目 次
台湾台北グルメ記事第二弾
台湾が世界に誇るグルメ天国であることは「台湾でどうしても食べたい オススメのグルメとお店 ベスト10」という記事の冒頭で述べている通り根拠のあることなんですね。
で、この記事はその好評を受けて、台湾の本当に美味しいお店を紹介する記事の第二弾になります。
自分の知っている身近な美味しいお店を紹介することによって、より多くの日本の方の台湾での美味しい世界が広がれば嬉しいです。
記事を作成している時には「たとえ一人の方でも喜んでもらえたらいいな」と、いつもそればっかり考えています。
さて、20年近く台湾に行って、その分多くのお店で食べて多くの写真を撮ってという歴史は持っています、確かに・・
でもまさか、こうして台湾を紹介することになるなんて夢にも思ってもいなかったので、お店一つ一つの味は文章にできるほどはよく覚えてないし、写真も自分や関係者が写りまくりで公開できないものばかりです。
だから、他の記事でもそうですが、基本的には場所も料理も全部行き直し食べ直しして書き起こしています。特に去年今年の台湾訪問はほぼそのことだけが目的になっています。
ところで・・
今回フォーカスしているのは、台北の地元民が愛してやまない歴史ある食堂です。
安くて美味しくて庶民から支持されているお店は何十年も続き、歴史が積み重なってさらに安定した支持層が増えていくという良循環ですね。
こういうお店は決して観光客向けとは言えませんが、だからこそまた、飛び込む醍醐味もあるというものです。地元の方と混じってバクバク食べましょう。
と述べながら、人気の新しい店も混ぜてます^^
ではでは早速美味しいお店を紹介しま〜す。スタート!!
(尚、各お店の料理の値段や営業時間そして休日などは、結構よく変わるので、その点はご了承ください)
3元6虱目魚湯
MRT南京復興駅から北へ徒歩約10分。すごく不便な場所というわけではないけれど、何かのついでには行かないところですね。
実は、ここに地元民御用達の朝ごはん屋さんで、抜群にうまいサバヒー粥を食べさせてくれる 3元6虱目魚湯があるのです。
南京復興駅から南京東路を西に行き、そして龍江路を北上するわけですが、特に長春路より北側は生活感溢れる一帯です。
やがて興安街との交差点西南角に店が見えます。さすがに観光客は来ないかも・・・
ですが、逆です。こういうところにこそ足を運んで、地元の人と一緒に美味しい粥をすするのが醍醐味でしょう。
見た目はあれですが、そもそも美味しくなけりゃ人は集まらないんですから。
お客さんの注文を見てると、朝ごはん屋さんなので・・
- サバヒー粥(若しくは魯肉飯)
- 炒青菜
- 揚げ豆腐
- 目玉焼き(ネギ卵焼き)
- 何かスープ
みたいのが多いです。
何はともあれ、もし来られるなら是非サバヒー粥を食べてください。他の料理はどこででも食べられます。
海鮮の出汁がよく出た粥がいい塩加減で、サバヒーと一緒に口に入れて噛んでいると、台湾にいる〜って実感します。海鮮の旨味とおかゆのとろみ汁ってホントよく合いますね。
このサバヒーはもともと非常に小骨が多いそうですが、3元6虱目魚湯ではほぼ綺麗に取られており、口中で刺さったりしないので、よけて食べる鬱陶しさはありません。
私がいただいたのはサバヒー粥に更にサバヒーが丸ごと1匹乗っているものです。写真では半身のように見えますが全身で、結構ボリュームがあります。
(右側のわさび+醤油はサバヒーの身のつけダレです。台湾で地元の人は牛肉麺の牛肉もそうして食べたりしてます)
もしサバヒーを一度も食べたことがなければ、まず、普通のサバヒー粥50元を食べてみるのがいいと思います。
日本でお目にかかることはほぼないサバヒーを、名人が作るお粥で是非一度食べて見てください。うまいよ〜。
ところでサバヒーって?
サバヒーは台湾語で、北京語では店名にも入っている虱目魚です。「虱目魚」は日本人が発音するのは難しくで、あえて書くと「シュームーユ」かな?
でもその通り発音すると多分伝わりません^^
17世紀頃から台南を中心に盛んに養殖されてきた魚です。その養殖量は一種の魚としては世界一と言われています。そして、永らく台湾人の貴重なタンパク源でした。
味は少し鯖か鯵の油の香りがしますが(人によって感じ方が違う微妙さ)、基本的には強いクセのない淡白なのに甘い油の旨味があります。
とにかく下処理しないと小骨が多くて食べにくいんですね。主にお粥の具材か魚のすり身団子として使われます。
3元6虱目魚湯の基本情報
住所:台北市興安街龍江路口
電話:02-2509-0647
営業時間:9:00-20:00
定休日:日曜日
日本語:不可
facebook:3元6虱目魚湯
正老牌魷魚平
西門の西側のはずれにあるお店です。外れと言ってもMRT西門駅から歩いてせいぜい10分くらいですから全然負担感なく行ける距離です。
写真の通り、Y字路の真ん中にあって三角型の狭くあまり綺麗とはいえない店です。
しかもメニューは、なんと・・
- 魷魚焿(イカ団子スープ)
- 菜頭焿(大根スープ)
- 米粉炒(焼きビーフン)
たった3つという潔さ。
車の騒音と店員女性の甲高くエネルギッシュな声。 でも、もし情報がなかったら絶対に足を止めようとはしないでしょうね。
ところが・・
実はここは「こんな所にこんな店が!」の典型で、知る人ぞ知る名店なのです。1965年開業の実に50年以上の実績があります。
今回食べたのは米粉炒と魷魚焿。というか見てたら客のほとんどは同じ2品の注文でした。
壁の札を指差して「これとこれ!」。そうするとお姉さんが「辛いの入れるか? パクチーは?」みたいに聞くので、要なら首を縦に、不要なら首を横に振ります。
そして、座るとすぐに料理がきます。料金は後払い。
米粉炒
具として、もやしだけが入っているビーフンの上に魯肉が乗っているという超シンプル構成でです。
焼きビーフンといえば沢山の細切り野菜に海鮮が入った具沢山というのが定番ですよね。それが、「もやしだけ+上に魯肉」というのはあまりないかもしれません。
ところがどうして、見た目とは裏腹にこれが滅茶苦茶美味い。そしてもやしとビーフンの2種類の歯ざわりが抜群にいいのです。
焼きビーフンなんて飽きるほど食べているけど、それでもこの超シンプルなビーフンはクセになる味ですね。うますぎる。
魷魚焿
イカ団子のとろみスープです。台湾のスープにしては珍しく、味がしっかりしています。
今までも別の記事で何度も説明してますが、一般的に台湾のスープはごく薄味で、それを飲んでとりあえず口の中をリセットみたいなのが多いんです。
だから、ここのスープの濃いめの味は結構珍しいです。
スープは海鮮ダシがしっかりついて旨味たっぷりで、胡椒がそこそこパンチ感を出しています。
団子は少しイカの食感を残して噛んで楽しく、とろみスープが絡みついて、ありえない美味さです。
しかも嬉しいことに、スープはお代わりができます。私の前に座ったおっちゃんは、来たスープを一気に飲み干して即お代わりを要求してました。熱いのに・・
さて、この2品で驚きの100元。これ、もし近くだったら、間違いなく毎日通いますよ。朝と、ひょっとしたら寝る前にも食べてしまうかも。
正老牌魷魚平の基本情報
住所:台北市漢口街2段114号
電話:02-2331-3394
営業時間:10:00-21:00
定休日:月曜日
日本語:ほんの少し可能
facebook:https://www.facebook.com/kangding2/
度小月(台北忠孝店)
次はちょっと趣を変えて・・
度小月といえば、それこそ台南市の飲食店の代名詞みたいな超有名店です。もう開業以来1世紀を過ぎたと言いますから、大変な老舗でもあります。
安定的に多数の支持があって初めて長期経営が成立するわけですから、ホント素晴らしいことだと思います。
本店は台南市の観光名所・赤崁樓のすぐ横にあって、ですから赤崁樓に行ったらついでに寄れます。
実は私、まだ本店に行ったことがありません。以前、行こうとして道を聞いたら地元のニイちゃんが「あそこは大したことないから」と強引に自分の知り合いの店に連れて行かれました^^
ということで台北にある度小月台北忠孝店に行ってきました。台北の1号店です。他に永康街にも2号店があります。場所はMRT忠孝敦化駅から僅か3分くらいの極めて便利なところにあります。
さて、度小月といえば泣く子も黙る擔仔麺。度小月に来て擔仔麺を食べなかったら「何しに来たん?」というくらい完全に度小月=擔仔麺という式が成り立っています。
さて、度小月と擔仔麺の名称の由来は・・
- 「擔仔」とは「天秤棒」の事
- 「小月」は収入の少ない月
- 「度」は「過ごす・暮らす」という意味
纏めると、魚の取れない収入の少ない時期に天秤棒で麺を売って暮らしてた、ということになります。これが度小月擔仔麺名称の由来です。
小さなお椀に独特のエビ出汁、麺の上には自慢の肉味噌。そして一番上にポンと小エビが載っています。
味はちょっと濃いです。エビ出汁や肉味噌とニンニクその他調味料が渾然一体というよりは、それぞれが主張してますね。ちょっと尖っている味というか。
もちろん美味しいのですが、好記担仔麺のと比べると、私は好記が好きかなぁ。あなたも食べ比べてください。見た目はよく似てますが味は全然違いますよ。
擔仔〜は麺の他にビーフンや粿條(米粉のきしめんみたいなもの)バージョンもあり、更に汁なしも選べます。
その他今回頂いた・・
- 「黃金鮮蝦捲」はぷりぷりのエビとすり身の揚げ物
- 「龍蝦卵河粉卷」 は豚肉・アスパラガス・伊勢海老の卵・のり等を米粉で作った幅広麺で包んだもの
共に度小月の代表料理で非常に人気があります。
こちらも美味しいには違いないのですが、材料も材料ですし。が・・正直、諸手を挙げて大推薦ってほどじゃないんですね。味のベースが私には合わないのかもしれません。
度少月の基本情報
住所:台北市大安区忠孝東路四段216巷8-2
電話:02-2773-1244
営業時間:11:30-21:30
定休日:無休
日本語:少し可能
ホームページ:度少月
謎の遼寧街夜市・度少月
台湾人なら知らない人がいない有名な台湾の度少月。台北には忠孝店と永康店の2店があります。ですよね。
じゃあ、ここは何? 遼寧街夜市って場所全然違うじゃん??
いえ、おどけて描いてるんじゃなくて、発見した時は本当にそう思いました。新店にしては父ちゃん母ちゃんでやってるみたいだし、店舗の外観もあれだし・・
好奇心で店内に入ってみたら、それらしき文言が額に入っており、メニューがまたそっくり。
とりあえず試しに担仔麺とか蝦捲とか頼んでみよかなって思うじゃないですか。で、頼んで食べてみました。味は、まあ、普通の食堂の味です。
しかし、未だに店名の由来がわかりません。あの店はなんだったのでしょうか?
さて、度少月(もどき?)のある遼寧街夜市は結構便利な立地であるにもかかわらずローカル度の高い夜市です。あんまり観光客がいません。まあ、規模もそんなに大きくはないですけど。
気が向いたら寄ってみてください。結構ローカルな雰囲気があっていいですよ。
子辣。個人。麻辣
なんか変な店名ですが、鍋のお店です。MRT松山線の台北小巨蛋駅から南へ約10分くらいの所にあります。
台湾人は高温多湿な世界に住んでいるのに、本当に鍋物が好きで鍋の専門店が数多くあります。
「台湾でどうしても食べたい オススメのグルメとお店 ベスト10」という別記事でも、台湾グルメのNo.1は鍋としています。
さて、子辣。個人。麻辣は2015年9月にオープンしたばかりの出来たてほやほやですが、この店のいい点はお一人様専用テーブルのあるところです。
だから堂々と一人で入れるし、超辛い麻辣と優しい味の水梨骨湯という2色鍋の一人用もあるのです。これはホント嬉しいなぁ。
鍋メニューはいろいろですが、何を頼んでも鍋とともに、まず野菜セットが来ます。
ほとんどの人は2色を選択すると思うのですが、麻辣スープはとんでもなく辛くなるので、私は来た途端に写真のように唐辛子を取り出しました。それでも辛かった。
それから好きなように野菜を入れて、メインの具が来る間に、一角にある調味料コーナーでタレを好きなように調合します。写真のように色々揃っています。
実は醤油ベースのタレが予想外に美味しくて、後でゴマだれを作るつもりが結局醤油ベースのみにしてしまいました。
鍋のいいとろこは基本味や薬味を自由に組み合わせて自分好みのタレで食べられるところですよね。
そのコーナーに電気釜がありますが、セットで選べる・・
- 飯
- 冬粉(はるさめ)
- 玉子麺
のうち飯を選んだらここでよそいます。
玉子麺というのはインスタントラーメンで生麺ではありません。
私はメインを海鮮にしましたがこれは失敗でした。もう鍋に入れてしまって写真には写っていませんが、エビがたくさん入っていて皮をむくと手がぐちゃぐちゃになって、その都度手を綺麗にしての繰り返しで落ち着きませんでした。
食事後のデザートは胡麻ソースに砕きピーナッツが入った豆花プリンみたいなもので、口が鍋味になっていることをよく考慮した一品です。美味しい。
それにしても肝心の鍋の写真撮るのを忘れてるし。「これ忘れたら意味ないじゃん」ということを平気で忘れる今日この頃です。
たった500元で十分満足できる美味しさとボリューム、それにお店のお兄さんも優しいし、こりゃやっぱりお得でしょう。
余談ですが、子辣。個人。麻辣のある延吉街という通りはなかなか良さそうなお店が軒を連ねています。
行列のラーメン屋や、鍋の店も2つありましたし、新しい美味しいお店が発見できる可能性大です。
子辣。個人。麻辣の基本情報
住所:台北市松山区延吉街12-1号
電話:02-2578-1060
営業時間:11:30〜14:00、17:00〜23:00
定休日:無休
日本語:少し可能
facebook:子辣。個人。麻辣
五燈獎豬腳
豚足をメインにしている食堂です。超ローカルなお店ですが、地元では絶大なる人気を誇っています。
実は、当初は富覇王豬脚極品餐庁を紹介する予定だったのですが、2回行って2回とも写真のような状態で(売り切れ状態)食べることができませんでした。
そこでピンチヒッター登場ですが、五燈獎豬腳が下ということではありません。淡水河を渡るので台北市ではないので今回はパスしようと思っただけです。
MRT中和新蘆線の迴龍方面行きを台北橋駅で降りて徒歩5〜6分の所にあり、実はそんなに不便でもありません。
ただ、日本の観光客のほとんどは蘆洲の方には来ないので、逆にこの辺りの庶民性が新鮮かもしれません。
もし台湾の豚足料理を未体験なら特にオススメです。そもそも日本では豚足料理を食べられるお店がほぼないですが、台湾では一杯あります。
そして、豚足とは正に脚全部位を指し、太腿部分・それより下の腿部分・蹄部分と全部です。ですからメニューもだいたい部位そのものです。
どこの店もだいたい同じタレで煮るので、大きな違いを感じるのは脂感や食感です。おおよそは・・
- 蹄部・・肉もあるが、どちらかといえばゼラチン質部分の感触が強い
- 腿部・・一番筋肉が多く歯ごたえも良く赤身好き向け
- 太腿・・程よく脂肪もあり食べやすい
五燈獎豬腳の太腿部分は美味しいですよ〜。よく煮込まれて甘しょっぱくてほろほろで、パクパクと食べてたら「そら客も大勢来るわ」って実感します。
そして食堂としてもピカイチで、魯肉飯とかおかずも美味しいので、気軽にふらっと夕ご飯を食べに来るのにもいいお店です。
五燈獎豬腳の基本情報
住所:新北市三重区自強路一段119号 電話:02-2984-3029
営業時間:10:00〜21:30
定休日:無休
日本語:不可
facebook:https://www.facebook.com/wudengjiang/
王記府城肉粽
MRT南京復興駅から復興北路を南へ徒歩10分くらいです。
復興北路を南下し長安東路を左(東)へ曲がって200m足らずで三叉路になりますが、その南東角にお店があります。
台湾の粽はもともと台南が発祥と言われてまして、ここの店主も台南出身です。美味しいから多数の客が来店して、だから拡大してゆくという成功パターンで、今では台北に4店舗を構えています。
粽の作り方
九州くらいの小さな島国・台湾ですが、粽の作り方は北と南では根本的に違います。
台南の方では生の具を竹の皮に包んで煮るのに対し、台北では中華鍋で油調理した具材を竹の皮に入れて蒸します。だから台北のはこってりと、台南のはあっさりしています。
さて、今回私が注文したのは「肉粽」というちまきと、「魚丸湯」という大根と魚のすり身団子スープです。まさにこういう店の王道注文です^^
実はメニューの中では碗粿という茶碗蒸しの親戚みたいな料理も美味しいのですが、今回はパスです。
テーブルにはソースやピーナッツの粉や香菜・すりおろしニンニク・ラー油のようなものなど色々と置いてあり「粽を自分好みの味にして食べてね」って感じです。
初めて台湾で粽を食べた時、トロッとした甘しょっぱいソースとピーナッツの粉をかけて食べるのにとても抵抗感があったのですが、もうすっかり慣れてそれが当たり前になりました。
粽は餅米でできていますが、その他具材として、豚肉・干しエビ(これが特徴的)・干し椎茸・卵の黄身・ピーナッツなどが入っていて具沢山です。
しかもそれらが全く邪魔にならず、口に入れると、とろ〜っとした中で見事な一体感を持って美味しさを表現しています。
一方スープである魚丸湯の方ですが、豚骨スープに大根とカジキマグロのすり身団子が入っています。
日本人がイメージする豚骨スープとはかなり違っていて非常にあっさりとした薄味です。その旨味と具材がよくマッチして、そして、台湾セロリのみじん切りがすごくいいアクセントになっています。
写真ではなかなか実感がわかないとは思いますが、大根と魚団子のゴロゴロ感、具沢山の大きな粽。しかも滅茶ウマ!
これで105元ですからね。値打ちありすぎでしょ。
先に4店舗あると書きましたが、もし行かれるなら、やっぱり創始店・本店がいいと思うんですよね。
王記府城肉粽の基本情報
住所:台北市八徳路二段374号
電話:02-2731-6647
営業時間:10:00〜25:00
定休日:旧正月大晦日から1/4まで、端午節10日間
日本語:従業員によっては少し
金峰魯肉飯
金峰魯肉飯は台湾ではどこにでもあるお馴染みの食堂です。メニューもよく見るものが並んでいます。
じゃあ普通? いえいえ全くそうじゃないんですよ。
日本でもそうですが、美味しくなければガラガラ、美味しければ長蛇の列。そう、金峰魯肉飯の店先にはいつも列ができています。
なんせ、列の先頭には「中で食べる人はこの後ろに並んでね」って書いてる幟まであるんですからね^^
食べる前から期待が膨らむでしょ。超強烈ですよ、ここの魯肉飯のうまさは。
ところが一つだけ難点があって、場所がMRT中正紀念堂駅のそばなんですよね。だから毎日行くにはちょっと厳しいんです。駅からは1分なんですけどね。
・・と前置きしつつ、じゃあ金峰魯肉飯の魯肉飯てどれくらい美味しいの?って話ですが、ズバリ台北で一番うまいです。これうまくなかったら、どこで「うまい」って単語を使うの?と言いたくなるほどうまいです。
味はとにかく究極的なまろやかさで、個性的な主張はしないけれどご飯をめっちゃ美味しく食べられる、そんな少ししいたけ風味も香る魯肉です。
まろやかな美味しさは単純じゃなくてどんな素材で調味しているのかよくわかりません。多分沢山のものが入っていてそれが綺麗なハーモニーを奏でるのは、これまでの努力の証なんだろうなって思います。
また、 豚肉は食感的には完全にトロトロではなくて、少し肉質を感じます。
ただ、少し八角が入っているので「絶対にダメ」という人はしょうがないですが、2口食べれば八角臭は忘れます。私も八角は得意じゃないけど全然大丈夫です。
今回の注文は写真の通り、台湾人が大好きな定番です。
滷蛋(ルーダン)
ご存知煮卵。金峰魯肉飯の滷蛋がこれまた絶品で超人気です。ここの煮卵は鴨の卵なんですね。鴨の卵の方が煮崩れがしないんです。これまた店主のこだわりです。
私の他の記事で紹介している阿松もやってましたが、黄身をスプーンで潰して魯肉飯に混ぜて食べると、これがまた、まろやかさが増して最高にうまいのです。ぜひやってみてください。
それにしてもどういうスープで煮込んだらこんな美味しい煮卵になるのでしょう?
そういえば、お茶の葉っぱで煮る「茶葉蛋」が日月潭では有名ですね。あれもなかなかですが、やっぱり金峰魯肉飯の滷蛋には敵わないかな。
蛤蜊雞
蛤と雞のスープですね。私は豚系よりも鶏系のスープが好きなんです。
貝と鶏の旨味に生姜が効いて、薄味だからこそ美味しいスープの味が損なわれずに飲めます。美味しいの連発ですが、これが実に美味しいんですよ。
また、スープではありますが、雞肉が結構食べ応えがあります。貝出汁の雞肉って誰が考え出したのでしょう。うますぎる。
青菜
昼食夕食を問わず必ずセットにするのが青菜。
写真みてください、これで「小」ですよ。たった20元で美味しい青菜がこんなにたくさん食べられるなんて幸せですね。
金峰魯肉飯では燙青菜と言って、炒めるのではなく茹でてタレをかけています。
炒青菜の場合はみじん切りのニンニクがこれでもかってくらい入っている場合が多いので、燙青菜の方がいい人もいるでしょう。
さてこれだけ食べて、たったの120元ですよ。量や材料もさることながら、この美味しさですからね。店主の誠意が目一杯伝わってきます。
ここの店主、以前脱税で閉店措置を受けていたそうです。そりゃこんだけ美味しい料理で毎日途切れのない来客なら、大変でしょうが儲かっているんでしょうね
金峰魯肉飯の基本情報
住所:台北市羅斯福路一段10号之2
電話:02-2396-0808
営業時間:8:00-翌午前1:00(第2・3日曜は20:30まで)
定休日:旧正月の大晦日から5日間、清明節・端午節・雙十節
日本語:従業員によっては多少可能
好記担仔麺
こちらは私が最も推薦したい台湾料理のお店です。場所はMRT松江南京駅から北西へ徒歩10分くらいです。
写真をみてください、並んだ三つの建物全部に好記担仔麺の看板が見えますね。
実は真ん中が最初の店で、そして奥に拡張し、一番最近手前にも拡張しました。当然流行って客を呼び、それが更に評判を呼び、という典型的な成功パターンです。
ではどこがアピールポイントなのか?
- メニューが豊富で「台湾料理」というジャンルは一通り食べることができる
- 味付けが偏っていない
- 安くて美味しい
- 庶民的で一人で行っても問題ない
ということですね。この4つ全部揃っているところが魅力の根源です。
いろんな「台湾料理」を美味しくリーズナブルな価格で多人数でも一人でも食べられるのです。
そしてこの味、好きな人は好きだけど、嫌いな人は受け付けない、っていう超特徴的な偏った味付けはしていません。美味しい台湾料理の味を上手に出しています。
真ん中の店先に食材や料理サンプルがいっぱい並んでおり、それを見ながら店員と食材や料理法などを話しして、あるいは出来上がりのサンプルを指差して料理を決めます。
混み具合やこちらの人数を勘案して店員が席に案内してくれます。
さて、そんな特別推薦の好記担仔麺。今回は台湾の超代表的庶民料理を食べました。下に感想を述べています。
担仔麺
口に入れてまず感じるのは、ニンニクの香りと蝦出汁の味。そして2口3口と食べていくと、蝦以外の魚介の風味が口に広がるんですね、ウマイ!
さすが看板。店主はこの味を出すために、きっとすごい時間と労力をかけてきたんでしょうね。海鮮味で馴染み深いんだけれど、でもやっぱり日本のそれとはまた違う。
麺の上に乗っている豚肉そぼろですが、変な香辛料の香りはせずいいアクセントです。全体的に上品でうまくまとまっていますね。
それから、担仔麺というのは一杯の量がおやつ感覚的(少量)なのでどなたでも軽く食べられるのがいいです。
ただ、台湾料理全般に言えますが、汁物の塩加減は薄いです。だからこそ味がよくわかるのですが、しょっぱくしないとダメな人には厳しいかも・・
さて、担仔麺といえばここ「好記」ではなく、誰もが最初に思い浮かべるのが「度小月」です。何と言っても発祥ですから。
「度小月」の担仔麺もこの記事中に登場しましたね。私は好記のが好きですが、あなたはどうでしょうか?
甘蔗煙燻鶏
台湾では地鶏料理が有名です。専門店がいっぱいあります。もちろん台湾人自身が大好きで、美味しい店には有名人がよくお忍びで食べにきたりしているようです。
ということで「燻製鶏」。口に入れると燻製の香りがブワ〜っと広がり、噛むとぎっしりと詰まった旨味が口に溢れます。
今回食べた料理名を直訳すると「甘い砂糖きびの煙で燻した鶏」でしょうか^^
食べにくい癖のある香辛料の香りはほとんどせず、塩加減は薄いのに美味しくてビールが進みます。
それから、地鶏特有の噛み応えがまたいいんですよね。ムギュムギュと噛んだ感じが大好きです。ところが・・
私の友人曰く「固い。ケンタッキーの方がええわ」・・・まあ、中にはそういう人もいます^^
そして、もう一つの特徴として肉に油が非常に多いんですね。それが旨味の元なんですが、逆に量を食べられない人もいるかもしれません。
菜脯蛋
台湾のおふくろの味です。正に定番中の定番です。
干し大根の漬物を塩抜きして細切りして、それを入れたUFO型の卵焼きです。卵焼きだから味は想像つきますが、やはり日本のそれとはかなり食感が違います。
理由は調理法の違いです。
日本は弱火でじっくりと焼き全体がしっとりとなめらかな仕上がりになるのに対して、この卵焼きは油を多く使い高温で調理するので、外はカリッとしてサクサクで中はホワホワなのです。
中に入っている大根のカリカリ食感と卵焼きのサクサクホワホワ食感が口の中で二重奏を奏でます。
どれ食べてもそうですが、私の場合、特に菜脯蛋を口に入れたら「あ〜台湾にきたなぁ〜」っていつも感じます。
炒青菜
これまた台湾料理といえば炒青菜というくらい、メインにはならないけれどマストな一品ですね。
一般的には細かく刻んだニンニクでガ〜っと炒めてパンチのきいた醤油味にするのですが、なんと、ここでは珍しく味噌味で刻みニンニクも入っていませんでした。
見た目も味も皿中ニンニクだらけは苦手という方にとっては非常に食べやすく美味しいと思います。
何度も炒青菜を食べている方も、好記担仔麺の炒青菜を一度食べてみてください。こういう単純料理に店主の工夫が出るのかな!?
それから青菜とは季節ごとに出る葉っぱ野菜の総称です。A菜・空芯菜・地瓜葉・豆苗・水蓮菜などどれも癖がなくて美味しいですよ。
以上、店内の風景を見て、料理を食べてみて、改めて店主の並並ならぬ努力と拘りが感じられました。
メニューにはどれもこれも美味しい台湾料理が満載で安いです。どうせ行くなら、たくさん種類を食べたいので4〜5人で行けたらいいですね。
但し、席数が600以上あるのですが、それでも食事時は混むので予約したほうが良いですよ。
好記担仔麺の基本情報
住所:台北市吉林路77-5号~81号
電話 :02-2521-5999
営業時間:11:30〜AM1:30
定休日:旧正月の大晦日と元日
クレカ:VISA、JCB、MASTER
日本語:店員によっては少しできる人もいる
Facebook:好記擔仔麵
台湾料理
台湾に馴染みが薄い人にとっては、中華料理と台湾料理の違いがわからないと思いますので、その辺を解きほぐすお話です。
一般的に日本で親しまれている中華料理は、中国大陸から日本に渡ってきた中国人が広めた料理で、相当日本人向けに味をアレンジしていると言われています。
主なメニューはみなさんご存知の通りです。中には中国人の知らない、日本発の中華料理もあったりして面白いですね(例えば天津飯)。
本場中国では北京料理・上海料理・四川料理・湖南料理・広東料理・雲南料理など、とにかく広大であるので、各地の料理もそれぞれ全く別物です。
以前、北京語を教えてくれた中国人に「中華料理」と言ったら、彼は「イタリア料理やフランス料理・ドイツ料理を一緒くたにしてヨーロッパ料理と言っているようなもんだ」と注意されました。
そうなんですよね。
対して台湾料理ですが、福建料理がベースになっているという説があります。その上、スペインやオランダなど、そして近年では日本の影響下にあったので、そういった国の味も影響しているでしょう。
九州ほどの島国で四海に囲まれており魚介が豊富です。ですから海鮮料理店が非常に多いですし実際よく目にします。料理には牡蠣や甲殻類もよく登場します。
肉はもともと豚と鶏がメインで各部位を無駄なく使っています。だから、例えば日本では鶏の足(指の部分)なんかの料理は見ませんが、台湾では普通にあります。
そして血までも捨てずに使い、豚や鶏の血がたっぷり入った豬血糕・米血糕という餅のような食べ物も台湾の代表的なB級グルメです。
さすがに一番最初は「きも〜」と思いましたが食べて見たら何の事は無いめちゃうまかったです。
野菜はもちろん種類も豊富で、日本ではあまり知られてない多種な青菜が食べられます。多くは変な癖がないので美味しくて、どの店にも季節の青菜の茹で炒め料理があります。
そして料理法ですが、台湾料理は昇華した文化というよりは家庭料理をベースにしていて、結構素朴なものが多いです。
料理にもよりますが、全体的には塩分控えめで、無茶苦茶脂っこくもないですね。一方、ニンニクや八角などは多用されていて、ちょっと苦手な人もいるかもしれません。
また、仏教信者が多くさらに最近は健康志向のたかまりもあって、魚と肉を全く使わない「素食」という分野も非常にファンが多く、素晴らしい発展を遂げています。
素食はうまいです。野菜だけでこれほどのものができるか?ってくらいうまいです。以前アップした記事では「長春素食」を紹介しましたね。
台湾を代表する台湾料理の2店
台湾料理の老舗で台湾人の誰もが認める2大レストランといえば・・
- 欣葉(ホームペジは日本語)
- 青葉(新型コロナの影響で一時閉店)
この2店です。疑いの余地も異論の余地もありません。それくらい台湾では認められていて厳然たるステータスを保っています。
両店共、もともと素朴な家庭料理がベースである台湾料理を独自の努力でレストランの一皿一皿にしています。
名物料理は「カニおこわ」とか「ぶっ飛びスープ」と日本語でも呼ばれてよく知られている料理その他も含め色々あります。
もし未だ一度も行かれてないなら、一回は行ってみてください。それだけの価値はあります。
今回の記事は庶民的なお店の紹介なので対象外ですが、「台湾料理」の代表店なので紹介しました。
東區粉圓
まさに台湾伝統スィーツの原点がここにあるという店が東區粉圓です。
場所は度小月忠孝店の南約200m、MRT忠孝敦化駅から南へ徒歩5分くらいなので結構便利な上に、周辺は賑やかな場所なので買い物ついでに寄ることもできます。
類似店は夜市などをはじめ多く存在しているのですが、東區粉圓が他所と決定的に違うポイントは、「全品手作りである」という点です。
しかも・・全品当日製造当日売り切り。且つ、完全天然材料です。ややこしいものは一切使っていません。
製造直売でこの拘り。しかもすごく新鮮だから、非常に安心して食べられるのです。
それにしてもトッピング具材の多さをみてください。そしていつも絶えぬ行列が、その美味しさを、その拘りを証明しています。
今となってはよく紹介されており観光客も来るのですが、それにも増して、台湾の人たちに強い人気があると感じます。
冷たいかき氷・温かいスープ共に4種類トッピングで、どれも一律60元です。ま〜リーズナブルですね。
トッピング具材が並んでいる場所で注文して、それを持って南側に隣接しているスペースで食べます。
注文の仕方は
- 写真で囲っている場所を見て熱いのか冷たいのかを選択
- 更に何かをベースにして後3種類を選ぶ
という順番です。
熱いのを選択した場合のトッピングは
- 焼仙草(シソ科植物のゼリー)と任意の3種類
- 紅豆湯(台湾汁粉)と任意の3種類
- 熱糖水(熱い砂糖水)と任意の3種類
- 熱豆花(熱い豆腐プリン)と任意の3種類
冷たいのを選択した場合のトッピングは
- 完全任意の4種類
- 粉圓(タピオカ)と任意の3種類
- 冰豆花(冷たい豆腐プリン)と任意の3種類
- 綜合粉圓・・タピオカとお店お任せの3種類
以上なんですが、行列ができているのに結構トッピングで迷い困ったりします。もし初めての方は、この文章と表である程度決めてから行かれるのがいいかと思います。
もう一つ東區粉圓の特徴なのですが、写真の通り、かき氷や蜜の追加が自由なのです。
芋類や豆類、その他植物を加工して、ほんのり甘い台湾伝統のデザート、台湾の人が愛してやまない伝統のデザートを、是非、東區粉圓で召し上がってください。
東區粉圓の基本情報
住所:台北市忠孝東路四段216巷38号
電話:02-2777-2057
営業時間:11:00〜23:30
定休日:無休
日本語:従業員によっては少し
Facebook:東區粉圓冰
(おまけ1)鼎泰豊南西店
今回の記事でなんで鼎泰豊か? 台湾をある程度知っている人はそう思うでしょ。ですよね確かに。
しかし、必ず万人が知っているというわけではないし、いつも混んでいるという話もよく聞くので、あえて南西店を紹介しました。
鼎泰豊は1958年に食用油卸業としてスタートし1972年には主に点心を扱う飲食業へと転身しました。
そして、徹底した品質管理と接客サービスに努めた結果、最終的にはそれが世界的規模で認められるようになりました。
ついに1993年にはニューーヨークタイムズ紙においては世界10大レストランの一つに選出され、2010年には台湾の飲食店では初めて香港の店舗がミシュランの一つ星を獲得しました。
いつも感心するのですが、鼎泰豊はどの店に行っても接客態度と味が同じで高水準を保っています。多店舗展開してもこれが守れる極めて少ない例だと思います。
さていつも行列のできる鼎泰豊。それが中山の新光三越南西店では、激混みど真ん中の時間帯を少し避ければ、かなりスムースに入れちゃうんです。
台北のこの便利な場所で穴場的な状況というのは、やっぱりお知らせすべきでしょう。いつまで続くかは不明ですが。今までに4回行ってますが、いずれも5分以内に入店してます。
- 2人用のテーブルが用意されているので一人で行っても全然平気です
- 日本語が通じて完全日本語メニューがあるので安心です
- 塩分は控えめです。特に塩味の汁麺などは顕著です。
- 値段はちょっと高めです
もしまだ行かれたことがなければ、是非台湾が世界に誇る鼎泰豊に一度お運びください。
鼎泰豊南西店の基本情報
住所:台北市中山区南京西路12号新光三越台北南西店一館B2
電話:02-2511-1555
営業時間:11:00〜21:30
定休日:無休
日本語:可能
ホームページ:http://www.dintaifung.com.tw/jp/default.htm(日本語)
(おまけ2)二月半そば
以前「台湾人が選んだ台北の小籠包人気店を食べ歩いてみた」という記事で紹介したので2回目になります。
ある程度台湾にいると、ちょっと日本の味が恋しくなったりするときもあります。そういう時にちょうどいいのがこの二月半そばなのです。
改めて行って食べてみると、やっぱり美味しい。隣で日本のサラリーマンが熱心に仕事の話をしているのが、なんだか懐かしい。
ということで再度の紹介です。
MRT中山駅から僅か4〜5分という便利な場所にあります。この一帯は日本人にとっては本当に便利な場所で、日本人が多くくるから日本語が通じる店も多くなるという循環。
さて台湾には「日式」と冠のつくレストラン・食堂・屋台が多くあります。これらの大半は日本料理とは程遠い存在です。
そういう雰囲気はありつつもその実、味も盛り付けも非常に中途半端で、日本を知る台湾人ですら憤慨するような場合が多いです。でも結構流行ってたりして^^
二月半そばはそういう意味では台湾人経営ながら、正真正銘の日本そばのお店です。非常にこだわりを持っていて、日本の蕎麦屋以上のものを提供しようとしてるようにすら思えます。
台北の繁華街には日本からラーメン屋がたくさん進出してきています。でも、蕎麦屋はないんですね。だから二月半そばは重宝します。
ドアを開けると懐かしい日本出汁の香りがします。そしてどの料理も半端なく真面目な味がします。
- 出汁の風味が効いている出汁巻き
- 大豆の濃厚な味が本物だと主張する豆腐
- 口に入れた途端新鮮さが広がる明太子の生湯葉巻き
ごまかしのきかない素朴な料理が実にうまいんですね。そして締めのそば。香り豊かで抜群の歯ごたえ。
この台湾人オーナーは一体どこで修行をしたのでしょうか。感心するばかりです。
褒めまくりですが、ただ一つ、前の記事でも指摘してますが、もりそばや天ぷらのだし汁の塩加減が薄いです。多分多くの日本人はそこで不満を言うような気がします。
って、日本人は塩分取りすぎって前から指摘されているでしょ。ですよね。でも経験上、こればっかりはどうにもならない気がします。ですから先に申し上げておきます。
でも間違いなく美味しいです。
住所:台北市中山区中山北路2段20巷一之一号1楼
電話:02-2563-8008
営業時間:11:30〜14:30、17:30〜21:30
定休日:不明
日本語:可能
facebook:https://www.facebook.com/healthy.soba/
最後に
今回は主にローカルな食堂を中心に紹介をしました。
汚い壊れそうな小さな店の主人がすごい拘りを持っていて、「これは埔里のものしか使わない」とか「化学調味料でごまかしたりしない」とか熱心に語ってる姿を見ると拍手したくなります。
こういう人の中から、やがていつの日か大きな店のオーナーになる人が出てくるんだろうな、っていつも思います。
そんな美味しい料理を作る熱心なオーナーのお店をこれからも探していきたいです。行くたびに、新しいお店を開拓するのも旅の楽しさの一つですよね。
台湾は美食天国ですから、私の知らない美味しいお店がまだまだ沢山あります。それは台湾料理や中華料理だけではありません。
台湾が気に入って定住してしまったアジア人や西洋人が経営するタイ料理やイタリア料理などの店で相当美味しいところがあるそうです。
また、一軒一軒食べ歩いて、そこそこの数になったらいつかまたご報告ご紹介をします。
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