LogicoolのMac専用キーボードがApple純正よりも格段に使いやすい理由



Magic Keyboard テンキー付きが使えない

この記事は、約一週間前に買ったLogicoolのKX800M MX KEYS for Macというキーボードが予想以上に素晴らしかったので紹介しようと作成しました。

私は所謂Apple信者でとにかくApple製品が好きです。でもそれは決して盲目的な理由ではなく、使っていて便利で気持ちがいいからです。

もし、妥協できないような不満点を見つければ毎日の作業に影響が出るので、Appleに気の利いた代替品がなければ、不承不承でも他社製品を探します。

ということなのですが、今回、我慢の限界を超えたのがApple Magic Keyboard テンキー付きです。買い替えを決意した主な理由は以下のとおりです。

購入当初はね、スタイリッシュでカッコ良くて、いかにもAppleらしいデザインだと喜んでいたんですけどね・・・

キーストロークが浅すぎて打ち辛い

これは購入当初の打ち始めから感じていたのですが、とにかく滅茶苦茶に浅くて、打つとぺしゃぺしゃって感じで(音ではなく触感)、日増しに憂鬱感が増していきました。

無線接続がよく切れる

Magic Keyboardはブルートゥース接続ですが、これがよく切れるのです。理由は、接続しているMac mini側にあります。

元々、BluetoothやWi-Fiの2.4GHz帯とUSB3.0が発生源の雑音は周波数帯が近く原理的に電波干渉を起こしやすいのですが、加えてMac miniはどうもブルートゥース・アンテナの設置に問題があって、私のようにUSB3.0に沢山接続し、且つ、ハブで更に多くを接続すると、必然的に電波環境が悪くなります。

なので、いよいよ機嫌の悪い日はMagic Keyboardを有線接続したりしていたのですが、いくらなんでもね。

突然MX KEYS for Macのプレゼンが

「このキーボードはあかん」と思っていたある日、何気なく見たYouTube動画で全く偶然にMX KEYS for Macのプレゼンを見ましてね。

なんか突然ピンときて自分で少し調べてみたら、かなり使えそうな予感が調べるほどに確信化して行ったので即購入しました。

そうしたところ、これがとんでもないビンゴで使いやすい使いやすい。それにブルートゥース接続の状態もMagic Keyboardでの日々を思返せば全然ましで言うことないです。

for Macと命名するだけあって、ちゃんとMac仕様の配列を持ってます。実物を見るとなんか嬉しくなりますね。ただ、MX KEYS for MacはUS配列のみでJIS使いの方はその選択肢がありません。この点注意!

ということで前置きが長くなりましたが、どこがそんなにいいのか、Magic Keyboardと比較しつつ以下に説明していきます。

 

基本スペックの比較

一覧表にしたのでご覧ください。

 

サイズは、下に両キーボードを重ねた写真を撮りましたのでご覧ください。まぁ似たような大きさですが、MX Keys for Macの方が上に出っ張りがある分だけ大きいです。

重量は倍以上の違いがありますが、流石に持ち歩かないでしょうし差異が何かに影響する事はありません。というかMagic Keyboardの軽さに改めて驚きますね。いずれも本体裏に滑り止めがあるので打っていて困る事はありません。

バックライトは目に優しい

フル充電での駆動時間は、バックライトをつけなければMX KEYS for Macが約5倍と圧勝ですが、使用しての実感としてはMagic Keyboardもよくもつと感じますよ。

ただ、MX KEYS for Macを使う場合、バックライトをオンにしておくと利用可能日数が約10日間と大幅に短くなってしまいますが、オンで打つとかなり打ちやすいんですよ。なので私はバックライトはオンで使用しています。

また、バックライトは席を離れると(しばらく手を離すと)消灯し、再び手をかざすと光ります。しかも、周囲の明るさに反応して自動調光をしてくれます。蓄電量が底を着く前にランプ点灯で教えてくれるので使い切る前に充電できます。これも地味にグッド。

そうそう、MX KEYS for Macの充電用コードはUSB-C–USB-Cなのがこれまたいい!

Easy-Switchボタン

MX KEYS for Macのファンクションキーは13〜15の3つがEasy-Switchボタンになっており、3台のデバイスと接続できてボタン一つで接続先の切り替えができます。

下の写真は、iPad Pro 11のキーボードと並べています。見にくいかもしれませんが、キーピッチがかなり違うんですね。なので、iPad Pro 11のキーボードは、ちょっと打つ分にはいいけれど、ガッツリ打つときはボタン一つで使えるMX KEYS for Macが便利なのです。

F16〜F19は独自機能

ファンクションキーの16番〜19番は独自の機能が以下のように振られています。

  1. F16:計算機
  2. F17:スクリーンショット
  3. F18:辞書
  4. F19:ログアウト(パスワード入力画面)

こんなんいるか?と当初は思っていたのですが、今ではちょくちょく使ってます。使いだすと、やっぱりあったほうがいい^^

 

 

タイピング上の感覚的差異

キーピッチとキーの形状

キーピッチはどちらも19mmくらいで差はないですが、キーの大きさがMagic Keyboardの方が小さいです。その分キー同士の間隔が広い事になり見た目でも確認できます。ただ、それが打ち心地に影響する事はないです。

次にキー表面の形状ですが、Magic Keyboardはほぼ平らなのに対しMX Keys for Macの各キー中央には円形の窪みがついていて、指がキーの真ん中を認識しやすいです。

これは「百読は一打にしかず」で、実際に打てば形状のありがたみがよくわかります。非常に確実性を感じ、実際にミスタッチが減少します。

キーストロークと打感と打音

先に述べましたようにMagic Keyboardのキーストロークは極端に短く(多分1mmくらい)、その結果物凄く打ちづらいことになります。

このぺちゃぺちゃした打感がなんとも嫌で私はMX KEYS for Macに買い換えました。もう本当に打ちにくい。

次にMX KEYS for Macについてですが、これも本体はかなり薄くいのですが、キーストロークはそれなりに感じます(深すぎないのがいい)。しかも、非常にソフトな打感で、今までがカチカチだったので結構うれしかったです。

また、MX KEYS for Macは打音が極めて静かです。音そのものの周波数帯が割と低く、静かな上に音そのものが耳につかないです。

傾きと打ちやすさ

下の写真を見てください、MX KEYS for Macの方が明らかに奥から手前へ傾斜しています。この僅かな傾斜の差が打ちやすさを産むのです。

打ち比べてみると、やっぱり傾斜のある方が打ちやすい。しかも本体が薄いからパームレストは不要です。ちょっとした事なのにそれがしっかり役に立つ設計になっています。

 

まとめ

AppleのMagic Keyboard(テンキー付き)とLogicoolのMX KEYS for Macを実際に使った上で比較しました。

というか、あまりにMagic Keyboardが使いにくくてMX KEYS for Macを使ってみたらえらいよかったという話なんですがね。

記事中に詳しく述べた通りMX KEYS for Macはよく考えられています。使いやすさを追求している逸品だと断言していいでしょう。

過去、一緒に仕事をした仲間には、親の仇のようにキーを叩く人がいれば、ほとんど指を上げず滑らすように打つ人もいました。が、そのどちらのタイプでも満足できます。

最後に、本文中には触れませんでしたが、MX KEYS for MacのMacとの接続方法は、ブルートゥースの他にUnifyingレシーバーを使ったUSB無線接続もあります。でも有線接続という方法はありません。

もし、ブルートゥースの機嫌が悪い時を想定したら、やっぱり別の接続方法があるのは心強いです。ただ、このUnifyingレシーバーはMac専用でWin機では使うことができません。

しかし、「我が愛するAppleの製品がダメダメで他社の製品がこんなにいい」なんてレポートする日が来るなんてね。なんか悲しいですわ。その上で言いますが、残念ながら、MX KEYS for Macはちょっと高いけどそれ以上の価値あるキーボードです。



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