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台湾新幹線の切符購入はネットで
今や台湾旅行において台湾新幹線(台湾高速鉄道・略称<高鐵>)はなくてはならない乗り物になりました。
台北から高雄(左營)まで最速で約1時間半、各駅停車で約2時間20分程度と極めて迅速に移動できるので、台北のホテルに泊まりつつ高雄に観光なんて技も平気で使えます。
あんまり台湾でゆっくりできず、でも欲張りな観光をしたい人ほど台湾新幹線を上手に利用したいところです。
ということでこの記事では台湾新幹線の切符の購入方法を・・・
- 台湾新幹線のサイトで購入する方法
- スマホアプリT Expressで購入する方法
- 割引切符を購入する方法
の3パターンに分けて紹介します。
過去聞いた話を思い起こすと、切符購入に際し駅員とのコミニュケーションで困ったという事例が数多くあります。
ですから、できる限り人的な接触をせずに乗り降りができれば、「言葉の壁除去」という意味においては望ましいと言えます。
今はネットの発達により、そういう切実な問題が簡単に回避できます。本当にありがたい時代だなと、昔のことを思い出しつつ実感してます。
それでは早速説明をスタートしましょう。
あっとその前にもう一つだけ。購入手続きは台湾に行ってからでも勿論可能ですが、もしスケジュールがしっかりと立っているなら日本にいるうちに済ませておくのが絶対にいいです。
運賃表と時刻表
実際に予約をする過程でわかるのであんまりニーズはないかもしれませんが、一応載せておきます。
台湾新幹線のサイトで購入する方法
購入予約の説明の前に、まずオンライン予約に関する説明事項にざっと目を通しておくのが良いと思います。
予約と支払い
では購入手続きの方法について説明します。といっても、日本語に完全対応しているので入力事項を順番に埋めていけば自然に進むことができます。
予約から支払いに至るまで嘘のように簡単です。
- 予約サイトに行く
- 希望する列車についての入力
- 指定した時刻以降の列車が表示されるので希望の列車を指定(タップ)する
- パスポート番号や電話番号・メールアドレスの入力(これで予約完了)
- 予約明細の表示と支払いの選択
- 支払い(支払方法4を選択した場合)
- 本人認証
- 支払い完了
ね、めっちゃ簡単でしょ。日本語に完全対応しているのが嬉しい。
5.予約明細の表示と支払いの選択 についての補足説明ですが、支払方法1〜3の支払い場所を改めて確認すると以下の通りです。
- 7−11(コンビニ)
- FamilyMart(コンビニ)
- OK-MART(コンビニ)
- Hi-Life(コンビニ)
- 台湾新幹線のすべての駅
- T-Express(スマホアプリ)
このいずれかで支払いをする場合は、予約明細の右上の「支払い状態」にある「支払い期限」までに支払えばOKです。
しかし、一般的にはそんな面倒な手順は踏まないでしょう。ここまで手続きが進んだら、そのままクレジットカード支払いに進むのがいいと思います。
ということで、6.支払い へと進みます。本人認証を求めてきた場合は事前にカード会社に登録しているパスワードを入力してください。
支払い手続きが済むと「お支払いが完了しました」ページに変わるので、確認が済んだらもうこのサイトは役目終了したので閉じていいです。
コンビニで受け取る方法は以下の通りです。(ただし全ての店舗が取り扱っているわけではない)
- 店内に設置されているキオスクに予約番号を入力すると支払請求書が出るので受け取る
- 10分以内にレジに行って支払請求書を提示し代金を支払って切符を受けとる
という事なのですが、手数料がかかります。現地で引き換えするなら駅の切符売り場ですればよく(当然手数料なし)、コンビニを利用する理由がないと思うのですが。
乗車券の受取
高鉄のサイトで無事購入できたので、次に切符の受け取り方法について説明します。
現地受け取り
支払い済みの予約明細の下半分には、受け取り場所が書かれています。↓
スマホアプリ以外、つまり台湾現地で受け取る場合は上記のようにコンビニと駅で可能です。この際必要なものは2つだけ。
- 予約番号
- パスポート
現地での受け取りを希望する場合は、支払い済みの予約明細をプリントして持っていくのがいいと思います。
T Expressでの受取
切符の受け取りは上記の現地受け取りとは別にもう一つ、T Expressというスマホアプリでの受け取り方法があります。
個人的にはこれが外国人旅行者にとって最も簡単で合理的な受け取り方だと思うしオススメしたいです。
理由は・・・
- 予約・支払いを日本で行なった場合、同時に受け取りも日本で完了する(実はバタバタせずに済むので思いの外これは大きい)
- 発券を受ける必要がなく、台湾新幹線の駅では自分のスマホ上のQRコードを改札機にかざすだけでいいので旅行先で気が重くならない
以上2つの理由は想像以上に心の軽い台湾旅行を実現してくれます。是非T-Expressを利用してください。
具体的受取方法
まずはスマホにアプリを入れてください。
iPhoneならAPPストアでAndroidならPlayストアの検索窓に「texpress」と入力すると、いずれも一番頭に出てきますのでインストールしてください。
こちらでもできます。↓
台灣高鐵 T Express行動購票服務
Taiwan High Speed Rail Corporation無料posted withアプリーチ
英語表記も可能なのでそれでもいいのですが、例えば、台湾で改札通過の時にトラブったりしたら駅員にアプリの中のあなたの切符を見せる必要が出てくるかもしれません。
その時は北京語表示が必要です。ならば最初から北京語表示に慣れていた方がいいというのが私の考えです。
インストールできた後の手順は以下の通りです。
- T-Expressを立ち上げる(一番最初だけホーム画面に行くまでに許可を求めたりアプリの説明をする画面が出る)
- ホーム画面で「擷取紀録」をタップする
- 「擷取紀録」画面で予約番号とパスポート番号の下4桁を入力し「完成」をタップする
- 「訂位紀録擷取成功!」で「是」をタップする
- 「未取得」をタップする
- 「票證資訊」で「手機取票」をタップする
- 「確定」をタップする
- 「取票成功!」で「是」をタップする
- 切符面をタップするとQRコード画面になる(実際の乗車下車時はアプリを立ち上げQRコードを出し、この面を改札の読み取り機にかざして通過する)
無事 9.まで来たらアプリを終了します。
以上、文で説明すると長いですが、操作中タップする場所さえ間違わなければ流れ作業です。
注意1:自由席の概念が違う
日本では新幹線の自由席は当日中ならどの列車の自由席にも乗れるじゃないですか。でも台湾は違うのです。
台湾の自由席は、あなたが予約時に指定した列車の自由席なのです。だから、違う列車にはその切符では乗ることができません。
うっかり別の列車に乗ると、検札が来たりすると再度料金の支払いとなり、旅行気分が飛んでしまいます。
注意2:子供料金の考え方
- 6歳の誕生日が過ぎた子で12歳の誕生日がまだ来ていない子。
- もし該当の子の身長が150cmを超えているときは身分証明書類が必要。
- 6歳未満の子で座席を使わないなら、つまり同伴者の席に抱っこなりして座らせるなら2名までは無料(別席に座らせるのであれば子供料金が必要)
T Express アプリでの購入と受取
さあ今度はアプリで全てを済ませましょう。
上で説明したサイトでの予約方法と大差ありません。慣れたらとても簡単です。では行きます。↓
- トップページ下の「訂票(予約)」をタップする
- 希望に沿った情報を入力するし最後に「完成」をタップする
- 入力時刻以降の列車が表示されるので希望する列車をタップする
- 「確定」をタップする
- 個人情報の入力し最後に「送出訂位資訊」をタップする
- 予約内容を確認して「確認車次」をタップする
- 「立即付款」をタップする
- 「一般信用卡付款」をタップする
- カード情報を入力して「立即付款」をタップする
- 「前往取票」をタップする
- 「手機取票」をタップする
- 「確定」を二度タップする
- 以降、前項「T Expressでの受取」の9. と同じ
以上で T Express での購入発券を終わります。強調しますが本当に簡単です。
スマホ画面をいっぱい貼り付けると見にくいね。どうすればいいんでしょう?
割引切符の購入
台湾旅行をスムーズに行うためには、トラブルなく交通機関を利用できることが大切だと私は考えます。
それを一番合理的に叶えてくれるのは、上で説明してきた高鐵のスマホアプリT Expressです。(次善はサイト利用)
しかし、駅で多少時間がかかっても良い、駅員との多少のコンタクトは問題ないと仰る方には割引切符の利用も良いかもしれません。
購入自体が日本でできるので、ここではそれについてお話しします。結構お得です。
サイト名は kkday で運営会社は (株)KKday Japan です。
ネット上の購入手続きからメールでの質問に至るまで全て日本語を使えるので、商品の紹介が中心で細かい手続き方法などには触れません。
取り扱っている商品は大きく分けて4種類あります。その内訳は・・・
- 各駅発の20%割引切符
- 各駅発の2枚購入で1枚無料切符(2ページ目3段以降)
- 乗り放題フリーパス(3日連続パス or 7日中選択した2日パス)
- 台湾高鉄と台湾鉄道5日ジョイントパス(5日間台鉄乗り放題+5日間中の2日間高鉄)
4つの名称にはそれぞれリンクを貼っていますので、詳しい内容や手続き方法についてはそこでご確認ください。
尚、現地で発券を受けられるのは指定席か自由席でビジネスクラス(商務)は対象外です。
現地での使用方法
気に入った商品を申し込みすると、支払い後、メールに添付してバウチャーが送られてきます。
台湾の駅で必要なのは・・・
- パスポート
- バウチャー
なので、バウチャーをスマホ上で駅の職員に見せても良いのですが、予め印刷しておくのも有力な手段だと思います。
駅での具体的手順は、kkdayが動画を出しており、これがわかりやすくて見たら要領がすぐに理解できます。
まとめ
この記事では台湾新幹線の切符予約・支払そして切符取得の方法を中心にお伝えしてきました。
日本にいる間にネットやスマホで切符が予約できて、駅ではスマホ上のQRコードをかざすだけで乗車下車できるという魔法の力。なんという時代の進歩!
いままで多く聞いてきたのは、台湾の駅員との言葉の壁ですね。
以前は「どうしようもない」と思っていたのが、いつの間にかほぼ完全解決されているのです。ホント、いい時代になりました^^。
最後に紹介した割引切符は確かに安いですがちょっと注意が必要です。
- 列車の座席が予約されているわけではない(購入物はあくまでもバウチャー)
- 駅で切符取得の手続き時に必ずしも望む列車の切符を確保できるとは限らない
- 改札は有人対応のみなので駅員が別件で忙しい場合は改札口を通るのに時間がかかる可能性がある
事前にこういった事を十分に含んでおいてください。
以上でこの記事の説明は終了です。
どうぞあなたも便利なシステムを使いこなし、快適に移動して台湾旅行をより楽しいものにしてくださいね。
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