昔からある有名なトリック
今回の記事は小ネタです。お暇な時にお読みください。もしご存じなければ結構受けると思いますよ^^
私は全く知らなかったのですが昔からある有名なトリックだそうです。そして本質は変えずにパターンを変化させる、つまり様々に模様替えしたストーリーやネタがあるそうです。
以下に物語を展開しますのが、少し自分流にアレンジしています。
さて、あなたはこのトリックに気づくでしょうか? 読み終えた途端に何がどうなのかを理解できれば、相当高いIQの持ち主である可能性もあります(どこかにそんなことが述べられていました)。
ではどうぞ。
オーナーは500円のサービスをしてくれた
大学生時代から仲の良かった3人は就職してからも変わらぬ付き合いをしていたのでした。
由美は父親から**昼食付き1ラウンド10,000円**のサービス券をもらったので、他の二人に対し「久しぶりにゴルフに行こうよ。きれいな景色を見て歩きながら愚痴のこぼし合いをしようよ」と誘いました。
二人は即座に同意して、そして2週間後の日曜日にゴルフ場へと出かけました。
コースは少し混んでいたし3人とも100以上叩いたけれど、それでもみんなよく喋りよく笑い、大満足な1日を過ごすことができました。
クラブハウスを後にして駐車場に向かう道すがら、絵梨が「ねぇ夕食の前に、みんなでマッサージに行こう!」と提案すると、当然のように他の二人も喜んで賛成しました。
早速、絵梨がご贔屓にしているマッサージ店に向かい、全員15分1,000円のコースを受けました。
やがて静かに15分が過ぎて終了し、みんな満面の笑みで各自1,000円を支払いました。
従業員がオーナーに1,000円の3人分3,000円を手渡したところ、オーナーに「500円サービスするから返してきて」と言われました。
さて、従業員は次のように考えました・・・お客様は3人だから500円を均等にお返しする事はできない。ここはま〜るく解決するために私が200円をもらっておこう・・・
そして、従業員は3人に対し「オーナーからのサービスです」と言って、各人に100円ずつ返金しました。
3人ともにこにことお礼を述べ、そして夕食へと向かいました。
100円はどこへ行った?
お金の流れをおさらいしましょう。
- 支払ったのは一人1,000円の3人分で計3,000円。
- 一人100円のバックがあったので実質支払額は(1000円-100円)×3人=2,700円。
- この2,700円に従業員がポッケないないした200円を加えると合計2,900円。
あれ、3,000円にならない!? えぇ〜〜??差額の100円はどこに行ったの???
これが解けてIQ140の筈がない
すぐに回答を記すと、上の文章を読んでいる時に目に入ってしまうかもしれないので、少し回り道をしましょう。
あなたは、何がおかしくてこんな結論になったかわかりましたか? 私は、問題を最後まで読む手前で前提となっている矛盾に気がつきました。
しかし、だからと言ってIQが140もあるわけがありません。その理由を述べます。
10年くらい前の話ですが、灘中学校入試問題の算数ですね、この中に図形の面積を求める問題があったのですが、私はこの一問を解くために40分を要しました。
はい、中学校の入試、不合格決定!
中学校の入試問題だから微分積分を使うわけではなく、面積の公式が利用できるように上手に補助線を引けばいいわけです。が、どう引いてもうまくゆかない(;゚Д゚i|!)
まぁそんなもんです私の真の実力は^^
100円不足問題はそもそも存在しない
では回答の解説をします。
結論から申しますと、「2,700円に200円を足す」事に意味はないのです。足す理由もない。時系列におさらいです。
- オーナーが受け取った金額は3,000円-500円=2,500円
- 従業員のポッケないないは200円
- 3人に戻ってきた金額は100円×3人=300円
- これらを全て足すと、2,500円+200円+300円=3,000円
ただそれだけの話です。
つまり、3人が支払った2,700円にはオーナーの受け取り分2,500円と、従業員のポケットに入った200円が含まれています。
なのに物語では、その2,700円にさらに200円を加えるという無意味な事をやっていたわけでした、ちゃんちゃん!!
さいごに
ここまでわかってしまうと、こんなお話が有名なトリックとして長きにわたって存在している理由が不明ですよね。不思議・・って私は言える立場か?
先に記した灘中の算数の問題ですね、あれ、おそらく見た瞬間に回答への鍵が閃く人ね、沢山いる筈です。そんな人達からすれば「何でこんな簡単な問題に40分も必要なのかわからない」と言われますね、きっと。
「お前のことだよ!」。はは〜〜ぁ <(_ _)>