でも全く疲れないのがいいです。毎日使う上で、この「疲れない」メリットは非常に大きいです。
まとめ
この記事ではAirPodsの設定方法と使用感について述べてきました。
- iPhoneをはじめとするAppleの各デバイスとの接続・解除そして変更も超簡単
- 専用ケースが可愛くて持ち歩いても邪魔にならないからバッテリー切れの心配がない
- 装着で耳が疲れず音がフラットで聞きやすく長時間の使用で負担感が生じない
- 歩いていて外れ落ちても(そんな事はまずないが)音がすくに止まり即気がつく
- 電話がかかってきたら Siri が教えてくれダブルタップで通話 切るときもダブルタップ
どうですか? これ以上のイヤフォンて他にないと思います。もちろん音質を追求し、ノイズキャンセリング用のチップも入っている高級イヤフォンなんかもあります。
もちろんそれはそれで魅力があります。でも、AirPodsとAppleデバイスとの絶対調和を体感してしまうと、それにフラットで聴きやすい音質ですからね。やっぱり私的には AirPods 押しかなと。
もし、AirPodsをApple Watch にペアリングすれば、Apple Watch のクラウンで音量操作ができるようになるので、一層便利で快適になります。
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