【iPhone寿命】 iOSアップデート限界、耐久性限界、そして買い替え時期



スマホ(この記事ではiPhone)は今や私たちの生活に欠かせない存在です。

そんな生活必需品であるiPhoneですが・・・

毎日使っているあなたのiPhoneは、結構な頻度で行われるiOSのアップデートの対象から早晩外れる日が来るし、物理的な損傷にあうこともあるでしょう。つまりいつかは寿命が来るということですね。

一方、毎年のようにアップグレードされた新しくて魅力的なiPhoneが発表されます。

そうすると、どうしても気になるのが、いつ、どのようなタイミングでiPhoneを買い替えるべきか?という点です。

このブログでは、iPhoneの寿命や、客観的・主観的な要素を踏まえた適切な買い替え時期について解説します。

あなたの大切なiPhoneとの時間を最大限に活用し、次のモデルへスムーズに移行するためのヒントが満載です。さあ、iPhoneライフをより快適にする知恵を一緒に探っていきましょう!

iOSアップデートの終了

最新のiOS16にアップデートできるのは、8(含むplus)、SEの第2・第3世代、そしてX以降です。

この事実は何を意味しているのかと言うと、iOSのアップデートには期限があるということです。iPhoneの全てがiOS上で動作していることを考えれば、これもまた一種の寿命といえるでしょう。

じゃあ早速新しいiPhoneに買い替えなきゃいけないのか?という疑問が湧き上がります。

では説明していきましょう。

iOSのアップデートに期限がある理由

期限があるである主な理由は以下のとおりです。

  • ハードウエアの制約:古いiPhoneは最新アップデートに必要十分なハードウェアリソースをもっていないから。
  • 資源が限られている:限りある資源を新しいハードやソフト開発に充てるために古いiPhoneのサポートは段階的に終了する。
  • セキュリティーとプライバシー保護:ハード的にセキュリティー機能やプライバシー保護機能に対応できなくなるため、古いiPhoneに新しいOSを供給し続けるとユーザーのデータを危険に晒す可能性が出てくる。

とはいえ、iOSアップデート終了ですべてが終わるのではなく、セキュリティーパッチやバグの修正が一定の期間提供されることもあります。ただケースバイケースであり期間の保証はされていません。

iOSアップデート提供の期間

Appleは明確には示していませんが一般的には約5年間に亘りアップデートが提供されているようです。

ここでいう「5年」とは購入してからではなくリリースされた年からなので注意が必要です。

また、約5年の「約」とは機種によってばらつきがあるということです。以下に実例を示しますが、メジャーアップデートだけを対象とします。

5年より短かった機種

  • iPhone 5 : 2012年にリリースされ最終のメジャーアップデート(iOS10)が2016年であったことから約4年間だったことがわかる
  • iPhone 5C : 2013年にリリースされ、最終のメジャーアップデート(iOS10)が2016年であったことから約3年間だったことがわかる

5年より長かった機種

  • iPhone 6s(Plusも) : 2015年にリリースされ、最終のメジャーアップデート(iOS15)が2021年であったことから約6年間だったことがわかる

最新でないiOSのiPhoneを使い続けてもよいか?

物理的に問題がなければ、以下の点について理解した上で使い続けてもいいと私は考えます。

  • セキュリティリスクが存在する:セキュリティの脆弱性が放置されたままになる可能性があり、そうなると、第三者によるデータアクセス危機やマルウエア感染の危機が高まる。
  • 古いiOSは機能も古い:iOSのアップデートが終了した機種では最新のiOSの新機能が使えない。また、サードパーティーのアプリも新iOSに合わせて開発をすすめるので、使い慣れたアプリの動作が怪しくなったり動作しなくなったりの可能性もある。

最悪、更新は自動で出来たけれど、更新されたアプリが古い機種ではうまく動作しないという可能性もあります。

だから、古い機種を使い続ける場合は、アプリの自動更新は切っておいたほうが無難です。

保証が切れたiPhoneに関する質問をAppleにできるか

テクニカルサポートは継続して無料で受けられます。「この機種は古いので対象外です」というような事を言われることはありません。

  • 電話サポート:0120-993-993
  • チャットサポート:ここから入っていきます

Appleサポートは優秀

余談ですが、私はブログを作成している関係上、多くの会社に質問をしますが、Appleサポートほどしっかりしている会社を他に知りません。

例えば、受け付けてくれた人が適切な解答や説明を出来ない場合であっても、別の、より専門知識をもっている人がきちんと対応してくれます。

勿論、納得のいく説明をとことん求めるには、こちら側もそれなりの対応や相手へのリスペクトが必要ですが、それにしてもAppleサポートは素晴らしいと常々感じています。

更に、ほとんどの他社がナビダイヤル(有料)を採用してる中、Appleサポートはフリーダイヤル(無料)です。

iOSアップデート終了は買い替え理由になるか?

買い替え理由になるかならないかは個々人の事情によります。

個々人の事情とは、それによって困るか困らないか、ということですね。また、困らなくても、新iOSの機能を使いたいか興味がないか、という点もあるでしょう。

それに、お金の事情も大きく絡んできますね。

 

 

ハードウェアの寿命

Appleの見解

物理的に壊れたら、それで動作しなくなったらどうしようもなく、そこで寿命が尽きたということになります。

しかし、落としたりぶつけたりせず、ごく普通に使っている前提で、AppleはiPhoneの耐用年数を何年ぐらいと想定しているのでしょうか?

以下にリンクを貼っておきますので、よければAppleのサイトで見解を読んでみてください。幾つもチャプターがありますが、2-2から2-4あたりに述べられてます。

これによりますと、最低3年を想定しており、実際の耐用年数はそれ以上と述べられております。

もし物理的損傷を与えるようなことをせずに使っているなら、ボタンの摩滅や部品の故障がない限りは10年でも使えるはずです。

例えば、iPhone 5 が発売されたのは2012年10月なので、もう10年以上前になります。しかし物理的には何の問題もなく元気であればこれからも使えるのか?という話ですね。

修理を保証してくれる期間

どんなにハード的に元気であっても10年20年と使い続けることは難しいと思います。

仮にそこまで使用を引っ張れば、バッテリー以外の何かを交換する日が来る可能性が高いですが、そうすると、いつまで修理してもらえるのかが、ハードとしての寿命の大きな目安となりますよね。

Appleのウェブページによると、販売店への供給最終日から最低5年、最長7年と記されてます。

あくまでもこれは公式の話で、もし、街の修理屋さんに部品があれば、7年目以降でも修理してくれる可能性はあることになりますが・・・

しかし現実問題として考えてみると、毎年新型のiPhoenが発売されて、そういう商品の修理に対応しようとすれば、そんなにビンテージな製品の部品は置いてないと判断するのが妥当でしょう。

通信インフラとして使えなくなれば寿命

それに、スペックが今の廉価版スマホよりも遥かに劣ってくるために、それが理由で常時イライラすることにもなりかねません。

更に致命的なのは通信インフラとしての役目が果たせなくなる場合もあることです。

iPhone 5の音声通話は3G回線なのですが、どのキャリアもほどなく3G回線サービスが終了する予定です。

  • Docomo:2026年3月31日まで
  • au :既に終了
  • Softbank :2024年1月31日まで

iPhone 5 はVoLTEに対応していない

iPhone 5 は4Gに対応しているのですが、4G音声通話には対応していないのです。

異常の頻発は寿命かも

見た目はキレイで何の問題もなく見えるiPhoneですが、やけに処理速度の遅さが気になったり、システムクラッシュやフリーズが頻発するようになると、これは寿命が近いというサインである可能性が高いです。

仮にハード的な原因ではない場合でも、あまりにビンテージだと、再インストールしたいiOSがもう存在しないということになっているでしょう。

故障がなくても10年が寿命という考え方

以上より、基本的には物理的に壊れたときが寿命ですが、壊れない状態が続いた場合、かつ通信もちゃんとできると仮定すれば、そして他の要因は一切気にしないということであれば、寿命というか利用可能期間が10年というのは一つの目安になると思います。

因みに、2016年3月に発売されたiPhone SE(第1世代)を私はまだ使い続けています。

ハード的には全く問題がなく、且つ用途が写真のみという限定的なものなので、壊れるまで使い続けるつもりです。(記事に挿入する写真をメインのiPhone Pro12 Maxで撮ると縦が長すぎて使いづらいから)

また、セキュリティーが気になるアプリは何も入れていません。というか本当になにも入っていないです。

 

バッテリーの寿命

バッテリーは完全に消耗品です。

iPhoneで使われているリチウムイオンバッテリーは軽くて大容量で充電効率もいいスグレモノですが、反面、時間とともに劣化していきます。

だんだん充電容量が低下して最後には使用ができなくなります。

なので、iPhoneをある程度の年数継続使用するためにはバッテリーの交換が必須になります。

交換すればiPhoneは使い続けられるので、バッテリー寿命=iPhoneの寿命 とは直ちには言えません。しかし、その他の要因も含めて、買い替えのきっかけの一つにはなるかもしれません。

バッテリー交換の目安は?

一般的には、バッテリーの最大容量が80%を切ったら交換したほうがいいと言われています。

Appleのサイト「バッテリーのサービスとリサイクル」には「フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されています」と説明されています。

しかし現実問題、そんなところまで引っ張ると、モバイルバッテリーを一緒に持ち歩かないとiPhoneを使うことは困難になると思います。

私は、少しでも電池持ちの良いものがよいと考えるからiPhone Pro Maxを使ってます(勿論理由は他にもあるが)。

今現在、私のは最大容量は95%です。まだまだ問題なく使えはしますが、それでも購入当初と比較すれば感覚的にもわかるくらい充電サイクルは短くなっています。

それに、今ですら旅行最中にマップとカメラを立ち上げっぱなしにして使っていたら、前夜フル充電していても、日中にモバイルバッテリーが必要になります。

80%まで我慢なんてありえない話です。

勿論個々人の判断ではありますが、私は最大容量が90%を切ったら交換します(そこまで使っていると仮定すれば)。

さて、では次に、バッテリーの状態を知る方法を述べます。

バッテリー状態

iPhoneホーム画面の「設定」アプリから以下のように入っていきます。

  • 設定 > バッテリー > バッテリーの状態と充電

そうすると、最大容量とピークパフォーマンス性能という項目がありますね。

最大容量

ここで何度も出てきている単語「最大容量」ですが、この意味するところは、未使用新品でフル充電した時に100%だとして、今、最大何%まで充電できるかを示すものです。

ここが80%を割ると、異常動作をしたり突然シャットダウンをしたりする可能性が出てきます。

上記の通り、私はこの数値が90%を切ればバッテリーを交換します。

ピークパフォーマンス性能

バッテリーが正常で最大限の供給ができているときのiPhoneの性能がピークパフォーマンス性能です。

バッテリーの劣化とともにピークパフォーマンスが落ちてくると「パフォーマンス管理機能」の適用になり、上に載せたスクショの「バッテリー充電の最適化」の下の文章が警告文のようなものに変わります。

私は経験がないですが、ここまでバッテリー性能が落ちたら、もう何が何でもバッテリー交換です。

ということで、バッテリーの実用上の寿命というか交換の目安はわかっていただけたと思います。

いずれにしても劣化するのがバッテリーですが、出来たら長持ちさせたいですよね。では、それを次に説明します。

バッテリーを長持ちさせる使い方

  • 画面輝度の調製:画面の明るさはバッテリー消費にまともに影響する。なので使用可能な明るさ以上に明るくしないことがバッテリー長持ちのコツ。
  • Wi-Fi通信のみがいい:モバイル通信よりもWi-Fiを利用するほうがバッテリー消費は少なくなる。また、不要であればBluetoothをオフにしておくことも長持ちの秘訣。
  • アプリのバックグランド更新:バックグランド更新はバッテリーを多く消費するので、必要なアプリのみバックグランドで更新するようにしておくのが良い。
  • 不要な通知はオフ:通知もバッテリー消費に影響するので、何でもかんでも通知オンにするのではなく、本当に必要なものだけに限定するのが良い。
  • GPSは必要なときだけ:GPS使用もバッテリーを大きく消費するので、マップを立ち上げた時など本当に必要なときのみにする。
  • 低電力モード:オンにすると消費電力が抑えられる。が、それは機能が制限されるからで、問題なければ睡眠時なんかはオンにしておくのが良い。

低電力モードがオンの時制限される機能

  • CPU速度が落ちる
  • Siriが反応しなくなる
  • メールの自動取得回数が減る
  • アプリのバックグランド更新が止まる
  • iCloudフォトライブラリが停止する

など

バッテリーの最大容量が落ちる以外に、今使っているiPhoneに特に問題がない場合そして不満がない場合は、バッテリーを交換してそのまま使い続ける方は多いでしょう。

この際に気になるのが、交換してくれるところと交換料金ですね。それらを順番に解説します。

バッテリー交換が出来るところ

正規修理店

  • Apple Store
  • Apple正規サービスプロバイダー
  • キャリア

この何れかで交換すると、正規のバッテリーを使用し品質と安全性が保証されるため、一番安全で信頼性が高い選択肢です。

なのでこれらの会社で交換することを強くお勧めします。

Apple Store

Apple Storeでバッテリー交換を依頼する場合、直接持ち込みする場合と配送修理をお願いする場合の二通りがあります。

近くにApple Storeがない場合は配送修理サービスが便利です、この場合配送料は無料です。いずれも事前手続きが必要です。以下のリンクから入って申込みをしてください。

交換料金

見積り金額も上記同じサイトの下の方から知ることが出来ます。

  • iPhone 14 ~:14,900円
  • iPhone X ~ 13:12,800円
  • iPhone 6 ~ 8、SE:10,500円

持ち込みは基本即日交換ですが、バッテリー在庫の確認も含め、一応当日にApple Storeに電話確認したほうがいいとチャットでアドバイスを受けました。

配送にかかる日数は、通常5〜7日くらいですが、年末年始などの物流が混む時期はそれなりでしょう。

Apple正規サービスプロバイダー

以下の三社が正規プロバイダーです。交換料金はApple Storeと同じです。

  • ビックカメラ
  • カメラのキタムラ
  • クイックガレージ

ビックカメラ

カメラのキタムラ

クイックガレージ

キャリア

キャリアも正規のバッテリー交換が可能で、持ち込み店で即日交換してくれる場合と、預かり受付(取次)としてAppleの修理センターに送付そして受け取りをして貰える場合があります。

docomo

au

ソフトバンク

最後にAppleとは特に関係なく独立して営業している非正規修理店(街の修理屋)についてお話します。

非正規修理店

何処の街にもある修理屋さんで、大体は持ち込んで即交換してくれるし殆どの場合安いです。

なので重宝するといえば重宝するのですが、ただ、気をつけなければいけないのは、非正規業者がiPhoneを開けるとメーカー保証の対象から外れる可能性があります。

それを理解した上で非正規修理点を利用する場合は、総務省が定めている業者に依頼することをお勧めします。

バッテリー交換時期は寿命とは言えないが

バッテリーを交換してiPhoneを利用し続けるわけですから寿命ではないですが、買い替え時期としては考えられるでしょう。

ある程度予算が立つなら新しい機種に触れてみたい気持ちもあるでしょうね。悩みどころです。

交換して使い続けるなら、もう一度同じだけの期間を使うでしょうし、そうすると買い替え時の下取り価格も気になるところです。

 

主観的な見地での買い替え時期

ここまで客観的な寿命について説明してきました。寿命は客観的な買い替えの動機となるものです。

しかし、客観的な寿命とは関係なく、「買い替えたい!」と思ったりするところが、また人間の面白い部分でもあります。

じゃあ、どんな場合に人の心は揺れ動くのでしょうか?

  1. デザインへのこだわり:新しいカラーや形状、素材などがあなたの好みに合う場合、それは買い替えの動機となりえる。
  2. 最新技術への興味:新機能や性能向上に惹かれて買い替えを検討することがある。最新の技術が気になってしょうがない。iPhoneではないが私はMacをこの理由で過去何回も無理して買い替えた。
  3. ステータスシンボル:最新のiPhoneの所有がステータスシンボルだと感じる人。こういう人も新しいモデルが発売されるたびに買い替えるだろう。一種の自己満足か。
  4. 操作感や使い心地:現在のiPhoneの操作感や使い心地に不満を感じている場合、新しいモデルに期待して買い替えを検討することがある。
  5. 個人的な経済状況:あなたの経済状況が好転した時や予算に余裕ができた時に、元々新しい物好きなら、容易に新しいiPhoneへの買い替えに前向きになるだろう。
  6. 使い慣れた環境へのこだわり:しかし現在のiPhoneに使い慣れていて機能や操作感に満足している場合、新しいモデルに買い替える意義を感じないこともある。特に最近は価格が高騰しているし。
  7. ブランドへの忠誠心:Appleに対する忠誠心が強い所有者は、新しいiPhoneがリリースされるたびに買い替えを検討することがある。盲目的ではないが私がまさにこれ。
  8. ファッションやトレンドへの関心:ファッションやトレンドに敏感なあなたは、新しいiPhoneが流行に合ったデザインや機能を備えていたならそれが買い替えの動機となる。

これらの主観的な要素は、所有者ごとに異なるため一概には言えませんが、買い替えの動機となることが結構あります。

買い替え時期の決定に大きな影響を与える主観的な要素がこんなにもあるんですね。そう考えると価値観やニーズって相当幅が広いと改めて認識させられます。

客観的な要素と主観的な要素を総合的に考慮し、自分にとってベストなタイミングでiPhoneを買い替えることが重要ではないでしょうか。

 

最後に

これまでに、「iPhoneの寿命と買い替えについて」の様々な要素を詳しく解説してきました。

最適な買い替え時期は、客観的な要素と主観的な要素が複雑に絡み合うため、一概に決められるものではありません。

しかし、このブログを参考に、自分のニーズや価値観に照らし合わせた適切な判断を行うことで、iPhoneとの関係をより充実させることができるでしょう。

最後に、心に留めておいていただきたいのは、買い替え時期を見極めることが、快適なスマホライフを送るための第一歩であるということです。

どんな選択をするにせよ、あなたの次のiPhoneが素晴らしい体験をもたらすことを願っています。



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