地震災害時に必要な防災グッズの内容と保管場所を考えよう

防災グッズセット




安全な今こそ備えについて考える

大地震で被災した時に必要になる防災グッズを日頃から備えておき、いざという時に困らないようにしましょうというのがこの記事の主旨です。

とにかく全国どこにいても地震の被害を受ける可能性はあるので、しかも、本当の大規模な災害になった場合は、誰も何もしてくれないという覚悟が必要です。

なのに、人間は実際に経験しなければわからないという側面があり、過去大災害に遭われた方の多くはそれなりに日持ちする食料や飲料水を備蓄されていますが、そうでない方の中には全くなんの備えもしていないというケースも多いようです。

先に申し上げましたように、自分(達)の身は自分(達)で守る覚悟が必要です。

被災時の用意を全くされていない方は、これを機に自分(達)に適した備蓄グッズを揃えてはいかがでしょうか。

 

さて、実際に大きな地震が起きた時には、短期的・長期的に必要なものを全て背負って移動するわけにはいきません。できません。必要ありません。

そこで2つのケースに分けて考えます。

 

一時避難をする場合

まず最初に、実際に被災した時「これはどこか安全な場所に一時避難をしないと危ない」と判断したとしますね。その時に持って出る防災グッズは何か?という検討です。

絶対に忘れてはいけない事

もし、身の安全のために取り敢えず安全な場所に避難しようと判断し家を後にする時は、必ず忘れずにブレーカーを切って出てください

大地震が来ればほぼ間違いなく停電になります。ところが復旧した時に、家具の下敷きになったりした電気器具がショートし、そこにたまたま何かの拍子に通電すると火花が上がり火事の原因になるのです。

事実、過去の大地震の火事でもこの通電火災が非常に多く、ちょっとした気遣いで防げるので、必ず覚えておいて実行ください。

もし、どこにブレーカーがあって、どこを触っていいかわからない場合は、今すぐに解決しておきましょう。

 

避難生活を送る場合

次に考えるのは、余震も小さくなってきて全体に落ち着きを取り戻したものの、電気・水道・ガスその他道路などのインフラが相当破壊されており、避難生活を余儀なくされる場合に必要になる防災グッズの検討です。

一時避難か居残り様子見か?

「外に逃げないほうがいい」と判断するケースもあるかもしれません。そんな場合は、外出しないし持ち出すものもありません。

というのも、今の建築基準法では震度6強から7クラスでも崩壊・倒壊しないことが求められています。きちっと新耐震基準に則って建てられていれば相当安全性は高いでしょう。過去の大地震でも信頼に足る実証はされています。

何れにしても、大地震が発生すれば当然地域のみんなが一斉に被災するので、それぞれが自分や家族以外のことに構っている場合ではありません。

一人一人が、そういう時にどうすべきかを日頃からよく考えておく必要があります。

 

 

 

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初期避難する際の防災グッズ

とにかく命を守ることが最優先事項なので、初動の速さと身軽さが第一です。ですから、揃える防災グッズは本当に必要なもので最小限にしたいです。

ということで、初期避難時の防災グッズの一覧は以下の通りです。

  1. 飲料水:500mlペットボトルが扱いやすい(1日に必要な飲料水は2〜3リットル/1人)
  2. 食料品:チョコ・飴などの甘い菓子、クッキーなどの小麦粉焼き菓子、アルファ米・カップ麺
  3. 貴重品:印鑑・通帳・カード類・保険証・免許証・現金(10円玉必要、万札・5千円札は不要)
  4. 救急用品:消毒液・傷薬・包帯・絆創膏・持病の薬
  5. ヘルメット
  6. ゴム付き軍手
  7. ヘッドライト
  8. 防寒衣料:(冬)小さく畳めるダウン
  9. 携帯ラジオ:絶対に必要
  10. 予備電池:持って出る機器に使っているサイズ
  11. スマホ用バッテリー
  12. ライター
  13. 厚めのビニール袋:ゴミ袋・寒さ対策・雨しのぎ
  14. 筆記具・テープ:ボールペン・サインペン・伝言用幅広テープ
  15. 衛生用品:ウエットティッシュ・トイレットペーパー・生理用品・紙おむつ・タオル
  16. 口腔ケア:専用ウエットティッシュ・歯ブラシ・デンタルフロス
  17. 携帯トイレ・ポンチョ

取り敢えず、これくらいを持って避難したいです。あと、用意するに越したことはないものとしては・・・

  • ビニールシート
  • 毛布
  • ナイフ
  • ロープ
  • 下着

などもあるでしょうが、我が身ひとつでは背負っていける量や重さはしれていると思います。

それぞれの事情に合わせ自分なりの組み合わせを考え、平常時に、背負って動けるかどうかを実際に試しておくことも大事でしょう。

 

持ち出し防災グッズの解説

飲料水:落ち着いたら戻ってくる前提なので、500mlを最高4本。いくらでも持って行きたいけど、重くなるから。

食料品:アルファ米とカップ麺はそういう塩味の炭水化物がないとダメな人用。水を入れて、アルファ米は70分、カップ麺は30分、十分食べられる。湯はない前提。但し、辛い菓子やカップ麺は喉が乾くのでNG。

貴重品:緊急避難時には必ずしも一式はいらないかなとも思うが、常に一式持っておくという前提で。しかし、権利証や実印その他、普段必要ない貴重品は銀行の貸金庫を借りて入れておくのがいい。

ヘルメット:場所にもよるが、大災害時は落下物から身を守りたい。耐熱性・耐燃性・耐候性に優れているものを。

 

ゴム付き軍手:普通の軍手は災害時にガラスの破片などを持つには適していない。

 

ヘッドライト:停電してれば必需。懐中電灯は手を塞ぐのでNG。単三電池1本で十分明るくて20時間くらい持つものがある。

 

防寒衣類:冬、暗くなって家の様子がわからず、外(体育館など)で一夜を過ごす場合、体温を落とさないための一枚。軽くて小さくできるダウンがいい。

携帯ラジオ:絶対に必要。スマホも中継基地が多くやられると、そして通信が集中すると、思うように繋がらないことも。

 

乾電池(ロングライフ):携帯ラジオ・ヘッドライトなどの予備電池

 

モバイルバッテリー:スマホ用として20,000Ahクラスの大容量を一台。電池式やソーラー式はあまり役に立たず、インフラで一番早く電気が復旧することを考えると、この選択が良いと判断。(でも絶対の正解はない)

 

口腔ケア:個人差があるでしょう。1日くらい気にならないという人は不要。気になる人は用意を。水が使えてもほんの少しとなる可能性が高く、歯磨きチューブはNG

 

携帯トイレ:断水したら、パイプが破損したら流せないので、絶対に必要。通常時に使用して要領を掴んでおくことが大事。また、男性はともかく女性はポンチョが絶対に必要。

 

大切なのは、こういった記事もヒントに、自分に何が必要なのかをよく考慮して専用セットを用意しておく事です。

もし防災グッズを入れる適当なリュックを持っていなければ、この際、ちゃんとしたのを一つ買って起きましょう。

 

もしくはセット商品として売っている防災グッズを買って、そこから自分流にアレンジしていくのもありで、これは手間がかかりませんね。

 

リュックの置き場所

これは枕元ベッドの横です。

もし何事もなく朝仕事に出かけることができるなら、その場合は帰宅まで仕舞っておく場所も決めておいてください。毎日のことです。

 

さて、余震も少なくなってとりあえず少し事態が落ち着いたら、安全を確認して、兎にも角にも家に帰りしましょう。

先にも述べましたが、1981年以降に、新耐震基準にそって立てられた家であれば、(極々一部の例外を除いて)一戸建てでもマンションでも中には入れるはずです。

さあこれから何が必要なのか、それが次に述べる項目です。

 

 

 

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被災生活用グッズ

この記事は大地震に被災していることが前提です。

電気・水道・ガス、その他道路や鉄道なども含め、インフラが相当痛めつけられており、その影響を受けた地域に住んでいる人は、否応無く避難生活に突入せざるを得ないのです。

自宅か避難所か

友人曰く、避難所の厳しさは、マスコミが報道しないことも含め想像を絶する過酷さなので、出来るのであれば自宅避難が良い。たとえ高層難民であっても自宅の方がまし。

これは私もよくよく頭に叩き込んでいるのですが、全てはケースバイケース。臨機応変に対応していくしかありません。

 

さて、避難生活に入るためにはどのような防災グッズを揃えておくのがいいのでしょうか? それは次の通りです。

  1. 飲料水:2〜3リットル/1人×最低1週間
  2. 食料:1週間分
  3. 食器:使い捨てできる紙コップ・紙皿
  4. 携帯ガスコンロ:できれば2台
  5. ガスボンベ:最低10本
  6. 折りたたみ式ポリタンク
  7. 対流型石油ストーブ:燃料の石油も備蓄
  8. 缶切り
  9. サランラップ
  10. LEDランタン
  11. 自転車
  12. 着替え
  13. マスク
  14. カイロ
  15. 水のいらないシャンプー
  16. サバイバルシート
  17. 携帯トイレ
  18. 目かくしポンチョ
  19. 安眠グッズ:寝袋・アイマスク・耳栓・携帯まくら

以上、初期避難の防災グッズとかぶるものは省略しています。また、自宅避難であれば省いていいものもあります。

また、これらグッズの持ち運びには、転がすことができる長期旅行用のキャリーバッグが良いと思います

 

被災生活用グッズの説明

飲料水:保存は2リットルボトル×6本のダンポール箱入りが一般的だと思いますが、だいたい賞味期限は2年程度です。

但し、消費期限はないので日の当たらない暗所に未開封で保管なら、もっともっと持ちます。賞味期限が過ぎて飲みたくないなら生活用水として活用します。

推奨保管量は多いように感じるかもしれませんが、全然。水は人の命です。特にマンションの高層階に住んでいるなら給水所まで往復するのはとんでもなく大変です。

また特殊な飲料水として10年以上の保存を保証しているものもあります。どれを備蓄するかはそれぞれの判断ですね。

食料:ストレスのかかる非常事態だからこそ栄養のバランスには気をつけたいです。

そこでまずアルファ米ですが、白米だけじゃなくおこわやピラフ、ピラフにチキンライス、松茸ご飯に梅がゆなど、結構飽きさせない充実ぶりです。

 

次に、一押しは、備蓄用のグリコ「カレー職人」で保存期限は2年、消費期限は明記されてませんが一般的には賞味期限の1.5倍程度なので3年間くらいとなります。これは温めなくても美味い。

 

レトルト食品も種類豊富ですが、賞味期限はだいたい3ケ月〜3年くらいです。実質的な消費期限はもっと長く、食べられるかどうかの一つの目安は、プクプクとガスが発生してなければ、まず大丈夫だそうです。

特殊なレトルト食品として、保存期限が25年という超長期の商品もあります。

 

肉・野菜は非常時の基本は缶詰です。蒲焼や焼き鳥など美味しく調理されたものがたくさん出ています。賞味期限は水産物・畜産物とも3年、果物で2〜3年くらいです。これも表記はありませんが消費期限はもっと長いです。

備蓄する食料を1週間分とする根拠

大災害発生時に被災者に食料を届けるため、役人として実際に采配に携わった方の説明が非常に参考になります。

 

缶切り:もしくはマルチツール十得ナイフと呼ばれるものを一つ持っておくと便利です。

 

サランラップ:被災時は洗い物ができないので、皿にサランラップをかぶせて食べますね。その他、状況に応じてこの薄いビニールは何かと役立ちます。

ガスボンベ:コンロに使うガスボンベは、4人家族で1日だいたい2本使います。また、こういった商品はいざという時に慌てても絶対に手には入りません。

一方、被災している時ほど暖かいものが食べたかったと多くの人が回顧されてます。絶対忘れずに準備しておきましょう。

対流型石油ストーブ:冬であれば暖をとるとともに上に鍋ややかんが置けるので非常に重宝します。まあ、上に置いてはいけないんですけど、非常事態ですからね。

電気・ガス・水道の復旧

電気は過去の大災害の資料を見ると、一番復旧が早いです。もちろん場所や状況によるのですが、早ければ翌日から、最悪でも大体一週間くらいの間に復旧しています。

水道は復旧に時間がかかります。早くても2週間はかかると読んでいた方が無難です。

最も遅いのがガスで、過去のデータによると1ヶ月経っても7割くらいしか回復してません。ですから平常時にガスで料理をしているお宅は、一時的に電気で代替(電磁調理器)できるようにしていた方がいいのではないでしょうか。

 

折りたたみ式ポリタンク:給水車に水をもらいにゆくときに使うのがこれです。使わないときは折りたためて場所を取らないので重宝します。

水道水の保存

大地震に遭って、もし断水までに時間的余裕があって危険でないと判断できるなら、水道の使えるうちに水を貯めましょう。風呂でもバケツでも空のペットボトルでも、とにかくできるだけ一杯。

こうして確保した水の保存期間と水質については静岡県磐田市が実験後その結果を公表していますので、是非確認しておいてください。

 

LEDランタン:ローソク代わりの置き灯ですね。通電するまでは、最低1台は必要です。

 

自転車:移動手段が他にないと想定すれば、自転車はすごく役に立ちます。

水のいらないシャンプー:お風呂になかなか入れない時に重宝します。もちろん髪を洗った時ほどの爽快感はありませんが、それでもスッとはします。母が不治の病で入院していた時によくこれを使い喜ばれました。

 

サバイバルシート:アルミホイルを丈夫に且つデカくしたものと想像してください。薄くて軽くて保温効果が大きくて、正に避難生活用品として優れものです。

 

安眠グッズ(寝袋・アイマスク・耳栓・携帯まくら):避難所暮らしで辛いことの一つが、なかなか安眠できないことです。ご自分にあった安眠グッズを揃えておいてください。

携帯トイレ:避難所暮らしとなる場合、これを持っていかないと最悪になるので、重複ですが再度載せます。一人一日5回×人数×1週間くらいのセット数は必要。大きく分けると2種類。一つは洋式便器に引っ掛けて使うもの。もう一つは用が足せるように簡易便器を作るもの。

 

目かくしポンチョ:避難所生活では女性のプライバシーを守ることが難しく、過去も随分苦労されています。このポンチョは着替えや簡易トイレの使用時に役に立ちます。また雨合羽の代わりにもなります。

 

避難所生活での健康被害に備える

避難所で多く発生するのが脳梗塞や心筋梗塞です。その原因は、水分不足・睡眠不足・運動不足などでいずれも血流に悪影響を及ぼします。防災グッズを揃えるときは、こういった点も考慮して揃えられるものは準備しておきます。

 

被災生活用グッズの収納場所

最悪、避難所に持ち出すことも想定して、家の奥に入らないですむよう、入り口に近い収納場所においておくのがいいと思います。

 

以上で大災害被災時に必要な防災グッズの説明を終わります。

まず、とにかく自分(達)に必要だと考えられるグッズを一通り揃えてみることです。そして、飲食品を入れ替え(そして食べる)る際に、少なくともそういう時には全ての内容のチェックをしておくことが大切です。

保存場所は各お家の事情に合わせて、思いついた場所を何度か変えてみて、普段の生活上の出入りの中で固めていってください。

 

 

 

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まとめ

大きな災害が起きると避難グッズがどっと売れるそうです。そして、一年二年と何事もなくすぎると、だんだん忘れられていく。

 

さだまさしさんは「前夜(桃花鳥)」の中でこう歌ってます・・・

・・・僕等はむしろこの狭い部屋の平和で手一杯だもの
I’m all right i’m all right
そうともそれだけで十分に僕等は忙しすぎる・・・

 

日常生活に追われて、だんだん先のことを考えられなくなってしまう。誰でもそうです。

ですから、防災グッズの中にある賞味期限がきた飲食品の入れ替えは、全てのグッズの見直しができるいい機会になるんですね。

 

願わくは、見直しの繰り返しだけで人生を終えたいですが、所詮儚い希望なのかもしれません。

せめて、やるべきことだけは、後悔に繋がらぬようにきっちりやっておきましょう。日本でず〜っと暮らしてゆくと決めてるんですから。

 

防災グッズは非日常的なものが多いので、それを勘案の上、商品紹介を積極的にしたのですが、ちょっとウザく感じた方にはお詫び申し上げます。

最後に参考になる国のサイトがありますのでリンクを貼っておきますね。

 







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