目 次
ゆとりのある時に備えておく
最近の地震や台風の被害は本当にひどいですね。日本中のそこかしこが表現できないほどの大惨事に陥っています。
何かが起きるたびに強く思うのは「備えの重要性」です。非常用の物品を揃えておくなど色々用意しておくことはありますが、何より大切なことの一つは「情報」の受け取り体制を整えておくことです。
そういったことを踏まえ今回この記事では、お天気情報・台風情報や災害(防災)情報などに特化したウェブサイトとスマホ用のアプリをご紹介します。
なので、いざという時のために是非ブックマークやダウンロードをしておいてください。
そして、普段から使い慣れ、見慣れておいてください。これらを普段から何度もやっておくからこそ被災時に役立つのです。
台風・台風に関する役立つサイト
まずはウェブサイトのご紹介ですが、それぞれのサイトへのリンクはサイト画像に施してありますので画像をクリックしてください。
気象庁
なんといっても民間の台風情報は全て気象庁の速報に準拠しており、気象情報の大元ですからね。信頼度ナンバーワンです。
台風情報は3時間おきの更新。約300km以内に接近した場合は1時間おきの発表になります。
近年は衛星とコンピュータの能力アップで、以前に比べると随分精度の高い情報を提供してくれるようになりました。
また、情報の種類が多く、天気以外に・・・
- 洪水・浸水害・土砂災害の情報
- 地震・津波の情報
- 火山の噴火・降灰の情報
- 潮位・波浪に関する情報
その他盛り沢山なので、お住まいの地域特性に合わせて、特に役立つ情報は何かを日頃から確認しておくのが良いかと思います。
アメリカ海軍台風情報
米海軍が提供する台風情報。通常は6時間おきに更新されます。
ホーム画面を見ると、ABPWという区分け部分に日本が入っており、ここに表示される台風関連情報がユニークで、シーズンにはちょくちょく確認するのがよいでしょう。
画面上に赤字でTYあるいはTDと表示があれば、それらは台風と熱帯低気圧です。(今改めて見てみたら新しい台風20号の表記がTS(TROPICAL STORM)とありますね。これも台風とか熱帯低気圧の意味です)
また、画面下に黄色・オレンジ色・赤色の円と説明文がありますが、これは・・・
- 黄色(LOW):24時間以内に熱帯低気圧が形成される可能性は低い
- オレンジ色(MEDIUM):当面発達はしないが、24時間を過ぎると熱帯低気圧になる可能性がある
- 赤色(HIGH):恐らく24時間以内に熱帯低気圧に発達する
という意味なので、TY・TDとあわせて確認すると、それなりの情報が得られることになりますね。
次に、台風の進路予想図ですが、これはホームーページの右側にある・・・
Joint Typhoon Warning Center > Current Northwest Pacific/North Indian Ocean Tropical Systems 以下に発生中の台風情報があって、その中の TC Warning Graphic が進路予想図です。
気象庁の予想情報と併せて利用してください。
Windy.com
非常にユニークなサイトで、画面に表示できるデータは、雲・雨・風・波・気圧・気温などで、見たい情報は画面右側の項目から選択することができます。
どの項目を見るにせよカラフルに色分けされていて、それぞれ強弱を表しているのですが、たとえば風速の場合は・・・
水色(最弱) < 緑色 < 黄色 < 赤色 < 紫色 < 青色(最強)
という感じです。見たい項目を選択すると一番下右に強弱や多少と色分けの関係が出ているので、それで判断してください。
また別の特徴として、今日を含む10日後までの長期予想ができます。
画面下に曜日と日付があるので、それを右に繰ってゆくと10日後まで表示できるので、より向こうの台風情報などを確認するのに役立ちます。
更に、気象レーダーや衛星の画像もチェックできます。
画面に右下にECMWFとGFSがありますが、これは元になるデータがECMWF(欧州中期予報センター)かGFS(米NOSS)を表しており、切り替え表示ができます。
長期になる程予想のズレが見られますので、両者を見比べて参考にしてください。
NHK NEWS WEB
NHKを好きでも嫌いでも、災害時に役に立つサイトという意味では使わない手はありません。
今起こっている災害情報を詳しく伝えてくれます。
また、各地のライフライン情報を地域別に示してくれており、これもいざという時には非常に役に立ちます。
東京都水防災総合情報システム
東京都の・・・
- 洪水情報
- 河川水位情報
- 土砂災害情報
などがわかり、また河川に設置されたカメラで現在の様子もわかります。(四カ国語対応)
川の防災情報(国土交通省)
国交相が運営する全国の河川情報・水害情報です。
- 気象情報・注意報
- 河川カメラによる映像情報
- 河川推移情報
- 浸水危険性情報
- 洪水予報
- 洪水貯留操作に関するダム情報
- 土砂災害危険度分布情報
など、水災害情報取得には欠かせない重要情報がたくさん載っていますので、このサイトもまたいざという時に役に立つでしょう
活断層情報
全国の活断層マップを載せているので、一度はお住まい地区の状況を確認しておいてください。
もうだいぶ前になりますが、阪神大震災で被災した友人が「うちのマンションは活断層から少だけ外れていたので最悪の事態にはならず、なんとか住めている」と言っていたのを思い出しました。
日本国中活断層は存在するので、周辺のどこを走っているのかは知っておく必要があります。
各自治体の防災情報サイト
内閣府の「防災情報のページ」サイトから各自治体サイトへと飛ぶことができます。
災害緊急時の連絡サービスサイト
大地震や大型台風などに襲われた時に利用することができる「災害用伝言板」です。各キャリア用はそれぞれ専用アプリをダウンロードしておいて、そこから伝言します。
格安SIM利用者はNTTが提供するweb171を利用して伝言します。以下にそれぞれの説明サイトをリンクしておきます。
台風・地震に関する役立つアプリ
ここからは役立つアプリの紹介をします。
NERV防災
総合災害情報アプリで・・・
- 天気・台風予報
- 雨雲レーダー情報
- 地震・津波・噴火の速報
- 特別警戒・土砂災害情報
- 河川情報
- 大雨危険度通知
- ダム放流通知
- Jアラート
などがわかり、情報が早いです。私が最も信頼しているアプリの一つです。ただ残念ながらAndroid版はまだありません。
特務機関NERV防災
Gehirn Inc.無料posted withアプリーチ
Yahoo!天気 Yahoo!防災速報
Yahoo!天気は文字通りお天気情報アプリです。
一般的な天気予報に加え、洗濯肢数や波・風情報・雨雲情報などがあり、画面右下の「・・・」をタップすると更にたくさんの情報項目が出てくるので、事情に併せて利用します。
Yahoo!天気
Yahoo Japan Corp.無料posted withアプリーチ
一方、Yahoo!防災速報はNERV防災と同じ総合防災情報提供アプリです。
- 避難情報
- 地震情報
- 津波情報
- 大雨危険度情報
- 豪雨情報
- 土砂災害情報
- 河川洪水情報
- 気象警報
- 熱中症情報
- 防犯情報
- 自治体からの緊急情報
とにかく情報が多種です。
Yahoo!防災速報
Yahoo Japan Corp.無料posted withアプリーチ
その他お天気・防災アプリ
その他のお天気・防災アプリも紹介しておきます。特にどれが凄いということもないとは思いますが、とにかくご自分に合ったものをお使いください。
お天気アプリ
Tenki.jp:天気予報から防災情報まで幅広い情報を提供
tenki.jp
一般財団法人 日本気象協会無料posted withアプリーチ
ウェザーニュース:お天気総合情報アプリ。早くて正確な反面スマホの負担が重い。
ウェザーニュース
Weathernews Inc.無料posted withアプリーチ
Windy.com:Windycomサイトのアプリ版。
Windy.com
Windyty, SE無料posted withアプリーチ
防災アプリ
NHKニュース・防災:更新頻度が高く、いざという時に最新の情報が手に入るNHKネット新聞。
NHK ニュース・防災
NHK (Japan Broadcasting Corporation)無料posted withアプリーチ
NewsDigest:素早いのが売り。またTwitter情報も集めてくれるのが特徴。
NewsDigest(ニュースダイジェスト)
JX PRESS Corp.無料posted withアプリーチ
東京と大阪は独自の防災アプリがあります。
東京都防災アプリ
東京都防災アプリ
Tokyo Metropolitan Government無料posted withアプリーチ
大阪市防災アプリ
大阪市防災アプリ
大阪市無料posted withアプリーチ
まとめ
災害多発国日本に住む私たちが、いざ事あらば何を一番必要とするのか? いうまでもなく情報です。
何がどうなっているのか、どういう危険が迫っているのか、どこに逃げれば良いのかなどなど。
これらを踏まえて台風や地震に関する情報サイトとアプリを紹介しました。
大切なことは「なるほど、こんなサイトがあるのね」「こんなアプリがあるんだ」でストップしてしまわないことです。
何度も訪問して使い方を知り、使いやすいサイトをブックマークしておく事。それから、アプリはあれもこれもダウンロードして実際に何度も使い、一番合うものを残しておく事。
これをやっておかないと、いざという時にうまく役立たない可能性が出てきます。
またもし、Apple Watchをお使いであれば、各アプリの通知をオンにしておくと直接Apple Watchに「注意報」などが来て便利です。ご都合に合わせて利用してみてください。
以上、ご自分に合うものを使いこなして、いざという時には十分に役立ててくださいね。
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