おならが出ないとお腹が苦しくて痛い|根本的な原因と有効な対策とは?

おならが出ない



出ないおならは本当に困る

おならってやつは本当にどうしようもないです。出ても困るし出なくても辛いし。

しかも、ある程度出したとしてもそれで終わるわけではなく、どんどん体内生産されたりするのでキリがありません。

私の場合、特に銀行員時代の30歳台が酷くて、便秘と下痢が交互に来て、それに伴っておならも無限排出状態になったり、風船のようにお腹が膨らんで爆発寸前まで行ったり。

 

おならも出るならまだいいですよね。まあ、人前だと大恥をかいたりするので嫌ではありますが、それでも出ない苦しみと比較すれば遥かにマシです。

出ないということは、お尻に栓をして空気入れで腸を膨らましているようなものですから想像を絶する苦しさ痛さですわ。

 

これね、結局生活様式そのものに原因が潜んでいる可能性が一番高いのですが、大半は好きでそういう生活を送っているわけではないありません。だから逆に解決は難しいのです。

  1. 不規則な睡眠
  2. 不規則で偏った食事
  3. 同じ姿勢の継続
  4. 溜まる一方のストレス
  5. 結果としての慢性疲労

などなど。

ね、どれ一つとして好きでそうなってるんじゃないですよね(食事は違うかもしれませんが)。

 

ところが胃腸(他の内臓も)はデリケートで、そういった体に良くない原因は全て、何らかの良くない形で反映されてゆくのです。

ですから、おならが出ない苦しさから脱出するためには、「しょうがない」で済ませないで、やっぱり何かしらの努力する必要はある、という結論です。

 

しかし現実の世界では多くの人が・・・

  1. 日常生活を送れないわけではないので放置している
  2. お金で解決しようとする(整腸剤やサプリメントや下剤を買う)

残念ながらそれではちゃんとした解決に到達することはできないのです。大変ではありますが、発想を変え行動を起こすことでのみ良い結果を生む、と理解するのが近道だと思います。

 

ここで、原因を洗い出し解決策を述べていきます。

あなたが毎日の生活の中でどれも出来るかどうかはわかりませんが、続けられそうな幾つかは組み合わせて実行して見てください。

私も今はそうでもないですが、過去長い間に渡って苦しんできました。そして、幾つもの事を改善策として実行して来ました。

 

生活がガラッと変化しない限り完全解決は遠いでしょうが、原因を理解していくつかの解決策を組み合わせて実行すれば、特殊なケースを除き効果ゼロということはないはずです。

では順番に行きます。まず最初は、原因の方から見ていきましょう。

 

 

 

 

おならは何処から来るの?

全て腸内で生産されていると考えている方もおられるでしょうが、意外なことに、それって勘違いなのです。

  • 約7割が口から入って来る空気
  • 残りの3割は腸内細菌が作り出す

 

そして、この3割はさらに・・・

  • 善玉菌が炭水化物や脂肪を発酵する過程で作り出す「臭くないおなら」
  • 悪玉菌が動物タンパク(肉)を分解する過程で作り出す「臭いおなら」

この2種類に分けられます。「悪玉菌」と命名されてはいますが、全くないとそれはそれでないと困ります。大切なのは比率ですね。

それから、口から入って来る空気って結構な量がおならの原料になってるんですね、びっくり。

入ってくるんだから機嫌よく出て行けばいいものを、それが苦しみの一大原因となるのですから、体とは不思議なものですね。

 

 

 

 

溜まるおならが出せない理由とは

おならができる原因はわかりました。じゃあ、それが機嫌良く出たり不調で出なかったりする理由は何処にあるのでしょう?

答えは・・・「蠕動運動」の好不調がその理由です。

蠕動運動とは、ギュッと締まって今度はそれが弛緩して、それを腸全体で伝播するように繰り返して行われる事で、その結果としてうんこやおならがどんどん押し出され肛門から排泄されるのです。

ということは、この蠕動運動が健康的にきちっと行われているかどうかが、おなら排泄のキモだ、ということになります。

 

ところで厄介なことに、蠕動運動は緩慢であっても強すぎてもおならや便は前へ送られにくくなるのです。

  1. 弛緩性・・・蠕動運動が弱い場合おならや便を十分に押しやることができず停滞する
  2. 痙攣性・・・蠕動運動が強すぎて大腸が痙攣し、おならや便を十分に押しやることができず停滞する
  3. 直腸性・・・便が肛門の一歩手前までやって来ても、便意が起こらずに停滞する

都合の悪い状態にも種類があるのですね。複雑ですね。一筋縄ではいきそうにない予感。

さて、状態が改善せずに継続していくとどうなるのでしょうか? 様々な悪影響が出て来るのです。

 

 

 

 

おならが溜まり便秘が続くとどうなる?

良いことがないことは経験上あなたも私も知っています。 改めて影響をここに羅列してみますと・・・

  • 精神が不安定になる
  • 血行が悪くなる
  • 胃の働きも悪くなる
  • 肌の状態が悪くなる
  • 疲労感が増加する
  • 痔になる
  • ガスが血中に吸収され口から出ると口臭を伴う
  • 腸内細菌のバランスが崩れ生活習慣病の危険が増す
  • 大腸ガンの原因となる

とまあロクなことはないわけです。何処から見ても改善が必要です。

さてどうしたものか???

と、その前に、ここでもう少し具体的に原因を見て理解を深めておきましょう。

 

 

 

 

おならや便が出ない原因

おならや便が出ない要因は、結局胃腸の働きが良くない原因とイコールです。そして原因を取り除かないと、更なる悪循環に陥る可能性があるのは上記の通りですね。

では、その具体的な要因・原因とは・・・

 

運動不足 

現代社会では、非常に多くの方が運動不足です。運動不足が何故便秘やガス腹の原因になるのでしょうか?

ここでは3つあげてみます。それは・・・

  1. 運動不足は新陳代謝を不活性化させ、腸をはじめとする内臓の働きを弱くする
  2. 運動不足が続くと腹周りの筋肉が細くなり、これが蠕動運動を鈍くする
  3. 運動不足はストレスを溜める一つの要因になり、腸の不調へと繋がる

 

ストレス

運動不足とともに現代人を悩ませるのが「ストレス」です。ストレスとは精神の緊張状態を指し、いつも緊張状態が続くことで体に異変が起こるのはよく知られてますね。

  1. ストレスで顎につい力が入ったりすることは誰しも経験しているが、同様にストレスは無意識のうちにたくさん空気を飲み込んでしまう「呑気症」という症状を引き起こす
  2. ストレスは副交感神経に悪作用を及ぼし結果的に胃腸の働きを鈍くしておならが溜まりやすくなる、とともにストレスによる腸内環境の悪化はおならを臭くする
  3. 人前でおならを我慢する癖が「おなら恐怖症」を呼び、それがストレスとなって益々おならが溜まりやすくなる

 

食べ物

食べ物もおならに大きく関係しています。それを知っておくことも大事ですね。食べ物はおならが出ない原因ではなく発生要因ですね。

  1. 豆類・芋類・ごぼうなどはの食物繊維が多い食物は、これが分解される過程であまり匂いのしないおならが発生する
  2. 肉類や乳製品は消化するまでに時間がかかり、腐敗型ガスが発生する要因となってキツイ匂いを伴う
  3. 炭酸飲料は誰でもが経験するようにゲップが出るが、全て口から出るわけではなく一定量が腸へ運ばれおならとなる
  4. チューインガムは噛んでいるときに空気を飲み込みおならの元になる。さらに、多糖質であるキシリトールが含まれていればこれもおならの元になる
  5. 大食い(食べ過ぎ)と早食いもおならの発生原因となる
  6. 砂糖(上白糖・グラニュー糖など)を含んだ食品を食べると「糖反射」を起こして消化活動が止まってしまう。特に食後の甘いものは最悪。更に、砂糖は悪玉菌の好物なので悪玉菌が増加し便秘とガス腹の原因となる
  7. 糖質を多く含む食品は小腸で吸収されにくく濃度が高くなるとお腹がゴロゴロと鳴り出し調子が悪くなる。さらに大腸にやって来ると沢山の水素ガスを発生させる原因となって膨満感が出て来る
糖質を多く含む食品

小麦、大麦、それらの加工品(うどん・ラーメン・パスタなど)、ねぎ、玉ねぎ、豆類、ごぼう、にんにく、りんご、スイカ、牛乳、ヨーグルト、納豆、など

どれを食べても同じ症状になるのではなく体質との相性がある。そこで、どの多糖質食品が合わないのか、一つづつ食べて確認することが非常に大事

判明したら、相性の悪い食品を食べないようにするだけで症状は大幅に改善する可能性がある

糖質の少ない食品

米、そば、人参、ほうれん草、トマト、バナナ、卵、鶏肉、魚介、など

以上のように、食べ物は要注意ですね。でも、基本一日三食食べてそれが毎日ですから心がけ一つでかなり変わりそうじゃありませんか。

 

寝不足・不規則睡眠

仕事が忙しく寝不足が続いたり海外旅行(出張)で時差を経験したりすると、お腹の調子を崩すことがよくあります。おならも溜まりますよね。

これは自律神経と深いつながりがあります。そして、自律神経を構成する交感神経と副交感神経には次のような役割があります。

  1. 交感神経・・・日中優位にあって身体を緊張させる
  2. 副交感神経・・・夜優位にあって身体をリラックスさせる

 

寝不足不規則な睡眠状態が続くと交感神経の優位が長く続き、副交感神経とのバランスが崩れていきます。

それは体が十分に休めない=細胞の修復も十分にできないことを意味し、内臓の働きも悪くなってきます。

 

また、腸自体が自律神経に大きく支配されています。つまり、腸の働きを活発にしたり抑制したりしているのは自律神経です

したがって自律神経のバランスが崩れると腸の調子が落ちてきて蠕動運動も不調になり、入ってきた食べ物は消化吸収されづらく長く滞在します

そうすると悪玉菌の活躍で腐敗ガスが大量に発生してなかなか体外に放出されなくて非常に難儀することもあるわけです。

体調維持にとって、規則正しい睡眠がいかに大切かということです。

 

水分不足

水分が不足すると胃腸の働きが鈍くなるので便秘の一要因といえます。消化吸収活動を円滑に進めるためには相応の水分が必要です。

水分摂取量が少なくて便秘気味になるとおならも臭くなります。

一日に摂取する水分は体重の1/30程度が良いといわれています。体重が60kgの人であれば一日の水分摂取の適量は2リットルぐらいですね。

 

姿勢の歪み

毎日足を組んで左肩を落として文字を書くデスクワーク。毎日カバンを左手で持ち歩き回る営業。こんなふうに毎日同じ姿勢を取り続けているうちに身体が歪んできます。

こうした歪みは骨盤をも歪め、結果としてお腹をどっちか方向に圧迫します。そうすると腸にも影響が及び健康な蠕動運動の妨げになっておならが溜まりやすくなります。

またこのような歪んだ姿勢を続けると、お腹を下から支える骨盤底筋も弱くなっていく可能性があります。

骨盤底筋が衰えて来ると、おならが我慢できなくなったり尿もれが起こったりするので大変です。もちろん我慢がいいということではありませんが。

 

こうして見てみると、まさに毎日行っていく全ての行為が影響を及ぼしているのですね。恐ろしい。

さて、恐ろしいといえば病気です。おならの停滞が生活の改善でよくなるならいいのですが、その症状が病気の信号であれば大変です。

出ないおならはどんな病気を表している可能性があるのでしょうか?

 

 

 

 

病気の可能性

お腹が張ってガスが出ない症状から考えらる病気にはどんなものがあるでしょうか。

 

過敏性大腸症候群

お腹が異常に張って苦しいけれど出そうと思っても出ない、或いは、差し込むような痛みとともに我慢できない便意が続き、トイレに駆け込んだ途端に勢いよくおならと下痢便が。

下痢と便秘は正反対ですが、ストレスがこういった症状を誘発し繰り返しているうちに慢性化してしまった疾患を過敏性大腸症候群といいます。

 

発症のメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、ストレスがある種のホルモン放出のきっかけとなって、その影響で腸の働きに異常が出て来るようです。

  • 男は下痢
  • 女は便秘

が症状としては多いようです。

 

しかも困ったことに、ストレスの結果として腸がおかしくなるとその状態が逆に脳に伝わり、これがまたストレス要因になります。まさに悪循環です

30歳代の私がまさにこれで散々悩まされました。

会議中にお腹が張って痛くて、とりあえず出さないと辛いのでトイレに行くとこれが出ない。逆に通勤途上の電車の中で激烈便意が急襲してきて慌てて次の駅で降りて危機一髪トイレへ。

過敏性大腸症候群に悩まされている人は多いですね。ホント症状が強烈です。

 

腸閉塞

腸閉塞を起こすと腸の中にあるもの、便やおならや腸液などが出せなくなるからこれは大変です。当然お腹は痛くなるし、場合によっては吐き気もします。

原因はたくさんあって・・・

  • 手術後の癒着・ねじれ
  • 腫瘍
  • 胆石
  • 腸捻転
  • 脱腸
  • 蠕動運動の停滞

など様々です。

腸閉塞は自然に治ることはほとんどなく、それどころか腸捻転や脱腸が原因だと腸が壊死することもあり非常に危険です

なので、おかしいと感じたら早く消化器外科医を訪ねるのが得策です。

 

大腸ガン

一番厄介なのが大腸にできる悪性の腫瘍です。ほんと、こんなのとつき合いたくないです。

症状としては・・・

  • 腹痛
  • 膨満感
  • 便が細くなる
  • 血便が出る
  • 下痢と便秘が繰り返される

などなど。何れにしても、初期段階ではあまりはっきりとした特有の自覚症状がないので怖いです。

おかしいと感じたら消化器科へ行くのが大切ですが、それ以上に大切なのは毎年の診断を欠かさないことだと思います。お金はかかりますが、定期検診にセットできる付加健診が大切です。

 

 

 

 

出ないおならを出す対策

病気が絡む可能性がある場合は病院直行です。医者の出番が必要な時に素人判断は絶対によくありません。どんなに忙しくても体を大切にしたいなら病院に行くべきです。

 

ここではそれ以外の場合について述べていきます。・・・が、その前に申し上げたいことがあります。

現代人は、手軽に即効性のあるものを当たり前のように求めます。乱立する広告が人をそのように変えるのか、元々人にそのような素地があるから広告が悪影響になるのか。

とにかく、何かを見て何かに頼ってお金を支払って解決しようとする傾向が非常に強いように思います。補助的な役割としては大いに利用すべきですが・・。

でもですね、本質的に根本的に体を変えて健康になるためには、自分が努力して理解し、自分が継続的に行動することがどうしても求められます。そうなのです。

これを声を大にして申し上げたいです。

 

では、基本的に気をつける点を申し上げます。大枠としては・・・

  1. 蠕動運動が低調にならないように気をつける
  2. 腸内環境を良い状態にしてそれを保持し続ける

という2点です。

じゃあ、それを継続的に実現し続けるためには、具体的に毎日何をすれば良いか?という議論ですね。

 

ストレッチ

もしきちんと毎日続けられるのであれば、一番手近で有力な手段ではないかと思います。もし本当にきちっと毎日継続したなら、相当の人が相当の改善を体験できるはずです。

これで私はかなり腸の調子を取り戻しました。ヨガも同類でしょうが、体の硬い私にヨガはあいません。あなたはどうでしょうか。

で、ストレッチ運動はお腹をどんなふうにしているのでしょう? 自分でやりながら観察すると・・・

  • お腹を縮める
  • お腹を伸ばす
  • お腹を捻る

そういうことです。それを・・・

  • 仰向きで
  • 腹ばいで
  • 横向きで

もういろんな角度で行なって、直接腸に働きかけを行ってるんですね。当たり前のようですが、理屈上の当たり前と体感する当たり前は違います。

 

毎朝30分のストレッチをやってますが、やってる最中によくおならが出ます。腸が動いているのを実感できます。

さて、大切なのはプログラムです。適当にやればいいというものではないですよね。

私が散々色々試して見て、最も優れてやりやすく続けやすいプログラムは、Yoga With AdrieneがYouTubeに提供している・・・

yogaシリーズ

です。たくさんのプログラムを用意してあるので毎日一つづつやります。私のように体が硬い人は最初、出来る動作だけをします。

 

悩んでいるあなた、このプログラムをとりあえず一週間続けてみるってどうでしょう!?

本当にオススメです。30分は厳しいと思い方もいるでしょう。私も最初はそうでした。でも効果を実感できてからは、心が進んでやるようになりました。このプログラムはいいです。

 

有酸素運動

これも腸のために絶対必要です。運動不足は国民病といっても良いのではないでしょうか。どんな運動でもやって悪いものはないのです。やらないのが一番ダメです。

ここでその大切さ意義をおさらいしておきましょう。短時間で競うスポーツではなく、あくまでも有酸素運動ですね。

  • ストレスが発散できる
  • 基礎代謝量の向上
  • 心肺機能と血管への好影響
  • 体脂肪の燃焼
  • 骨密度低下防止

 

体全体の改善の中で腸機能も改善しましょうというわけです。肝は心拍数を上げることです。血の巡りをよくすることで得られるメリットは計り知れません。

必要な栄養素を全身の細胞に送り、不要になった老廃物などを持ち去るのが毛細血管の血液です。

血液をガンガン流しましょう。

 

誰でもできてより大きな効果が期待できるのは、階段の上り下りを伴うウォーキングです。平らな道のウォーキングよりも足腰の筋肉が鍛えられて基礎代謝量もアップします。

ウォーキングについては別記事で詳しく解説しています。

ウォーキング

朝30分のウォーキング継続で6つの健康効果が!

年月日

 

もう一つ強くお勧めしたいのが、家の中でできるワークアウトです。

だいたい敷布団を2枚並べた広さでできる運動がいいと思います。ただ、心臓の高さが頻繁に変わる運動(ジャンプ+腕立て伏せ+スクワットみたいな)は負荷がきつくて一般人にはできません。

そんな息ができなくなるようなことしなくても、十分に心拍数を上げてしかも継続できる動画を紹介します。

それはBilly Blanks Tae Bo Fitnessがアップしているもので、10分くらいから90分くらいまで沢山プログラムがあるので飽きません。

しかも素人ができるものばかりで、無茶な動作が一つもなく、いい感じに汗がかけます。あなたにも大々的にオススメです。

ストレッチにしてもワークアウトにしても、こんなに優れたプログラムを実践できる今の時代は幸せです。

どうかず〜っと続けてくださいね。腸の調子も程度は人によるでしょうが、相当改善します。改善を継続するために、さらには、生活習慣病予防のためにも続けましょう。

 

出ないおならを出すためのその他の手段

ちゃんと毎日ストレッチをして運動をして、その上で更に改善策を実行していきましょう。

ここまでの文章の中で既に答えの含まれているところもありますが、ここでまとめて見ましょう。

  1. 寝不足・夜更かしからの脱出・・・自律神経が乱れ、その悪影響がもろに腸にくる
  2. 朝ごはんをちゃんと食べる・・・胃に食物が入るから腸の蠕動運動が即される(胃・結腸反射)
  3. 蠕動運動に良い食品を食べる・・・アーモンド・ピーナッツ・カツオ・レバー・ほうれん草・アボカドなど
  4. 食物繊維を摂る・・・海藻を含む野菜類(納豆・ごぼう・らっきょうなど)・果物
  5. 乳酸菌を摂る・・・納豆・無糖ヨーグルト
  6. 水分を十分に補給する・・・何回にもわけて飲む
  7. お腹を冷やさない・冷たいものを食べない・・・冷やすと臓器の活動は弱くなる
  8. 糖質を多く含む食品を食べない・・・腸の働きが鈍くなる
  9. 砂糖を食べない・・・消化機能が止まる(糖反射)
  10. 薬は医者の処方を受けて利用する・・・日常の生活を変えることなく薬のみに頼るのは危険でそれが素人判断ならもっと危険
  11. 乳酸菌サプリメントの活用・・・各メーカーから色々出ているが、効果としてはあくまでもサブポジション

 

まとめたものを改めて見ると、食生活の見直しが大きいですね。特別なものは何もなく、自分さえその気になれば実行に困難を伴うものはなさそうです。

 

 

 

 

まとめ

出ないおならの退治法、道筋は見えてきたでしょうか。

自分自身が長い間苦しんで、医者とも相当時間話をして理解に努めて、そしてあれこれ実践してきた結果、今は非常に快調です。

私の経験から申し上げますと、根本的な原因は結局3つです。

  1. 不規則生活(不十分な睡眠)
  2. 不規則かつ偏った飲食
  3. 継続的なストレス

 

この3つがなくなれば、病気でない限り、ほぼ誰でも便秘や下痢は収まり、同時におならの問題も解決するでしょう。

だから声を大にして申し上げたいのは、この3つを放置して他の何かに頼っても決して解決はしない、ということです。

 

社会で仕事をしている限り「継続的なストレス」は解決できないでしょう。でもその他の2つは、その気にさえなればかなり改善できるはずです。

その上で、30分のストレッチ(動画の通りすれば本当によく効く)と1時間の運動を取り入れれば、それを1ヶ月続ければ(病気でなければ)びっくりするくらい改善するはずです。

 

勿論あなたにもいろんな制約があって思い通り計画通りには行かないかもしれません。そうは言え、自分のお腹を継続的に守れるのは、やはりあなた自身の継続的な行動だけなのです。

あなたのお腹が苦しみから解放されるかどうかは、あなたの努力にかかっています。一緒に頑張りましょう。

 

お腹の調子が普通に戻る100%成功する方法とは?

実は非常に極端なことを毎日やってまして、これが私にとって大切なのです。参考にはならないかもしれないので少し迷いましたが、説明だけしておこうと思います。

理屈は簡単です。規則正しい生活をすることが前提ですが、食べるものと食べないものを厳格に分けて、毎日その通りに実行するだけです。それだけで、ガス腹・便秘は完全に治り復調します。正確にいうと、+運動ですが。

 

ではその内訳はどうなっているのでしょう?

  • 絶対に食べないもの・・・炭水化物(米・パン・麺類・ピザ・お好み焼きなど)
  • 絶対に食べるもの・・・豆腐一丁、納豆(2パック/日)、具沢山野菜味噌汁、野菜ジュース(かごめ:野菜一日これ一杯)、リンゴ半分、芋などを除く葉野菜中心の野菜(特にブロッコリ・オクラ・トマトは必ず)、ちりめんじゃこ(朝一掴み夕一掴み)、プロテイン90g/日、クエン酸12g/日

 

一見すると、どっかのダイエット食のようにも見えますが、私はいわゆるダイエットはしませんし、私のダイエットの定義は全く違います。

上記の食事を最低2ヶ月(/1回)続けるわけですが、体重はあんまり変化がなく65kg程度で、合わせて行う運動などの絡みで63kgくらいになる場合もあります。

これを体の状態と相談しながら、もう10年くらい続けているのです。その都度お腹の調子は100%復調します。おなら詰まり糞詰まりも完全解消します。

 

なんでこんなに世間と違う食生活を続けるのか?

  1. 生れつき胃腸が丈夫ではなくそのトラブルが多いから解消したい
  2. 基礎代謝が落ちてきているので、その点に留意して、体脂肪が増加しないようにする
  3. 2.に関連して生活習慣病を食の観点から防止する

 

だいたいこの3点です。自分の体のことですので知り合いの医者ともよく相談してきたし勉強も継続しています。そうそう、この期間中肉は鳥の胸肉以外は一切食べないですね。

 

最後にもう一度申し上げますが、特にオススメはしませんし同じことを続けるのは難しいと思います。でも10年の月日を経て、いつも同様の素晴らしい効果を再現し続けているのは間違いなく事実です。



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