目 次
JRのネット予約サイトと予約できる列車
今やきっぷを窓口で購入するという選択肢はなく、よほどのことがない限りJRの予約サイトやアプリで購入するのがいいです。
何故? はい、時間の節約と金銭の節約です。時間の節約のみ可能な場合もあれば、両方の節約が可能な場合もあります。
さらなるメリットとして、窓口では予約しにくいきっぷを予約できる可能性が高くなります(後で解説)。
で、ネット予約のためのサイトですが、以下の通り全部で4つ用意されており、予約できる路線との関係は以下の通りです。
また、それぞれにアプリも用意されています。EX予約とスマートEXは兄弟関係で予約アプリも両方で一つです。
- えきねっと(JR東日本・JR北海道エリア):全国の在来線特急・新幹線
- e5489(JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州):JR4社の在来線特急・一部の快速・北陸新幹線・山陽新幹線・九州新幹線
- EX予約・スマートEX(JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州):東京以西の新幹線専用(除北陸新幹線)
なので、JRのきっぷをネット予約するなら、必ず上記4つのサイトのどれか、若しくは、スマホアプリを使います。
尚、JR九州にも予約サイトはあるのですが、今のところ、これを使うメリットがないので、九州のきっぷも含めe5489若しくはEX予約・スマートEXを利用するのがいいと判断します。
予約のためのサイトとアプリ
利用されるサイトはブックマークして、利用するアプリはスマホに入れておいてください。
予約サイト
予約アプリ
えきねっと
JR東日本アプリ 電車:列車運行情報・電車の時刻表
East Japan Railway Company無料posted withアプリーチ
e5489
WESTER 乗換案内・運行情報・スタンプラリー
West Japan Railway Company無料posted withアプリーチ
EX予約とスマートEX
EXアプリ
Central Japan Railway Company無料posted withアプリーチ
在来線特急はどのサイト(アプリ)で予約をすればいいのか?
ずばり結論ですが、在来線特急については、出発駅が属しているJRのサイト(又はそのアプリ)で予約をします。
予約できるのは、えきねっととe5489です(リンク先を確認してください)。
なので荒っぽく言えば、東京以東(北)に出発駅がある場合はえきねっと。東京以西に出発駅がある場合はe5489で予約をします。
理由は、きっぷ受け取り場所に制約があるからです。制約については以下に2つの例を上げて説明します。
エリア外の駅発を予約してはいけない
(例1)えきねっとで新神戸駅乗車の切符を買ってはいけない
えきねっとは全国の新幹線と在来線特急の予約が出来ますが、ここに大きな落とし穴があります。
例1ですが、関東に住んでおり、いつもえきねっとを利用していると仮定します。
この人が今、神戸にいて、いつもの感覚で、東京行きのきっぷをえきねっとで予約したとします。
どうなると思いますか?
新神戸駅では、えきねっと予約のきっぷを発券する機械がないし、JR東日本のみどりの窓口もありません。
この状態で乗車する方法はないのです。勿論チケットレス乗車も出来ません。
多くの方は「駅まで来てるし、別会社とは言え、ちゃんとJRで予約しているのだから、乗る方法がないなんてありえない」と考えるかもしれません。でもないものはないのです。
そもそも、エリア外で乗車のきっぷを予約するときは、大きな別ウインドウでアラートが出ます。だから見落とすはずはないのですが・・・
ただし、きっぷを受け取ってはいないので代金の全額請求は可能です。
(例2)往復切符の復路切符取得には注意
上の新神戸駅の例で判明したように、JR各社はきっぷ受け取りにエリア制限を設けています。
それがもたらす落とし穴をもう一例紹介します。
往復きっぷです。えきねっとで往復きっぷを予約して、えきねっとエリアで往路きっぷを発券して乗車する、ここまではいいのですが・・
復路の乗車駅がえきねっとエリア外だと、さっきの新神戸駅の例のように、やはりきっぷを手に入れる手段がありません。
だからこの場合は、JR東日本管轄の乗車駅で復路きっぷも手に入れておく必要があったのですね。
(例外はあるのですが、今のところは、上記のように覚えておくほうが間違いがなくていいと思います)
乗車券のみの予約
話はガラッと変わります。乗車券のみの予約を、e5489は出来ませんが、えきねっとは可能です。
(注意点)
到着時に日を跨ぐ場合は予約が出来ないという縛りがあります。
試しに、えきねっとで・・・
- 発着駅:東京と青森
- 日時:適当な日の朝早く(設定は4:00AM)
- 検索条件:新幹線や在来線特急などを全部外す
こんな条件で検索してみてください。「翌日4時以降に〜」と出てきますが、要は、到着が日を跨いでしまうから予約は出来ないのです。
JR東海の在来線特急予約はどこで?
JR東海は在来線の予約サイトを持っていません。
しかしながら、域内の東海道本線から北へ南へ五本も特急列車を走らせています。「ひだ」「南紀」「しなの」「ふじかわ」「伊那路」。
これらはどこでネット予約すればいいのか? 実は、e5489が一手に受けています。勿論、えきねっとは全国のきっぷが予約できるので可能です。
違いは、e5489で予約したきっぷはJR東海エリアの駅で受け取れるのに対し、JR東日本のえきねっとでの予約きっぷはそれが出来ません。
(厳密には、えきねっとでの予約は受け取れる場合もあるのですが、そこが気になる場合はこちらのリンク先をご精読ください)
新幹線はどのサイト(アプリ)で予約をすればいいのか?
えきねっとで予約出来る新幹線
- 北海道新幹線
- 東北新幹線
- 上越新幹線
- 秋田新幹線
- 山形新幹線
EX予約・スマートEXで予約出来る新幹線
- 東海道新幹線
- 山陽新幹線
- 九州新幹線
e5489で予約出来る新幹線
- 北陸新幹線
- 東海道新幹線
- 山陽新幹線
- 九州新幹線
各社のサイトリンク
東京以西はちょっとややこしい
えきねっとは、そのエリアの在来線特急と各新幹線の予約が一つのサイトで出来るので迷いはありません。
問題は、東海道新幹線以西の新幹線予約。
まず北陸新幹線ですが、これはe5489でのみの予約なので問題なし。
それ以外の新幹線は、EX予約・スマートEX、e5489、この3サイトの何れでも予約が出来ます。そりゃ迷いますよね。
EX予約一択
年一回でも東京-大阪往復程度使うなら、基本的にはEX予約一択。じゃあスマートEXは?って話ですが、スマートEXでも問題ない場合もあります。先で説明します。
しかし、EX予約にはやや縛りがあります。それは・・・
- JR東海エクスプレスカード・J-WESTカード・JQ CARD・ビューカード いずれかのクレジットカードを持つ
- または、VISA・JCBその他五大国際ブランドのクレジットカードに「エクスプレス予約サービス」を付与する(プラスEX会員)
上記いづれかを満たす必要があるのです。その上で、年会費が1,100円かかります。
では、JRクレカの会員とプラスEX会員の違いはなにか?ですが、意外にも一点だけです。
グリーンプログラム
EX予約で新幹線に乗車すると自動的にグリーンプログラムのポイントが貯まり、一定以上になると、普通指定席料金でグリーン車が利用できます。
ポイントと利用できる列車名ですが・・
- 600P・・こだま・つばめ
- 800P:ひかり・さくら
- 1000P:のぞみ・みずほ
となっています。1000P超えの目安ですが、東京-新大阪間を6往復すると超えます。
プラスEX会員にはこの特典がないんですね。
結局、利用頻度次第でJRブランドを持つか否かの判断が分かれそうです。
予約価格の比較
再度申し上げますが、年に一度でも大阪-東京間を往復する程度以上に利用するならEX予約にすべきという事です。やっぱりEX予約は安いです。
では、実際に価格差を、東京-新大阪間を例にとって確認しますね(通常時)。
- 通常料金:14,720円
- スマートEX料金:14,520円
- EX予約料金:13,620円
つまり、往復すればスマートEX料金とEX予約料金の差は1,800円となり、たった一回の往復だけで年会費の元は取れるのです。
「早特」の落とし穴
スマートEXとEX予約には「〜早特」という割引サービスがたくさんあって、どちらから予約しても各早特の割引率は同じです。
じゃあスマートEXでいいじゃん、と考えそうですが、事実そうとも言えるのですが、実は落とし穴があります。
それは「繁忙期には全ての(通常の)早特商品が一切使えない」という縛りがあるのです。
「何なのそれ?」みたいな話の一方で、早特のJR東日本版である「トクだ値」商品の割引は年中使えます。
さて、東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線の予約は、基本的にEX予約かスマートEXだと申し上げました。
が、必ずそれがいいとも言えない場合もあるので、次にその話をします。少なくともスマートEXは使えません。
東京以西の新幹線予約の例外
1.在来線特急に乗り継ぐ場合
新幹線から在来線特急に乗り継ぐ場合は在来線特急の特急券が半額になります。つまりe5489を利用した予約の場合ですね。
ところが、スマートEX・EX予約で新幹線を予約し、在来線特急だけをe5489で予約した場合は、別々の予約なので半額割引を受けられません。
じゃあ、どちらの購入方法が得なのか?という問題を見ていきます。
ここでEX予約の「e特急券」登場
新幹線の特急券のみを販売するEX予約だけの新サービスです。しかし先にも書きましたように乗車券のみのネット予約はできません。
まさに矛盾ぎりぎりの商品のように思えますが、これもそれも、後で説明するきっぷ販売エリア制限の産物かなと。
e特急券を利用する場合の乗車券は、交通系ICカードを併用せず、乗車駅から下車駅までを紙きっぷで購入してください。
2つの例を出して解説します。いずれの場合も通常料金の普通指定席です。
新大阪-大分の場合
- e5489で一発予約した場合:新大阪-大分18,780円
- EX予約(e特急券)とe5489を併用した場合:新大阪-小倉e特急券4,910円 小倉-大分特急券2,530円 新大阪-大分乗車券10,560円 合計18,000円
EX予約のe特急券を利用するのが安く、e5489の一発予約よりも780円お得です。
新大阪-出雲市の場合
- e5489で一発予約した場合:新大阪-出雲市11,430円
- EX予約(e特急券)とe5489を併用した場合:新大阪-岡山e特急券2,530円 岡山-出雲市特急券3,150円 新大阪-出雲市乗車券6,600円 合計12,280円
この例ではe5489一発予約のほうが850円安くなりました。
どうも、組み合わせによるみたいですね。
次の例はちょっと毛色が違います。
2.特定都市区内扱いが絡んでくる場合
スマートEXやEX予約で新幹線を予約すると、自動的に特急券と乗車券の発着駅は同じになります。それ以外の選択肢はなくここが難点だったりするし、特定都市区内扱いが絡む場合もそれが適用されません。
ここでもEX予約のe特急券が大活躍です。
例:杉本町駅からあき亀山駅まで
例えば、大阪の杉本町駅でJR在来線にのって、新大阪駅で新幹線に乗り換えて、そして広島で在来線に乗り換えてあき亀山駅で下車するというケースです。
実は、特定都市区内扱い(特定の都市区内ゾーン)なので大阪市内のどの駅から広島市内のどの駅に降りても運賃は変わりません。
それが使えなくてe特急券もないスマートEXのケースも載せておきます。
- e5489利用の場合:乗車券5,720円・特急券(指定席)4,700円 合計10,420円
- スマートEX利用の場合:杉本町駅-新大阪駅間460円・新大阪-広島(指定席)10,220円・広島駅-あき亀山駅間420円 合計11,100円
- EX予約e特急券利用の場合:乗車券5,720円・e特急券4,120円合計9,840円
- スマートEXで予約した場合は680円の損
- EX予約で予約した場合は580円の得
なかなかややこしいですが、こういったケースも有るという例です。
乗り継ぎ注意
新幹線、特急列車をあわせて乗り継ぎが3列車を超えるとネット予約は出来ません。
きっぷ受け取り可能エリア
先に何度か説明してきましたように、JR東日本とそれ以外ではきっぷの受取エリアが違います。
えきねっととe5489のそれぞれで詳しく説明しています。
それぞれに元サイトのリンクを貼っていますので、必要であればタップして飛んでください。
予約開始日と事前申込のメリット
全てのJRは、指定席発売開始日を乗車日の1ヶ月前の午前10時からと定めています。なので、駅の窓口ではそれ以上早く席を確保する方法がありません。
ところが、上に紹介してきた予約サイトでは、そこから更に1週間前から事前申込が出来るというアドバンテージがあります。(事前申込の時間帯は以下のサイトで確認してください)
こりゃ、ますます駅まで出向いて指定席券を購入する意味がなくなりましたね。
詳しくはJRの各サイトで確認してください。
紙のきっぷとチケットレス
紙きっぷの受取場所と必要なもの
基本的には、JR各社エリア内の各駅の窓口(含みどりの窓口)または指定席券売機か受取専用機で受け取れます。
受取時に必要なものはサイトにより異なるので、各サイトでご確認ください。
- えきねっと「お受取り時に必要なもの」
- えきねっと「紙きっぷのお受取り/乗車方法」
- e5489「ご予約のきっぷのお受け取り」
- エクスプレス予約「きっぷの受け取りの際にお持ちいただくもの」
- スマートEX「きっぷの受取方法・箇所」
チケットレス
JR各社のサイトでは、沢山のチケットレス商品があります。
どれも基本は一緒で、指定席特急券を受け取ることなく、改札は手持ちの交通系ICカードで通過するという仕組みです。
そのために、サイト登録時に交通系ICカードを紐付けしておくことが必要です。
また、チケットレスで乗車した場合は、その情報が車掌の端末にあるので車内改札はありません。仮にあったとしても、アプリの中にある予約内容や、予約ごとに来るメールをみせればOKです。
チケットレス商品を予約したが、これを駅で紙の切符として発券を受けられるか? という疑問もあるようですが、商品によります。出来る場合もあります。
各社のチケットレスサービスは次のとおりです。
- えきねっとの在来線特急チケットレスサービス
- えきねっとの新幹線eチケットサービス
- e5489の在来線特急チケットレスサービス
- スマートEXとEX予約は基本的にチケットレス
割引きっぷの種類や内容を覚える必要はない
JR各社には沢山の割引商品が取り揃えられています。既に本文中にも出てきましたね。
これらは常設で、その他期間限定の商品も次から次へと出てきます。
当然お得に予約したいのですが、だからといって商品の内容を覚える必要はありませんし、ここに商品の具体的な紹介をしても意味がないと思います。
沢山ありすぎてワケワカメになるのがオチです。
じゃあどうするのって話ですが、実際に各サイトや各アプリで予約検索をしたら、その条件で使えるその時々のお得商品がちゃんと表示されます。
例えば、上の例で使った「岡山-出雲市」在来線特急やくもの場合はこんな感じ↓。
ね、ちゃんと利用できる商品が表示されるでしょ。
もし↓のように、商品がグレーアウトしている場合は、売り切れかカード会員でない場合で、選択は出来ません。
のぞみ新幹線ナビ
東京から鹿児島中央間の新幹線の全ての商品の料金が一覧できるナビがあって、これは、各サイトの会員になる前でも料金が分かって、且つ比較もできるので、なかなか便利です。
例えばこんな感じ↓。
指定席特急料金の季節変動
ご存じの方もおられるでしょうが、指定席特急料金は季節変動型になっています。
ルールは、通常期に対し以下の通りです。
- 閑散期:-200円
- 繁忙期:+200円
- 最繁忙期:+400円
大雑把に言って、東京以西に「最繁忙期」はなく、JR北海道は「閑散期」も「繁忙期」もありません。
詳しくは以下をご参照ください。
ダイナミック・プライシング
新型コロナの流行は鉄道会社の収益を直撃し、今までの硬直的な運賃体系に見直し機運が高まりました。
航空機や高速バス等と同じように、ニーズに合わせた料金設定をより柔軟に行いたい、という要望が実現に向かって進み始めてます。
ピークシフトか収益の最大化・安定化か、そう簡単に結論はでないでしょうが、鉄道各社も存続をかけて必死なのは間違いないです。
会員登録
ここまで読んでこられれば、ネット予約に対する感覚が少し形になってきたと思います。とともに、駅まで買いに行くこととの比較において、多くの意味で優れていることも実感されたことでしょう。
さて、予約をするためには、あなたがご自分に必要であると考えたサイトに登録する必要があります。それは、ブラウザからでもアプリからでも可能です。
ということで、まずは、クレジットカードと交通系ICカードを手元において登録しましょう。
- 東京以北のJRを利用するならえきねっとに登録を
- 東京以西で主に新幹線を利用するならスマートEXかEX予約を
- 東京以西で主に在来線を利用するならe5489を
勿論、複数予約が必要な方もおられるでしょう。
生涯にたった一度の予約であっても登録は必須です。なので、そのあたりで引っかかるなら、多少の損得は無視して駅で購入されるのがいいと思います。
では、以下に登録サイトのリンクを貼ります。
JRクレカを作るか否か
ここまでで気づいてる方もおられるでしょうが、各サイトともJRクレカ(JR東日本ならビューカード・JR西日本ならJ-WESTカード等)で登録すると、専用のサービスが受けられます。
「クレカとか手数料とかウザいわ〜」というのでなければ、JRクレカを1枚追加して、現在利用しているクレカをサブにするのもありです。
実際に列車検索をあれこれやってみると該当する商品が出てきたりするので、そこで考えるのもいいかもしれません。
具体的なサービス内容については、以下↓を御覧ください。
きっぷの受け取りエリアに制限を設けている理由
えきねっとで新神戸発のきっぷを予約したら、新神戸駅では乗れないみたいな話を上でしました。
予約操作完了までに、でっかくアラートが表示されるのでうっかりミスはないように思うのですが、しかし、ちゃんと読まずに予約して、当日駅で難儀をしたという書き込みもあるようです。
分社化したとは言えJRはJRなのに(だからJR他社の予約もできる)、なんでこんな不便が発生するのでしょうか?
発行手数料ルール
自エリアのきっぷを他エリアで買った場合、他エリアのJRに運賃の5%を支払わねばならないというルールがあります。
例えば、東海道新幹線はJR東海の管轄ですが、東京-大阪間のチケット購入をJR東海管轄内の駅で購入する人はどれくらいいるでしょうか?
きっと、そうじゃない場合が多いでしょう。そうすると総売上の5%をJR他社に手数料として支払う必要があり、それは年間数十億円にも及ぶので、これを阻止したいのがJR東海の本音です。
全国のJR各社が当然同じように考えるから都合のいい縛りが出来、乗客が不便になるわけです。
全国の新幹線の予約で、乗車券が新幹線の駅限定になってしまうのもこれが理由です。例えば、新幹線の予約サイトでは「天王寺-上野」という買い方が出来ません。
(えきねっとは在来線と新幹線の両方を扱うので、東日本エリア内なら「乗車券が新幹線の駅限定」とはしなくても良い)
改善はされつつある
エリアに関する乗客にとっての不都合は、技術的には解消可能です。JRは元々一社で、その技術はとっくに確立されているのです。
(事実、北陸新幹線ではJR東日本とJR西日本が同等の扱いで、エリアの区別をしなくてもいい)
収益は企業にとって何よりも大切で、そう簡単に事態は動かないでしょうが、とは言え、少しずつ改善はされつつあります。
今後のインバウンドを見据えれば、流石にこのままではマズイでしょう。
JRに対する質問サイト
一通りの説明はしてきましたが、利用者にしてみれば、仕組み自体が複雑怪奇で色々と疑問が湧いてくるでしょう。
そこで最後に、Q&AサイトのURLを紹介します。
まとめ
この記事では、新幹線と在来線特急の、インターネットを利用したきっぷの予約の方法や問題点、そして落とし穴等をお伝えしました。
なかなか複雑で理解が大変ではありますが、本文中にも述べましたように、実際の予約に関しては心配いりません。
何故なら、予約サイトやアプリで発着駅や日時を入力すれば、使える商品が全て表示されるからです。
JRカードの会員でないと使えないような商品も(当該会員でなくても)グレーアウト表示されます。
なので、これも本文中に述べてますが、兎にも角にも実際に様々な条件を入力して、その結果を見てみることが大切なのです。
これを繰り返しているうちに、何が可能なのかが見えてきますし、その過程で陥りやすい点については、この記事で解説しています。
最後に、JR各社の運賃体系やお得な商品の取り揃えは、今後かなり変化してゆくと予想しています。旅行や出張がない時も、時々はサイトをチェックしてください。
追記(2022年12月4日)
この記事を作成した時点では、まだ私もチケットのネット購入を経験してなかったのですが、先月、新幹線と在来線特急を乗り継いである場所に行った際に利用しました。
これはね、たとえ価格が窓口と同じであっても利用すべきです。マジで。
だって、わざわざみどりの窓口に行って並ばなくていいし、誤解のないように頑張って意思表示しなくていいし、後ろから急かされることもないし、いい事ずくめで文句のつけようがない。
嘘みたいに簡単に、都合の良い列車の座りたい座席を予約できるんですよ。私が今回利用したのはe5489ですが、以前の面倒くささを思い出すと、こんなことがiPhone一つでできるなんて嘘みたいですよ。
Have a great trip!
この記事ではJRのきっぷ予約に関して以下のことが学べます。