恒春情報あれこれ
今回の記事は恒春のホテルとお土産の紹介ですが、それ以外の情報及び行き方については以下の記事をご覧ください。
恒春半島の観光記事
宿泊施設
根拠はないのですが、恒春半島に来る観光客の大半は墾丁に宿泊施設をとるような気がします。向こうは大きな五つ星ホテルもありますしね。
ところが恒春では民宿こそ多けれど、私が調べた範囲では「これがホテルだ!」というホテルはありません。(「ホテル」という名称の宿泊施設が全くないわけじゃない)
なので、もし恒春で宿泊施設を探す場合はホテルを探すのではなく、あなたが希望する場所周辺にある民宿を探した方が早いです。民宿なら幾らでもあります。
(民宿の紹介なのに記事タイトルでホテルというのはどうか? もっともなご意見です。でもみなさんが宿泊施設を「ホテル」で検索されるのでこうしました。ご理解をm(_ _)m)
台湾は観光立国でもあり民宿の数は非常に多いです。近年ますます多くなってきているのではないでしょうか。
で、なんと言ってもネット社会ですから個々の宿泊施設の評判は否が応でもついてまわります。
我々からすると泊まりたいところを選びやすくなってきてますね。まぁ嘘も流し放題なので手放しで信じることもできませんが。
そんなわけで、恒春ではタイプの違う民宿を二件紹介します。
一つ目は、台湾人お得意のリノベーション物件と、もう一つは民宿の営業目的で新築された物件。それにオーナーの人柄なんかも加えてお話ししていきます。
8door
この民宿の最大の魅力は立地にあります。バスターミナルから160mと至近距離で、しかも恒春古城魅力商圏と名付けられた中山老街にあるので超便利です。
建物は完全にリノベーションされており、一から設計して建てた物件とはまた違った、オーナー独自の個性の光り方をしています。
そう、よく観察するとオーナーのこだわりが、部屋にも食堂やキッチンなどにも発揮されており、それを見つけ感じるのも宿泊する楽しみの一つです。
さて、一階は受け付け・キッチン・ダイニングで二階と三階が宿泊客の部屋となっています。
写真を見て分かる通り、宿泊する部屋はサハラ砂漠のように広くて、前面道路が静かなこともあってゆっくり寝ることができます。この空間の広さは恒春という田舎だからこそ実現できるのでしょう。
ただね、これだけスペースがあるなら、どんなに安い家具でも良いからデスクワークができる配慮があればなぁと個人的には思います。
それから確認したわけじゃないけれど、この辺の宿泊施設はほぼシャワーのみと考えた方がいいでしょう。
また、この民宿ならではという点では、オーナーお手製の朝食がついてます。これは嬉しい。見るからに美味しそうでしょ。事実うまかった。
一皿ずつオーナーが一人で作るので、宿泊客が複数人テーブルについているところに降りて行ったらちょっと待つ必要があります。
ただ一つ欠点があってね、写真をご覧ください。凄い急な階段を。踏み外したら大変。
二階ならまだしも今回の私のように三階になると、大きいスーツケースを持ってたりすると結構厳しかったりします。
料金はもちろんシーズンによって違うのでしょうが、私の場合は10月の月末近くの平日で約6500円でした。
もう一つの注意点として、タクシーで目的地に行く時は必ず、繁体字で住所と施設名称を運転手さんに示す必要があると、いつも申してますが、ここは「8door」ですからね^^
私の場合は、運転手さんが住所だけを見てのろのろ運転で探してくれました。
以上、女性ならではの気遣いが随所に伺えるリノベーション民宿はいかがでしょうか。
8door
- 住所:恆春鎮中山路67號
- 電話番号:966 771 067
- facebook:8door
- 私が予約で利用したのはagoda
曼波・大宅門精緻旅店 (Mambo Boutique Hotel)
8doorと比べると少し中心からは外れていて恒春農協の前にあります。南門のロータリーから約250mくらいの距離です。
最初から民宿経営目的で建ててまだ築後2年なので新しく、個人宅ながらエレベーターもあります。
1階は受け付けとお客も寛げるリビング。2〜4階が客室、最上階がオーナーご家族の住居だと思います。
部屋は綺麗で清潔感が溢れ、かつとても広いです。シャワールームなんか2台もシャワー設備があって、一人なら本当にゆったりとお湯を浴びられます。
但し、こちらは食事の用意がないので外食の必要があります。昼食以降ならなんとでもなりますが、朝食は事前に民宿で確認しておいた方がいいです。
今回私は朝食を外でとってないのでよくわかりません。
それから、経営者のお母さんと息子さんがとても友好的で優しく良い方たちです。
朝食ありでオシャレで便利な8doorを選ぶか、少し離れていて朝食もないけれど、安くて綺麗で清潔でエレベータもある曼波・大宅門精緻旅店を選ぶか、これは正解がないですね。
私が支払った料金は、11月頭の平日で5300円ほどです。
曼波•大宅門 精致旅店
- 住所:恆春鎮中山路48號
- 電話番号:8 888 3740
- facebook:曼波•大宅門 精致旅店
- 私が予約で利用したのはagoda
おみやげ
ここ恒春は高雄から見ると墾丁の手前だけれど、集客力という意味では墾丁のほうが圧倒的なので、おみやげも墾丁がより揃っていると思っていました。
しかし現実はそうでもなくてね。たしかにビーチサンダルとかビーチファッションのお店は多かったんですけどね。
なので、あなたが恒春から墾丁へという順番で進まれるとしても、恒春でおみやげ買って全然問題ないです。
蛋捲
日本語ではエッグロールといい、台湾はじめ中華圏でよく食べられるお菓子です。基本原料が小麦粉・乳製品・砂糖といえば味は想像がつくでしょう。
それはともかく、台湾各地で作られており、其々に個性を追求しているので、あちこちのを買って食べ比べると、味や食感にかなりちがいがあり製造者の苦心がわかります。
しっとりしたものやさくさくのもの、また筒の中にジャムやクリームが入っているものなどなどです。
玉珍香餅店は恒春の名店で、商品には店主の強いこだわりが感じられます。
こだわりとは・・・100%新鮮な自然原料、防腐剤なし、低糖、手作り。
そして商品種類は、
- 玉ねぎ(当地特産)
- ごま
- のり
- 黒砂糖
- 抹茶
- チーズ
- コーヒー
- 原味(プレーン)
の8種類があります。
で、肝心の味ですね。別地方のものでは、中にクリームが入っていて超あま〜いものもあるのですが(それはそれで美味しいが)、ここのは店主こだわりの通り甘さ抑えめで上品です。
食感が物凄くサクサクで、写真ではわかりづらいでしょうが、形が半端なく崩れやすいです。
なんていうのか、そのギリギリを狙ったサクサク感と小麦粉と卵の上品な味に少しの甘味を添えて最高の美味しさを実現しています。この美味しさは殆ど人を選ばないと思いますよ。
もしお土産で持って帰るなら、とりあえずワンパックだけプレーンを買ってホテルで食べてみて、私の文章が誇張ではないことを確認の上購入すればいいと思います。
今回ご紹介している玉珍香餅店では、他に地元名産のたまねぎを用いた洋葱餅や独自の鳳梨酥も造っています。
玉珍香餅店
- 住所:恆春鎮中山路80號
- 電話番号:08 889 2272
- 営業時間:8:00〜21:00
- Facebook:玉珍香餅店
港口茶
次のお土産候補は台湾茶です。
台湾茶好きな日本人は多いです。そして、そのほとんどは発酵茶(烏龍茶みたいなの)が好きなんですね。当然それが台湾茶の主流でもありますし。
で、実は恒春にも流通量は極めて少ないながら特産茶があります。その名は「港口茶」。
実は、恒春半島は高い山がなく、夏が過ぎると台風並みの海風が毎日吹くという気象条件で、必ずしも台湾茶の栽培には適してないそうです。
そんな中でできる港口茶とはいかなる味がする?
慣れ親しんでいる烏龍茶ではなく、なんと緑茶です。だから色も全然違います。とっても珍しいですね。
味はすっきりあっさりした嫌味のないもので、私は熱いのよりむしろ冷茶が美味しいと思います。
専用の冷茶ポットで三晩くらい冷蔵庫(烏龍茶は二晩)に寝かせたものが最高にうまいです。
でも多分、大部分の日本人には発酵系のほうが喜ばれるような気はします。
いずれにしても、こういう嗜好品は好みが分かれるので自分で試さないことにはなんともいえないでしょう。
もし恒春に来られたら、希少な港口茶をお求めいただいて、日本でじっくり味わってみてください。
さて購入場所ですが、実はちゃんとしたお茶屋さんがなくて苦労しました。やっと見つけた一店も店主不在だったりして。
グレードや種類もあるので専門店がいいのですが、見つからないものは仕方がない。妥協案を探します。
はい、こういう時の強い味方は地元のスーパーです。
下に紹介する恒春鎮農会で、港口茶意外にも手ごろな価格のお土産候補がいっぱい売ってますので非是活用してください。
そう、地元のものはほぼ揃っているので、お土産は恒春鎮農会だけで購入してしまうのが時間節約になっていいですよ。
恒春鎮農会
- 住所:恆春鎮恆南路11巷2弄2號
- 電話番号:08 89 2087
- 営業日:8:00〜17:00(土日を除く平日)
- ホームページ:恒春鎮農会
手作り雑貨
レストラン「恒。好」でも少し紹介しましたが、街を歩いていてですね、ハンドメイドな装飾品や生活雑貨の店が多いような気がしました。
女性なら、ふらっと入って台湾人オーナーのセンスを見てみるのも楽しいのではないでしょうか。こういうのがお好きな方ならきっと何か感じるものがあるような気がします。
実際に入ってお話をしたのは写真にある一店舗だけですが、小さな街中をグルグルって歩くだけで幾つも見つけることができます。
自分土産にどうですか?
Waiting手作
- 住所:恆春鎮西門路4號
- 電話番号:972 355 818
- 営業時間:12:00〜20:00
- facebook:恒春Waiting手作.生活.雑貨
まとめ
恒春の宿泊施設とおみやげを紹介しました。
本文解説で、恒春では民宿が主であると述べましたが、紹介した部屋は読んでいただいた通り見ていただいた通りです。
日本のホテルでニューヨークのホテルで、こんな広い落ち着いた部屋を予約したら、それこそ目玉が飛び出すくらいの高額になるでしょう。
それが僅か五六千円ですからね。嬉しい限りです。
それからおみやげですね。
紹介品目は少なかったですが、とにかく恒春鎮農会へ行ってください。欲しいものはいくらでもありますから。
喜んでもらえるおみやげがリーズナブルな価格でたくさん並んでますよ。
是非恒春にいらしてください。心身ともにゆ〜っくりして、美味しいものをたくさん食べて、嬉しいおみやげをたくさん買ってくださいね。
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