理不尽な雇用形態
ブラック企業という言葉は定着し、よく知れ渡るところとなりましたがそこから派生した「ブラックパート」という言葉が近年使われるようになってきました。
ブラック企業が会社と従業員の関係を表すなら、ブラックパートは会社とパートタイマーの関係を表す言葉といえましょう。
そして今多くの方がブラックパートの問題で悩んでいらっしゃいます。ここでは問題の内容や解決策を一緒に考えて行きたいと思います。そもそもブラックパートとはどんな会社を指すのでしょうか。
ブラックパートと呼ばれる会社の特徴
- 雇用契約書と実際が大きく異なる。
- そもそも雇用契約書を作成しない。
- 交通費が出ない。
- サービス残業・過重労働を強要。
- シフトを直前まで知らせてくれない。パートの要望を聞いてくれない。
- パートに責任丸投げのブラック正社員。
- リーダーという名の責任を押し付ける。
- 正社員をちらつかせ、過重責任を負わせサービス残業をさせる。
- 理不尽なノルマを与えられる。
- 事前申告をしても休めない。
- 6ケ月以上の勤務実績があるのに有給制度を付与しない。
- 退職を依頼してもパワハラなどで通らない。
- 逆に、いきなり解雇を言い渡される。
いくらでもあります。しかもそのどれを取り上げても非常に重い理不尽なことばかり。「うちの会社がそうだ」と感じておられる方も多いかもしれませんね。
もし現在そういった会社にパートとして働いていて、現状のままではダメだと考えているなら、どのように考え行動すればいいでしょうか。
退職したい
もし退職を希望するのであれば、一切の引き留めに応じずさっと一気にやめるべきです。今後の行く先を案じ悩むのは事前です。それを乗り越えて退職を選ぶのであれば兎に角あっさり決着をつけましょう。
その上で新しく進む道を決めなければなりません。ここに、お役に立つ会社を2社載せておきます。もしまだ何も決めていないのであれば、一度覗いてみてください。
頑張りたい
もし在職のまま改善を望むのであれば苦闘を覚悟しなければなりません。元々ブラックであり上記のような特徴を持っているわけですから。
それでも内部にいて改善を望むのであれば不信や疑問を会社にぶつける場合は自分一人ではなく必ず複数人で実行すべきです。それが発端となり目をつけられたり、いじめやセクハラに持って行かれる状況にはしたくありません。
その際最低後ろ盾となる労基法は勉強しておくのがよいと思います。
また、社外組織に相談するというのも有効な手段です。例えば労働局や労働基準監督署、NPO法人の相談センター等です。
一番よいのは契約前にブラックであることを見抜く事です。そのための心得ておくべき点は。特に面接時ですね。以下の例は全て避けるほうがいいと思います。
面接時の注意点
- 時給がそこそこなのに常に求人募集をかけている所は離職率大かもしれない。
- ベテランがいない、若い人ばかりという所は人が育つ前にやめているからかもしれない。
- 職場の雰囲気が暗い湿っていて陰気な感じの会社。
- 面接時の質問で時給・残業代・休暇・ノルマ等に曖昧な回答をするところ。
- 結婚や妊娠が退職の理由になるところ。
以上となります。
少しでもお役に立てれば幸いです。
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