水素水の効果が一切ない理由 生成器やサーバーは買うだけ無駄

水素水

 

 

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「水素水」の真実に辿り着けない

「水素水」って言葉がよく目に付きますね。ここしばらく健康ブームが続いてますから、波をうまく捕まえた商品なのでしょうか。「奇跡の商品」みたいに宣伝してますよ。

その効果は凄まじく「ガン・心筋梗塞・動脈硬化・エイズ・リウマチ」などに収まらず「シミ・シワ・くすみ・便秘・ダイエット」など、いえいえそれ以上の効果があるそうです。

果たしてそのような仙人もびっくりの天の妙薬がこの世にあるのか(薬じゃないのか)? その辺を明らかにしてゆくのがこの記事の目的です。

何故そんなことを? はい、理由は・・・

  • 限られたお金を無駄に使わないため。本当にもったいないです。
  • 欺瞞が当たり前の商売って結構多いのですが、それに対して少しでも抵抗したいから。

ですです。

 

疑問

しかし、真面目に真偽を判断しようとすると根拠を求めるだけでも結構手間なんですよ。当然、製造者や販売媒体の話は参考になりませんしね。

テレビも雑誌もあてにならなければ、結局ネットで科学的な根拠を探して行かなければなりません。しかし、相当難儀を極めます。それは・・・

適当に「水素水」に関する検索ワードを入れて、yahooやgoogleが返してくれる記事は製造元や販売元の宣伝か提灯記事ばかりです。

製造販売の記事は、正しいか間違っているかが大切なのではなく、商品を購入させればそれでよく、購入させることことが大目的です。当然ですよね、売ってナンボなんですから。

ですから、テレビや雑誌と同じで、そもそも初めから判断材料にはならないのです。逆に言うと、目的にたどり着くまでに宣伝記事の類が多すぎて非常に困ります。

 

 

 

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何かに頼りたい気持ち

さて・・・

あなたも私もその他の多くの人も、およそ健康を気にしない人はいないでしょう。毎日忙しく生活してゆく中で健康を保ち続けることは確かに重要です。

では問います。「あなたはその為に何をしているでしょうか?」

男水

そう、忙しいんですよね。家に帰ってきたらクタクタになってますよね。食事も外食ばかり。睡眠時間も思うように取れない。

健康が気になるけれど、改めて何かをする気力がない、できない。そういう方は極めて多いと思います。

そこで、何か役に立つものがあれば使いたい・食べたい・飲みたいという心理が生まれるのだと推測します。お金で買えるものなら解決できるものならそうしたいと考えるのは自然の流れかもしれません。

 

しかし・・・

期待して買って、それが・・

  • しっかりとしたロジックに基づいて
  • ハッキリとしたメリットを享受でき
  • 且つ心配要素もない

というのであればいいのでしょうが実態はどうなのでしょうか?

  • 害はないけれど全く無意味
  • お金の無駄遣い

だとしたらどうでしょうか?

これでは虚しいしもったいないじゃないですか。第一、健康を願う心が全然現実化していないです。

健康は一時的なものではなく生きている限り気をつけなければならないことです。宣伝文句を信用して健康関連商品を買ったはいいけれど、1年後にはその存在すら忘れてしまう。

本当に健康に欠かせないものなら何十年経っても忘れないし商品も消えないはずです。では過去何十年、実態はどうだったのでしょう?

この記事を書きたいと思った所以です。

水素水」の問題をあなたと一緒に考えていく過程で、少しでも役にたつ方向性が出せればいいかなと考えています。

趣旨説明が長くなってしまいましたが、それでは「水素水」について言及していきます。

 

 

 

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水素水とは

スタートは、

  • 水素水ってなんなの? 
  • どうやって作るの? 

って話ですが、最初私は、水に水素分子がひとつくっついた液体、つまりH4Oだと思っていました。

手の繋がり方がどうとか、そういうものが存在できるかどうかは別にして。って、冷静に考えればそんなものが出来るはずないですよね^^

消毒液のオキシドールってあるじゃないですか。過酸化水素水ってやつ。H2O2ですね。ここからチラッと連想したのですが、これは間違いでした。

 

ありえないH4O

しかし「まさか」という思いで検索したら、なんとあったのですよH4O! ないものがある。もうなんでもありの業界ですね。

H4O」をはじめとして「マイナスイオン」とか「活性水素」とか「アルカリイオン水」など山のようにある化学的な服を着ている用語は全部業界造語です。もしくは化学の世界で別の意味で使われています。

ボトル

 

水素水は化学反応したものではなく、単に水の分子の間に水素分子が混ざった状態の液体のことです。作り方は3種類あって・・

 

水素ガスを水に溶け込ませる方法

最もポピュラーな方法です。

主に加圧式とナノナノバブル式があって、加圧式は高圧条件下で水素ガスを溶け込ませ、ナノバブル式は水素ガスを極小気泡にして溶け込ませる方式です。

商品として販売されているものはこの方式が多いようです。

 

化学反応で作る方法

マグネシウムの入った容器に水を入れると化学反応を起こして水酸化マグネシウムと水素が発生します。確か、昔、理科の時間に実験したことがあったような記憶が・・

水素水」の世界では、このマグネシウムを含有している棒を「水素水スティック」とかでして販売しています。

触媒を使った劇的な反応というわけではないので、いわゆる「水素水」を作るには時間がかかるようです。

で、出来上がった「水素水」には水酸化マグネシウムも入っており、これを取り除いて飲むことはできないので、この「水素水」を飲むことは同時に水酸化マグネシウムも飲むことを意味します。

水酸化マグネシウム

  • 便を柔らかくする効果があるので便秘役として使われますが
  • 反面、心臓病や腎臓病を抱えている方は用量に注意が必要です

 

電気分解で作る方法

「水素水」という言葉が生まれるはるか前に電解水生成器が流行った時期があります。確か、今から30年くらい前だったと思います。

電解水生成器の仕組みはごく単純で、隔膜の両側に電極をを入れた器です。その中に水道水を入れて通電すると電気分解されて陰極側にアルカリ性の電解水ができます。

この中に水素ガスの極微小な気泡が含まれているんですね。これを業界では「アルカリイオン水」とかって呼んでいました。

 

電解水生成器を買ったアホ

当時は「健康に良い・コーヒーやウイスキーの水割りが美味しくなる」等と宣伝され、陽極側にできた酸性水は「アストリンゼン液(美容水)と同じなので洗顔によし風呂に入れてもよし」全く無駄がないとか言ってました。

しかし、当時はまだ「水素」自体は全く宣伝には利用されてなかった、業者も眼中になく、むしろ弱アルカリ性にメリットがあると強調していたと記憶しています。

この単純な電解水生成器、こんなものコストから考えれば安いはずなのに、なんと当時で4万円くらいもしました。

それを実演販売にホイホイ乗って4万円出して買うってアホでしょ。誰やねん? はい、私です。家に帰ったらもう目が飛び出るほど怒られました。

もう時効ということで高い薬が効いた、ということで「アホ」マーク取り外しのご認可をお願いします<(_ _)>

 

水素ガスは逃げる

さて、水素分子の混ざった水ですが、これがすこぶる不安定でして、つまり混ぜた時のままではいてくれないのです。

気泡

私たちの生活圏の普通状態では水素水から水素がどんどん抜けていきます。そして遂に液体はほとんど普通の水になってしまいます。

この辺は「塩水を作ったら何日経っても同じ塩水」というのとは事情が違います。

しかし、水素水を商品化している会社としては、それではまずいので対策を講じることになります。そうです、水素ガスが逃げていかないようにするのです。

水素分子は陽子1個と電子1個という最低限の原子からできているので、少なくとも地球上では一番小さい分子です。

よって普通のペットボトルでは水素分子は容易に逃げていくために、特別なアルミパウチを使う商品が多いようです(その他、製法そのものに工夫があるとする説明もある)。

しかしそれはそれで、アルミパウチから外には水素ガスを逃がし難いとしても、水素水から水素ガスが分離することを妨げられはしないと思うのですが・・

さて、なぜそんなに無理をして水に水素ガスを溶かそうとするのか? それは水素を体内に送り込むためです。

でも、そんなにまでして体内に水素を送り込むメリットはあるのでしょうか。どれくら送り込めば効果が出るのでしょうか。

 

 

 

1.6ppmは顕微鏡の世界

自然界では通常1気圧であれば、水の中に水素が溶けこめる最大量(飽和量)は約1.6ppmです。これは水には普通に常に1.6ppmが溶け込んでいることを意味しているわけではありません。

それにしても1.6ppmってどれくらいの量なのでしょう。全然ピンとこないですね。

水にたとえましょうか。真水1Lはだいたい1kgでしたね。1.6ppmは0.0016gの事です。1gなら目に見えるでしょうが0.0016gってどんだけ少量なのでしょう?(厳密に言うとこの例えは少し不適切ですが説明の助けとしては問題ないです)

要するにそれぐらい超微量だということです。水素ガスは、塩を水に溶かすようには解けないのです。極めて溶けにくいのです。そして加えて、溶けてもその状態が安定しないのです。

それを念頭に置いておくと、高水素濃度を謳っている商品の水素濃度7ppmという数値もなんとなく想像がつくでしょう。どっちにしても顕微鏡レベルの話です。

しかも、7ppmと言われるとその状態が続くと錯覚を起こしますが、もともと溶けにくいものを溶かしても極めて安定性に欠くのは容易に想像できますし、疑問に思うべきです。

もっとも、有名なフグ毒のテトロドトキシンは0.002gが致死量と言われていますので、微量だから無効とかいうつもりはありません。

仮に有効だとしても、どれくらい飲めば有効なのかがはっきりとわからないのです。何故わからないのか? それは科学的根拠がないからです。

顕微鏡世界の高濃度に意味や説得力はあるのか?

 

 

 

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「高濃度」の基準

当たり前のように「自社製品は、水に溶けている水素が高濃度」だと宣伝しています。しかし何を持って高濃度だと主張するのでしょうか。

おそらく私たちが生活する普通の状態での飽和量が基準になっているようですが、溶けにくい水素を「飽和量以上」に溶かしたからといって、それを高濃度だと言えるのでしょうか。

しかも「1.6ppmは顕微鏡の世界」で記載のように超微量世界のお話。

その上、充填した時は宣伝文句通りの量であったとしても、購入者が実際に飲む時はその濃度を保証されているとはどこにも書かれていません。

何か変でしょう、どこか不自然でしょう?! 変に感じる理由は二つあります。

 

「高濃度」の基準

一つは「高濃度」の基準が曖昧なところから来ています。飽和量を基準にしても意味がないのです。基準にするのであれば、それは効果が現れる最低量であるべきです。

だから本当に効果があるのであれば・・

その最低量を保障しなければ(充填時にはあるというのは言い訳にならない)商品価値がないし、その濃度を高く超えていれば「高濃度」という表現は問題ないかもしれません。

当然「効果が現れる最低量」の根拠が必要です。

 

「高濃度」の保証

もう一つは、実際に購入者が飲む時に充填時の濃度が保たれているかどうかが分からない点です。宣伝文句では保証されているかのような体をしてしている場合もありますが、よく読んでください。

自分で作るタイプもありますが、ある製品では水素水7.0ppmと謳いながら「作りたての水素濃度は3.0ppmを超えている」と書かれています。 7.0ppm=3.0ppm???

 

  • 濃度と効果の関係がよくわからない
  • 濃度の安定性もよくわからない

ここまで読まれたあなたは、しきりに「高濃度」を謳う宣伝の意味するところや価値が理解できましたか? わかりませんよね。私にもわかりません^^

わからなくて正常なのです。

何故わからないのか? それは根拠がないからです。どんなに言葉を尽くしても根拠がなければ理解のしようがないじゃありませんか。

「根拠がない」という理由を宣伝文句から考えましょう。

 

 

 

宣伝文句

販売者や提灯記事と違い製造元は法律から逸脱したりするとそれなりの罰則が待っており、それが時として企業生命を奪うので、流石に宣伝文句・表現には慎重を期しているようです。

しかし、その結果どういうことになるのか? まるで説得力がなくなってしまうのです。それはそうです、何度も言いますが根拠がないのですから。

では大手の販売者はどのように宣伝しているのでしょうか? これも個人の提灯記事とは違ってそれなりに逸脱できないラインは作っている?ようにも見えます。

 

  • 「使っている」として有名人の名前を羅列し、有名人でさえ効果を認めていると錯覚へ誘う
  • 商品名や内容が掲載されている雑誌名を表示する
  • 高濃度を強調する(高濃度の論理的根拠がない。また、その高濃度と効果の関係については一切言及しない)
  • 水素水容器を「水素が逃げにくい」工夫をしていると宣伝する(購入者が飲む時の濃度を保証しているのではない)
  • 賞味期限を設定して「責任を持っている」ような記述をする(食品衛生法・JAS法が定める「賞味期限」と水素濃度は関係がない)
  • 水質や水の味が高品質であることを謳う(水素ガスの効能とは関係がない)
  • 利用者をした個人の感想を羅列する。ここで何を言わせても、それは「個人の見解」として逃げられるという思惑。直接は謳えない効能や連想させる事をここで言わせる
  • 「Q&A」として個人からの質問形式で疑問に答える。「Q&A」は販売側の見解なので慎重を期している。したがって具体的な効力については全く触れない。「長年喘息で苦しんでますが水素水は効果があるでしょうか?」というような質問はそもそも載せない
  • 買い易い方法や特典を散りばめる

 

 

わからない

 

どうですか? 「人に物を買わせる方法」として読めば勉強になりますよね。

  • あの手この手を使って関心を引く。
  • 「信用する」誤解を招くような言葉を散りばめる。

しかし・・・

注意深く読めば読むほど、健康人になぜ水素水が必要なのか、必要とすればどれくらいの濃度がいいのか? 明確で論理的な根拠は何一つ書かれていません。当然です。

もともと明確な根拠がないのです。

 

 

 

個人作成の提灯記事は無敵

ネットの世界では、大手販売の広告の他に無数の個人広告サイトがあります。

多くの個人サイト提灯記事を読んでいると、あるキーワードで括れることに気づきます。そのキーワードとは「活性酸素」。

活性酸素(若しくは「ヒドロキシラジカル」と特定している場合もある)は細胞や遺伝子を傷つけ、体に様々な不都合を起こし諸悪の根源となります(仮説です)。

もし、不要な活性酸素を体内から除去できれば、それは即ち多くの身体の悩みから解放されるのだ、という論調です。

どうやって除去するのかといえば、体内に入った水素の還元作用によってが活性酸素と結合し、無害な水にするのです

諸悪の根源というくらいですから、その悩み解放・解決の中身がまた凄くて、列記しますと・・

効果
  • 細胞の老化を防ぐ
  • 代謝量を増やす
  • 疲労を軽減する
  • 安眠効果がある
  • 便秘解消効果がある
  • 生活習慣病を予防する
  • 抗アレルルギー効果がある
  • シミ・シワ・くすみの減少効果がある
  • ダイエット効果がある
改善

どうですか? 凄いでしょ、水素水。世に存在しない不老長寿の薬に匹敵するような信じられないような効能じゃないですか。

ネット上にはこのような記事が溢れています。製造元は一切触れない具体的な効能について、まるで万能薬のように解説する個人サイトの提灯記事。

製造元が触れないのは、触れると法律違反になるからです。

もっと手の込んだ提灯記事は、反対意見としてマスコミや研究者や行政の見解を羅列し、これらを通してちゃっかりと効能を謳い、最後は「自己判断で間違いないものを選びましょう」とか言って買う方へ誘導するやり口です。

ネット世界のなんという無法状態。悪質が普通になっている異常な世界

 

 

 

権威主義

もう一つ、販売宣伝に権威を持ち出して、さも正しいというふうに形繕う方法です。水素水の提灯記事もこの手法をよく使っています。製造元ではさすがになかったようです。

  • 〜教授が研究していて、実際に〜の効果が確認された
  • 〜以上の多くの関係論文がある

研究者は研究途中の経過や不確定成果を公表することがままあります。それをマスコミはセンセーショナルに伝えて「遂に夢の〜が生命を救うかもしれない」とかってやるわけです。

しかし公表された「夢の〜」はほとんど実現していません。次から次に伝えられて次から次に忘れられていきます。

しかも、このような段階の研究では、夢の可能性を語るのみで断定は一切できないのに・・

  • 〜に効果がある
  • 〜に効果があるという研究もあります
  • 〜に効果があると〜大学の〜教授がおっしゃってます

こんな風に提灯記事は書くのです。

 

企業も権威に宣伝効果を期待する

これはそこそこ有名だった教授に実際に直接聞いた話ですが、研究継続にはスポンサーのバックアップが不可欠だというのです。

金がなければ研究ができないのです。

スポンサー会社はボランティアで金を出しているのではなく、研究開発費とか広告宣伝費とか必ず経費名目があります。

ですから「共同研究開発」は別として、その教授や研究内容が商品と結びつけられたり、商品名をタイトルとしたセミナーに教授が引っ張り出されたりするのです。

こういう教授はその企業や商品について擁護するし正当性や素晴らしさを誇張します。

そういったセミナーを私も教授に誘われて聴きに行ったことがあります。話の内容は金を受け取っている以上割り切ってるのかもしれませんが・・・一つ自信を持って断言できるのは、学者の言葉が特段信用できるということはないです。

こういうこともあるので、余計に真実が見えづらくなる可能性があります。

 

 

 

 

トクホ・健康食品と薬

ここで商品の効能表示についてちょっと整理をしておきたいと思います。

水素水」は健康食品です。そして健康食品には大きく分類すると3種類あって

  1. 届出をしない一般的な健康食品。健康の保持促進に資するとして販売されているが、法律上の定義はない。
  2. 食品が有する機能性について、消費者庁の認可に基づきその表示を認められた食品のことで「特定保健用食品」あるいは略して「トクホ」と呼ばれている。
  3. 食品の有する機能性について、その論理的客観的根拠を消費者庁に届出すれば、表示が出来る食品で「機能性表示食品」と呼ばれている。

 

さて、「水素水」上記3つのうちどれに該当すると思いますか? 実は1.なんです。これほど効能を謳いたくてしょうがない商品が例外なく1.なのはどうしてでしょうか?

なぜ消費者庁に論理的客観的根拠を提出して認可を受け、「トクホ」として「機能性表示食品」として堂々と効能を表示しないのでしょうか?

理由は簡単です。健康食品としての効能を証明するための一般健康成人対象の確実な臨床試験結果や追試がないからです。つまり、何度も強調しますが、根拠がないのです。

もう一つ、大手販売者はともかく多くの個人サイトの提灯記事は法律違反をして可能性が大きいです。食品関連法のみならず薬事法にかかる違反をしているサイトも多い可能性があります。

このあまりに野放図な提灯記事の取り扱いについては消費者庁に電話で質問をしています。まあ、想像のつくありきたりの答えではありましたが、それなりに努力はしておられるようです。

ちょっと説明がくどいかもしれませんが、ここまで読んでいただけば

  • 「薬」と「健康食品」は根本的に違う。水素水は何ら届出のないただの「健康食品」である
  • 水素水製造元は明確で客観的な根拠のある効能は何一つ謳っていない
  • 提灯記事は無茶を承知で薬事法に引っかかる可能性のある文言を多用している。ぼかした表現を使おうが、他人の言葉を引用しようが違反の可能性はある

この辺の事情がお分かりいただけたと思います。しかし、これで終わるわけではありません。実は「水素水」にとってはもっと都合の悪い真実があるのです。

 

 

 

生理的水素

よくご存知のように腸内細菌はガスを生成しますが、そのガスの中に水素ガスが含まれているのをご存知ですか。しかも、生成量は水素水に含まれる量とは比較にならない多さなんですね。

もちろん人体内のことなので個体差があります。腸内細菌の量や状態や分布、摂取する食べ物の種類や量などでかなり差が出てきます。

腸内で生成された水素ガスの一部は呼吸時に肺から出て行きます。その量はおよそ数十ppm程度です。一回の呼吸でですよ。

そして人類が注目しようがしまいが、腸内で水素は発生し利用されていたのです。

腸内で発生する水素ガスの様々な効能に関する論文はたくさんあり、今日も研究は続いています。当然ですが、それと「水素水」とは何の関係もありません。

ということは、発生し続けている腸内水素ガスの上に、僅かばかりの水素を含む水を飲んでも意味があるとは言い難いのです。体内で生成した水素でさえどんどん体外に排出しているのですから。

いろいろと議論がありましたが、結局「水素水」ってどうなの?

 

 

 

結局「水素水」ってどうなの?

水素水ボトル

間接的に直接的に、陰に陽に、多くの効果を謳う「水素水」ですが、結局、その言わんとするところの中心部分は・・・

活性酸素と結びついて無害な水となり体外に排泄される

ということでしょう。「活性酸素」自体が万病の元なので、これをなくすことによって、あれにもこれにも効果が出てくるという論法です。

しかし・・・

  1. 活性酸素自体がガンや生活習慣病の元凶になるかどうかも含め、どのようにどれくらい有害か、不明な点がまだ多く、世界的に研究が進められている段階なのです。
  2. ましてや水素水は基礎研究の真っ最中で、説得力を得るに欠かせない人の臨床試験や追試なんてはるか彼方の先のことなのです。
  3. それに体内に水素水として入った水素が活性酸素とどう結びついて効果を出したのかなんて、客観的で明確な研究のデータはないのです。

だからこそ(法律の問題もありますが)媒体における広告活動においては・・

  • 印象操作で連想させたり
  • 推測にすぎないことをそれらしく述べたり
  • 個人の主観・感想を述べさせたり

と核心からは程遠い方法にならざるをえないのです。

そして最も強調したいのは、確定もしていない効果を有るものとして、ほぼ単なる水に莫大な(価値と呼べるのかさえ疑問のある)付加価値をつけ高価にして売るその姿勢です

こんな水を正当化できるわけがないじゃありませんか。

 

しかし、どこまで突っ込みを入れられても反論というか正当性を主張する人がいます。販売側は売り上げが下がると困るから当然としても、学者でさえそういう人がいます。

研究者がそうなったら終わりです。その人の背景をみてください。業界や業者とのつながりを。ここでは詳しく述べませんが、研究者がそうなってしまいやすい必然性を聞いたことがあります。

 

 

 

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終わりに

高いお金を出して水素水を購入することが、どうして無駄であるかを延々と述べてまいりました。誤解していただきたくないのですが、一言も偽物・インチキというニュアンスは出していません。

根拠がない

と申し上げているのです。研究はいろいろとなされているのに、それをある意味蔑ろにするというか、はっきりと確定するものを見ずに商業化してしまっているのが間違いだ、と申し上げているのです。

 

水素水サーバーを買った友人

知ったタイミングがドラマみたいですが、たまたま水素水サーバーを買って悦に入っている知人を発見しました。

彼曰く「論理なんてどうでもいいやん。効果を実感してる人が多いのは事実やから」

もうここまでくると宗教か? 「毎日イワシの頭を拝んでいたら、腰痛も痛風も心の悩みも消えた」みたいな・・・

 

いずれにしましても無批判に購入する人が多いのも事実です。決して安くない買い物です。どうせ体を心配するならもっと有効な方法を見つけて、価値ある意味のあるお金を使おうとは思いませんか?

最後に・・

ダイエット業界・サプリ業界・健康食品業界が欺瞞だらけで意味のないお金を使う人が後を絶たなくて、愚痴をこぼす人が周りにたくさんいる状況がこういう記事を作成するエネルギーです。

でも・・

おそらく私の記事を読んでくださる方は極々僅かだし、さしたる効果がないことも理解しています。もし不思議なご縁があったあなただけにでもお役に立てれば、本記事の価値も少しはあるのかなと思ったりします。

 

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2 件のコメント

  • 三和株式会社福岡県福岡市博多区博多駅南1-6-9三和ビル0120-412-630の還元粋厚生労働省医療機器と、うたわれてますけど、2年前まで飲んでました。お通じ良くなりました、体重も減りました。癌予防にも良いそうで、福岡市の癌センター病院にも取り付けてあるそうですが、どう思いますか?調べて下さい。ご意見伺いたいです。因みにこの機器35万くらいします。

    • 村岡美穂様、コメントありがとうございます。

      この記事は「水素水」に対する私の考えを述べたものです。
      角度を変えていくつかの方向からご説明をしています。

      今、久しぶりに読み返してみて思うことは「改めて追加する言葉はない」ということです。
      私の申し上げたいことは十分書き尽くしています。

      ご質問に対する私なりの答えも本文の中に既にあります。
      どんな装置で作ったかではなく、「水素水」そのものを私は問題にしているのですね。

      本文中にも登場しますが、毎日水素水を作って飲んでいる友人もいます。
      本人は何度か、雄弁にその効能について語っていました。
      それに対して私は一言の反論もしていません。人の考えは十人十色です。

      ただ「私自身はこんな風に考えている」ということなんですね。
      納得してもらえる答えになってなかったらお許しください。

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