【Mac】ストレージの容量不足を最も簡単に確実に解消する方法



ストレージの容量はいつの間にか減っていく

この記事は、Macの内蔵ディスク(ストレージ)を管理し、空き容量をちゃんと確保しておく方法について解説するのが目的で作成しました。

パソコン使いなら誰でも経験することですが、長期間使用していると、知らず知らずの間に内蔵ディスク(ストレージ)の空き容量が少なくなっていきます。

あんまり容量ギリギリまで使うと色々と不具合が起きることもあるので、定期的にチェックして、ある程度のゆとりは持たせておきたいところです。

 

問題はその方法ですね。

もちろんそれ専用のアプリもあるのですが、Appleが用意しているものだけで簡単に済ませられるならこれに越した事はありません。

実は可能なんです。サードパーティーのアプリなしでも容易に容量管理、空き容量確保ができます。

 

では、その手順を解説していきます。マジックの種と同じで、知らないとどうしようもありませんが一度知ってしまえば楽勝です。

尚、OSはmacOS Sierra以降を前提としています。

 

ストレージ使用状況の確認

まずは内蔵ディスクの利用状況、空き状況を棒グラフで確認します。手順は以下の通りです。

  1. メニューバーの一番左にあるAppleメニューをクリック
  2. プルダウンメニューの一番上「このMac」についてをクリック

  3. 出現した画面上の「ストレージ」タブをクリック

これでOKです。

 

もしMacに外付けHDDやSSDを繋いでいる場合は、それらも全部表示されます↓。

で、Mac本体内のストレージは一番上に表示されています。

この棒グラフを見れば、どれくらい空き容量があるのか、一瞬で感覚的にわかりますね。

もし、棒グラフを確認した結果、現状で問題ないと判断された場合はそのまま閉じてください。

もし、不要なファイルをできるだけ削除しようと判断された場合は、次に次に進んでください。

今ご覧の棒グラフの右上に「管理」がありますね。これをクリックしてください↓。

 

 

ストレージ管理

「管理」をクリックするとストレージ管理の画面が出てきます↓。

この画面の左側には各括りごとに使われている容量が表示されていて、それぞれをクリックするとセンターに内容が表示されます。

例えば「ブック」をクリックすればセンターには「ブック」に登録している本のタイトルや容量が表示されますね↓。

さて、ストレージ管理画面の概要が理解できたところで、次は、実際に最適化対策について説明します。

 

 

ストレージ最適化対策

ではいよいよ本題に入っていきます。

「おすすめ」による最適化

ストレージ管理画面の左上に「おすすめ」があるのでクリックするとその内容がセンターに表示されます↓。

4つあるので一つずつ解説します。

iCloudに保存

画面右側にある「iCloudに保存…」をクリックすると↓こんな画面↓になり、icloudへの保存を選択できます。

保存できる項目が二つ用意されています。

  1. デスクトップと書類:デスクトップ上と「書類」フォルダ上の全ての書類がiCloud Driveに保存される
  2. 写真:全ての写真と動画がiCloudフォトライブラリに保存される

チェックを入れて画面右下の「iCloudに保存」をクリックすると、iCloud直下で管理されるようになります。iCloudの管理下に置くことにより、二つの便利な機能が利用できます。

  • Macの容量を自動的に必要に応じて節約する
  • 同じApple IDに紐付けされている全てのデバイスで見たり編集したりができるようになる

iCloud Drive有料契約のすすめ

ちょっと前までは実用的とは言えなかったiCloud Driveでしたが、今ではすっかり使える子に変身しました。

そうです。色々と使える要素が含まれているクラウドなのです。

もし、まだ有料契約をしていないなら、特にiPhone、iPadなどと連携することが多い場合は是非有料契約をお勧めします。

200GBで400円/月は非常にリーズナブルではないでしょうか。

ストレージを最適化

ここは「TV」アプリ関連の設定です。

「最適化」すると、ダウンロードした動画で既に見終わったものをMacから自動的に削除してくれます。削除されたものはいつでも再ダウンロードできます。

以上を可能にするためには、予めTVアプリの環境設定で、「視聴済みの映画とテレビ番組を自動的に削除」にチェックを入れておく必要があります↓。

ゴミ箱を自動的に空にする

画面右の「空にする…」をクリックする事で、ゴミ箱に入れられたファイルやフォルダが30日を過ぎた時点で自動的に消去されます。とともに「空にする…」は「実行済み」と表示が変わります。↓

不要なファイルを削除

画面右側の「ファイルを確認」をクリックする↓と切り替わる画面では、容量の大きなファイルが順に並んでいます。

その中に不要なものがあれば、それをクリックし、加えて画面左下の「削除…」をクリックして削除します。↓

 

 

「おすすめ」以外の削除法

最後に「おすすめ」以外の削除について解説します。

画面左側には「おすすめ」の下に項目が並んでいるので、一つずつ確認して、不要なものがあれば上記同様の手順で削除してください。

例えば私の場合、「音楽制作」というのがあるのでクリックすると「Apple Loops」2.84GBと「音源ライブラリ」1.42GBという二つが表示されています。

この内「Apple Loops」は使わないので、かつ2.84GBとでかいので削除対象になります。↓

今はまだストレージに余裕があるので実行はしませんが、常に候補ではあります。

そうやって一つずつ確認していってください。

「iOSファイル」って何?

もう一度左側の列を見ると「iOSファイル」ってのがありますね。ここにはiPhoneとiPad ProのMac内バックアップファイルが入ってます。↓

Macの元々のストレージ容量にもよりますが、意外にこのバックアップファイルが圧迫要因になる場合もあるので、Macにバックアップをとっている方は覚えておいてください。

 

 

まとめ

今回の記事の通りにチェックしながら不要ファイルの整理をしていくと、過去、無精していればしているほど空き容量を増やす成果は出るはずです。

過去私は、こういう掃除作業は、常にサードパーティーが作成したアプリに頼っていました。というのも、そもそもこんなに便利な機能がOSに備わってなかったからです。

時とともにOSはどんどん刷新されていき、より使いやすく便利になっていきます。それに伴い、今まで備わってなかった機能が付与されてたりします。

しかし、こういった進歩の内容も、知らなければ使えなければ単なる宝の持ち腐れです。

どんどん使いこなして、自らの手で「便利さ」を実現していきましょう。



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