台北観光には安くて便利で安心なMRTを使おう【特別マップ作成】



MRTを制するものは台北旅行を制す

MRT1

MRT1

台北のMRT網が実は相当に発達しています。ですから観光計画に上手に組み込めば、タクシーを利用するよりも遥かに安く移動できて、バスを利用するよりも遥かにちゃんと時間を読むことができるようになります。

特に日中の車での市内移動は結構あちこち混雑している場合もあり時間が読めないケースも多々出てきます。スケジュールを詰めている場合は、特にMRTの利用をお勧めします

そこで、MRT各路線と主だった観光地の位置確認とその他付帯情報について説明してゆきます。

 

 

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MRTとは

台湾の鉄道は大きく分けて4種類あります。台湾を一周している国鉄である台湾鉄道。台北から西回りで高雄(左営駅)まで走っている台湾の新幹線である台湾高鉄。そして、今回紹介する都市交通システムであるMRTです。更に2016年からは高雄市で台湾初の路面電車LRTが走ります。

現在台湾のMRTは台北市と高雄市にありどんどん拡張発展しています。中でも台北MRTは非常に利便性が高く、市民と観光客の足として活躍しています。日本語では「地下鉄」と訳されている場合がありますが、実際に地下を走行しているのは台北駅の周辺だけで、地上走行が圧倒的に多いです。

台湾は九州ほどの大きさしかありませんが、約20種ほどの民族で構成されている多民族国家です。ですから、駅名を告げる車内アナウンスは・・

  • 台湾語
  • 北京語
  • 客家語
  • 英語

という実に4つの言語で繰り返します

MRT乗車に関するマナーですが、構内・車内は飲食禁止・禁煙です。ガムもダメです。これは相当に徹底されていて構内・車内は非常に綺麗です。

では早速MRTについて具体的な説明をしてゆきます。

 

 

MRT路線図

MRT路線図

  MRTの5路線

  • 淡水信義線 淡水ー象山
  • 文湖線 動物園ー南港展覧館
  • 板南線 永寧ー南港展覧館
  • 中和新藘洲線 南勢角ー藘洲、南勢角ー廻龍
  • 松山新店線 松山ー新店

MRTは全部で5つの路線が走っています。だいたい利用頻度の高さに従って線路が敷かれており、かなりいいかんじじゃないかな、と思います。しかも10分以内に次の列車が来るので到着時刻の心配をする必要がありません。

また、今後の新路線計画を確認すると、もうバスいらないんじゃない?と思えるほどの充実をしていくようです。

MRT2

MRT2

 

桃園MRT

今、関東周辺の方は地図右側の松山空港の離発着で大変便利なのですが、その他の方は桃園空港の離発着で、台北中心まではバスで1時間くらいかかってしまいます。しかもタクシーだと1200元(最新レート)くらいもかかってしまいます。

郊外MRT観光マップ

しかし、なんと桃園空港・台北間のMRTが今年の12月に開通すると発表がありました。所要時間は約35分程度、料金は160元程度との事で、予定通り開通となれば桃園空港利用組も本当に便利になります。

桃園空港から台北市内への移動については別記事に詳しく説明しています。

桃園空港-台北間のMRT/バス/タクシーなど移動手段を徹底的に解説

年月日

 

  MRT乗車(支払い)方法

切符 トークンと呼ばれるプラスチックの切符を買って乗車する。料金は細かい規定があるが基本的には運賃で初乗り20元(約73円)からと非常に安い。(桃園MRT:第一第二ターミナル – 台北 間は150元)

子供料金 身長が115cm以下であれば無料。また駅でパスポートにより連れている子が6歳未満と証明できれば2人まで無料になる。

悠遊カード このカードを利用すると運賃が2割安くなる(このサービスは終了になった)。しかも1時間以内の乗換(MRT⇄バス)であれば、後で乗った方の運賃が8元(約32円)安くなるので、また一々チケットを買う手間も省けるので特別な事情がない限りは悠遊カード一択である。
悠遊カードについては、台湾の基本情報についての記事をご覧ください)

他にも1日カードの類が幾つもあるが使いにくいのでここでは紹介しない。

 

タクシーの料金についても載せておきます。

 タクシー料金(最新レート

  • 初乗り 1.25Km   70元
  • 200m or 80秒ごとに5元
  • 深夜割増 11PM〜6AM迄メーター切り替わりごとにプラス20元
  • 旧正月期間中の特別加算料金 20元

台湾交通部観光局の「タクシー記事」

 

 

日本人に優しい台北のホテル:東京国際飯店

路線図に沿った観光地

郊外編

郊外MRT観光マップ

 

 

中心編

市内MRT観光マップ

グーグル・マップ上にMRT路線図沿いの観光地を出来るだけ沢山書き並べてみました。ちょっと見にくいかもしれませんが、各観光スポットをこのように一覧で見られる地図ってありそうでないので、其々のスポットの位置と、スポット同士の位置関係もわかります。

MRT5

MRT5

MRTで行ける場所が多いということを改めてわかっていただけたんじゃないでしょうか。駅から少し離れている例を一つ「忠烈祠」を地図上にあげてみましたが、最寄りの駅からタクシーに乗ればいいわけで、元々料金が高くないタクシーもMRTとの組み合わせで、更にお得に利用できます。

もう一つ、MRT網と観光地の位置確認をあらかじめキチンと頭に整理しておくことで、時間の無駄ない観光計画がたてられますと思います。

個々の観光スポットにつきましては、また別の記事でご紹介します。

 

 

注意点3つ

なんども申しますが、台北市内や付近の移動は積極的にMRT利用が、時間が読めて安くてベストです。ただし、ちょっと注意した方がよい点があります。

  1. 地下の案内地図のN方向がデタラメ
  2. 交差する別路線が同じホームにあったりする
  3. 交差する別路線同名駅に乗り換えする時間がかかる

1.についてですが、目的地に行くのに何番出口から出るのか、どちらに行けばいいのか、こういった確認はいつも心がけておくことで「私は今どこ?」が減ります。。

しかし、台湾の案内地図は「北」の方向がバラバラなので勘違いしないように注意してください。慌て者の私は、何度もこのトリックにかかってしまって、全く逆さまの方向に行った経験があります。

北が下向き

北が下向き

2.につきまして。MRTの路線図をご覧いただくとわかりますが、別路線が交差している駅が何箇所かあります。そのうち、「一つのプラットホームの左右が別路線」というケースがあるので気をつけてください。

下の写真では、松山線の新店方面行きと、淡水線の象山方面行きが、一つのホームの左右にあります。ということは・・

松山線の松山方面行きと、淡水線の淡水方面行きは、上の階の同じホームにあります。ややこしい。

同じホームに松山線と淡水線が・・

同じホームに松山線と淡水線が・・

3.につきまして。2.とは違い、別路線の同名駅が別々にある場合、乗り換え移動に結構時間がかかる・遠いというケースがあります。案内板をよく見て迷わないようにしましょう。

 



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4 件のコメント

  • 昨日帰国しました。事前にこのブログ情報のおかげで安心して、旅ができ助かりました、

    • ボズさま、おかえりなさい。
      台北近辺を旅行されたのでしょうか。
      いずれにしましても、お役に立てて嬉しいです。
      コメントどうもありがとうございました。

  • 初めまして。
    来月台湾に行くので検索をしていてこちらにたどり着きました。
    まだ少ししか拝見していないのですがとても詳しく書かれているので参考にさせていただきます。
    ありがとうございます(*^^*)

    • naoさま、初めまして。
      記事は様々な角度からいろんなことを書いています。
      一つ一つは長いですが中身はそれなりに濃いです。
      お役に立てれば幸いです。
      もし、不明な点があれば質問してくださいね。

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