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秘密にしたい写真は隠す
あなたのiPhoneの中には数多くの写真や動画やメールやその他たくさんのファイルが保存されていて、中には人に見られたくないものもあるのです。・・ですよね。
ならば隠さなきゃならない。理由なんかどうでもいいんです。隠す必要があるなら、きちっと完全に隠しましょうよ。
隠しておいたつもりが他人の目に触れた、なんて洒落にならないので、ちゃんとした隠し方をお教えします。任せてください。
隠すのも「管理」の一つ。管理能力はどこで何をするにしても必要で大切です。
カメラアプリで撮ったものは写真アプリでしか保存できない
そういうことがまず大前提としてあります。
写真にせよ動画にせよ、iPhoneの「カメラ」アプリで撮ったものは否応なしに「写真」アプリに収められてしまうのです。
しかも「写真」アプリで管理されているファイル(写真や動画)のフォルダというか場所さえユーザーは分からないという、特にパソコンに慣れている方にとっては理不尽な仕様です。
一方そういった方法は、多くの人にとっては、膨大な枚数の写真の整理管理を完全にiPhoneに任せられるのでメリットも大きいのですね。
いずれにしても、「隠す」とかって管理をしたい場合は困る。さぁどうしましょう?
その方法は大まかに分けて四つあります。それは・・・
- 「写真」アプリの中の機能を使って隠す
- 「メモ」アプリを使って隠す
- サードパーティーのアプリを利用して隠す
- 「ファイル」アプリのどこかに隠す
以下順番に説明していきますが、結論先にをいいますと、一番堅いのは4番目の「ファイル」アプリの中であると私は思います。
「一番見られたくない相手」の能力にもよるのですが、暗証番号を使ってロックしておく方法は、一見堅そうに思えますが、はたしてそうなのでしょうか?
「写真」アプリの中の「非表示」フォルダ
見られたくない写真や動画を「写真」アプリの中にある「非表示」フォルダに入れると、ライブラリやアルバムには表示されなくなります。
写真・動画ファイルが散らばらないので、この方法ですむのなら一番いいかも知れません。
そのやり方を次に説明しますので、あなたもやってみてください。
- 「ライブラリ」か「アルバム」を表示する
- 複数ある場合は画面右上の「選択」をタップした上で該当するものを全てタップする
- 画面左下の「共有」アイコンをタップする
- 一つだけ選択する場合はその写真(動画)を長押ししても「共有」アイコンが出現する
- 次の画面下の選択肢に「非表示」があるのでタップする
- 次の画面で、下に赤字で再度「写真を非表示」と出るのでこれをタップする
はい、これでライブラリやアルバムには表示されなくなります。手順をパラパラで確認↓
もし、非表示にしたものを確認または再表示したい場合、その手順は以下の通りです。
- 「写真」アプリを立ち上げ「アルバム」をタップする
- 各アルバムが表示されている状態で下にスワイプする
- 「メディアタイプ」という選択肢の下に「その他」という選択肢があり、その中に「非表示」があるのでタップする
- そうすると非表示にしたもののサムネイル一覧が出現するので確認できる
- 再表示したい場合は画面右上の「選択」をタップして該当するものにチェックを入れ、画面左下の「共有」アイコンをタップすると出現する「再表示」をタップする
以上の操作で任意の写真・動画の表示・非表示を切り替えることができます。
「非表示」という言葉事態が危なくはないか?
「この「非表示」って何?」とかって言われると限りなくめんどうだ!
わかりました。では「非表示」という文言自体を隠しましょう。方法は以下の通りです。
- ホーム画面 > 「設定」 > 「写真」 と入ると上から7番目くらいに「“非表示”アルバム」があるので「オフ」にしておく
これで、「写真」アプリのどこにも「非表示」という文言は出てきません。つまり、写真アプリをごにょごにょ触られても見つかることはないのです。
いやいや、そういう一連の仕組みが知られてたら意味ないじゃん。
なるほど・・・では別の方法を説明しましょう。その前に「ピープル」について説明を・・・
「アルバム」表示の時、画面左下に「ピープルと撮影地」という括りで4人の顔を出てますね。
この中に適切でないと考える顔があった場合、これを表示しない方法2つを述べます。
並べる順番を変える
「ピープルと撮影地」の下の顔を適当にタップすると「ピープル」というページに入り「ピープル」アルバムの一覧が表示されます。
「アルバム」表示の時に見えるのは頭から4つです。
なので、表示したくない顔は5番目以降に置けばいいわけです。長押しで移動できます。
「ピープル」からその顔を消す
もう一つの方法は「ピープル」アルバムからその顔シリーズそのものをなくしてしまう方法です。
アルバムをなくすだけなので、その顔を含む写真が削除されるわけではありません。で、その方法ですが・・・
- 該当する「ピープル」アルバムをタップする
- 「名前を追加」画面に移るので右上の「・・・」をタップする
- 選択肢から赤字の「この人をピープルから削除」をタップする
- 再度画面下に出現する「”ピープル”アルバムから削除」をタップする
これで該当のアルバムはなくなり表示もされなくなります。
逆に「ピープル」アルバムに入れたい場合の方法は以下の通りです。
- 任意の顔が写っている写真をタップする
- 次のページを下にスクロールすると「ピープル」が出現するので該当する写真アイコンをタップする
- 次のページの右上の「・・・」をタップし「この人をピープルに追加」をタップする以下手順に進む
これでOK。
「メモ」アプリに隠す方法
写真や動画を「写真」アプリから切り離して隠す方法の第一弾です。
そもそも「写真」アプリの中にある以上は、どんな操作で隠しても危ない、そう考えられてる場合は別のところに隠しましょう。
で、全く意外なのですが「メモ」アプリに隠せるんですよ、実は。ご存じない方も多いと思いますが、個別のメモに任意にロックをかけることができます。
そこでこの機能を使って隠します。方法は・・・
- 「設定」 > 「メモ」 > 「パスワード」と入る
- Face ID(or Touch ID)をオンにした上で、その下でパスワードの設定(変更)をしたのち「設定」アプリを閉じる
- 「メモ」アプリを立ち上げる
- 画面右下の「紙に鉛筆」アイコンをタップして新規メモを作成する(任意の既存メモでもいい)
- ソフトキーボードの上の「カメラ」アイコンをタップする
- 選択肢が出現するのでその中の「写真またはビデオを選択」をタップする
- 次の場面で隠したいものをタップ指定する(連続してできる)
- 指定し終わったら画面右上の「追加」をタップする
- 次の画面右上の「・・・」をタップする
- 鍵アイコンの「ロック」をタップすると「ロックされました」と表示されたらOK
- 次に画面上のロックされてない鍵アイコンをタップしロック状態にする
- 「写真」アプリの中の元ファイルは削除しておく
実際に設定作業をしてみるとよく分かりますが、Face IDが使えると非常に便利です。上記3〜12までをパラパラで確認↓
尚、隠したい写真を新規で撮影する場合は、新規or任意のメモを開いて下段にある「写真」アイコンから撮影すると、メモにのみ残り「写真」アプリには保存されません。
どうですか、これはかなり有力な手段でしょう!?
彼氏や夫にiPhoneを見られたとしてもですよ、写真アプリ、メールアプリ、SNS系アプリあたりは覗かれても「メモ」アプリに気が行くことは流石にないでしょう。
しかし、万が一「メモ」アプリを立ち上げられた場合、一覧を見るとメモ名の前に鍵のアイコンがついており、それがちょっと目立って気になるかもしれません。
難儀な話ですね。よし!では隠し専用のアプリを利用するってのはどうですか?
さくっとシークレット
「写真」アプリの中の任意の写真・動画をチョイスして隠すアプリは複数存在しますが、どれも「帯に短し襷に長し」に感じます。
そんな中で、まだ一番使いやすく無料である「さくっとシークレット」を紹介しましょう。
操作方法は、ダウンロードしてアプリを立ち上げれば、手順に操作する過程で自然にわかるので省略します。
鍵付きアルバム – さくっとシークレット
Ms, Inc.無料posted withアプリーチ
4桁の暗証番号を登録しロック解除に利用しますが、その代わりにFace IDやTouch IDも使えるので便利です。
また、再び「写真」アプリに戻すこともできます。
アプリアイコンそのものを隠す
「メモ」にしても「さくっとシークレット」にしても、アプリアイコンが見えていること事態が危険だ、と感じている場合はそれも隠しましょう。
方法は3つあります。
アプリアイコン・フォルダに隠す
アプリアイコンのフォルダには幾つでもアイコンを収納可能できます。
で、フォルダ内のアプリ・アイコンのうち、ホームページで見えるのは1ページ目のものだけです。
だから隠したいアプリ・アイコンを2ページ目以降に置けば見えないし、仮にフォルダをタップされても、更に左にスワイプしないと2ページ目以降の確認はできません。
以上をパラパラで確認↓
アプリを沢山入れてる方は、フォルダも複数個ホームページ上にあるでしょうから、より紛れていいと思いますよ。
隠しホームページを作成する
ホームページのページ数は、そこにあるアプリ・アイコンの数で自動的に決められます。また、特定のページを隠すこともでできます。
そこで以下のように操作して目的を達成します。
- ホームページのどこかを長押しして編集状態にする
- 隠したいアプリ・アイコンを最終ページに持ってゆく
- 更に最終ページの右側を超えるように持っていくと新しいページが出現して隠したいアプリ・アイコンを置くことができる
- (まだ編集状態)次にホームページ下の「・・・」をタップすると一覧表示になるので最後のページのチェックを外して編集を完了する
これで隠したいアプリ・アイコンが表示されているホームページは消えました。再度表示させたいときは、ホームページを一覧表示してチェックを入れるだけです。
appライブラリーに潜り込ませておく
隠したいアプリ・アイコンをホームページに表示させず、appライブラリーに潜り込ませておくのも一つの方法です。
方法は簡単、以下の通りです。
- 隠したいアプリ・アイコンを長押しする
- 出現した選択肢の「Appを削除」をタップする
- 次の選択肢の中から「ホーム画面から取り除く」をタップする
これでホーム画面から消えます。以上をパラパラで確認↓
フォルダの中に隠す
最後に、私のお勧めする方法を解説します。
今までの方法は何が不満かって工作の跡がなにかしら残ることです。だから「そもそも工作なんてしてないも〜ん」という隠し方が一番スマートだと思うのです。
そこで使うのが「ファイル」アプリです。「ファイル」アプリの中には沢山フォルダがあるはずです。
特に、アプリを一杯入れていれば、それぞれのアプリがそれ用のフォルダを自動生成するので尚更です。
この「ファイル」アプリの中に沢山あるフォルダのどれかの中に更にフォルダを作成してその中に隠すのです。
新規フォルダの作成は簡単。何もないところをタップホールドすると選択肢が出現して、その中に「新規フォルダ」があるのでタップします。
フォルダの選定ですが、いかにも関係なさそうなのがいいですね。
私のなら、それこそ沢山あるのですが、↓ここに映っているのなら「GarageBand」とか「Notion」とかってフォルダなら全然関係ないって見えるでしょう。
さて、そのフォルダに「写真」アプリの中の写真を移す方法ですが、それは以下の通りです。
- 「写真」アプリを立ち上げ「ライブラリ」か任意の「アルバム」を開く
- 画面右上の「選択」をタップし隠したい写真・動画にチェックマークを入れる
- 画面左下の共有アイコンをタップする
- 選択肢の下のほうにある「”ファイル”に保存」をタップする
- 作成したフォルダを探し選択肢画面右上の「保存」をタップする
- 「写真」アプリにある元の写真・動画を削除する
誰もができる方法としては、これが最強じゃないかなと思います。
まとめ
人に見せたくない写真や動画を隠す方法について色々と説明しました。あなたの気に入った方法が見つかったでしょうか。
いずれにしても、やる以上は抜かりのないように十分注意してきちっとやってください。
元の写真・動画の消し忘れなど、中途半端は絶対ダメで、大きな後悔の原因となってしまいます。
くれぐれも慎重に・・・。
最後の「ファイル」アプリを使うという手段、致命的な欠点があります。2023年2月時点で、ファイルアプリには「最近使った項目」のページがあります。そこを見られると、なんということでしょう!秘密でムフフな画像も動画も、PDFも分かっちゃう仕様なわけです。
この点本当になんとかして欲しいですね。
ご連絡ありがとうございました。
自分でも確認しましたが、まさにjun様のご指摘どおりです。申し訳ございません。
Appleに電話をして見解を聞きましたが適当な手段はないとのことです。
そこで自分なりに「誰にでもできる手段」を改めて考えてみたので、それをJun様に申し上げます。もしよければアドバイスをお願いします。
それは、「Dropboxにファイルを入れておく」というものです。Dropboxにフォルダを作成して、その中に入れておく案はどうでしょうか?
勿論、ファイルアプリを立ち上げたときのDropboxは非表示にしておきます。そしてDropboxにパスコードを設定しておきます。これであれば「最近使った項目」に引っかかりません。
蛇足ですが、iPhoneでは開けないけれど、でもiCloudDriveに置いておけるというのでよければ、Macで暗号化した鍵付きのディスクイメージを一つ作って、そこにファイルを入れておけばOKですよね。
以上に付き何かご指摘をいただければ幸いです。
早い返答ありがとうございます!
私の方でも検証してみました。あえてファイルアプリからDropboxのデータにアクセスしてみましたが、最近使った項目に反映されませんでした。パスコードを使うとファイルアプリから閲覧すらできないようになりました。
他にも色々試してみましたが、iCloud以外のクラウドストレージの場合、最近使った項目に反映されないみたいです。これは便利ですね。
難点としては、Dropboxの課金ハードルですかねぇ。フリーで2GBまで、次が2TB=1,600円(アプリ課金の場合)と跳ね上がります。流石にそこまで使う人はほぼいないと思います笑。iCloudが50GB=130円、200GB=400円といったプランがあるように、他社のようにもっと選択肢があれば利用者増えるのにと常々思ってます。
Macの件はある種最強ですね。iPhoneから閲覧できなくなりますが笑
気付いたのでお伝えしたいのですが、VLCという動画・音楽プレイヤーアプリ、なんとオプションでファイルアプリからは何のデータが入っているかを非表示にすることができます!当然、最近使った項目にも出てきません。アプリ制作者次第でそういうこともできるんですね。
jun様のメールを何回か読んで、改めて記事の当初の趣旨に立ち返って考えてみました。
パッと見てすぐに分かる写真や動画をどうやって他人の目に触れさせないか?なんですよね。
そもそもなんでこんなことで悩まねばならないのかという大元の理由はiPhoneに操作の自由がないこと、そして、ファイル扱いの自由がないことに尽きます。
なので、iPhoneに隠さないのが一番精神安定に繋がります。
今の所、私の頭で一番安全だと考えられるのは、暗号化されたパス付きイメージファイルの中に入れて、Macの任意のアプリを構成するContentsフォルダに入れておくか、或いは、その状態で外付けのHDDのどこかに入れておくことです。勿論検索範囲はMacの中だけに設定しておきます。
でもどうしてもiPhoneの中ということであれば、Dropboxが一番かなと。
無料の容量につきましては、この問題を解決するという意味だけなら十分ではないでしょうか。
ヤバいファイルをそんなにたくさん持つことは隠す方法論云々以前に、持つ量を抑えるべきだと考えます。
それからVLCに関してですね。
私はiPhoneで動画を見ないのでDLもしていませんでした。
過去、Macでは使っていて、その時は動画ファイルから直接VLCを呼ぶか、VLCを立ち上げておいてそこに動画ファイルをドラッグ・アンド・ドロップしてました。
なので、「メディアライブラリ」という概念がわかりません。
VLCをDLしたら自動的にできる専用フォルダかとも思ったのですが違うみたいですね。
以上です。
色々とお話ご助言いただきまして、本当にありがとうございました。