目 次
会社行きたくない症候群
- 布団に入った時に頭に浮かぶのは明日の出社のこと → 会社に行きたくない!
- 朝起きてまず頭に浮かぶのは今日の出社のこと → 会社に行きたくない!
- 金曜夕方にやっと少しホッとしても日曜はもう朝から明日の出社の事で頭が一杯 → 会社に行きたくない!
ほぼ連日「会社に行きたくない!」心を押し殺してなだめて出社している。
もしあなたがそうだとしたら、どんどん心が消耗してボロボロになっていく可能性もあるので、どこかで一度立ち止まり「自分の今後」を真剣に考える必要があります。
私が現役の頃は、一応年功序列制で終身雇用が当たり前だったので、ある意味ガマンはそれなりに身を結んでいたといえなくもないのですが、現在は全く別の世界になっています。
そして、人生はあまりにも長くなってきているので、明日の保証のない世界でなす術なくもがき苦しみ消耗するだけでは絶対にダメです。
出社が嫌で悩んでいる、仕事が嫌いで苦しんでいるなら、退職して新しい人生を送ることも全然OKなので、どう準備すれば良いのかも含めて考えましょう。
とりあえずズル休み
とは言え「そういう話じゃなく、今現在、今朝の『行きたくない』をなんとかしたい」「とにかく今日休みたい」という心境になってしまてるなら下の記事↓も読んでみてください。
ただね、まぁとりあえずそれで休んだとしても、それだけでは何一つあなたのためになりません。午後になれば、また憂鬱な明日の出社を考え苦しむだけです。
だから、もう心が病んで病んでどうにもならないんなら、あっさりやめましょ、退職しましょ。
その上で次への準備でしょう。そういう思考以外に選択肢はありませんよ。
でも、そこまで切迫していないのであれば、とりあえず平常運転状態で「今後どうしたらいいのか」を考えていくのもありです。
会社に行きたくなくなった理由
会社に行きたくないってのは特別な感情ではなく、誰の心にでも起こることです。私も銀行員時代、管理職になった日から退職するまで、ず〜〜〜っと行きたくない日々でした。
ただ、行きたくない理由は人それぞれなので、この辺は一度落ち着いてちゃんと考えて整理しておく必要があります。それは今役に立つし、将来再び同じような心境になった時にも役に立ちます。
ここでは、行きたくない理由を整理した上でどうしたらいいのかを考えます。
行きたくない理由
- 社内の人間関係が嫌だ。上司が最悪。
- 通勤地獄の時間が長く辛いので行きたくない。
- 仕事量が多くいつも追われていてそれが嫌で行きたくない。
- 仕事自体が面白くなくてやりがいがなくて行きたくない。
- よくミスをして上司や周囲に迷惑をかけて心苦しくて行きたくない。
- 明確な理由はないがとにかく行きたくない。
- 非常に疲れていて行きたくない。
- 雨の日は気が重く行きたくない。
主な理由はだいたいこんなところでしょうか。理由ごとにどうするのが良いのか考えていきます。
理由1:人間関係の問題
人間関係が変えられる場合は継続
理由はどうでも良いです。たとえ自分の大きなミスが原因で一気に周囲や上司との関係がおかしくなったとしても。
そこが解決できれば継続して働けるでしょうし、努力で修復・改善できないと判断したなら、その判断を疑わないで受け入れ別の道を進むのが楽です。
しかし支店・支社勤めなら数年の転勤で総入れ替えとなるのでしばしの我慢で解決できます。部署が変わることでも同様に人間関係が新しくなるでしょう。
この転勤や部署替えとかで人間関係がガラッと変わるって結構大切で、負債に思っているような部分がスパッとなくなるし、転勤以後の数年で自身が嘘みたいに成長することもあります。
人間関係が変えられない場合はやめる
人間関係が修復できず部署や支店の変更も不可能な場合は消耗していくばかりなのであっさりやめて別の世界でやり直しましょう。
「嫌な人間関係に負けない方法」とかって読むだけ無駄。消耗の方がはるかに大きいです。
理由2:通勤時間の問題
もしその時間を読書や勉強に当てられるなら解決につながる可能性がありますが、そういう心境変化が不可能ならやめるしかありません。
ただこの際よく考えたいのは、そもそも不便な場所にできた新興住宅地にそれを承知で家を購入したような場合は通勤時間が問題なのなくではなく住居の場所が問題です。
だから、会社をやめて解決するとは言えないかもしれません。
理由3:仕事量の問題
一口に仕事量の問題といっても上司の能力や人間関係や自分の能力など、追われる原因は結構複雑に絡まってたりします。
単純に努力で解決すると思われるなら頑張りましょうよ。しかし、その他ややこしい事情が絡むなら、基本的にはその部署を離れる努力をすべきです。
不可能ならやめましょう。
理由4:仕事が面白くないやりがいがない
この場合は疲れが原因か本質的に向いていないかで結論が変わります。
- 本質的に向いていないとはっきり断言できるならやめましょう。
- 今後の習熟度の向上で仕事に対する思いが良い方に変化する可能性があると思うならもう少し頑張りましょう。
この見極めは結構大事だったりします。転職し少し経つと「あ〜面白くない」、また転職し少し経つと「あ〜私に向いてない」を繰り返すのは人生の大損失です。
理由5以下:その他の問題
理由5以下の場合は、ほとんど心身の状態が悪いことに起因しています。
やめてもいいのですが、その前に、心身疲労の原因や、それを取り除く手段について考えるべきです。
例えば体についてですが、そこそこ休暇はあるのに疲労回復する努力をしていない、休日になると徹夜でゲームをしている。とにかくスマホを離さない。
それって仕事と関係ない疲労で心身不調の原因ですよね。たんなる生活態度の問題です。仕事を変えても行き着く先は同じだと見えています。
このように誰にでもはっきりわかる場合は心がけ一つで解決します、、、が、心理疲労については一人で状況判断をするのが難しいケースも多いです。
なので、例えば精神科や心療内科を訪ねてじっくり話を聞いてもらうのも有力な手段です。メンターのような人がいれば相談するのも良いです。社内にそういうサービスがあるなら絶対に利用しましょう。
要は原因探しです。仕事を変えて解決するのか、それとももっと根本的な部分の解決が必要なのかを判断してください。
厚労省のストレスチェックも使ってみてください
会社をやめる最初の一歩
辞めずに継続できるならそのまま頑張ってみます。何をするにしてもある程度の辛抱やガマンやそういうことは必要です。
しかし、そういう生やさしい状況ではなく「退職以外に選択の道はないんだ」と判断したときは、その判断を大切にします。
ただその手前の段階で、自分自身が理由で迷うのはいいとして・・・
- 上司には随分お世話になったのに申し訳ない
- 私が抜けると部署が困るからやめられない
というように他者への思いが迷いの原因ならあっさり全部捨てます。自分のことだけを考えて行動すれば良いのです。後になって「その判断がベストだった」とわかります。
「やめたら自分が困る」という迷い
次に、やめる最初の一歩を踏み出す前に「能力のない自分がここを辞めてどうなるんだ?」というような不安や懐疑心を持ってしまった場合ですね。
まぁ、それで思い止まって毎日嫌だけれど我慢して、いつしか組織に馴染み評価され登っていけるというストーリーに賭けられるなら辞めなくても良いです。
しかし、無理を承知で踏みとどまって、その結果心が消耗し病み崩れていく未来が見えるなら、やめる以外に選択の余地がないじゃないですか。
結論から言うと、決して未来は暗くないです。勇気と努力があれば大丈夫です。
「退職する」と決心してもなかなか言い出せない場合があります。また、退職届を提出しても受け取ってくれない場合もあります。
そういう場面を打ち破る一つの方法として「退職代行」という手段があります。
そんな物使いたくはないと思うかもしれませんが、「退職」が実現できないなら選択肢の一つに加えるべきです。退職しないとその先にはすすめないんだから。
ここに、実際に私が電話で確認をしている業者を紹介します。
仕事の種類は驚くほど多い
「自分に適切な仕事がない」と思い込んでいるあなた。
何を調べましたか? どれだけ調べましたか? 思い込みから抜け出して、一緒に見てみましょうよ。
組織の中がいいなら・・・
- 一般事務
- 経理
- 営業
- 企画
- 販売
- 各種技術
- 役所職員
- 自衛官・警察官
- キャビンアテンダント
- 教師
などなど
独立したいなら・・・
- 食品・食事系(パン屋・ラーメン屋・居酒屋など)
- 各種コンサルタント
- タクシー・バスの運転手
- 整体師・マッサージ師
- 税理士・弁護士
- 理髪店・美容室
- 独立系ウェブエンジニア
- 音響照明関係のエンジニア
ほんの少しだけの紹介ですよ、これって。仕事の種類なんて無限にありますよ。
その全てにあなたが向かないなんてことはあり得ません。やりたいことが一つもないなんてありえません。
軍資金の話
もし退職するなら、精神的に病むくらいまで我慢して放置しないで計画性を持たせることが大事です。そのほうが方向性がはっきりして期限もはっきりするので、嫌な会社であっても、まだまっすぐに仕事ができます。
で、計画の中で重要なのが貯蓄です。何をどう考えても、お金がなけりゃガソリンのない車状態なので、とにかく新しい道に踏み出す前に貯蓄に励みます。
しかし投資はダメですよ。余計なところに気を使わない。それに投資で成功する人は10人に一人もいません。落ち込むだけです。
単純に積み立てればいいのです。できるだけ短期で100万円、できれば300万円以上自由になるお金を持てるように頑張ります。
もう一つ大切な心得は、失業保険は利用できたとしても、退職後の無収入な状況ではとにかく出費を抑えることが何より重要です。
次に述べるスキルアップに関しても必要最低限の出費に留めます。スキルはお金で買うものではなく努力で身に付けるものです。
同様に、なんとかセミナーの類もお金かかるし悪質なものも多いし避けましょう。もし引っ掛かったが最後、有り金全部持っていかれるかもしれませんよ。←むっちゃ大事!
新しい仕事を見つける・スキルを身につける
- 組織がいいのか独立系がいいのか
- 人の顔を見たくないのかどうか
- 習得するとすれば何がいいのか
などと条件を絞って新たに進むべき方向を定めます。
スキルを身につける方法
もし新たにスキルを身につけようと考えた場合どういう進み方をするかというと
- 自宅でひたすら独学をする(書籍やネットなど環境は揃っている)
- 3ヶ月程度の期間を区切り基本的な知識・スキルを身につける
- スキルを磨くために労働条件を問わずとにかく仕事をする
以上が最短かつ経済的なルートです。下手に「〜スクール」みたいなのを頼ると散財するだけです。
とにかく短期間に集中してある程度を習得して、あとはひたすら実戦で鍛えるのが近道です。
独立するにしても、とりあえずスキルアップ期間だと割り切って組織で仕事させてもらいましょう。能力を磨きましょう。
特に独立自立したい方にとって、安くてもいいからパソコンの購入利用はほぼ絶対に必要です。スマホには限界があることを知るべきです。
スマホの大きな欠点は一覧性のなさ・操作のしずらさです。さらに、なんでもかんでも斜め読みしてしまう癖がついてしまうところもよくないです。
システムエンジニアなんかを目指す場合もパソコンは必須です。
資格
もし、やりたいことを実現するために資格が必要な場合もありますね。自習と試験でOKの場合があれば通学が必要な場合もありますがここでは詳しくは触れません。
最後に
この記事を読んでくださった方の大半は、何かしらの理由や悩みで退職を希望されている方が多いと思います。
あのね、退職なんて何の問題もありません。敗者とか負け犬とか言われたって痛くも痒くもありません。
むしろ退職する勇気のあったことを自分で褒めるべきです。
で、新しく進む道を決めるにあたってですが・・・
これからの新しい進路を考えるとき、どうしても今の流行りに目がいくかもしれません。ブロガーとかユーチューバーとか。
それでも全然OKですが、少なくとも楽ではありません。成功者はみんなアホのように努力している方たちばかりであることを忘れないでください。
そうなのです。どの道を歩き何をするのもあなたの考え一つでありますが、それがどの方向であっても努力は間違いなく必要であることだけは忘れないでください。
納得の方向で努力して有意義な人生にしましょう。
最後に私自身の転職談をします。
ちょうど30才で融資課長になりました。テレビドラマ半沢直樹の第一話に出てくる彼のポジションです。
そこから12年間融資畑一筋だったのですが、とにかく実労働時間が長くてね、土日もよく出勤になるし、でも代替休日なんて夢のまた夢だし。
まぁ年収はそこそこありました。でも「こんなに消耗するだけの人生は嫌だ」と日に日に考えるようになり、長年に亘って作戦を練り実行し、そして転職しました。12年越しの夢の実現です。
確かに、家族はいるし、ここには書けない不安も幾つもありましたが、でも嫌なものはしょうがない。あとは自分を信じて努力するのみでした。
ということで、退職転職を考えているならこの記事の本文のように道筋を立てて実行しましょう。「好きな道を歩くために努力は惜しまない」気持ちがあるなら大丈夫です!
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