台湾旅行を3倍楽しくする上手なスマホ環境設定の考え方

スマホ



台湾旅行はいいネット環境で楽しくなる

まず最初に。社用の場合は根本的に話が変わってくるので、今回は一般個人の普通の台湾旅行を前提にしてのお話です。

今や国内にせよ国外にせよ快適な旅行はインターネットの使い方にかかっていると言ってもいいくらいです。

Google mapや翻訳などのアプリを上手に駆使し、lineとかSkypeで自由に連絡を取り合えれば、それだけ快適な旅ができるわけです。もうあなたも日本では普通にやっていますよね。

台湾でも一人旅大流行ですが、それを後押しした理由の一つがネット環境の発達にあることは間違いありません。

さて、台湾のネット環境は2015年から4Gがスタートしてスピードがアップし、都会部ではかなり快適になってきたと言えます。

その時その時の状況にもよりますが、全体的な安定性もそう日本と変わらないと感じています。

そんなわけで、あなたが実際に訪台するにあたって、ネット環境をどうしたらいいか、どんな選択肢があるのか、どれくらいの経費がかかるのかというようなことを今回はお伝えしたいと思います。

もうネットをガンガン使って台湾を楽しんでいる方は、この記事はパスしてください。

 

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契約キャリアのスマホとサービスを使う

通話

例えば、いつものドコモのスマホで台湾から日本に国際電話をするというようなケースですね。スマホの音声通話ローミングをONにしておくと使えます。

通話料金はNTTの場合

  • 台湾から日本へ発信 175円/分となります。
  • この使い方では日本からの着信でも料金が発生します(145円/分)。

 

データ通信は海外パケット定額制の利用

日本で使うのと同じように契約キャリアのサービスを海外でも使う場合は、海外パケットの定額サービスを使うのが良いと思います。そうしないと万円単位から数十万円単位の請求を受ける可能性が出てきます。

  • docomo    海外パケ・ホーダイ
  • au         海外ダブル定額
  • SoftBank  海外パケットし放題

注意点

  • 海外パケット定額サービスの料金体系は3社とも同じです。
  • 1日単位の契約のみでそれ以上の長期契約はありません。
  • 1日とは24時間のことではなく、0時から23時59分59秒までという定義です。だから夜中に0時を跨って使うと、例え10分だけの使用であっても2日分とみなされます。
  • 24.4MBまでは1,980円/日、それを超えると無制限で2,980円/日です。24.4MBなんてあっという間になくなってしまうので実質は2,980円/日と考えておくべきです。
  • 国際ローミング対応エリアである必要があり事前の確認が必要。台湾は対象エリアです。

 

契約キャリアのサービスを使いますか?

「契約キャリアのスマホとサービスを使う」で説明はしましたが、こんなん本当に使いますか? 国際電話にしても海外パケット定額制にしても高すぎます

お金を使いたいシーンは幾らでもありますので、あえて国内キャリアのサービスを使う理由はないと思うのですがどうでしょうか?

 

契約キャリアのスマホを無料WI-FIのみで使う

台湾旅行中、日本で普段使っているスマホでインターネットをするのですが、利用料ゼロでいく方法ですね。

携帯キャリアのサービスを使わない
1.設定からデータローミングのチェックを外す、もしくはオフにする⇦特に大事
2.設定からwi-fiをオンにする

ホテルでは当然無料で使えますが、有線接続環境があれば有線LANの方が安定しています。無線LANが遅くて不安定なホテルも結構あります。

外出先での無料wi-fi利用は以下の3つの方法をお勧めします。知らない電波を適当に捕まえて使うのは危険です。

Taipei Free

台湾には台北市政府が提供しているTaipei Free という無線LANサービスがありますので、下のサイトで都合の良い場所を見つけてそこで申請すれば使えるようになります。台北市内の公共施設がスポットです。

Taipei Free
https://wifi.taipei/en/

iTaiwan(愛台湾)

Taipei FreeのIDを持っていると台湾政府が提供しているiTaiwan(愛台湾)も利用できるので、台北市以外の場所でも便利です。

スタバ

その他、台湾にはスタバが多くありますが、スタバの無料wi-fiは割とどこでも安定していると思います。

無料wi-fi利用の注意点

  • wi-fiスポットでなければ通信できない
  • 接続が不安定の場合が結構ある
  • 接続速度が出ない場合が結構ある⇦限られた時間で調べ物するときにイライラする。
  • 事前にスマホのアクセスポイント変更方法を理解しておく必要がある。
  • セキュリティー上の不安はやはりある。
  • 台湾キャリアが提供している有料wi-fiサービスもあるのですが(例えばTSTAR)、実際利用した感じも注意点記載の通りで「これにわざわざお金払うかなあ」という気がします。

 

 

契約キャリアのスマホをレンタル・ルータで利用

スマホ本体は国内でいつも使っているのを使用するけれど、通信はセキュリティーの問題もあるのでレンタル・ルータ経由で行いましょうという場合です。複数人で行く場合は大体5機分接続できるので経済的と言えます。

だいたいどこで契約しても空港で受け渡しができるので、それが便利で重宝しているという人もいます。

4G LTEを利用するのであれば以下が利用できます。(但し、競合会社は増加しサービスも変化するでしょうから、こまめなチェックは必要です)

注意点

  • 実際の契約においては、利用中にルータを落としたりして壊す可能性を考えておかねばなりません。→補償契約オプションが用意されている(利用しなくても良い)
  • 借りたルータのあたりが悪いとフル充電してもバッテリーが1時間しか持たないとう話も聞きます。→予備バッテリーその他を借りるオプションがある。
  • 結局どこで契約しても1,000円/日以内に収めるのは難しいかなと思います。

 

 

契約キャリアのスマホを海外で使う危険

契約キャリアのサービスを一切使わないで現地のwi-fiのみを利用する、という場合は

  • スマホのモバイルデータ通信をオフにする
  • 或いはモバイルネットワーク下のデータ通信・データローミング・4Gを利用する、を全てオフにする
  • 音声通話ローミングをオフにする

などの設定で目的通りになるはずですが、それでも帰国後何十万円の請求が来たという事件があります。あなたもどこかでお聞きになっていませんか?

これは、勘違いやうっかりといった気がつかない設定ミスが原因です。本人は十分に気をつけているつもりなのにです。

現実にそういうことが起きている以上、あなたも私もミスる可能性はあります。国内で使っているスマホを海外に持って行くのは危険ではないでしょうか。

 

 

日本から持参のタブレットを使う

飛行機に乗ったらスマホの電源を切り帰国するまで電源を入れません。代わりに日本から持参したiPad miniのようなタブレットでネット通信を行います。

方法

  • レンタルルータを借りる 同行の人も一緒に繋ぐのが安いと上述しました。
  • ポケットルータを買う。
  • プリペイドsimを買って、これを差し込んで使う(タブレット側が対応していれば)
  • 上述の無料wi-fiを利用する。

 

 

レンタル・スマホの利用

お勧めする理由がありません。

 

日本人に優しい台北のホテル:東京国際飯店

simフリーのスマホを利用する

私がやっている方法です。一番大きな理由は、国内で使用しているスマホをなくすリスクを犯すのが嫌だからです。

100GB以上の様々なデータを入れているので、もし取られたりしたら滅茶苦茶に困ります。国内で使用しているスマホは家に置いて出ます。

ところで、一口にsimフリーのスマホと言ってもメーカーや機種は好みで分かれるのでなんとも言えません。最近は国内でもお手軽に買うことができます

ですから推薦とかではないですが、私は台湾製のZenFone 2を現地で買って使っています。

日本では売られていないZE500タイプなら

  • Atom1.8GHz4コア
  • メモリ2GB
  • 5.5インチ
  • ストレージ16GB

という申し分のないスペックで日本円に換算すれば僅か2万円台で買えます。

ASUSはパソコンの世界では台湾のメーカーとして以前から普通に有名で、安心して使えます。

これに4G LTE対応のプリペイドsimを挿せば文句のつけようのない環境が出来上がります。旅行者としてはこれ以上の環境はないと思っています。

もちろんsimフリー・スマホであればどんなメーカーでも日本国内で買って持って行ってもいいわけです。ただしその場合は台湾でプリペイドsimを購入後、APNの設定を自分でする必要があるはずです。Zenfone 2は自動設定でsimを刺すだけですぐに通信ができました

さて、海外購入のsimフリー・スマホは当然日本国内でも使えます。ただし2つ問題点があって

  • 対応バンドの問題です。私が所有している機種はドコモのプラチナバンドには対応していないみたいです。でも国内ではOCNモバイルONEのsimを入れて使ってますが極めて快適な4Gです。
  • スマホ内に「技適」の表示がなければ法律上は国内で使えません。

 

 

プリペイドsimを買う

空港で買うのが重要ポイントです。

街中のショプではデータ容量別のプランしか販売していませんが(だから街中ショップでは買わない)、空港ではデータ使用量無制限のカードが購入できます。ですから滞在日数に合わせて3日用とか7日用とかを買えばいいわけです。

空港に行けばわかりますが中華電信台湾大哥大亞太電信と3社のお店があります。どの空港も必ず3社がそろっているかどうかはわかりませんが、販売店舗の多さでは中華電信が一番です。

プリペイドカードは3Gタイプ4G LTEタイプ(4Gタイプは電波状況で3Gも使える)があって4Gの方がやや高いです。3Gのみの時代から使っていますが、利用可能であれば少し高くても断然4G LTEタイプをお勧めします。快適さが全く違います。

購入するsimのサイズには気を付けましょう、私の使っているZenFone 2ならMicroSIMです。もし小さなNanoSIMを買ってしまった場合は変換アダプターで大きくして利用することは可能です。

一度失敗した私は実際にそうしました

simとサイズ変更アダプタ

simとサイズ変更アダプタ

アダプタにsimをセット

アダプタにsimをセット

 

 

 

購入手続きと言葉

よく言われるのですが、中国語をしゃべれないから或いは理解できないから無理、みたいなことですね。それは違います。

知り合いの中に、年3回くらい台湾へ旅行している人がいますが、彼は日本語以外はしゃべれません。でも、なんでも一人で不便なくやっていますよ。

喋れなければ不便です、確かに。でも意思を伝えようという気持ちがあれば上の彼のようになんとでもなります。そういうのって逆に楽しいと思いませんか?

  • メモとボールペンはあったほうが絶対にいいです。
  • 例えば日本を出発する前に、必要になるような話を通訳アプリに翻訳させて、それを紙に書いておくと便利です。
  • 焦らず慌てず笑顔で意思を紙に書いて伝える。そんだけです。もし日本に来た外人さんが何か伝えようとしたら一生懸命理解してあげようとするでしょ。台湾でも基本同じです。

ラッキーな日には日本語をしゃべることができる店員が出てくることもありますよ。

実際に私が購入した時の写真

sim購入時のメモとsimの台紙

sim購入時のメモとsimの台紙

写真のメモを店員に渡してメモ下の10日間用を購入しました。スマホの蓋を開けて渡したらsimを刺してくれました。”data only”と希望していますが、最低100台湾ドルの通話はついてきます。

ね、簡単でしょ。もちろん何か喋ってきたりしますが、英語なら大体OKで、わからなかったら適当に身振り手振りです。

 

 

スマホ・アプリ

スマホ環境についてあれこれ述べてきましたが、素晴らしい環境でスマホを使うっていってもアプリがなければどうにもなりません。

「快適なスマホ環境で優良なアプリを使う」。これで初めて旅の助け・旅のお供になり得るわけです。

じゃあ「優良なアプリの解説が必要でしょ」。ですよね。そこで作成しました! 是非本記事と合わせてご一読ください。

 

 

まとめ

上に説明した中で、あなたに合うネット利用法が見つかりましたでしょうか。

繰り返しになりますが、個人的には日本で使っているスマホを持って行くのはお勧めできません。もしなくしたり取られたりしたら相当に大変ですよ。中に入っている情報のいかんによってはえらいことになりますよ。

また、ちょっとした設定ミスで何十万円も請求されたら立ち直れませんよ。

一番のお勧めは、simフリーの安くて安心できるスマホを一台買って、そこにプリペイドsimを刺す方法です。これだと他国に行っても原則simさえ変えれば使えますしね。

上手にネット活用ができれば、マップもlineもスカイプもカメラも何だって安心して使えるのですから快適ですよね。3Gの頃はちょっとイラつくこともあったのですが、4G LTEの登場でそんなことも無くなりました。

もしスマホを朝からフル活用ならモバイル・バッテリーは持っていたほうがいいです。いつも朝9時に行動を開始して、昼の2時くらいからモバイル・バッテリーのお世話になっています。電池切れで写真を撮れなかったら悲しいですよね。

あなたも自分にあったネット環境で楽しい台湾の旅をお楽しみください。

個人情報の漏洩に注意
外国では特に公共wi-fiを利用している時は、銀行や証券会社の自分の口座を見たり、ネットで買い物をしたり、個人情報に触れるようなことはできるだけしない方がいいと思います。

 



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