目 次
レストランの入口での会話
アメリカのレストランでホスト(ホステス)に出迎えられた際に使用できる例文を以下に示します。
予約をしている場合
ホスト(ホステス)に予約の名前を伝えることでスムーズに席に案内されます。
「こんにちは、[あなたの名前]の名前で予約をしています。」
- “Hello, I have a reservation under the name [あなたの名前].”
予約をしていない場合
予約をしていない場合や、ふらっと立ち寄った時に使います。
「こんにちは、[人数]人用のテーブルは空いていますか?」
- “Hi, do you have a table available for [人数]?”
メニューをもらう
席についたら、まずはメニューを見たいわけですが、そんな時に使うフレーズです。礼儀正しい自然な表現です。
「メニューをいただけますか?」「メニューを見てもいいですか?」
- “Could I have the menu, please?”
- “Can I take a look at the menu?”
アメリカのレストラン事情
予約
一般的に、アメリカの中級から高級レストランでは、特に週末や祝日、または特別なイベントがある際には事前の予約が望ましいし無難です。
入り口から着席まで
多くのアメリカのレストランでは、入り口に「ホスト」または「ホステス」と呼ばれるスタッフがいます。
来店客はこのホスト(ホステス)に話しかけ、そして席に案内されるのが一般的です。
予約がある場合はその旨を伝え、ない場合は利用可能な席があるか尋ねます。
着席後メニューは?
席に案内された後、通常ウェイターがメニューを持ってきてくれます。
したがって自分でメニューを探したり取りに行くことはほとんどありません。
しかし稀に、ウエイターが忙しくすぐにメニューを提供してくれないケースも有り、そんな時に例文が役に立ちます。
料理の注文
ここではステーキの注文をします。
「リブアイステーキをミディアムレアで」「ニューヨークストリップをミディアムで」
- “I’ll have the ribeye steak, medium rare, please.”
- “Could I get the New York strip, cooked medium, please?”
ステーキ注文の解説
ステーキを注文する際は、具体的な料理名と調理の好み(レア、ミディアム、ウェルダン)を指定します。
“I’ll have…” は直接的で一般的な注文の仕方で、“Could I get…” は少し丁寧な表現です。
飲み物を頼む
次は飲み物を頼みましょう。
“Could I get…” と “I’d like…” は共に使いやすい表現です。
「水を一杯ください」「コーヒーをお願いします」
- “Could I get a glass of water?”
- “I’d like some coffee, please.”
***
料理とともに頼む場合の例。ワインとビールを例にしてみます。
「ステーキをミディアムレアでシャルドネのワインを一杯お願いします」
- “I’ll have the steak medium rare and a glass of Chardonnay, please.”
「ステーキをミディアムレアでIPAのビールをパイントでお願いします」
- “I’ll have the steak medium rare, and a pint of your IPA, please.”
アレルギーを伝える
アレルギー情報は超重要。はっきりと伝えましょう。
「ピーナッツアレルギーがあります」「この料理にナッツは入っていますか?」
- “I’m allergic(ələ’ːrdʒik) to peanuts.”
- “Does this dish contain nuts?”
追加のリクエスト
追加で何かを頼む時も礼儀正しくお願いしましょう。
「ケチャップを追加でいただけますか?」「パンをもう少しいただけますか?」
- “May I get some more ketchup?”
- “Could you bring some more bread?”
解説
最初の例文は、必要な調味料を追加で頼む際に使う言い方で、直接的でありながらも丁寧な表現です。
“May I get …”を“Can I have …”にすると、少しくだけた感じになります。
***
2つ目の例文は、すでに提供された料理の追加分を頼む際に使用されます。
“Could you…” という表現は丁寧ですね。
“Is it possible to have some more bread?”
にすると、間接的な表現ながら、より丁寧な言い回しになります。
料理とデザートの注文
初めてのお店に入った場合、山盛りの英語メニューと格闘してもいいですが、あっさり聞いて決めるのもこれまたいいんじゃないでしょうか。
おすすめ料理
無難なチョイス
- “What’s the speciality of the house?”
レストランが特に得意とする或いは人気のある料理を知りたい場合に適しています。
隠れたお勧め
- “What do you recommend?”
この聞き方は表面的には、ウェイター個人の意見や好みを聞いています。
でも、ウェイターが個人的に好きな料理というよりも、ここから会話を発展させて、看板料理以外の他の客に評判の料理や隠れたおすすめを聞く場合の入り口的意味合いが強いです。
おすすめデザート
人気のデザート
- “Which dessert is the most popular?”
特に人気のあるデザートを知りたい時にこう言います。
ウェイターのお勧め
- “What do you recommend for dessert?”
先の例と同じように、会話を少し重ねて、特別なデザートを教えてくれたりされると嬉しいですね。
料理を楽しんだ感想を伝える
タイミングとしては、食事中にウェイターが何かサービスが必要か見に来た時、或いは食事が終わって片付けに来た時に感想を伝えます。
食後「楽しんでいただけましたか?」などと聞かれることもありますね。
今回は満足したことが前提で、褒め言葉の例を幾つか挙げます。伝えるタイミングが食後なら過去形にします。
「美味しい(しかった)です!」
- “This is(was) delicious!”
- “The flavors are(were) amazing.”
「完璧です(でした)」
- “Everything is(was) cooked to perfection.”
「とても素晴らしかったとシェフに伝えてもらえますか?」
- “Can you tell the chef that this was excellent?”
- “Please compliment the chef for me.”
支払いをする
一般的に、アメリカのレストランでは席に座ったまま支払いをします。
ウェイターに目配せすると彼らも支払いのタイミングが分かっているので、すぐに来てくれます。
以下に支払いまでの会話の一例を示します。
「請求書をいただけますか?」
- “Could I have the check, please?”
「20%のチップを含めた合計金額を計算していただけますか?」
-
- “Could you please calculate the total with a 20% tip?”
- ウェイター:”Sure, the total with a 20% tip would be $209.”
- “Could you please calculate the total with a 20% tip?”
「こちらが私のカード/現金です。ありがとうございます。」
- “Here is my card/cash. Thank you.”
チップ事情
アメリカのチップといえば総支払金額の10%でした。
ところが今では、田舎の方は知りませんが、都市部では15%〜20%が一般的になっています。
2割ですよ、2割!!
また、マイアミみたいにトータル請求金額に20%が含まれているエリアも有ります。
しかもこの場合、20%全部が従業員に渡るわけではなく、店も何割かは取るケースが多い。
これはどう考えても不当利得の二重請求じゃないですか?
チップ文化を逆手に取った悪質な経営手法だとは言えないのでしょうか?
ともあれ、円安でもあるし、今アメリカのファインダイニングのレストランで食事をするととても高額を請求されてびっくりします。本当に高い。
支払い後店を出るまでの一言
ウェイターや出入り口のホストやホステスに「ありがとう」や「またね」と笑顔を投げれば、相手も笑顔を返してくれるでしょう。
それ自体が温かい思い出になります。
「素晴しい食事をありがとう」「全て良かったです、ありがとう!」
- “Thank you for the wonderful meal.”
- “Everything was great, thanks!”
「良い一日を!」「次回もお会いしましょう!」
- “Have a nice day!”
- “See you next time!”
最後に
今回の、アメリカ旅行中に役立つレストランでの英会話フレーズ10選はいかがだったでしょうか。
これらのフレーズを覚えておけば、言葉の不安を少しでも和らげ、アメリカの美食をより深く楽しむことができるでしょう。
どんなに小さな一言でも自信を持って話せば、あなたのアメリカでの食事体験はもっと豊かなものになるでしょう。
会話の不思議な魔力ですね。
旅の素晴らしい思い出は、美味しい食事と楽しい会話から生まれます。
不安を楽しみに変えて、心温まる楽しいひと時をお過ごしください。さあ、レストランでの新たな会話の旅を始めましょう!